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24.06/13(木)07:45宣戦布告

布告勝負に名乗りを上げたのは、以下の3名。

「れざちゃ」
「まいにち」
「しえり」

(※ランク順)


朝の07:45から始まる、宣戦布告競争。

星屑が、温室の南東マルクト城への布告。
そして世界樹が、アポロの北西テファレト城への布告。

三日目にして、二件の布告のみが表示される静かな始まりであった。


しばらくして、アポロが温室の北教会クシェルへの宣戦布告。

昨日は布告三カ所を即決したアポロだったが、さすがにこの日は迷った様子で、その一件のみで沈黙。


夕方に、温室がアポロの北東教会ファリア＋シトリ。
世界樹の北教会ルラに対して宣戦布告。


しかしその後は、アポロ、星屑、そして世界樹も後二件の布告権利を得たままだんまり。

というか正直に言って、どう対応すべきか迷っている状況で、制限時間が近づいてくる。

戦闘はまだだというのに、先に動いたほうが負ける！的な状況に陥っていた。


……そんな中。

20:19、敵勢力の駐屯部隊の様子を見ようとした我がギルドのメンバーが、星屑の南教会アメトへの布告誤爆。
( ぶっちゃけアメトが最有力候補だったし、気にしないでええんやでｗ )

それが呼び水になったか、それとも最初からそうだったのか。
星屑とアポロから二カ所ずつの宣戦布告を受ける。
温室からも含めれば、実に五カ所にもなる。


星屑のグリモワールの宣戦布告。
→温室の南東マルクト城。(07:45)
→世界樹の南西教会ラベン。(制限時間直前)
→世界樹の南西ケテル城。(制限時間直前)

世界樹の宣戦布告。
→アポロの北西テファレト城。(07:45)
→星屑の南教会アメト。(20:19)
→星屑の南教会マリン。(制限時間直前)

アポロモールの宣戦布告。
→温室の北教会クシェル。(昼前)
→世界樹の中央アイン神殿。(制限時間直前)
→世界樹の西教会フロライト。(制限時間直前)

カフゥの温室の宣戦布告。
→アポロの北東教会ファリア。(夕方)
→アポロの北東教会シトリ。(夕方)
→世界樹の北教会ルラ。(夕方)


得点2位となり、中央のアイン神殿を占領する我々は、実に狙いやすい相手なのだろう。

1対2になるのは、極力避けねばならない。
今宵は、今まで以上に厳しい戦いが予想された。

全体マップ

■20:45

温室以外の3ギルドが、直前まで宣戦布告を控えていたため、事前防衛もばらけていた。
それでも、早期に布告があった温室の南東マルクト城(73)や、アポロの北西テファレト城(167)、世界樹の中央アイン神殿(50)などと積み込まれている。

三日目にして、4ギルドが複雑にせめぎ合う微妙な均衡を保つ状態で開幕する。


その中でも、布告を受けた場所が2カ所のみであり、総合戦闘力と獲得点一位のカフゥの温室が比較的自由があり。
開幕してすぐに、自身が宣戦布告をした、アポロモールの北東教会ファリアとシトリへの攻撃を開始。

それは本格的な侵攻ではなく、あくまでも事前防衛を蹴散らすような、いわゆる「削り」といわれる行為だ。

開幕時点で、アポロは両拠点に60ほどの防衛部隊を積んでいた。
それを10～20位になるまで、温室は削り取る。

この削りを嫌って、防衛側が積み増し。
その積み増しに対しても削り行為があり、といった具合で、小競り合いから激戦へと移り変わっていくパターンもある。


しかしこの夜は、多少の積み増しはあったものの、アポロは過剰な防衛を控え、ファリアとシトリの防衛は重要視していない様子だった。

一方で、世界樹からの布告を受けている北西テファレト城に対しては、時間経過とともに少しずつ積み増しが加わっていた。

早期に宣戦布告をしてきた世界樹を、とても警戒している様子がうかがえるのだった。


こうなると世界樹としても、うかつに動けない。

本格的にアポロの北西テファレト城に攻め入るなら、ある程度防衛力を削っておいたほうが良い。
しかしその陣営は厚く、それと戦うだけでも兵力の損耗は必須で、漁夫の利を狙うであろう星屑から横撃を喰らうハメになる。

さらにいうなら、このテファレト城を刺激することで、なおいっそう対世界樹を意識させ、防衛に専念されてしまう可能性がある。
世界樹としてはもう少し、アポロと温室がぶつかり合うのを期待していたのだが……。


21:10。

星屑のグリモワールが、世界樹の南西ケテル城への侵攻を開始。
それにカウンターアタックをすべく、世界樹は星屑の南教会アメトとマリンへの攻撃を開始する。


この星屑vs世界樹の戦闘開始を見てか。
アポロが、自陣の防衛へと意識を向けようと思い始めたであろう頃合いに。

温室が、アポロ領土の北東教会ファリアとシトリへの本格的な攻撃を開始。
あらかじめ防衛戦力を削り取っていた二カ所を、21:12に陥落させた。

この温室の動きは実に見事で、アポロが防衛に戦力をつぎ込めば長期化したであろう所に、若干の早落としを実行してみせた。

たら、れば、の話しとなるが、もしここでファリアとシトリとで、温室vsアポロの戦いが長期化していれば。
すなわちアポロの兵力が失われ、終戦間際に、アポロは北西テファレト城を失っていたかも知れない。

テファレト城が世界樹の支配下になっていれば、一位の温室としても、今後の戦略に大きな影響があったであろう。

昨夜の三点同時攻撃といい。
まだ一度も戦闘をしていないというのに、カフゥの温室の戦上手な様子に、今後の戦いの困難さを予想させるのであった。


21:10の星屑からの先制攻撃を皮切りに、星屑vs世界樹の戦闘も激化していた。

世界樹が南西ケテル城と、南西教会ラベンを守り。
星屑が南教会アメトとマリンを守る。

星屑は温室支配下の南東マルクト城への宣戦布告もしていたが、そこには一切触らず、全戦力を持って世界樹へとぶつかってくるのであった。

星屑は、教会二カ所の防衛を途中で切り捨て。(21:13～21:14 2教会陥落)
南西ケテル城と、南西教会ラベンへの攻撃へと全力を振り絞る。

世界樹としては、アポロから布告を受けているアイン神殿や西教会フロライトのことも気になっていた。
しかし、アポロvs温室の戦いが長期化せず、これを守りきるだけの余力はないと判断。

21:14に、世界樹に対してアポロからの侵略があったものの、これに対して大きな抵抗は出来ず。
21:15に、中央アイン神殿、西教会フロライトともに陥落し、アポロ支配となった。
反撃の時間はほぼ無し。


21:20より、アポロが温室支配の北教会クシェルへの侵攻を開始。
しかしそれは全力という感じでは無く、いざ世界樹がテファレト城へ攻め寄せるようなことがあれば、即座に対応できるような。
実に無駄のない静かな侵攻であった。

けれど力を持てあましているであろう温室相手に、1教会への進行で決着がつくはずもなく。
結局終戦を待たずに、クシェルへの攻撃は中止されていた。

(後述する、世界樹のテファレト侵攻の影響もあったかもしれない)



対星屑シフトに注力した結果、21:23。

南西ケテル城と、南西教会ラベンを守り切り。
星屑の南教会アメトとマリンを占領し、防衛部隊も配置して反撃に備える。

星屑からの攻撃を耐えきり、ついには攻撃も散発的なものとなっていき、勝利を予感させた。


21:27。
世界樹メンバーで、残存兵力を確認。
防衛に徹すれば、星屑からの攻撃も耐えきれると判断。

余力があるメンバーで、アポロの北西テファレト城への侵攻を開始。
21:15からある程度の削りは行っていたものの、アポロの積み込みはとても厚く。

削りきった分も補充され、21:30の終戦時にはテファレトの防衛力は「2」にまで減らすことが出来たが、まだまだ余力を残していた可能性がある。


こうして、星屑と世界樹は全力で戦ったものの。
温室とアポロとは、どちらかといえば様子見、余力を持ったままの終戦を迎えることになったと思われる。



結果としては、

カフゥの温室が、
アポロの北東教会ファリアとシトリ、世界樹の北教会ルラを占領。
イエソド城とマルクト城も守りきったまま、北から東の教会すべてを掌握するにいたった。

世界樹が、
温室の南教会アメトとマリンを占領。
アポロの北西テファレト城への侵攻に失敗。

アポロモールが、
世界樹の中央アイン神殿と、西教会フロライトを占領。
温室の北教会クシェルへの侵攻に失敗。

星屑のグリモワールが、
世界樹の南西ケテル城、南西教会ラベン、そして温室の南東マルクト城への侵攻に失敗。



戦力的にも1位と思われる温室が、ついには北半分を支配下に治め、堂々の「31」点。

1対2になる愚を避け、侵攻側から教会を切り取った世界樹がなんとか「23」点。

2教会を失ったものの、神殿と1教会を奪い、城を守りきったアポロが「18」点。

全ての侵攻に失敗し、2教会を奪われた星屑が「8」点。



こうして、三日目の戦闘が終わった。

残念ながら星屑が一位を狙うのはほぼ不可能となってしまったが。

上位3ギルドは、いまだ順位が入れ替わる可能性を持ったまま、後半戦へと移っていく。

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