KAORU-BlueRose KAEDE-BlueRose Shanty KUROHIGE UNKNOWN
備考 メイン。冒険 担当 家事、内職、留守番 旅、商売 担当 材料調達 担当 対PC戦闘専門
称号 The Famed
GM Warrior

Adept Alchemist

Adept Wrestler
The Fair
Adept Miner
STR 88 43 86 90
DEX 83 90 67 87
INT 54 89 71 47
戦術 100.0 13.4 82.0 75.1
剣術 99.4 20.8
弓術 94.6 68.4
格闘術 100.0 90.3 78.3
魔術 91.3 41.6 83.4 50.4
巻物作成 86.7
錬金術 87.4
魔法抵抗 66.1 55.9 48.4
隠れ 79.3 66.3 71.3 80.3
隠れ破り
追跡 33.0 25.8 20.9
動物調教 52.7
裁縫 76.1
料理 85.4
伐採 49.2 58.8
大工 36.7
弓矢作成 57.3 40.1
鍛冶 44.8
採掘 75.3 81.3 89.0
細工 34.9 47.2
item鑑定 33.7
M-item鑑定 72.9

1998.10/16 時点のステータス



1998.09/28 百三十六日目
”「BAJA」編、第一部完結”(と書いて、第二部が始まる例は希である(++;)
 ぶしゅるるる……。
 体内に貯められた空気を吐き出しながら、巨大モンスター「drake」は息絶えた。

 「KAORU」はその「drake」に歩み寄り、宝を取り出す。
 100数十gpの山がふたつと、マジックアイテムが一点。

 そうこうしている内にも、また、近くに「drake」が出現する。

 ……これで、いったい何体目だろう?
 すかさず Hidingして、隠れたまま、「ブレードスピリッツ」の召還をはじめた……――。


 月日が経つのは、早いもので……。
 私と、そのキャラクターである「KAORU-BlueRose」が『UO』を初めてから、すでに百三十六日が経過しております。

 『UO』をはじめた当初、四苦八苦していた「KAORU」……否、自分のプレイが、いまではもう、ずいぶんと昔のように思えます。

 ふと、自分のプレイ日記を読み返してみました。
 獣皮を、肉と勘違いして、あまつさえ、それを食べようとする場面に、爆笑(^^;

 ……新しく訪れた土地。
 好奇心と、未知への恐怖。
 その土地も、いまや馴染みのものとなり、かつての新鮮な思いが、懐かしくも、切なくて。

 出会った人たち、もう出会えなくなった人たち、また会えるようになった人たち。

 私の野望を秘め、果たし得ぬまま、Bugによるアイテム消失を繰り返した、マイホーム。

 過去を思い出し、懐かしくなりました。
 ……と同時に、過去の自分が、いまの自分のプレイを想像できたかと考えます。

 強くなったら、絶対、PKKしてやるんだ……とはやっていた過去。
 しかし結局、PKKできるだけの力を得ながら、いまひとつ、踏ん切りがつかず、一冒険者として終わりそうな、今。

 馴染みの土地にしか通わず、全てのダンジョンを潜ることもないだろうと思っていた、過去。
 ところが、「ヒスロス」以外をひとりで攻略し、また、「ヒスロス」にもまれに訪れる、今。

 絶対、ドラゴンやドレイク、デーモンなんて倒せないと思っていた、過去。
 ドラゴンやデーモンをひとりで倒し、なおかつ、ドレイクを数十匹と狩り続ける、今。

 いまもなお、連日のように遊んでいるものの。
 かつての記憶が、ひどく懐かしい。
 そんな、日々。

 そしてこの日。
 長く親しんできた、BAJAサーバーに区切りをつけました。

 日本サーバーに集中するため……でもありますが。
 前日、Bugによって、マイホームの家具が消滅し。

 その中で、ある意味いちばん大切なモノ。
 ……各地へのRuneが入った宝箱が、消滅してしまいました。

 すべての街のRune、仲間の家へのRune、旅をして手に入れた名所へのRune。

 この、Rune消失が、背中を押してくれました。


 ……モンスターヴァレーに設置した、マイ テント。
 そこに立たせているヴェンダー、「Hadley」。
 彼に持たせていたアイテムをすべて回収し、ただ一冊のスペルブックを展示します。
 そこに、休暇する旨を書き込みました。

 数万gpの利益をあげてくれた、マイ ショップ。
 これを運営、維持するには、かなりの労力が必要なので、この日で運営を一時停止させます。

 ……おそらく、再開はないでしょうが……。


 「ブリテイン」にある厩舎に預けていた、乗用馬たちを、「KUROHIGE」が自宅に連れてきます。
 「Shanty」も、愛馬「Suzu」に乗って、「Blue Rose」邸へと戻ってきました。

 「KAEDE」が、自宅の椅子でログアウトし。
 「KUROHIGE」が、うす茶色の馬に乗り、ログアウト際に、「KAORU」にもう一頭の馬を「Transfer」。
 「KUROHIGE」から譲って貰った、焦げ茶色の馬に跨り、「KAORU」もログアウト。
 そして、「Shanty」も愛馬「Suzu」に乗ったまま、ログアウト。

 また、彼女、彼らが、BAJAを駆ける日も来るかもしれませんが……。
 こうして、BAJAでの活動は、一旦、幕を閉じることになりました。


1998.10/01 百三十九日目
「Asuka」編……Asukaの「KAORU-BlueRose」
 なにから、書いていけば良いのか……。
 迷った挙げ句、こんな書き出し。

 この日付分の日記を書き始めたのは、10月13日。

 「Asuka」の本格運用に際し、新たに誕生したKAORU-BlueRose
 彼女は、BAJAとは比べモノにならないほどの力を手にすることが出来ています。

 BAJAでは、夢想としか考えられなかった、Magery 100.0。
 そして、動物調教……Animal Tamingも、100.0。

 第六レベルの魔法を失敗することも無く。
 その手から放つ魔法は、BAJAの「KAORU」よりも強い威力を持つ。

 そしてまた、ダンジョンの邪魔物……小動物たちを調教し、僕として使え。
 あまつさえ、Drake、Dragonを使役することができる。


 ……とりあえずは、まあ……。
 09月29日の昼間からの「Asuka」でのキャラクター作成と……。
 そして、この10月01日までの出来事を、ツラツラを書き記そうかと思います。


 新サーバー「Asuka」でのプレイを開始したのは、正式オープン時翌日の、29日の昼間からでした。
 IRCに入ってみれば、仲間のChainさんが居て。
 チャットしつつ、『UO』開始。

 STR 45、DEX 10、INT 10
 裁縫 50、動物調教 49、魔術 01

 「Chain」さんに誘われ、「ジェローム」の街からスタート。
 昨日稼いでいた、「Chain」さんが、「KAORU」の武装を整えるために、出資してくださいました(^^

 「Chain」さんの薦めで、いきなり、「Chain」さんとスパー開始(笑)。
 スパーするには、回復が必要です。
 でまあ、まだスタート直後だし、魔法を連発するの、お金厳しいな〜……と思っていたら。
 最近のパッチで、恐ろしいほどの回復力を得た、ヒーリングのスキルを、「Chain」さんが会得していました。

 以前までは、省みられることもなかった、「ヒーリング」のスキル。
 裁縫などの材料である、「布」を「ハサミ」で切ると作り出せる、「包帯」。
 その「包帯」を傷ついた身体に巻きつけることで、生命力を回復。
 以前までは、この回復量が少なかったので、このスキルを所得している人はほとんど居なかったのですが……。

 最近のパッチで、回復量が劇的に増し。
 いまや、人気スキルにまで上り詰めております。

 なにせ、包帯ヒトツ(布一枚)で、回復魔法をかける以上に、傷を癒せるのですから。
 もっのすごい、安上がりですね(++;
 一GOLDもかからない包帯で、大回復……。

 ただ、便利な半面、「ヒーリング」スキルのみならず、「アナトミー?」という別のスキルを所持しておく必要もあるため。
 スキル限界量を考えると、なかなか厳しいですね。

 でまあ、回復を「Chain」さんの「ヒーリング」に頼り。
 ナイフで、延々と斬り合います。

 しかし、作ったばかりのnewキャラと、昨夜鍛えていた「Chain」さんのキャラとでは、あきらかに力量の差が……(笑)。
 なんといっても、振りの早さが違います。
 ……しかも、なんか、私のキャラ、全然ステータスあがりません。
 逆に、「Chain」さんが結構ステータス上がったようで……。

 若いエキスを盗られたか〜(ヲ


 延々と斬り合う、代わり映えの無い時間がしばらく経ちます。
 「Chain」さんに申し訳ないという思いと、単調で眠くなったということもあって(笑)。
 スパーを終了。

 出来立てのホヤホヤな「KAORU」。
 剣術、戦術ともに 70over(^^
 Thanks Chain! :)


 で、ステータスが心もとないので、人形叩きをしようと、街中を歩きます。
 訓練場などに、でく人形が配置されていて。
 それを、各種武器で攻撃することで、ある程度まで、スキルを上昇させることができるのです。
 STRが上昇しやすいので、人形叩きは人気があります。

 ……そんでもって。
 歩き回れども、人形の前には、人、人、人……。
 空きヒトツありませんでした(涙)。
 昼間っから、なんでこんなに、PCが居るんだあ〜っ!(人のこと言えない)。

 ま、なんとかなるかと、「Chain」さんとともに、「モンスターヴァレー」へと向かいます。
 この時、STR、46(爆笑)。

 「フレイムストライク」や「エナジーボルト」の攻撃魔法がクリーンヒットすれば、一撃。
 大型モンスターに殴られたら、四発と保たないでしょう(^^;

 谷へと向かう道すがら。
 当時、「グリズリーベア」よりもパワフリャだった「ラマ」をペットにして。
 出会うモンスターを、バッタバッタと……「Chain」さんとペットが倒す横で、チョコチョコ殴ってスキルUP(笑)。

 そして、懐かしき「モンスターヴァレー」に到着。
 そこで待っていたのは……。
 大量の「マウンテンゴート」と……それを上回る数の、モンスターたち(@@;

 チューチュー。
 ふおおおおおおっ。
 ガオーッ。
 そしつんはーっ(リザートマンの吠え声って、こう聞こえる……)。

 「Chain」さんと、仲良くモンスター撃破〜♪

 ……なんて計画は、木っ端みじん(^^:

 怪力モンスター「エティン」に殴られ、いきなりピンチ。
 「Chain」さんが包帯を巻き巻きしようとしますが……待ちきれず、私はモンスターに背を向け、逃げ回ります。
 「ヒーリング」のスキルは、PC同士が隣接していなければ、行えません。

「動かないで!」
 ……と、「Chain」さんは言うんだけど、止まったら、包帯巻き巻きを終わる前に、撲殺されるんですってばー(^^;;;

 結局、「Chain」さんとはぐれ。
 スパーで手に入れた剣術を頼りに、ほそぼそと頑張るのですが……。
 なにせ、モンスターの数が多い。

 ホクホクと山羊の皮を剥いでいると、モンスターがふらりと現れ、襲いかかってきます。
 慌てて逃げれば、今度は逃げたほうに、モンスターが大量にたむろって居たり……。

 誇張でなく、20匹以上のモンスターに、追い掛けられたこともありました(^^;

 で。
 「モンスターヴァレー」には、宝箱がザクザク湧きます。
 それをサクサク漁りながら、モンスターの追撃を避け、かけずり回っていたのですが……。

 ある時、小さな木に引っかかってしまい……。
 身動きできないところに、群がり寄ってくる、モンスター。
 わらわら……わらわら……。

 ……ぷち。

 あふううううっ(涙)。

 死にました。
 ……あっさり。


 ワンダリングヒーラーに蘇生させてもらい、元の身体の所に戻ってみれば……。
 まだ、モンスターさんたち、たむろっていらっしゃいました(涙)。

 なんとか、自分の荷物を回収し、街に帰還。

 結構、儲かりました(^^
 態勢を整え、またも「モンスターヴァレー」へ出陣。

 また一回死んだものの、前回と同じく、1000gp近くの儲け。
 嬉しいことに、魔法のかかった「鹿mask」をゲット!
 うんうん、この調子で、どんどん行くぞーっ(^^

 ……と、夕方を過ぎた辺りだったでしょうか。
 ふいに……なんの前触れもなく、「コネクションロスト」。

 おや、サーバーダウンか?
 と思って接続しなおしたら、あっさり入れます。
 巻き戻っていません。
 っというか、周囲はいままで通り動いてました。
 私だけコネクションロスト……?

 で、その数十分後、またも、ふいにコネクションロスト。
 やはり、私だけ。

 さらに、その数十分後、私だけコネクションロスト。

 ……ヲをイ(++;

 IRCに居るメンバーも、チャット中、コネロスした〜っとの叫びが、何度も、何度も……。

 ブリテイン西の街道の、モンスターSPAWN地帯。
 そこで、狩りをしていたら、ところどころに、呆然と突っ立っている、PCを何度も見掛けます。
 IRCや ICQでもやってるのかな……?
 と思ったら、
 そのPC、「コネロスしてた〜っ(;;」と叫び、Hiding。

 群がり湧くモンスターを、その場に居た多数でタコ殴りにしていると、会話が途絶えるPCが居たり。
 でまあ、聞いてみたら、案の定、コネロス。

 ……どうやら、各プレイヤーともども、コネクションロストが頻発しているらしいとわかります。
 「Asuka」サーバー、プレイヤー人数が多すぎることによる、弊害だったのでしょうか……。

 テレホタイムが始まった辺りから、「Asuka」サーバーが定員OVERで入れなくなったりもしたそうです。

 まあ、なんとかなるかな……。
 でも、ちょっと心配かな……。

 と思いつつ、三度目の「モンスターヴァレー」。
 ……戦闘中にコネロス。
 再接続。
 灰色の世界(怒泣)。

 あんまりにコネロスが多いので。
 眠くは無かったものの、泣く泣く、この日は、早めに眠ることにしました……。


 ……で。
 次の日の朝。

 いまだに、コネロスが頻発。
 のちにわかることですが、やはり、プレイ人数が多すぎることにより、発生したようです。
 たまらんな〜……と思いつつも、『UO』をプレイ。

 はまってるよな、と我ながら思う、朝の風景(笑)。

 朝 11時に、サーバーダウンメッセージ。
 数分でダウンし、数分と待たずに、サーバー復帰。
 ダウンメッセージが出た直前にセーブされていたようで、巻き戻りはほとんどなし。
 しかも、ダウンした後、頻発していたコネクションロストが、無くなりました。

 よしよし、よ〜しっ(^^

 それじゃあ、いくかなっ!

 「Chain」さんから出資してもらい、購入、装備していた金属鎧などを、銀行の貸金庫に納め。
 小麦粉数個を持って、ほぼ無手の状態で、ダンジョン「ディスパイス」へ。

 魔術スキルは、雀の涙。
 明かりの魔法、ナイトサイトなんてかけずに、暗闇の中。
 モニターの輝度を上げ、ダンジョンの中を駆け走ります。

 モンスターを、岩場に引っかけ。
 時には、小麦粉で引っかけ。

 tame、tame、tame!

 「スライム」を、「モングバット(弱)」を、「大ネズミ」を、「大サソリ」を、「大蜘蛛」を、「蛇」を、「モングバット(強)」を……。

 メキメキ、動物調教スキル、UP〜。
 ダンジョンのそこかしこでわき上がる宝箱を漁り、財宝ゲットー。

 皮を剥ぎ、その皮でアーマーを作り、装着。

 目指すは、Red Name NPC……。

 「ディスパイス」には、Red NameのNPC Mageを出現します。
 攻撃的で、PCを見掛けたら、襲いかかってきます。
 かつては、カモと見なされていたのですが……。

 最近のパッチで、第七レベルの「フレイムストライク」を打つようになり、結構な難敵に。

 いまの「KAORU」が、正面からぶつかったら、プチッと粉砕されること、間違いなし(涙)。

 そこで考え出したのが……この、tame、tame作戦。
 tameしたペットたちを、赤Mageにけしかけ。
 赤Mageの生命力、魔力ともに消耗させ。
 疲弊したところを、「KAORU」がハルバードをもって、斬りかかります(笑)。

 我ながら姑息とは思いますが……。
 そうでなければ、勝てませんってば(^^;

 ダンジョンに巣くう動物たちをペットにするため、その作業に時間はかかるものの。
 なんとか、赤Mageたちを倒していきます。

 で、この赤Mage。
 魔法の巻物を、常に二本、持っています。
 この巻物をスペルブックに書き写すことで、魔法を使えるようになります。
 ……ので、ほとんど空白だったスペルブックが、つぎつぎに埋まっていきます。

 スペルブックは、死んでも無くさない、特殊なアイテムなので。
 この「ディスパイス」の中で死んだとしても、失うことのない財産です。

 魔術スキルのUPに便利な、第五サークルの「パラライズ」、第六の「エナジーボルト」、第七の「フレイムストライク」を入手。
 これでもう、死んでも構わないぜ〜っ……と思っていたら。

 近くの宝箱から、魔法のかかったプレート脚が……。
 装備してみたら、かなりARが上昇。
 ……へぼマジックじゃないらしい……。

 死ねん。
 死ねんぞおおおおっ(笑)。

 決死の脱出。
 行きよりも、キツカッタです(^^;;;


 後々にわかることですが、このプレート脚、AR+10でした。
 なかなかのアイテムです(^^


 スペルブックも埋まったことだし。
 お金もあるし、そろそろ魔法の修行をつもうかな……。

 そう思って、ブリテイン北にある魔法屋の、ギルドマスターから、Mageryをご教授していただきます。
 一気に、35くらいにまで、Skillが成長します。

 秘薬をガンガン買って、いざ、魔法の修行開始〜っ!

 ………。
 ……。
 …。

 おかしい。
 ……なんか、妙にSkillの上昇が激しいような……。

 その時、IRCに居た、「Chain」さんに聞いてみたら。
「うん、Skillが低い内は、Mageryでも、どんどん上がるよ」
 ……と、言うのですが……。

 第三サークルの「ポイズン」を一回使う度に、0.3ずつUP。
 しばらくしたら、0.2upになり、0.1upに。
 50を過ぎたあがりになると、ぱたりと上がらなくなります。
 いままで、一回使えば必ず上昇していたものが、10回使っても上昇せず。

 じゃあ、つぎのサークルを……。
 と、第四レベルの「ファイアーフィールド」の魔法を使ってみたら……。
 0.2up。
 一回使う度に、必ず上昇します。

 「ファイアーフィールド」でのレジスト上げが限界まで達すると。
 Magery上げを兼ね、再びダンジョン「ディスパイス」へ。
 馴染みの赤Mage地帯に行ってみたら、先約が……。

 うーん、どうしようかな……と思っていたら。
 悲鳴が聞こえてきました。
 ……女の声。

 赤Mageは、すべて男です。
 じゃあ……。

 案の定、先約のPCが、地に伏していました。

 で、当初の計画通り、赤Mageのファイアーフィールドで焼き焼き作戦開始(笑)。
 ノーダメージで、赤Mageをつぎつぎに屠っていきます。

 そうこうするうちに、さきほど死んだPCが、戻ってきました。

 彼女の名前は、「QUEEN」。
 私が、彼女の荷物をルートせず、キチンと確保しておいたことを、喜んでくれました。

 最初、拙い英語で話していて……。
 とうとう私が値を上げ、
「私は英語が苦手なんです」
 と英文で言ったら。

「watasimo tokuija arimasen^^;」

 ……って、あなたも日本人かい〜っ(笑)。

 会話しつつ、赤Mageを順番で屠っていきます。

 しばらくした後、「QUEEN」さんはリコールアウトしますが。
 このすぐ後、ブリテインで再会し。
 船でしか行けない街やダンジョンへのRuneを、格安で譲ったりしてもらいました(^^


 ファイアーフィールドとナイトサイト用の秘薬が乏しくなってきたので、私もリコールアウト。
 Mageryは、この時、60近くになっていたので、第五サークルでの修行を開始します。

 ……やはり、一回使う毎に0.2ずつupし、やがて0.1upに……。
 一回使っても、上がらなくなってきたら、即座に、第六サークルでの修行を開始。

 やっぱり、みるみる上昇。

 ……おかしい。
 Skill上昇が、激しすぎる……。

 この時、ブリテインの第一銀行の西側。
 川沿いに、PCのMageたちがたむろって、色々と会話しているので、まぜてもらい、聞いてみたら……。
 案の定、Skillの上昇が物凄いことがわかりました。

 サーバーが出来たばかりであり、Mageryを使っているPCが少ない。
 そしてなにより、既存のサーバーにあるシステム……全PCのSkill限界の規制が無い……とか、なんとか。
 ちと、説明しづらいので省きますが……。
 なにはともあれ、Skill上昇が恐ろしいくらい、早いのです。

 そうこうしているうちに、Mageryが 72を越えます
 ……一日で……。
 BAJAでは、何日も掛かったのに、たった一日で……。

 ……白亜の都「WIND」通いの日々が、始まります。

 「WIND」に入るには、Mageryが72以上必要です。
 Asukaサーバー本格運用から、三日目。
 さすがに、「WIND」通いのPCは少ないらしく、動物園など、ほぼ独占状態。
 ……独占状態なんで、モンスターたちにモテモテ(涙)。

 動物園の動物たちを tameし、release。
 一度tameされ、名前を付けられた動物たちは、モンスターたちに襲いかかっていきます。
 「KAORU」に調教された動物たちが、大挙して、モンスターを襲撃(笑)。

 Macroに「br release」と喋るよう、キーに割り付けておいたので。
 tameした動物の名前は、すべて「br」に。
 Macro発動、即座に release。
 その「br」たちが、がんがんモンスターを襲います(笑)。

 そのおこぼれに預かりつつ、「KAORU」は魔法修行。

 モンスターからお金を手に入れ。
 鹿や山羊、牛の皮を剥いで革製品を作り、それを、「WIND」にある防具屋のNPCに売りつけます。

 秘薬の入荷時間を調べ、「WIND」にある秘薬屋の秘薬を、ほぼ独占。

 みるみる、動物調教とMageryが上昇していきます(^^


 そして、10月01日。
 とうとう、Mageryは93を突破し……。
 第七レベルの魔法「フレイムストライク」では、ほとんど上昇しなくなってしまいました。

 そんな折り……。
 「WIND」での狩りを終え、当時、PCのMageたちが集まっていた、ブリテイン第一銀行西の、川際へ。
 そこに……Bajaでは見慣れたモンスターの姿が……。

 召還エレメンタルっ!
 第八レベルの魔法だ……!

 ……モンスターや、NPCから入手できる魔法は、第一から第七までです。
 じゃあ、第八の魔法はどこで手に入れるのか……?

 一節では、ダンジョンの奥深く……。
 今現在では、常に空っぽの状態である宝箱から、入手できた……とか、そんな話がありましたが……。

 この時、「Asuka」でははじめてみる、第八レベルの魔法。
 なんと、その魔法を使っていたのは、ちょっと前に知り合った、「QUEEN」さんでした。

 で、聞いてみれば、知り合いの書き写し屋さんに、売って貰ったとか……。
 その人を紹介してもらおうと思ったモノの、すでに、先約がいっぱいだとか。

 かくいう「QUEEN」さんも書き写しをやっているようで、これまた、予約がいっぱい。

 ううむ、どうするべきか……。

 そう思っていたら、この集まりの中のひとり……「なんとかBurn」(うは、名前忘れた(笑))さんが、第八レベルのスクロール、売りまーす……と、売り歩いているのに遭遇します。

※このヒトの名を騙って、詐欺をする輩も居たそうで……結構、有名だったみたいですね。

「リザレクション、エアーエレメンタルのスクロール、各3000gp!」

 ぐは、高すぎる〜(^^;;;
 ……しかし、背に腹は代えられない。

 Mageryを上昇させるには、第八レベルの魔法が必要なんだ……。

 ……結局、2500gpで売って貰いました(爆)。

 「WIND」通いを続けていたので、お金には余裕があったんですよね。
 そんでもって、この時から、刻一刻と、グランドマスターへの道を、歩んでいくことになりました。


 ……と。
 これで終われば、順風満帆といった感じで良かったのですが……。

 最後の最後で、アクシデント。


 「WIND」……。

 魔法の修行がてら、まれに、「WIND」周辺の洞窟をうろつくモンスター・リッチを倒していました。
 当時のリッチは、バグのせいで魔法を使わなかったので、ただの怪力じいさん。
 スクロール二本と、魔法のかかった杖をかならず持っていたので……。

 はっきりいって、カモでした。

 マナが少なかったので、Bajaから利用していた「敵を小麦粉で囲って、ファイアーフィールドでアッチアチ」作戦を行います。

 難なくリッチを屠り、宝物を漁っていると……ひとりのPCが通りかかります。
 方向からして、「WIND」エントランスホールから、入ってきたのでしょう。

 彼女(だと思った)の行く手を阻むように、私のファイアーフィールドが燃えさかっています。
 しばらく歩みを止めた後、彼女は、その上を駆け抜けます。

「げ」

 ファイアーフィールドの上をPCが通った場合、術者がそのPCを攻撃した……というフラグが立ちます。
 これを利用して、青NameのPCが、ファイアーフィールドを使ったPCを不利益なしにPKできるという、フラグPKが、Bajaでは結構行われていました。
 そのため、Bajaでファイアーフィールドを使う際には、常に覚悟が必要だったのですが……。

 Asukaでは、まだサーバーがオープンして四日目だという気持ちと。
 周りは、日本人ばかりだという安心感から。

 ……私の警戒心は、失せていたのでした。

 そのPCは、私のファイアーフィールドを駆け抜けた後、画面外へと消えました。
 この時点で、彼女はフラグPKではないのだと安心し、私に立った攻撃者フラグが消えるまで、Hidingしてようかな……とHidingを実行しますが、スキルが低かったので、姿を消すことは出来ませんでした。

「ま、いっか」
 ……と、思っていたら。

 彼女が、駆け戻ってきました。
 ん、なにかな……?

 と思ったつぎの瞬間。

 バヒューン……!
 という聞き慣れた音と共に、彼女からエナジーボルトが、私に向かって放たれました。

 うげ!

 Star is attacking You!

 フラグPKだ!
 画面外で魔法の詠唱を終え、ターゲットカーソルが出たまま、走って、私をセレクトし、エナジーボルトを放ったんだ!

 ……リッチとの戦いでのダメージが残っており。
 かつ、マナも極小。

 慌てて、走って逃げようとしますが……。
 二発目のエナジーボルトが、私に向かって放たれました。

 ……どぼじで、全力で走ってるPCに、魔法をかけられるかなああああっ……!?


 あふうううう……。


 ……Asukaでのプレイ、三日目にして、PKさる。

 生き返って、戻ってみれば……根こそぎ、アイテムを奪われていました。


 ……自分の不注意だといえ……。
 「Star」というヤツを許せるはずがありません。

 ……青Nameだろうが、いつか死なす(++


 そう決心し、その日はプレイを止め、出勤しました。
 ……もう、その日は、胸くそ悪いったらありゃしませんでした(^^;;;



 この後、「Star」とその仲間たちが、PCの家へ「押し入り強盗」を繰り返していることがわかります。

 結果して、その「押し入り強盗」の現場で、ヤツの仲間と交戦することになるのですが……。
 結局、復讐ははたせず。

 また、ヤツらはヨーロッパ方面のプレイヤーらしく、ヨーロッパサーバーが正式運営されようとしている今。
 Asukaで出会うことは、もう無いでしょう。

 ……無くていいんですけどね(++;;;


1998.10/25 百六十三日目
「Asuka」編。……腐れ外道
 この日付分を書き出したのは、10月28日です。

 『The 2nd Age』(T2A)、良いですね〜(^^
 未知の大陸を探索する楽しさ。
 どこを歩いても、SPAWNが激しいせいか、モンスターたちや、凶暴な動物たちと出会えます。
 tameできる動物が増え……それのみならず、野生馬が頻繁に見掛けられ、tamer心を刺激してくれます(笑)。

 楽しいです。
 ……この楽しさがなかったら、ちょっと……『UO』をプレイするの、一時休止していたかもしれません。

 嫌なことがありました。
 良いこともあったんだけれども……嫌なことのほうが比重が大きくなってしまいました。

 嫌なことをほじくり返し、傷口を広げるのも気が引けますし。
 簡潔に。

 前日分にしるした、「Star」とその仲間たちによる、家侵入。

 やられました。
 ……まず、仲間ふたりが共同出資して、建てた家に。
 ちょうどその時、IRCに居たので、駆けつけましたが……。

 すでに遅し。
 鍵を奪われ、コピーされてしまったら、一度撃退したって、意味は無い。

 ……このつぎの日、とある有名所のBBSにて、強盗たちが、「Star」の仲間であると知ります。
 Asukaサーバーにおいて、押し入り強盗を働く外道たちに注意……。
 そんな書き込みでしたが、すでに被害者多数。

 そして、しばらく後……。

 私が所属する、ギルド「山賊」。
 それと、IRCに集う仲間たちとともに、二階建てを建築。
 その出入り口を建物で囲い、押し入り強盗されないよう対処したのですが……。

 やられました。
 ヤツらのひとりに。

 安全地帯へのRuneをすでに作っていたのか……。
 それとも、バグによって、安全地帯に進入したのか。

 そしてまた、そのPCは二階建ての鍵を、三つ所持していました。
 ふたつは、私の仲間から奪ったものだとわかりましたが、残りひとつは……?

 家へのバグ侵入への疑いが濃厚。

 ……なんにせよ……。
 建てて数日とたっていないので、アイテム的打撃は、致命的ではなかったものの……。
 精神的にショックでした。

 高いお金を出して、購入し、みんなと建てた、アジト。
 これから、きっと、憩いの場所になれるはずだったのに……。

 なんていうか……やるせなさが、すさまじい勢いで、身体を浸食していきました。


 もちろん、家侵入をした、「Ghangis Khan」だかなんだかを恨みました。
 私はその現場に居合わせていなかったので、衝撃はそれほどでもなかったのですけれど……。

 と同時に、ヤツに侵入される原因を作ったのは何かと考え、やるせなくなります。


 この二階建て建築の企画を立案し、設置場所を決定した自分を、か。

 四つの建物を建築し、一度は建設に失敗し、それでも断行した仲間を、か。

 外道が持っていた、所出不明な鍵は、外道がコピーしたのか、それとも、誰かから盗んだものだったのか。

 バグをのさばらせているORIGINを、か。


 もやもやして……なんだか……もう、なんにもする気が起きませんでした。


 やっぱり、安全な家を建てることなんて、不可能なんでしょうね。
 ただ、団欒の場所が欲しかっただけなのに。
 外道に鍵をコピーされまくっている以上、綺麗に家具を配置したところで、荒らされるのが目に見えています。

 城とか、塔を建てたとしても、それは、バグを使う腐れ外道たちの注目を呼び。
 それに荒されやしないかという不安を、抱え込むことになるのです。

 ……ならばいっそ、家など持たないほうが良い。
 持つならば、それは、いつなんどきでも、他者に荒らされても構わないという程度の覚悟か、あきらめを必要とするわけで。

 まあ、アイテムなどの物質的な財産よりも、キャラクター自身の能力と、頼れる仲間をひとりでも多く手に入れたほうが、『UO』を面白くすることでしょう。


 なんにせよ。
 根無し草も良いかな〜……なんて思う、放浪の日々を送っております。


 『The 2nd Age』は良いですね、ほんとに。
 ちょうどいい時期に出てくれましたよ。


1998.10/25 百六十三日目
「Asuka」編。小話集……っていうか手抜き(W
 ……で、気分を変えて。
 いままでに起こった出来事の、思い出に残った部分などを、つらつらと書き連ねていきましょー。

 っていうか、手抜き(笑)。
 いままでのことを、いちいち日を追って書いていたら、『UO』をプレイする時間がなくなっちゃいます(笑)。

 んーと。
 なにがあったかな?(ヲイ

 ……おう、そうそう。

 私が、Asukaでのプレイを始めた……29日だったかな?
 イベントに出くわしました。

 街の情報屋さんが、「へいや、へいやー」と叫んでいます。
 ……ローマ字で(爆)。

 なんでも、ブリテインの墓場に、アンデットモンスターが大挙して押し寄せてくる、とか。
 おお、イベントじゃイベントじゃ。

 そのときブリテインに居たので、速攻、墓場へ出向きます。

 おお、居る居る。
 ……PCが(笑)。

 アンデットは、ぽつぽつといったところ。
 魔法を使わないリッチ、スケルトン、ゾンビ。

 まだ、みな、NEWキャラだし、そんなアンデットたちにも、一苦労。
 私は、Chainさんとのスパーで力を付けていたので、難なくさばいていきますが……しばらくすると、雲行きが怪しくなってきます。

 PKです。
 人混みに紛れ、PK行為をおこなっている、腐れがひとり。
 のちのち、賞金首リストに名を連ねたり、赤NameのGhostとしてブリをさまよっているのを目撃したので、間違いないでしょう。

 せっかく、新サーバーができたっていうのに。
 みな新キャラなんだから、ゆっくり楽しもうや〜……。

 と、そんな腐れの存在で嫌な気分になっていたものの……。
 本当に危うい空気が流れ出したのは、その後のことです。

 スケルトン、ゾンビの数が減ったかと思うと……。
 ボーンナイトが登場してきました。
 ……つよいっす(涙)。

 みなが束になってかかっていきますが、ひとり、ふたり……と、冒険者たちは倒れていきます。

 あまつさえ、赤いスケルトン……ボーンメイジがSPAWNしはじめます。
 ……つよすぎっす(号泣)。

 まだサーバー起って間もないのに、魔法攻撃はつらすぎです。
 ひとり、ふたり……と、やっぱり冒険者たちは倒れていきます。

 腐れPKは居るし、モンスターは強くなってきたしで、私は、その場から撤退します。
 結構な稼ぎになったし、大勢のPCとわいわい騒げて楽しかったので、良しとしましょう。


 で、そのつぎのつぎの日。

 「動物調教」上げと、赤Mage苛めを兼ねて、ディスパイスへ行った帰り。
 とことこと徒歩で、ダンジョンから出ようとしたら、ひとりのPCが擦れ違いざまに「wait!」と叫びます。

 おおう、なんだよう?
 ……そう思ったモノの、私の足はすでに、外へと踏み出されていました。

 画面が切り替わり、外の光景が私の眼に入ってくるとともに、目の前に……。

 アンデッド軍団が〜っ(涙)。

 リッチ、ボーンメイジ、ボーンナイト、スケルトン、ゾンビ……。
 ……が、何組SPAWNしたのでしょう?
 ぞろぞろぞろぞろ……。
 画面はものすごく重くなり、囲まれそうになるのを、なんとか逃げ切りました。

 先日のイベントの名残だったのでしょうか?(^^;;;

 あんまりに凄い数だったので、ブリテインに戻った後、大声で、
「Dispiseにアンデッド軍団が出現! 凄い数だよーっ!」
 と叫んで歩きましたです。
 ……何人か、それに反応して、走っていきましたが……。

 私は怖くて、とてもじゃないですけど、Dispiseに戻る気はありませんでした(爆)。


 少し時間が経った後、Dispiseに戻ってみましたが……。
 すでに跡形もなかったです。

 手練れの冒険者たちが、うち倒したのでしょうか。
 それとも、「Bard」が?


 そうそう、「Bard」。
 すごいですね、この職業。

 彼らの奏でる曲は、モンスターたちやPKたちの攻撃意欲を削ぎ、ときに、モンスターたちを扇動し、同士討ちに誘い込む。
 ある意味、一番凄いSkillだと思えます。

 ……Bajaでも、そんな彼らの活躍を、ぽつぽつと見てきたわけですが……。
 Asukaでは、ちょっと歩けば、彼らに出会います。

 キャラクター育成にそれほど時間をかけずに、即戦力となることから。
 新サーバーでもっとも活躍できるのは、Bardでしょう。

 さらに、私が通う IRCの山賊メンバーにも、AsukaでBardに手をつけた人が、何人か。
 「CIMA」さん、Kotaroさん、「Indra」さん……の三人だったかな?

 とくに、プレイ時間が重なる「Kotaro」さんと、何度か一緒に狩りに出掛け……。
 この「Bard」のすごさを、幾度となく目の辺りにすることになりました。

 ドラゴンが、ドレイクが、ガーゴイルが、リーパーが、オークメイジが、エアエレメンタルが、ウォーターエレメンタルが。
 ……「Kotaro」さんの奏でる曲で、あれよあれよと扇動され、同士討ちをはじめます。
 何匹、どころか何十匹居ようが、Bardひとりいれば、全滅させることが可能なのです。

 扇動することで、Bard自体に犯罪者フラグが立つなどのデメリットはあるものの。
 やはり、恐ろしいほど使い勝手の良いSkillです。

 剣や弓でもって、一匹一匹モンスターを屠ることが、馬鹿らしくなってくるほどです(^^;
 ……でもまあ、一匹一匹、じっくり戦うことも、面白いんですけどね。
 扇動している最中は、はっきりいって暇です(^^;
 また、フラグPKを警戒して、通りかかる足音などにいちいち気にかけなければならないという面もありますし。

 とはいえ、一度は自分で遊んでみたいSkillですね(^^


 んーと、つぎは。
 ……あれ、いこーか。

 「Leaf」。


 Asukaサーバーでのプレイヤーは、過半数が日本人で占めているわけですが……。
 そのプレイヤーの中には、漫画やアニメ、他のゲームのキャラクターの名前でもって、プレイしている人が見受けられます。

 その中でも、結構多くて、なおかつ一番印象に残るのが……。

 「(株) Leaf 」作品のキャラクターたちでした(爆)。

 私は、いま現在、ふたつのホームページを運営しているわけですが。
 ひとつは、ネットRPG系で、もうひとつは、この「Leaf」の二次創作作品を扱った HPを運営しております。
 それゆえに、Leafキャラの名前を見掛けると、なおさら、印象に残るわけです。

 「Multi」や、「HMX-12」は、すでに五、六人見掛けているし(^^;
 「H.tomoko」(十中八九、保科智子)や「Gengorou」などの『To Heart』キャラ。
 そしてある意味、『To Heart』キャラよりも多い、『痕』キャラ。
 「K.Tiduru」、「K.Kaede」、「Rizuel」、「Azuel」、「Kouichi」、「Jirouemon」、「OniKagura」(?)など。

 うーん、結構嬉しいです。

 『(株) Leaf 』のゲームは、どれも素晴らしい作品なので、まだプレイしたことのないひとは、是非とも、購入していただきたい(クワッ)。
 とくに、『痕』というゲームは、私にとって忘れられないベストヒットです(感涙)。
 18禁ゲームなので、”アレでソレでナニ”ですけれど(笑)。

 ……ちなみに、「Leaf」以外に多かったのは……。

 「スレイヤーズ」と「ロードス島戦記」かな?
 二作品とも、ファンタジーだから、『UO』の雰囲気にあいますね。
 ……じゃあ、なぜ、「Leaf」は多いのだろう?(笑)

 あ、そうそう。
 この『UO』世界で、初めて、「Leaf」系サイトでの知り合いと出会ってしまいました(^^;
 「RUIN教授」……じゃなくて、「Ariel」さん、また、よろしくどうぞー(^^;;;


 つぎは……お金稼ぎの話。

 Asukaが正式オープンして……。
 二、三週間で、10万gp稼ぎました。
 えっへんっ(W

 しかも、さして苦労せず(爆)。

 ……いまだから、タネを明かしましょう。
 全ては、布裁縫です。

 ええ、あの、布から衣類を作り出し、NPCに売りつけるアレです。

 え、糸が手に入りにくいだろう……って?
 ところがどっこい。
 夜間と違って、昼間は結構、手に入れやすいんです。

 じゃあ、夜間と違って、昼間は、衣類も売れやすいのか……ですって?
 んー……。
 まあ、夜間よりは売れやすいでしょうが、どこの裁縫屋に行っても、裁縫師はたむろっています。

 それなら、売れやすい袖無しシャツやロングパンツで儲けたのか……って?
 ノンノン。
 ファンシーシャツと、プレインドレス?しか、作っていません。

 そんな、利益が高くて、売れにくい物をどうやって!?
 ……と、お考えになりますよね?

 答えは……。

 「WIND」です。

 「WIND」にも裁縫屋があるんです。

 Asukaサーバーが立ち上がって数日は、「WIND」の裁縫屋、無人でした。
 ところが、一週間が過ぎるか否かという頃……。

 裁縫屋に、ふたりのNPC Tailorが出現します。
 ただでさえ、プレイヤー人口の少ない「WIND」。
 ただでさえ、Mageryの高い裁縫師は少ない。

 ……ってことで、「WIND」の裁縫屋、ほぼ独占状態(^^

 ファンシーシャツとプレインドレスを買い取ってもらえなくなったら……。
 動物園で皮剥ぎ。作った商品は、「WIND」の道具屋に売りさばき。
 または、「WIND」周辺の洞窟部分を探索し、「Lich」や「Drake」をサクサクっと倒し、財宝をせしめます。
 そうこうする内に、NPCの抱え込む在庫がリセットされ、再び、衣類を買い取ってもらえるようになります。

 これを繰り返し、もう、うっはうは状態(笑)。
 一回「WIND」に赴けば、3000gp前後のお金と、そこで買える大量の秘薬で、鞄がいっぱいになります。

 裁縫しながら、「Hiding」Skillを上昇させ。
 また、マナが回復すれば、魔法の修行か、「Lich」or「Drake」退治を行います。

 ……ほんと、あの頃は、儲かりました……。

 なぜ、過去形かというと……。

 一時期、その裁縫屋から、NPC Tailorが姿を消し。
 いま現在、ひとりのNPC Tailorが常駐するようになりましたが、なかなか買い取ってもらえません。
 また、道具屋に居るNPCなど、在庫をヒトツも持っていないのに、なぜか、商品を買い取ってくれなくなったり……。

 はたまた、●●●(伏せ字)ORIGINが『The 2nd Age』にプレイヤーを引き込もうと、いままでのブリタニア世界のモンスターや動物のSPAWN率を、抑制し。
 その結果、動物園に満ち満ちていた動物たちは、いままでの三分の一以下の数にまで落ち込み。
 また、ガンガン湧きまくっていた「Lich」や「Drake」には、滅多にお目にかかれなくなってしまいました。


 まあ、このウハウハ状態が終わる前に、家を購入していたので、それほど、お金は必要なかったんですけどね。


 そう、家を買いました。
 場所は、一番軽いと言われる、「トリンシック」方面のサーバーです。
 トリンシック方面って、家を建てられる土地が少ないので、結果、負荷が少なくて済むサーバーなんですよね。

 で、その「トリンシック」方面にある山脈に、寄り添うように建築し。
 安全地帯を確保しつつ、玄関先に「ギルドストーン」を設置。

 「小さな家」を、「ギルドストーン」だけで安全地帯を作り。
 押し入り強盗を避けるような形に建築できました(^^

 私の家には、リコールでしか来れないので。
 部外者が玄関先で隠れ、押し入り強盗をしてくる……ということは、ありえないんです。

 ……まあ、バグ侵入がある以上、これも、完璧ではないんですけどね……。


 そんでもって。
 押し入り強盗も無いので、なおかつ、スペースが余るってことで。
 「山賊」の仲間たちに、スペースを貸しましたです。

 各人が家を持つようになるまで、複数の仲間が出たり入ったりする、賑やかな家になりました。
 ……いまは、家主さえ滅多に帰らないような、静かな家になってしまいましたが(笑)。
 家ほうっておいて、旅と冒険に明け暮れています(笑)> 私


 ……ギルドストーンというのは……。
 『UO』上で、正式に組織を作り、運営させることができる設置物です。

 これは、家の敷地内に設置でき。
 正規の登録をすることで、ギルドを発足できるわけです。

 私の家の出入り口を塞ぐのに、このギルドストーンを使ったわけですが。
 ひとりだけのギルドでも良かったのですが、せっかくだから……と、我らが「山賊」のギルドストーンにしちゃいました。

 正式名称……「San Zoku」。
 略称……「3z9」。

 今現在、登録されているキャラクターは……八人くらいだったかな?
 IRCに来るメンバーは、もっと居るんですけど……。
 無所属がいいって人も居て、登録してない人も多いです。
 ……ちょっと寂しいね(^^;

 あ、ギルド?「山賊」。
 悪いことなんて、していませんよっ!!(笑)

 悪人のロールプレイ?をしていたのは、『Life Storm』時代だけです。
 『LS』では、火山などのダンジョンで、道行く冒険者に話しかけ。
 アイテム「魔法の羽」を要求し、羽を出すなら見逃し、羽を出さないなら PKしにかかるという行動を取っていたようです。

 っていうか、「Kotaro」さんと「ベルナール」さんが初期メンバーで……。
 「山賊」でありながら、DUELやバトルロイヤルに明け暮れ、「山賊」らしいことをしてない……ってことで、実施しはじめた行動らしいですけれど。> 「ハネ ヲ ダセ!」

 いやー……あの、『LS』でのバトルロイヤルは面白かったな〜……。
 あれが面白くって、「山賊」に入り浸るようになり、なし崩し的に「山賊」になったんですよね、私(^^;

 『LS』で生まれた「ブルーローズ」というキャラクターは。
 『LS』にはまともな PK……悪人が存在しないということを嘆き(チートPKや、ただの無差別殺戮PKしか居なかった)。
 だったら、私が悪人を演じてやる〜……っと、生み出したキャラクターでした。

 結局、ほとんど PKらしいことはできなくて……あげく、PKKしてたり(笑)。
 そのうち、DUELに明け暮れるようになって……そんでもって、「山賊」に入り浸るようになり。
 当初の予定の、PK活動をまったくしない人になってしまいました。

 『UO』と違って、『LS』でのPK行為は、軽いですからね。
 PCにコロされたって、何十個も持っているアイテムを、一個だけ落とすだけだったし。

 「ブルーローズ」……「Blue Rose」は、物語に出るような、冷徹で美しい悪役……なんてものを目指していたのに。
 ただの、普通の冒険者となってプレイするようになっちゃいました(笑)。

 とくに、『UO』をプレイするようになって。
 『UO』におけるPKの重さ、悔しさをめのあたりにして。
 PKなんてしたくないと思い、逆に、PKを憎むようになっちゃったりなんかして。

 それは、「山賊」のメンバーも同じで。
 PKやThiefは、皆、大っ嫌いです。

 ……それでも、「山賊」(笑)。

 っつーか、この名前、すっごい、第一印象悪いんですけどっ!?(爆笑)
 普通は、PKとか、Thiefで構成された組織だと、思われてしまうんじゃないかなー?(^^;;;;

 初対面の人と、良い雰囲気になって……。

KAORUさんのギルドは、なんて名前なんですか?」
 なんて聞かれて……おずおずと……。

山賊です^^;

 ……と応えたら、会話が止まっちゃいましたよっ!(爆笑)


 まあ、それはそれとして(ヲイ)。

 私が魔術とともにメインにしているスキル。
 「動物調教」。
 ……いまひとつ、役に立ちません(^^;;;

 家を建て、そこでMacroできるようになり、MageryがGMになるのと同時期に、Animal TamingもGMになりました。
 GMになる以前から、「Dragon」や「Drake」を tameして遊んでいたのですが……。

 「Dragon」、「Drake」、きかん坊です(笑)。

 炎を浴びせかけられながら、苦労してペットにしたというのに……。
 突然、背後から噛み付いてきたり、炎を浴びせかけられることがしばしば。

 あまつさえ、PCが通りかかると、まず大抵、機嫌が悪くなり。
 飼い主どころか、その通りかかったPCに襲いかかる始末(++;

 私がペットにして、飼い慣らそうと頑張っていた「Drake」は……。
 すでに、PCをふたり殺しちゃいました(++;;;

 もっとも、そのふたりのPCはThiefだったので、ちっとも心は痛みません(爆)。

 ……しかし、ほんとうに善良な、ただ通りかかっただけのPCを攻撃して迷惑をかけるのはナニですし。
 なかなか、預けた厩舎から引き出さずに置いたら……ヴェンダーに屠殺されちゃいました(++;

 まー……それ以来、「Dragon」、「Drake」は tameしてません。
 掲示板などで訊いてみたら、「Dragon」、「Drake」、「Hell Hound」(スペル違うかも)は完全に飼い慣らすことは不可能であり。
 また、突然、不機嫌になって飼い主に噛み付いたり……。
 はたまた、街中に連れ込もうとすれば、Guardに飼い主もろとも処刑されてしまいます。

 そんなこんなで。
 飼い慣らせる動物で、一番強いとされる「Dire Wolf」(野生の狼)を三頭連れて、狩りを楽しんでいたりします(^^;

 もっとも……『T2A』が出たいま……。
 ふたたび、”Dragon Tamer”の名に恥じない「僕(しもべ)」を手に入れられそうです(++


 ……もっと書きたいようなネタがあったような気もしますが……。
 一ページの量が、増えすぎてしまったので、そろそろ、ここら辺で。
 また、思い出したように、過去のネタをほじくるかもしれませんが(^^;

 次回からは、『T2A』をはじめた、10月26日からの日記になる予定です。


続きは、こちら