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24.06/12(水)07:45宣戦布告

この日より、中央のアイン神殿への宣戦布告が可能となる。
宣戦布告に成功するだけで取ったも同然の恩賞であった。


チャット会議には4名が名乗りをあげる。
他にも布告勝負にだけ参加した方もいるかもしれないが、名乗ったのは以下の4名。

「れざちゃ」
「まいにち」
「しえり」
「シーラカンス」

(※ランク順)

朝の07:45から始まる、もうひとつの戦争。
中央のアイン神殿への布告に競り勝ったのは、我々であった。



カフゥの温室の宣戦布告。
→アポロの北教会クシェル。(07:45)
→アポロの東教会トパズ。(制限時間直前)
→アポロの東教会メラル。(制限時間直前)

世界樹の宣戦布告。
→中央のアイン神殿。(07:45)
→温室の西教会オニキス。(制限時間直前)
→アポロの西教会フロライト。(制限時間直前)

アポロモールの宣戦布告(すべて昼前)。
→温室の北東イエソド城。
→温室の東教会ペリド。
→温室の北西テファレト城。

星屑のグリモワールの宣戦布告。
→世界樹の南西ケテル城。(07:45)
→アポロの南教会マリン。(07:45)
→温室の南教会ラリマル。(制限時間直前)


注目すべきは、アポロが支配する北教会クシェルに対して、温室が早々に宣戦布告したことだろう。

それに呼応してか、あるいは最初から予定していたのか。
1位の座を引きずり下ろすべく、アポロが温室の領地3カ所への宣戦布告。
この布告は昼前に実施されたもので、事前防衛を散らして～とか、そういった駆け引きをうっちゃっての男前な布告に見えて、筆者個人としてはワクワクと盛り上がってしまった。

温室vsアポロの戦いの宣言とも取れるそれは。
序盤は探り合いの多いグランドバトルにおいて、それを吹き飛ばす潔さを感じられた。

全体マップ

■20:45

開幕前後の、事前防衛の積み具合。
それを見れば、どの陣営がどれだけそこを大切にしたいか、あるいは敵の攻撃が来ることを予想しているかを表している。


アポロの北教会クシェルの防衛力は235。
温室の早期布告から、ここが主戦場になると予想しての防衛配置だろう。


続いて、世界樹の南西ケテル城が防衛力95。
防衛配置は、教会は1、赤城は2、神殿は3のルールなため、ケテル城の防衛は難しい。

防衛を積んでも、序盤に削られてしまうことが多いギルドバトルとは違い。
グランドバトルでは兵力が近しいため、こういった事前防衛を削るのも慎重に兵力を使わなければならない。


温室の東教会ペリドが、防衛力92。
ペリドを支配することで、赤城2カ所に布告できる要所であるための対応であろう。

温室は赤城への事前防衛は少なくして、防衛の容易な教会に積んだ様子であった。


布告状況もあって、温室vsアポロの激戦が予想される。

その隙をついて、我々世界樹と星屑とが、両者が手薄にするであろう教会をかすめ取ろうと画策。
なおかつ、世界樹が支配する南西ケテル城に星屑が布告していて、そこでの激突が必至。

1対多を避け1対1へと持ち込む、互いに分かり、割り切った戦力配置である。


真っ先に動いたのは、カフゥの温室。

20:46。
開幕して間もなく、アポロ支配の北教会クシェルへの攻撃を開始した。

事前防衛が「235」と膨大なための削り作業ともいえる。
しかし削りとはいっても、1対1の場合は、それすなわちリアルタイム参加者の兵力を失うことである。

温室が本腰を入れてアポロと争う姿勢を見て、我々は安心して、対星屑戦へ集中することが出来る。


……まれに、AvsBの構図を示しつつ。
Cからの横やりがあった場合、そのCに対してAとBがそれぞれに全力防衛に転換してきたり、といった変わり方もあるのだ。

漁夫の利、乙です～＾＾とかのんきに構えていたところを、気づいてみれば 1対多になって引っぱたかれたり、とかも十分にあり得る。


21:05。
北教会クシェルでの攻防は、防衛「29」になる辺りで一旦休止していた。

早めに落としてしまえば、その分、再戦時間が生まれてしまう。
理想としては21:15以降に攻め落とすのが良い。


そろそろ星屑が我々(世界樹)に攻撃をしてくるのでは？との緊張感が増していく。

世界樹の戦闘箇所は、
布告しているアイン神殿(NPC)、
温室の西教会オニキス、
アポロの西教会フロライト。

宣戦布告を受けているのは、
星屑から南西ケテル城。

温室vsアポロの戦闘が激化しているので、教会二カ所の占領は容易にかないそうである。
そのため、おそらく唯一の戦場でなるであろうケテル城に防衛を配置し、待ち構える。

待ち構えているのだが……一向に敵陣が現れない。

開幕当初は、事前防衛「95」であったが。
リアルタイム参加者が増えるにつれ、次第に防衛が積み重なっていく。

中には1軍、2軍ともいえる強いパーティーも防衛についているため、本気で攻めるならばそろそろ防衛戦力を削らないといけないはずなのだが……。


「もしも逆の立場だったら、うちらならもう削り入ってるよね……？」
「あ、なんか星屑さん、アポロの教会を早落とししてる！」
「ええ！？　早落とししたら防衛積まなきゃいけない。うちのケテル城を攻撃するのに、そんな余裕あるの！？」


星屑のグリモワール。
21:08に、アポロ支配の南教会マリンを占領。
21:12に、若干の防衛戦力を蹴散らしつつ、温室の南教会ラリマルを占領。

戦闘再開は15分後、マリンは21:23、ラリマルは21:27になる。
ある程度の防衛を積んでおかないと、あっさりと反撃で取り返されてしまうため、ここにもリアルタイム参加者の兵力を使用しなければならない。

昨夜の戦闘から察するに、リアルタイム参加者では星屑のほうが多いかもしれない。
兵力的には世界樹のほうが若干上ではないか？と感じ取っていたので、この行動に「ケテル城、守れんじゃね？」との期待が生まれた。

21:14。
ようやく、世界樹の南西ケテル城に対して、星屑の攻撃が始まった。

とはいえ、温室vsアポロの激突が行われていく中、我々はここにのみ兵力を集中すればいいわけで。

リアルタイム参加者が継ぎ足していき、ついには防衛戦力「300」を越える布陣に、星屑の攻撃も散発的になり、ついには途絶えてしまった。
我々世界樹の、防衛戦の成功である。


一方で、温室vsアポロの激突。

おそらく、温室内部で決められた作戦行動か。
21:10に、北教会クシェルへの本格的な侵攻が始まる。
そして同時刻に、東教会トパズと、東教会メラルへの攻撃も始まった。

その同時三カ所の攻めはじつに見事に連携が取れていて、攻めを受けるアポロとしては、対応に苦慮したであろう。

防衛を積みます暇もなく、あるいは防衛を切り捨てたのか。
21:10のタイムラインで、北教会クシェルと、東教会トパズは陥落し、温室支配へと変わった。

東教会メラルには防衛が積み増しされてしばらく攻防が続いたが、アポロは余所の攻撃に集中したのか、21:16に陥落している。


一方でアポロモールも防衛戦のみではなく、温室への攻撃を始めていた。

21:13に、北東のイエソド城、東教会ペリド。
21:14に、北西のテファレト城。

温室からアポロ領土への攻撃だったものが。
この時間を境に、アポロから温室への攻撃へと切り替わっていった。


しかし結果としては、温室が優勢で終戦を迎える。

早々に防衛を切り捨てたテファレト城はアポロ支配へと変わったものの。
イエソド城と東教会ペリドの防衛に成功する。

とはいえ余裕綽々という様子ではなかったのか。
アポロからの反撃作戦も警戒し、薄い防衛戦を敷きつつ、逐次防衛積み増しの対応を見せ、複数箇所の防衛戦に成功してみせる。

三カ所への同時攻撃。
その後の複数箇所の防衛戦を成功させる等、得点1位のカフゥの温室の強さを見せつける夜となった。



結果としては、

カフゥの温室が、
アポロの北教会クシェル、アポロの東教会トパズ、アポロの東教会メラルを占領。

世界樹が、
中央のアイン神殿、温室の西教会オニキス、アポロの西教会フロライトを占領。

アポロモールが、
温室の北西テファレト城を占領。
温室の北東イエソド城、温室の東教会ペリドへの侵攻に失敗。

星屑のグリモワールが、
アポロの南教会マリン、温室の南教会ラリマルを占領。
世界樹の南西ケテル城への侵攻に失敗。



戦力的にも1位と思われる温室が、2位のアポロとの激突を制し、19点。

神殿を手に入れ、防衛戦にも成功した世界樹が得点的には2位にあがり、16点。

温室との激突に破れ、他勢力からも教会を切り取られたアポロが、11点。

世界樹への侵攻は失敗したものの、2教会を支配地に加えた星屑が、6点。


こうして、二日目の戦闘が終わった。

まだまだ油断を許さない状況であり、一夜にして得点が前後しうる均衡した状況であった。

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