KAORU-BlueRose KAEDE-BlueRose KAWORU-BlueRose Gon
備考 冒険、動物調教 家事、内職、留守番 冒険、戦闘専門 鍛冶屋
所属 3z9
[Dragon Tamer]
3z9
[Zatuyo-Gakari]
3z9
[……no title]
無所属
称号 The Noble
GM Mage

Journeyman Tinker
The Upstanding
Master Warrior

Master Miner
STR 80 46 88 57
DEX 60 15 67 22
INT 70 19 38 21
戦術 88.9 94.2
剣術 15.3 80.4
棒術 16.0
弓術 59.9
格闘術 89.2 87.0
魔術 100.0 52.0 53.0 52.0
錬金術
魔法抵抗 65.3 39.0
隠れ 95.2 33.7 91.0 76.8
追跡 41.1 23.9
治癒術 53.4
動物調教 100.0
音楽 59.4
裁縫 91.0 16.0
料理 64.4
伐採 42.4
大工 49.3
弓矢作成
鍛冶 89.2
採掘 91.1
細工 65.7 62.0
鍵開け 83.6
Item ID 24.8
Arms Lore

1998.11/04 時点のステータス



1998.10/26 百六十四日目
「Asuka」編……『The 2nd Age』
 カーン……カーン……カーン……。

 「Moon Glow」の北にある、氷雪の大地。
 別名、「北極」、「雪国」。

 その極寒の地に建てられた、「山賊のアジト」。
 腐れ外道に荒らされ、アイテムが置かれなくなって久しい、簡素なアジト。

 ……いま、槌打つ響きだけが、コダマする。


 その男、はげ上がった頭に、見事な口ひげを蓄え。
 逞しい身体に、無数の汗の筋をつけ、一心不乱に、槌で鉄塊を叩く。

 足もとに散乱する、金属鎧。
 そのヒトツヒトツが、彼の作り上げたものであり。
 また、作る度に、彼の技術として、血となり肉となる。

 男の名は、「Gon」。
 鍛冶を極めるために、この世に生まれた男……。

 手に持つ槌が消耗によって壊れ。
 汗を拭いながら、彼は鍛冶場から離れた。

 赤い簡素なローブは、彼自身の汗で、ぐったりと濡れていた。
 それをうとましく思ったのか、彼はそのローブを脱ぎ捨てる。

 その下から現れる、逞しい身体。
 引き締まった筋肉。

 鉄から、新たに槌を作成し、今度はふんどし姿で、おもむろに鍛冶仕事を再開する。

 しばらくして、その手が、ふいに止まった。

 ……地面に置いたはずの、簡素なローブが消え失せていた。

 そういえば、と思い出す。
 初期装備のアイテムは、地面にじか置きすると、瞬く間に消滅してしまうのだ、ということを。

 火照った身体には、むしろ、あのローブは不要だった。
 そう納得し、鍛冶仕事を続ける。

 貯め込んだインゴットが無くなったので、採掘しようと。
 自ら作成したショベルを片手に、彼は、裸同然の姿で、アジトから一歩、外に踏み出す。

 北極の大地……吹きすさぶ氷雪。

「うおっ、さっぶい!
 ……っていうかー、ちょーMMって感じー、みたいなー?」(死語)

 寒さにケツを震わせながら、ひとり、採掘に励む男、「Gon」……。


 ……っていうか、こんなキャラクター?(笑)
 いやだようっ(爆笑)。

 まあ、地道にグランドマスタースミスを目指すとして。

 この「Gon」でもって鍛冶仕事をしていると、電話が鳴ります(リアルライフ)。
 慌てて取ってみれば、郵便屋さんが、これから、荷物を届けに行く、とのこと。
 それを迎え入れ、ひったくるように荷物を受け取り、梱包を解く。

 『Ultima Onlone The 2nd Age』

 嫌なことが一気に吹き飛び。
 まだ見ぬ、新たな地での冒険が、心をふるわせる(ちとオーバーかな?^^;)。


 そく、インストール。
 登録に四苦八苦しながら、いよいよ、新世界へ……!

 あんまり情報を仕入れていなかったので。
 一番目立つ、「新しい世界」への入口……ブリテインにあるゲートをくぐります。

 人、人、人……。
 みな、我先にと、薄明るい地下通路を走っていきます。

 負けてなるものかー……と、私も迷路のような地下通路を走っていくと……目の前に、奇妙な人影が。

 うおおおおお、「Llama」に乗ってる人が居るううううっ(感涙)。
 新世界では、以前から見知っていた「Llama」に乗れると聞かされます。
 そのあんまりにプリティーな様子に、私は涙しました(笑)。

 しかも、さっきから地下通路にコダマしていた、奇妙な泣き声の正体も判明。
 カエルだーっ、カエルが居るーっ(^^

 早速 tameして、しばらく遊ぶ(笑)。

 それにも飽きて、いよいよ、「新しい世界」……いな、正式名称?「Lost Land」を目指し、地下通路を歩きます。
 ……けれど、行き止まりだったりして、入口が見つかりません。
 私と同様、迷う人続出。

 やむなく、別の入口から「Lost Land」を目指そうとしますが……。
 親切なPCに、道筋を教えてもらいました(^^

 おお、なるほど……。
 この通路から飛び降りることによって、出口へと行けるわけだ……。

 っていうか、こんなの、なかなか気づかないっちゅうのーっ(笑)。

 さあ、いよいよ、外の世界だーぜーっ。

 ……と思っていたら……コネクションロスト(涙)。

 くっ……Damn Origin! ;_;)ノ


 復帰後、さっきの道筋を思いだしながら、いよいよ、外の世界へ……。
 そんなKAORUを出迎えてくれたのは……。

 ”Youkoso”と名付けられた、ペットの巨大カエル(笑)。
 カエルのチャーミングな顔つきが、妙にとぼけているように見えて、しばし微笑む。

 そして、外に出た私の周りには……沼地が広がっていました。
 そこに生息する、無数の動物たち。

 さきほどの巨大カエルが、ブリタニアでは滅多に見られなかったワニが、そしてどう猛な巨大蛇が……。
 みな、「KAORU」を歓迎しようと、我先にと、にじり寄ってきます(++;

 巨大カエルとワニを tameし、巨大蛇などを倒させながら、皮剥ぎ。
 大量の革製品を作りながら、群がり寄る動物たちをさばこうとするも……。
 あとからあとから湧いてきて、きりがありません(^^;

 やむなく、それらを振り切り、テキトーに、「Lost Land」を旅してまわります。

 ブリタニアで見慣れたモンスターたちの群に襲われたりしながらも、新世界を楽しみます。
 乗れるようになった「Llama」は居ないかなー……とか。
 新しく追加された、乗用できる「Ostard」というモンスターはどこかなー……なんて歩き回っていたのですが……。

 いま思い返してみれば、人が近寄らないような、へんぴな場所を旅していたんですねー(笑)。


 そうこうするうち、IRCに、Chainさんが入ってきました。

「BRさん、チョコボをつかまえに行こうっ!」

 おお、がってんだーっ!(++

 新モンスター「Ostard」は、某有名RPG『FF』に似ています。
 でもって、こいつをtameすることで、乗用できるっていうんだから、結構な人気者(^^

 結局、「Chain」さんの薦めで、ひとり旅を中断。
 運良く見つけていた、旧世界のトリンシック近くにある孤島へ通じる所から、「ムーングロウ」へとリコール。

 「ムーングロウ」も、多くのPCが行き来しています。
 その魔法屋のひとつに入り、魔法陣の上に立ち、呪文を唱えます。

「recdu」

 たちまち移送され、たどり着いた先は……「Lost Land」。
 この「Lost Land」にふたつある街のうちのひとつ、「Papua」という名の、南国風の街でした。

 「Chain」さんに迎えてもらい、その案内で、「Papua Bank」へ。
 そこで、「Chain」さんの友達だという、「Hanzou」さんと引き合わされます。

 黒いプレートメイルを着込み、頭には兜を被らず、赤いバンダナを巻いています。
 ……おお、かっくいい(^^
 聞けば、いまをときめく職業、Bard だとか。

 私たちの今回の目的は、ずばり、新モンスター「Ostard」の捕獲。

 並みいるモンスターを「Hanzou」さんが扇動して同士討ちさせ。
 目標の「Ostard」を、Tamerの私がペットにし。
 そして、「Chain」さんが囮となり、餌となる(笑)。

Hanzou「esa-」
KAORU「esa- esa esa-」

 とせっつかれ、餌の「Chain」さんが先頭を行きます(笑)。

 ふたりは、すでにこの世界を旅していたようで、ずんずんと進んでいきます。
 彼らに連れられ、私は、見知らぬ土地、見知らぬ動物、モンスターたちにどきどき。

 一見弱そうな新モンスター「マミー」の怪力ぶりに度肝を抜かれ。

 一見強そうな新モンスター「ワイバーン」が、じつは炎を吐かず、ブレードスピリットを出すだけで楽にさばけることを知り。

 変な色の「モングバット」だと思っていたら、新モンスター「インプ」であり、手厚い魔法攻撃をくらって仰天。
 しかし、こいつをtameできることを知り、嬉しくなる。

 どぎつい色のワニが来た……と思ったら、突然炎を浴びせかけられ、焦るものの、大したダメージではないと、落ち着いて対処。

 そして、いままでの世界のモンスターが、うなるほど群れて襲いかかってきます。

 途中、「ワイバーン」数匹と「オーク」軍団、「マミー」に襲われ、地に伏したPCを助けようとするものの。
 「Chain」さんがそのPCを蘇生させる間に、Bardの「Hanzou」さんが死亡(^^;
 他人を助ける暇があったら、仲間を助けてやってくれえええっ(笑)。

 まあ、PCが頻繁に行き交う通路だったので、お互いに助け合い、モンスターを撃退。
 倒れたPCは全て蘇生され、事なきを得ました。

 「ワイバーン」、「サソリ」、「インプ」、「ストーンハーピー」、そして馴染みの「オーク」軍団の大量spawnに対処しつつ、砂漠地帯へ。
 まあ、ほとんどは「Hanzou」さんが扇動でさばき。
 「KAORU」と「Chain」さんが、逃げるモンスターたちにトドメをさすような感じ。
 しかも私、隠れて(Hiding)ばっかり(笑)。

 そうこうするウチ、「Ostard」を二匹ゲット。
 「Hanzou」さんと、「KAORU」が乗ります。

 また、『T2A』をインストールした、仲間のベルナールさんのキャラ、「Nina」嬢を加え、四人パーティーであちこちを探索します。
 「ベル」さんは、なにぶん、いきなり戦場につれられてきたもので……。
 新モンスターに四苦八苦。

 無事、「Chain」さんにも「Ostard」が行き渡り。
 「KAORU」、「Chain」さん、「Hanzou」さんが「Ostard」にまたがり、「ベル」さんが馴染みの馬にのった状態で、次なる土地へ……。


 雲行きが怪しくなってきたのは……。
 いかにも密林、といったところを切り開いた、うねうねした細い道を進んでいたときです。

 前方から、聞いたことのない鳴き声が聞こえてきます。
 こ、これは……?

 前方から逃げてくるPCがひとり。
 それを追い掛ける、人型の蛇が、一体。

 な、なるほど、これが……。
 この「Lost Land」の世界を蜘蛛人間と二分していた、蛇人間なのか。
 人類は、あわよくば、この二種の対立に漁夫の利を得。
 この新大陸を征服しようと目論んでいるわけであり。

 まあ、なにはともあれ……。
 その時は、蛇人間とは擦れ違っただけだったのです。

 しかしほどなく、大量の蛇人間と出くわします。

 土手を挟んだ向こうに、うねうねうねうね……十体、下手すれば二十体の蛇人間どもがうろついています。
 その間に、第八サークルの魔法「エナジーヴォルテスク」?と第五サークルの魔法「ブレードスピリッツ」が暴れ狂い、第四サークルの範囲魔法「ファイアーフィールド」が燃えさかる。
 中には、Bardに扇動されたのか、同族同士で殺し合いを演じている蛇人間も。

 ……そこはすでに、修羅場でした。

 と、私たち四人が居た側に、その蛇人間の「シャーマン」が突撃してきました。

Chain「そいつ、リッチロード並なんだって!」

 なんですとーっ!?(@@;;
 リッチロードっちゅうたら、最強最悪のモンスターではありませんくあ?

 ……後日わかることですが、シャーマンはそれほど強くありませんでした(笑)。
 つよいのは、アークメイジだったかな?

 まあ、すったもんだのあげく倒し。
 そして、土手の向こうに群れなす蛇人間どもとの戦いに加勢。

 向こうで戦っていたPCが倒れたり……。
 その場所に、私、「Chain」さん、「ベル」さんがテレポートで乱入。
 ……が、「Chain」さん、もみくちゃになって死亡(++;;;
 どこから来たのか、Bajaでも活躍していた、とあるギルドのマスターが現れ、やっぱり圧死(笑)。

 私は、常にHidingを心がけつつ、すきを見て「ブレードスピリッツ」は「エナジーボルト」で蛇人間を駆逐。
 途中、蛇人間に追い回されたり。
 また、この修羅場に新手のPCがなだれ込み、そのPCが連れてきた蛇人間どもによって、さらなる地獄と化し。
 IRCに居た仲間の「Tetora」さんからのヘルプがあったり。

 もう、ぐっちゃぐちゃになりながらも、この修羅場を私なりに楽しみました。
 ……つーか、極力Hiding(笑)。
 いや、だって、武器戦闘できないし、回復や蘇生できる人間まで戦ったら、駄目ですよね? ……ね?


 そんでもって。
 仲間のアイテムを回収したりして、一旦、街に退却。
 そこそこの稼ぎになりましたし、なにより、未知の大陸を多人数でわいわい探索するのは、楽しかったです。


 んで、夕食後。
 もちろん、『UO』(笑)。

 今度は、ひとりで新大陸を歩き回り、旅を満喫。
 途中、念願の「Llama」を発見。
 tameし、そく、乗り回す。

 「Llama」に乗っている人間は少ないのか、途中で出会ったPCたちに、「Llamaに乗ってる~っ!」て驚かれたり(^^

 野生のOstardを探すものの、結局みつからなかったり。
 野生馬を大量に発見。
 tameしたものの、あまりのも数が多いので、通りかかったPCや、わざわざ街にゲートで輸送して、あげまくったり。
 一部では、Ostardよりも人気がある「Llama」を売ったり(コネロスが頻発し、その度に同じ人に売ったりしていたのですが、結局、コネロス続きで私が就寝)。

 ひとりでの行動は、面識のないPCと出会って話せたりと、なかなかに面白いです。


 そして、テレホタイム突入。
 このまま、朝までプレイし続けたかったものの……。

 あまりにもコネクションロストが発生するので、やむなく睡眠。
 ……サーバーが復活しても、間もなくコネロスし、また同じ場所からスタート……ということが、少なくとも三回はありました。

 コネロス頻発で苛ついたりしたものの。
 初日、なかなかに楽しめました(^^


1998.10/27 百六十五日目
「Asuka」編……tame、tame、tame
 この「Lost Land」に来て、Tamerであって良かったなー……と思うこと、数十回。
 野生馬の群れに出会ったときなんて、感動しました。
 tameしまくり、DeluciaBANK前にて、PCにあげまくっていたよ(笑)。
 あ、白馬と黒馬は好きなんで、ブリタニアの馴染みに厩舎に預けてきたけれど。

 あと、Deluciaの厩舎は満杯で……。
 外に、たくさんの動物たちが溢れていた。
 頻繁に野生化するので、それをtameしては、やはり、PCにあげまくり。

 当時、DeluciaBANK近くにはコットン畑があり。
 多数のPCが集い、賑わっていた。
 ってことで、乗用動物の引き取り手に、困ることは無かったです。

 ただであげるっていってるのに、中には、お礼といってアイテムをくれる人も居ました。
 中でも、「Victoria」(スペル自身無し)さんだったかな?
 リザレクションスクロールを二本くれたのには、嬉しかったねー(^^

 こういうのを機会に、知り合いを増やせば良かったんだろうけど……。
 ちと、苦手なので、「急いでいる」とか言って、会話もそこそこに、その場を離れる(^^;;

 私がtameしたペットたち……みんなに可愛がってもらえることを祈っております。

 ……結局、20頭は人にあげたぞう(笑)。


 んで、しばらくすると、IRCにChainさんが。

「ねえ、おねえさま~ん^^」

 おねえさま言うなああ(^^;;;

 ……どうやら、チョコボが欲しいらしい。
 うーん、昨日今日と探索していたけれど、結局、昨日の三頭しか、Ostardはtameしていない。

 ちょうど暇していたので、「Chain」さんとチョコボ探し。
 途中、コネロスしたり。
 また、野生Ostardを木箱で囲い、Tamerを探していたPCに手を貸し、tameしてあげたり。

 そうこうしているうちに、ペットだったOstardが野生化したのか、「Alpha」……だったかな?
 そんな名前の付けられたOstardを発見。
 緑だったかな? 青だったかな?
 なにはともあれ、人間に襲いかかってくる奴(笑)。

 難なくtameし、「Chain」さんにあげる。
 可愛がってもらうんだよー(涙)。


1998.10/28 百六十六日目
「Asuka」編……コブトス、ハーピー部屋
 ぐおおおおおおおお……!
 地を揺るがすような、甲高い咆哮とともに現れたのは、深紅の「デーモン」。
 巨大な剣を手に持ち、召還者の命令を大人しく待つ。

「a kill」

 がおおおおおん!
 召還者……KAORUの命にしたがい、「デーモン」は、群れなす「ハーピー」たちの中に突進していった……。


 第八サークルの魔法、「サモン デーモン」。
 その名の通り、「デーモン」を召還し。
 それを思うがままに使役することができる、強力な魔法だ。

 しかしその半面……。
 「デーモン」を呼ぶことは忌み嫌われるのか、大量の「カルマ」を失う。

 ……「カルマ」……業?

 いま現在の『UO』では。
 ひとの善し悪しを計る材料として、「カルマ」と「フェイム(名声)」の量によって付けられる「称号」がある。

 その称号には、”偉大なる者”や”善良な者”といった、好意的なモノだけでなく。
 ”悪党”、”恐怖の人”など、(英語がわかれば)一目で悪行を繰り返している人だとわかる称号も。

 この称号ばかりは隠すことはできず。
 親しげに近寄ってきた人間の称号が悪いものであり。
 Thiefと判断。
 事なきをえる……といったこともしばしばあります。


 「カルマ」と「フェイム」は、基本的にモンスターや動物を倒して、増えていきます。
 しかし、悪行を行うことで「カルマ」は減少し、たやすくマイナスへと陥り。
 死亡したり、不名誉な行いをすることで、「フェイム」はがくんと下がっていきます。

 「フェイム」は、現在……。

 ある程度の「フェイム」とためると、他人から職業が見てわかるようになります。
 名声が高いことで、その人の職業が知れ渡っている……ということでしょう。

 これが、なかなか、気持ち良い(笑)。
 私も数日後、名声が高くなって「Grandmaster Mage」という職業が、他人から見てもらえるようになり。
 なにかのひょうしに、『おお、GM Mageなんですかー』といわれちゃったりして、なかなかに自己顕示欲をくすぐってくれました(爆笑)。

 しかも、名声がきわまることで、”Lord”や”Lady”といった称号が、名前の前に冠されるのです。
 一目でパワープレイヤーとわかるので、これもやはり素晴らしい(笑)。

 しかしそれ以上に素晴らしいのは、将来的に、名声が高い人間は、街での待遇が良くなり、各種品物が安く買えるようになるそうです。
 ……実際の所、実行されなさそうですが……。

 けれど、この「フェイム」を貯めるということは、非常に時間と手間のかかるものです。
 「フェイム」が増えれば増えるほど、敵からもらえる量は減っていきます。
 そのため、さらに高めていくためには、強いヤツを、強いヤツを……と、戦っていく必要があるわけで。

 普通に冒険しているPCでは、絶対、「フェイム」を極めることは不可能なわけです。


 はっきりいって、つらいっす(涙)。
 一度死んでしまえば、大量の「フェイム」を失うので。
 「フェイム」を稼ぐ最中、死んだら元の木阿弥。

 それゆえに、死ににくい戦い方が必要とされるわけです。
 なかなかに無茶ができないので。
 「フェイム」が貯まっていくこと自体は楽しいのですが、えてして、冒険ができにくなります。

 こういう人と一緒に行動して、もしも死なせてしまった場合……。
 いえ、それがその人のミスであったりしても。

 たいていの人は、不機嫌になってしまいます(^^:

 「フェイム」を貯める行為がめんどくさい。
 あ、もう私、「フェイム」諦めたから。

 ……こういう人と一緒に行動すると、楽でいいです(笑)。


 「カルマ」のほうは、「フェイム」と違って、失い難いです。

 ……もちろん、悪行を重ねる人間は、ずばずば下降していきますけれど。

 たとえば、人の鞄を覗き込んだり。
 つづいて、そこからアイテムをスリ取ったり。

 人から嫌われる行為を重ねることで、そのPCのカルマは減っていき。
 マイナスになっていきます。

 ある程度マイナスになると、街の商人(NPC)が取引をしてくれなくなってしまいます。

 この「カルマ」も、「フェイム」とおなじように、増減する値は指数的だそうで。
 より高い「カルマ」を手に入れるためには、より良い善行。
 はっきりといえば、凶悪なモンスターを倒す必要があるわけです。


 そして話はもどり。

 第八サークルの魔法「サモンデーモン」。
 ……デーモン召還。

 デーモンは、ブリタニアの民から忌み嫌われているので。
 それを召還するだけで、かなりの「カルマ」が減少します。


 ……しかし、私は「カルマ」が減少することをわかったうえで。
 この「Asuka」において、「KAORU」に幾度となく「デーモン」を召還させ、使役させます。

 人々から忌み嫌われるだけあって、「デーモン」は強い……!
 他の第八サークルの召還魔法。
 「エアー」、「アース」、「ファイアー」、「ウォーター」の四大精霊など、目じゃありません。

 現れる”小物”モンスターたちをバッタバッタとなぎ倒していく様は、感動もの(笑)。

 「カルマ」を失うことを嫌って、このデーモン召還を行う人は少ないです。


 ……「カルマ」と「フェイム」を貯めていくのは、面白いです。
 私は、結構好きです。

 けど、それ以上に大切にしなければならないものがあるわけで。
 その大切なものを失わないためにも。
 「カルマ」や「フェイム」を捨てる行動も、ときには必要だと思います……。


 ……とはいったものの。
 「KAORU」にデーモンを召還させるのは、そういったものを守るためだけではありません。

 「KAORU」は、武器を使えません(笑)。
 剣も、弓も、槍も、メイスも、得手としてはいないのです。

 そのため、鹿一匹を殺すのにも一苦労。

 裁縫Skillは 90overであり、動物たちの皮を剥いで裁縫するのが常なのですが。
 その皮剥ぎ……動物狩りに、このデーモンを召還することもしばしば(笑)。

 鹿、山羊、牛を倒すためだけに召還される「デーモン」も良い迷惑だよねー(爆笑)。


 そんでもって、話は冒頭に戻って。

 ”旧世界”(笑)での、モンスター、小動物spawn率は軒並み低下しているのですが。
 地域的、あるいは突発的に、大spawnすることがあります。

 この日のダンジョン「コブトス」が、まさにその、大spawnでした。

 仲間のベルナールさんが「コブトス」にある、モンスター「ハーピー」が湧く部屋に狩りに行くというので。
 最近spawnが凄いらしいということを聞いて、私も一緒に行くことにしました。

 そしたら、もう、入口から凄い量のモンスターが!
 「ベル」さん操る「Nina」嬢が、群がり寄るモンスターたちを斬り捨てつつ。
 「KAORU」は、雑魚モンスターをtameしまくり、無力化。

 あまりの数にさばききれず、業を煮やし、短距離移動魔法「テレポート」を連続キャストして。
 雑魚たちがひしめくダンジョンを進んでいきました。

 そして、目的の「ハーピー部屋」。

 ……ぬおおおお、ごっつい数じゃああああ(笑)。

 「KAORU」には武器攻撃が無いので、くだんの「デーモン」を召還。
 この「デーモン」にハーピーが群がり、もみくちゃ、くんずほぐれつの大乱闘(笑)。
 「Nina」嬢は木箱をうまく使って、範囲魔法「ファイアーフィールド」で群がるハーピーたちを焼き。ときに、ハルバードで切り伏せ。
 いっぽう、「KAORU」は常にHiding(笑)。
 デーモンを使役しつつ、しもべが倒したハーピーのお宝を回収。

 ……いやあ、短時間でかなりの儲けが出ました。
 それに、大乱闘を繰り広げられて、むちゃくちゃ楽しかったです。


 また今度、一緒に狩りをしましょ~ね(^^>ベルさん


1998.10/29 百六十七日目
「Asuka」編……ようこそ、T2Aへ~(^^
 昼間、呑気にサブキャラ育成に明け暮れていると、IRCにKotaroさんが入ってきます。
 なんか嬉しそうなんで、問い合わせてみたら、『T2A』がやっと家に届いたらしい。

 おお、よかったね~っ(^^
 みなで『T2A』を楽しんでいた時、「Kotaro」さん、なにか寂しそうだったものね(^^;;;

 っつうことで、インストールをすませ、私の案内の元、「Kotaro」さんを「Lost Land」へと誘います。
 アカウントのアップグレードに少し時間がかかり、ちょっと手間取りますが、ようやく、新世界へ。

 気軽に行き来できる、「ムーングロウ」、「パプア」間のゲートを使用。
 新しい街、「パプア」の銀行の場所を教えたり、リコールルーンにMarkしてもらったり、いろいろな諸注意を教えたり。

 私は暇だったので、「Kotaro」さんの自由に旅してもらい、それをサポートするつもりだったんだけど。
 「Kotaro」さんは、私に主導権を委ねてくださいました(^^;

 つーことで。
 「パプア」の北の砂漠方面……。
 「蛇砦」へと案内します(爆笑)。

 いきなりかーーーっ!(笑)> 私

 なにがいきなりかっつーと。
 この「蛇砦」周辺の砂漠、地獄っす。
 新モンスター、蛇人間とオークたちの大spawn。

 でもまあ、そこは。
 「Kotaro」さんがBardだってことも考慮済み。

 案の定、大量のモンスターと遭遇。
 木箱でもって安全地帯をつくり、それを基地として。
 集まったモンスターたちを、「Kotaro」さんが扇動。

 まさに、Bardの腕の見せ所って感じでしたね。
 周辺にも、やはり木箱でバリケードを築いているBardが居たり。

 こういう修羅場には、Bardが必須だよね、ホント(^^;

 結構狩りを楽しんだ後。
 私が、そろそろ仕事の時間になるっつーことで、ふたりして撤退。
 お宝を山分け。

 Bajaではあんまりできなかった、パーティープレイとか……。
 Asukaでは、もっと楽しみたいな~(^^


1998.10/30 百六十八日目
「Asuka」編……シルバー
 今日は、「Lost Land」を呑気にひとり旅。
 いまだ、訪れたことのない土地があるので、それをテキトーに探索。
 各種情報系のHPを見れば、すでに全MAPが掲載されているところはあるんだけれど。
 それを極力見ないで、自力で新たな土地を探すのは、たまらなく快感です(^^

 で、今日は新しい街「デルシア」から、北西を意識しながら北上。
 途中、川に阻まれるものの、対岸に短距離移動魔法テレポート。

 すると、目の前に野生馬と野生Llamaが(笑)。
 いつもなら、これをtameし、デルシアの街でたむろしているPCたちにただであげたりするのだけれど。
 今日は、旅の途中。
 後ろ髪引かれつつ、北へ。

 すると、洞窟を発見。
 むむ、これは……ダンジョンかな?
 それとも、どこかに通じる入口とか……。

 ものは試しと、入ってみると……。
 ぬおおお、雑魚に囲まれてるうううう(笑)。

 スライム、ネズミ、大ネズミ、大蜘蛛、大サソリ、モングバット、ヘッドレス。
 って、ここはダンジョン「ディスパイス」か!?(^^;

 HPを確認しつつ、tame。
 ある程度tameしたら、テレポートで危機から脱出。

 隙を見て、「デーモン」を召還し、雑魚敵を掃討しつつ、このダンジョン?を探索。

 すると、前方にPCを発見。
 大量のモンスターに難儀している模様。

 そのPCは走って振り切ったようだけれど。
 攻撃目標を失った輩が、こぞって「KAORU」ににじり寄ってきます(^^;

 Hidingして、「デーモン」に掃討させます。
 そのすぐあと、さっきのPC……「Pixel」さんだったかな?
 彼?を見掛け、話し掛けます。

KAORU 「are you japanase?」
Pixel 「yes」
KAORU 「^^」

 日本語に切り替えて、話をします。
 彼は「旧世界」にある、「トリンシック」方面の山脈に穿たれた入口から、このダンジョンに来たらしい。

 ……ってことは、これは、旧世界と「Lost Land」とを繋ぐ通路のヒトツか……。
 探索する意味を失ったので、「Pixel」さんを案内しながら道を引き返し、「Lost Land」へ戻ります。

 で、外に出たところで、ふと思い出します。
 「Pixel」さんは、徒歩です。

 私が「馬、欲しくないですか?」と聞いたら、欲しい、とのこと。

 早速、さっき野生馬が居た辺りに戻ってみると、まだ、居ました。
 サクッとtameして、彼にtransfer。

Pixel 「馬に乗るの初めて!」

 そういって、初めての愛馬に嬉しそうなPixelさん。
 うーん、良いことをしたなあ~……(^^

 「デルシア」へ帰る道筋を教えてあげたあと別れます。


 本当に、些細な出会いでしたけれど……。
 これからの日記には、こういったちょっとしたことも、書いていきたいと思います(^^


 ……で、まだ終わりません(^^;

 そろそろ、今日のプレイを止めようと、「パプア」にある銀行で整理をしていました。
 すると、ちょこちょこ……と、ひとりのPCが銀行に入ってきたかと思うと、床に「ヘビークロスボウ」を捨てて、去っていきました。
 それをクリックして、確かめると、案の定「マジックヘビークロスボウ」。
 売る価値もないような、くずマジックを、銀行に捨てたのでしょう。

 捨てる者も居れば、拾う者もあり。
 こういう、銀行周辺に投げ捨てられたアイテムを集め、売りさばくだけでも、結構なお金になります。
 newキャラや初心者なんかには、嬉しいことです。

 で。
 私は、「まあ、どうせクズだろうけど……」と半ばあきらめつつ。
 そこそこいけそうだったら、使い捨てにでもするかな……。

 そんな風に思いながら、一度、貸金庫を閉じ。
 その「ヘビークロスボウ」に近寄って、持ち上げ。
 鞄の中で、性能を調べてみます。

 ずらずらー……っと表示される、魔法効果。

 攻撃補助魔法がチャージされてる……ってことは、新品か……。
 そんでもって、肝心の攻撃力は……。

 ………。

 ……。

 …。

 POWERじゃんっ!!!(感涙)
 魔法効果による、攻撃力増強には五段階があって……。
 POWERは、二番目に強い効果。
 ヘビークロスボウは、威力があって、人気のある武器です。

 そのPOWERの品といったら……。
 欲しい人なら、一万gpは固いでしょう。
 それぐらい、価値のある品です。

 うおお、ボロ儲けやーんっ。
 そう感動しつつ、さらなる魔法効果を見てみると……。
 POWERを上回る衝撃が。

 SILVERだああああああああっ!!!(号泣)

 銀製のPOWERヘビークロスボウ!!

 銀製の武器は、リッチやスケルトンなどの、数種類居るアンデットたちに、通常の二倍ものダメージを与えることが可能なのです。
 そのため、アンデット退治にうってつけ。

 人気のあるヘビークロスボウなら、五千gpは固く。
 マニアなら、一万gp出しても買うという人は居るでしょう。

 POWERでSILVER……。
 いったい、いくらになるのやら……(@@;;;

 これを眠らせておくのは、宝の持ち腐れ。
 銀行で拾ったモノだし、開き直って使ってみよう……と、思います。


 そんでもって。
 あまりの衝撃に、BANK内で叫びます(笑)。

 銀のPOWER、HXBOWが、いま、そこに捨ててあったー!

 とか、そんな感じで(笑)。
 その私の言葉に、「良かったねー^^」とか、「ラッキーガール!」とか、そんな言葉が飛びます。

 へへへ、あんまりに嬉しかったとはいえ、ちと、恥ずかしいね(^^;

 そんでもって。
 その中に居た、ひとりの女性PCの姿が目に止まります。

 ギルド「SvA」に所属している、「Violet Rose」さん。
 ”スミレ色の薔薇”……。

 ギルド「SvA」……「シルバーアームズ」は、アメリカにある「Napa」サーバーで活動していた、日本人ギルド。
 とあるBBSの書き込みを見て、この「SvA」に、私と同じ名前……。
 「Blue Rose」という方が居るということを知りました。

 よく考えてみれば、この「Blue Rose」はとある漫画から取ったものであり。
 また、「あり得ないもの、存在しないもの」……だとかいう、英語の意味もあるのです。

 だから、私以外に、この「Blue Rose」をハンドルに付ける人が居てもおかしくはないわけで。
 ちょっとショックだったものの、もしかしたら、同じ漫画から取ったのかな~?
 なんて思ったりもして。

 そんでもって、日本サーバーが立ち上がり。
 各サーバーの日本人UOプレイヤーの多くが集結して……。

 私は何度か、この「SvAのBlueRose?」と聞かれたことがありました。
 ……四回くらいかな?
 私なんかより、有名な人なんだな~と思っていたのですが……。

 で。
 目の前に、「SvA」のギルド名を背負った、”スミレ色の薔薇”……。
 ちょっと気に掛かって。
 話し掛けてみてみれば、なんと「Blue Rose」さんでした。

 Asukaサーバーでは、「Violet Rose」という名前でプレイしているのだとか。

 名前の由来は、やっぱり、『花●ゆめ』(伏せ字になってない(笑))ですか~?
 と聞いてみれば。
 由来がわかったの、あなたが初めてです~……とか言われて(笑)。

 ちょこっとばかり話していると。
 「Violet Rose」さん、旧世界への帰り方がわからないらしい。
 彼女を、旧世界へ戻るためのゲートへと案内し。
 その帰り方を説明して、別れました。

 うーん……。
 これといって、話したいこととか、浮かばないのだけれど。
 機会があったら、また、話してみたいな~……なんて思った、出会いでした(^^


1998.11/03 百七十二日目
「Asuka」編……カヲル
 いまでは、それも、思い出。

 ……Bajaサーバーにおいて、「KAORU」が……。

 ハルバードを振るって、巨人やエレメンタルをなぎ倒し。
 バイキングソードで、DUEL相手の体力をこそげ取り。
 ヘビークロスボウで、ドラゴンの身体に穴を穿つ。

 武器を使って、いかにも”戦っている”という冒険の日々を送っていたことを。
 使い、消耗していく武器や防具を、幾度となく、仲間に直して貰っていたことを。
 常に、生命力に意識を向け、いまの敵の攻撃で、いくつ傷つけられたのかを目で追うことを。
 敵よりも少しでも有利になろうと、武器防具の特質を探求していたことを。

 「Asuka」での「KAORU」は、そんな生活とは無縁な戦い方をしていた。
 身を隠すHidingを有効に使い。
 第五サークルの「ブレードスピリッツ」を効果的に使い。
 しもべの「デーモン」でもって、敵を駆逐する。

 「Baja」では信じられなかったほどの軽装で、「ダンジョン」を行き来する日々。
 傷つくことがないので、一度として修理したことのない、防具。

 このスタイルには、このスタイルなりの緊張感があるものの。

 あの、”闘争の日々”とでもいえるような、Bajaでの戦闘を、酷く懐かしいものに思えて仕方がなかった……。


 それゆえに、新たに生み出される、ひとつの命。

 浅黒い肌に、白銀の頭髪。
 険しい顔つきをした、青年。

 彼の名は、「KAWORU-BlueRose」。

 「Asuka」の「KAORU」ではできなかったことを、彼でやろう。
 剣を振るい、矢を放ち、魔法を使い。
 血塗れになりながら、群れなす敵を、うち倒していく戦士を……。


 ……っていうことで。

 新キャラを作成しました(^^
 名は、「KAWORU」。

 剣、弓をメインにして、魔法は補助とする、武器攻撃を主とする、スタイルで。
 いわば、「Baja」の「KAORU」のような戦士です。

 「Asuka」の「KAORU」は、武器戦闘を得手としてないので、戦い方や、行ける場所が決まって来ちゃうんですよね。
 仲間と行動していても、いまひとつ、戦い方がつかめなくて……結局、回復などのサポート役に。
 それはそれで面白いんだけど、やっぱり、先頭にたってばりばり剣を振るうような戦い方も、やりたいです。

 ハルバードで、敵とガシガシ殴り合い。
 敵の魔法をガンガンレジストしながら、矢を放つ。

 そんな、戦士さながらの冒険を、また、楽しみたいです。


 で。
 新キャラ「KAWORU」の育成。

 ……ずいぶんと、時間をかけました。
 そのおかげで、かなり理想的な能力値になりましたです。

 これを書いている、11月10日現在……。
 STR 90、DEX 81、INT 45
 合計、216。

 いま現在のパッチでは、能力値がなかなかあがりません。
 長い間つかっているのにもかかわらず、「KAORU」の能力値合計が210で止まっているのもそのため。

 メインよりも能力値上昇に手間暇かけてます(^^;>「KAWORU」

 色々なことで、能力値を上昇させました。
 素手格闘、剣、フェンシング、メイスの四種。
 これを、木偶人形を使って Skill 25まで上昇させ、それにともなった能力値が上昇。
 素手一回、剣二回、フェンシング三回、メイス一回。

 ちょっと詐欺臭いので、嫌いな人も多いようですが……。
 街中での魔法レジスト。
 街中だと、PCの攻撃魔法ではダメージを受けなくなるので。
 それを利用して、攻撃魔法を連発してレジストをあげる方法。
 今回は低レベルなので、範囲魔法「ファイアーフィールド」をかけて、その中を火渡りする方法で。
 これが、かなり能力値が上昇します。
 下がっては上げ、下がっては上げ……を繰り返すこと、四、五回。

 他には、「釣り」を、Skill 30~40になるまでを、三、四回。
 「鍵開け」を、Skill 70~80になるまでを三回。
 「音楽」Skillを使った、音楽演奏を、Skill 80になるまでを二回。
 「弓矢作成」が、Skill 40になるまでを一回。

 こんなくらいかな?
 あとは、戦闘系Skill。
 「フェンシング」を、一時期はGM……100にまで上げきったモノの、そののち、一桁代にまで落としたり……。

 いままであんまり考えなかった、能力値上げの行動。
 たまには、こういうことに奔走するのも、楽しいです(^^

 育成途中。
 「Lost Land」にある、「骸骨砦」で、7000gp稼いだり。
 「裁縫」Skillを覚えて、北極で白熊相手に戦闘Skillあげと裁縫をしたり。

 この「KAWORU」ならではの戦い方が必要だったので、新鮮で楽しかったです(^^

 能力値も、理想に近付いてきたので。
 そろそろ、剣術と弓術をGM……もしくはそれに近い状態まで上昇させ。
 コイツでもって、冒険に明け暮れようと思います。

 ……コイツ……って。
 男のキャラクターになると、途端に扱いがぞんざいになるなあ(笑)。


 追記。

 仲間の「Indra」さんと「Tetora」さんに、レアアイテム?「鹿mask」を、私のIDwandと交換してもらいました。
 これで、「Asuka」サーバーでは三つになりました。
 ……夢は、貸金庫を、「鹿mask」で満杯にすることです(^^;


 さらに追記

 これを書いている、11月11日。
 新しいパッチが入りました。
 その結果……。

 能力値が、むちゃくちゃ上昇しやすくなっております(涙)。
 「KAWORU」が、ヒーコラやっていた能力値あげ……ほとんど無駄に終わってしまいましたです(号泣)。


1998.11/05 百七十四日目
「Asuka」編……万年Admirable(;;
 何十……いや、すでにもう、百は倒したであろう、巨大モンスター「Drake」。
 決して弱くは無い彼らを、いつしか、雑魚だと思いこんでしまっていた。

 それが油断へと繋がった。

 二頭の「Drake」に追われ、駆け走るKAORU
 馬に乗っていたので、その脚力を活かし、逃げ切れるはずだった。

 ……前方に、「Drake」が現れさえしなければ。
 前方に、一、二……三頭の「Drake」が出現する。

 前方に三、後方に二。
 そして、辺りにとぐろをまく、無数の大蛇たち。

 ……こういうときに限って、隠れSkill、Hidingは不発に終わる。

 絶望の観を嘆きながら、馬を駆る「KAORU」の背に、複数の火球が飛来した。

 急速に薄れていく、意識。
 落馬し、地面に叩きつけられ。
 意識が、暗くなる。

 ……死。

 それは同時に、苦労して手に入れた評判を、失うことでもあった……。


 11月に入るか否かという時に。
 「KAORU」の称号は、「Admirable」から、「Noble」へと上がっていた。
 名声を手に入れた証。

 「KAORU」の職業……「Grand Master Mage」が、他人から見ても、ペーパードールに表示されるようになった。
 なにかのひょうしに、「GM MAGEなんですねー!」などと言われて、虚栄心を心地よく、くすぐってくれたり(笑)。

 この称号を手に入れるために、難敵を数体、倒しました。
 ……じっくりと時間を掛けて(^^;

 いやあ、ホント、無為に時間が過ぎていきました(笑)> 評判稼ぎ
 自分に見合った敵を、倒し続ければ、ある程度まで評判を稼ぐことはできます。
 でも私は、てっとり早く評判を稼ごうと、強い敵に挑みました(^^;

 人が少ないということ、逃げやすいということ、レジストが上がるということ、マジックアイテムが手に入るということ。
 以上の点から、当時は人がほとんど踏み行っていなかった、『T2A』の巨人が闊歩する離島で頑張りました。

 その敵とは、「Titan」……。
 その膂力は、GM級の戦士を、数発で撲殺できるほど。
 それでいて、7thの魔法を連発できるほどの魔力を有している。
 ……幾度となく、死にかけました(笑)。

 弓も無く、Bardでも無い私が、評判を稼ぐのはなかなかに骨が折れました。


 でまあ、やっと評判が上がり、手に入れた称号が「Noble」。
 これに満足して、もう、評判稼ぐのやめるつもりだったのですが……。
 数日のうちに失うことになったわけです(;;


 いま振り返れば、この凶事の、前触れはありました。

 ダンジョン「コブトス」にある、ハーピー部屋。
 そこが、普段にも増して、spawnしまくりなのだ……とか。

 仲間のベルさんが、あえなく圧死。
 その救出に、「KAORU」が赴いたわけですが……。

 失敗でした。
 なにも、「ベル」さんを蘇生させて、この嵐の中に、再度送り込む必要なんかなかったんですよね。
 ゴーストのまま案内してもらい、遺体からアイテム回収したのち、魔法を使って、ベルさんともども脱出すれば良かったのです。

 また、救出に行くぐらいだったら、予備の武具が秘薬を、渡すべきだった。

 ……結局、「ベル」さんは、ハーピー部屋に行く前に、またも圧死してしまった(;;
 しかも、ハーピー部屋にたどり着くまで時間が掛かりすぎたのか、遺体も消滅。
 Lootされたのかは不明ですが、結局、なにヒトツ回収できませんでした。

 ごめんよ、「ベル」さん~(;;


 で。
 なにかモヤモヤしたものを引きずったまま、ダンジョン「デスタード」へ。
 最近、「Drake」、「Dragon」の出現率が大幅に減退していたので、しばらく、足を踏み入れていませんでした。

 久しぶりに赴いた「デスタード」は、なかなかのわきっぷり。
 「Drake」を数体倒した後、獣皮を数十枚剥ぎ取りました。
 でまあ、これを縫おうかと思ったのですが……。
 このダンジョンに入ってから、「動物調教」のSkillを使っていないということを思い出します。

 『UO』では、学べるSkillの量に、限界があります。
 でまあ、「KAORU」はとっくに限界に達しており。
 なにかを上げれば、なにかが下がるという状況でした。

 「動物調教」は、上げにくいSkillですので。
 「裁縫」Skillが上がって、「動物調教」が下がる……ということは、避けたかったのです。

 SkillMAXのとき、減退するSkillは、最近つかっていないSkillです。
 ですので、一度でも「動物調教」を行えば、しばらくは、下がる心配が無いわけで。

 裁縫をするまえに、手頃な動物を探そうと思い立ち、ふらふらと歩き回ります。

 前方に「Drake」出現。
 ……ふふふ、「動物調教」Skillを使った後、狩りだしてあげるから、まっていてくれたまえよ(++

 そう思って、馬を走らせ、「Drake」を振り切りますが……。

 右方より、さらに「Drake」。
 ……こ、これは、ちとまずいぞ。
 一旦Hidingして、ブレードスピリッツを召還して、捌くか……。

 そう思ってHidingを試みるものの、失敗……。

 うげ。
 後方と、右方から追ってくる「Drake」が画面内に入ってきて、炎を吹きかけてきました。

 20ダメージが二発で、40ダメージ。

 うぐぐ、仕方ない、一時撤退だ!

 全力でもって、馬を疾走させます。
 「Drake」を画面外に出した後、回復ポーションを飲む。

 生命力、この時、60いくつ。

 ……んが。
 逃げようとしていた方向から、ニョキっと、大きな足が踏み出されてきました。
 ニョキ、ニョキ、ニョキ……。

 ふご、「Drake」三体!

 やばい、Hiding!

 ……なんでこんなときだけ、成功しないんだよううう(号泣)。

 やむなく、馬の脚力を活かして逃げようとする「KAORU」の背に。
 無数の火球が放たれました。

 ああ、その美しさといったら……。
 圧倒的かつ、絶望的で。
 確実に死を押しつけられる状態でありながら、なにか幻想的で。

 彼ら竜族を、いつの間にか見下していた自分の認識を、改めざるをえませんでした。


 ……だなんて、思いに浸ってる時間はなあああああい!

 幽霊になって、ゴーストラン!
 目指すは、デスタートにある、ちびアンク。
 よくはわからないけど、このアンクに触ることで、毒をいやしたり、はたまた、生き返ることができるわけです。

 そして、肉体を手に入れた後、自分が倒れた場所へと、駆け走ります。
 そこには、私の荷物があるわけで……。

 荷物が惜しい……というわけではなく。
 称号を失わせてくれたDrakeどもに復讐するためには、荷物が必要だったのです(++

 回収に失敗し、もう一回死んでしまいましたが……(笑)。

 二回目にして、なんとか荷物を回収。
 その後は……Drake、殺戮しまくりましたとも(++

 やはり私と同じように、Drakeに殺された日本人と話をしたり。
 Drake大spawnの情報を聞きつけたのか、集まってきた人たちと共同戦線を張ったりなどして。

 湧きまくったDrakeを、ほとんど刈り尽くしました。

 けれど、失った称号を、取り戻すことはできませんです。
 Drake、決して弱くはないのだけれど……ヤツらを狩りまくっても、あの「Noble」という称号へはたどり着けない。


 ……ああ、また評判稼ぎしようかな……?
 でも、「KAORU」ではきついしな……。
 どーしよーかなー……。

 そんな風に思いながら、結局、これを書いている今も。
 称号は、慣れ親しんだ「Admirable」(^^;


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