2006.07/20……『たべごろマンマ!』
2006.08/23……檻の中のイルカ
2006.09/27……最近のネットゲーム
2006.11/12……今期のアニメ。『Kanon』の再アニメ化に大満足
2007.07/27……近況報告と麻枝准氏のシナリオ引退について
2006.07/20……『たべごろマンマ!』 |
ネタはあるけども、ただ、すぐに書きたいっちゅうネタがあるわけでもないので。
おもむろに、最近見ているテレビの話などを書き始めてみる。
日本テレビ……いわゆる『日テレ』がどの程度の地域で見ることが出来るのか、いまひとつわからないんだけど。
……ちょっとググってみても、いまひとつわからんっっw
とりあえずその、日本テレビで放送される番組。
東京だと土曜の夕方18時30分〜18時59分に放送されている『たべごろマンマ!』という番組が最近のお気に入りだったりします。
バラエティとかは、仕事の関係で見ることが出来ないことも多く、見れないなら見れないでまあいっかぁ、と済ませてしまうのがほとんどなのですが。
この番組『たべごろマンマ!』だけは、ビデオで録画してでも見るようになっちゃいました。
最初は……土曜の夕食時に見る番組っていまいちないんだよなぁ、と思いつつ何気なく見ていたら。
この番組と出会って、「ん、これそこそこ面白いな、来週も見てみっか」から、「へへぇ、そうなんだ。面白いこと教わったな。来週も見てみよう」に変化していき、いまではもう、見逃すのが惜しいぐらいで。
バラエティ番組でも、雑学やら色々な知識とかを教えてくれる番組は数あるけれど。
この『たべごろマンマ!』のように、さりげなく、押しつけるわけでもなく、しかし面白い番組展開の中で見るだけで知識がすんなり入ってくるという番組は少ないのではないだろうか。
この番組の場合は、食……主に食材に関する知識。
野菜やら果物やら魚やらがメインで、それを番組のレギュラーである若い男女とゲスト1〜2名で分担して手に入れてくるという展開。
その展開の中で、「へぇ、そうなのか」「知らなかった」と言えるような、自分的にはかなり珍しい知識とかを見ることが出来るのだけれど。
それら知識ともいうべきものを、ほんとうにサラーっと放送して流してしまう。
もったいぶったりせず、それがさも当たり前のように、視聴者たちの前に示してくれる様がほんとに自然で、見ていてすんなりと関心出来て気持ちが良い。
ジャガイモというものは、植物でいうところの「茎」が食用となるジャガイモなのだ、とか。
たまねぎの、よく見掛ける茶色い皮で包まれたものと、新たまねぎの違いとか(マジで知りませんでしたっっw)。
黒酢ってーのは、屋内で保管or熟成するのではなく、無防備とも思えるほどに外気にさらされた無数の瓶の中で熟成されているとか。
日本で作られるジャガイモは、大きく分けて三種類とか。
さりげない展開で、気持ちよく食の知識が身に付くので、見ていて面白いです。
レギュラーのベッキー(黒髪ハーフのおにゃのこ)とキングコング(芸人の20代の男ふたり)も、嫌味が無くて良い感じ。
……キングコングって二人組のほうは、Webで調べないといまひとつ名前がわかりませんでしたがっっw
まぁ、そんなこんなで。
短いけれど、今回はここいら辺で。
2006.08/23……檻の中のいるか |
……こんな話を聞いたことがある。
水族館などで観ることが出来るイルカは、自分が人間たちに捕らわれているということを自覚できるのだそうだ。
決して広くはない水族館という檻に捕らわれ、自由を制限されている彼らは、そのことに対してストレスを覚える。
それでも彼らがストレスで潰されてしまわないのには理由があって……。
彼らを観に来る人間たちが喜んでくれることを知り、笑ってくれることを感じて、彼らはストレスに押しつぶされずに済んでいるのだそうだ。
薄暗い、青い世界の中で、彼らはなにを想っているのだろうか……?
特に意味はなく、ただネタが無いので書いただけのお話。
2006.09/27……最近のネットゲームは |
過去にも何度か書いているけれど、いまだにネットゲームにハマっています。
以前ほどでは無いにしろ、結局完全には辞められずにずるずると。
これまた書いた記憶もあるけど、ネットゲームなんざ老後の楽しみにとっておくべきだなぁ、とつくづく思います。
ハマってしまえばかなりの時間を消費してしまうわけだし。
……私が年金を貰えるような年代になったとしても、ネットゲームを楽しめる自信がありますよ!(笑)
むしろ老人向きなんじゃないかなあ、とも思うぐらいで。
家に居ながら、色々な人間と接する機会が持て、なおかつ日々新しいことがあり。
ある程度の期間毎にゲームはバージョンアップしてさらに新しくなっていく……。
座したままでも、時が経てば新しい刺激が供給される。
……なんつうか、あんまり能動的では無いにしろ、手軽に娯楽を得られる、楽しむことが出来るっちゅうのはすごい便利ですね。
ただこのネットゲームのせいで、いわゆる「ひきこもり」とかが多く生まれているのも事実なわけで。
リアルが大切な時間帯を生きている年代には、あまり触るべきではない、麻薬みたいな物とも思えるわけです。
で、このネットゲームの中で、今現在いろいろとある問題の中のひとつに、「RMT」……リアルマネートレードというものがあります
ゲーム内での貴重なアイテムや、手に入れるのが面倒なゲーム内通貨などを、リアルの金で手に入れる、というものです。
こういった取引は、初期のネットゲームである『Ultima Online』(以下UO)でも行われていました。
さらに、開発者が「ゲーム内のアイテムや通貨が、リアルマネーで取引されている現状は興味深い」という発言をして、特に禁止する様子も無かったのでさらに助長。
いまはもうわかりませんが、『UO』でのゲーム内で所有できる城やら塔などが、十万円以上の値段で取引されているのを何度も見たことがあります。
※城や塔、二階建てや一戸建てなど、ゲーム内に家を持て、そこを仲間たちと共有したり、自己の財産を貯蓄することなどが出来る
私が『UO』をモリモリやっていた時、一日で稼げるお金やアイテムはかなりの物でした。
ネットにあるRMTの掲示板などを見て、
「RMTだけで飯喰っていけるな……」
とか、ちょっと考えてしまったほどです。
……そして問題は。
本当に、このRMTだけで飯を食い、どころかリアルで家を建てる人間が出てきたことです。
それは、日本人やネットゲーム発祥のアメリカ人ではなく。
アジア……中国や韓国の人間たちでした。
日本人やアメリカ人がRMTで金銭を稼いだとしても、副業程度の稼ぎにしかならないでしょう。
ところが中国や韓国にしてみれば、日本人やアメリカ人相手にRMTすることで外貨を手に入れ、それを国の金銭に換えると、普通に飯を食っていけます。
さらにこれに目を付け、RMT専門の集団を育成し。
いわば会社ぐるみ、業者となって多くの人間を雇い、ゲーム内のアイテムや通貨を集団で稼ぎ、それをRMTで売りさばく連中が生まれたのです。
ネットゲームで遊び、手に入るアイテムをリアルで売却することで暮らしていける……となると、一体どういうことになるでしょうか?
RMTで稼ぐ側からすれば必死となり、マナーもルールも無く、ただ己のために他者を押しのけ、全てを奪おうと動き始めます。
……そういった世界が、いまのネットゲームには多く見られています。
私がいまもまだ遊んでいるネットゲーム、『FINAL FANTASY XI』も酷い有様です。
特定な貴重品を落とすアイテムをRMT業者が占有し、近づく一般プレイヤーを威嚇し、時にはモンスターを使って攻撃をし、独占しようとするなんて日常茶飯事。
彼らを見掛けない日など一日として無く。
ゲーム内のアイテムの相場なども操作し、自分たちにとって有利なように、ゲーム内の経済を変えて支配していく……。
サービスを提供する側のメーカーの対応も後手後手、というか見当外れだったり、焼け石に水だったり。
こういったRMT業者を利用していたり、癒着してるんじゃないかって噂も流れるほどです(他のネットゲームでは実際にあった)。
救われることがあるとするなら、日本人のプレイヤーの多くはRMTを快く思っていない、という風潮があるということでしょうか。
……まあ、逆にRMTをする人間を蔑んだり、晒したりするのもまた日本人が多いのですがw
アメリカ人なんかは、ネットゲームはいわばリアルでのアミューズメントパークと等しく、金を使って楽しむ娯楽なのだ、という風潮があると聞いたことがあります。
事実、『FF11』内でのアメリカ人たちが、RMTを利用している頻度は高いです。
もちろん、中にはそれを嫌うアメリカ人たちも居ますが、『FFXI』がアメリカで発売されたのを期に、RMTが活発化したのも事実です。
新しいネットゲームの中には、このRMT問題に真剣に取り組み、成功している例も見受けられます。
けどまあ、私が遊んでいる『FFXI』はダメだろうなあ……(笑)。
2006.11/12……今期のアニメ。『Kanon』の再アニメ化に大満足 |
いま現在、欠かさず見続けているアニメは、
『乙女はお姉さまに恋してる』
『パンプキン・シザーズ』
『DEATH NOTE』
『Kanon』(京都アニメーション版)
……の四本。
なかでも嬉しい誤算だったのが、『乙女はお姉さまに恋してる』(以下『おとボク』)でしょう。
以前の日記にも書きましたが、全然期待していなかった……どころか、最悪の事態も予想していました。
そういうこともあって、予想外に「普通に面白い出来」だったので肩すかしを喰らい、期待していなかったぶん評価があがったというかw
貴子と君枝の声優さんが壊滅的に似合っていない、といった感じがあったり。
それいがいのキャラが、さすがプロとでも言っていいほど、原作との摺り合わせが用意だったり。
紫苑さまはもっと"太い"だろ!的な絵への突っ込み入れたくなる所とか。
けど美智子さんが、他のモブよりも地味過ぎるような所にはひどく納得したり(笑)。
シナリオを再構成している場面が多々あるのですが、うまい面もあるものの、そこ削るかぁと残念に思う場面もあったり。
最悪の予想が転じて高評価、というのを差し引いたとしても、原作ありアニメとしてはクオリティの高いほうだと思うので、ストレス無く全話を楽しめそうです。
『パンプキン・シザーズ』は、漫画が原作らしいアニメ。
架空?ぽい世界での、戦後の荒廃した人心、領地などを復興するための小さな部隊が主役となるお話。
兵器としては戦車がメインとなるあたり、第一次世界戦争ぐらいがモチーフになってるのかな?
まあ、そんな小難しいことを考えなくても、普通に楽しめる作品。
活き活きとしたキャラクターたちとその掛け合い。
色々な背景を予想させるキャラクター像。
そして、主人公の所属する国の僻地や小さな街などを、かつての兵隊たちが荒らし、それらを制定するための小戦闘とか。
普通に見れて普通に楽しめるものの、是が非でも見たい、お薦めしたい、とか思う作品ではなく。
肩肘を張らずに、「おもろいなー」とストーリーとキャラクターを楽しむようなアニメでした。
『DEATH NOTE』(以下『デスノ』)。
これまた、漫画原作のアニメ。
上の作品と違って完結してるので、テレビ放映分できちんと最後まで描かれることになりそう。
原作自体が熱く楽しめた作品だったので、非常に楽しみにしていて、そして出来上がったクオリティも想像通りの物で、「よしっ!」と言った感じ。
『おとボク』と違って、予想外とかは無いものの、納得の出来。
原作の漫画はシナリオと絵描きが別々ということもあって、連携は完璧ではなく、あきらかに詰め込みすぎ、という話も多かった。
けれどこのアニメ化に際してすっきりと再構成している感じがあって、無理なく楽しめる。
漫画の科白などでは詰め込みすぎと印象の場面も、声優さんの「声」ですんなりと頭に入ってくる。
人に物事を伝えるには、字よりも音のほうが浸透力あるよなぁ、とちょっと寂しく思ったり。
だいたいの筋道は記憶しているけれど、毎回、わくわくと楽しませてもらっています。
……いま現在の主人公は、若いながらも痛々しいほどに真っ直ぐで見ていて泣けてくる。
第二部のふてぶてしい感じの彼よりも、今のように必死に戦い続ける少年の頃のほうが好きだなぁ……。
そして、『Kanon』。
私に、文章を書く意欲を与えてくれた大切な作品のひとつ。
結構昔にアニメ化されていたので、なんでそれをいまさら再度アニメ化?というのが正直な感想。
かつてアニメ化された際は、大絶賛するほどでは無いにしろ、ゲームのアニメ化作品の中では良い出来だったと思う。
私にとって、『Kanon』のアニメはアレでもう完結したと思っていたのだけれど……。
オリジナルではなく、今回は先のアニメ化と同じく、ゲームそのままのアニメ化。
違うというのは、アニメを作る会社が違うことであり、そしてそれがまた大きな違いとなっていたっちゅうわけで……。
私がアニメとかあまり詳しくないからだけれど、一度アニメ化されたものを再度アニメ化……といった例は少ないんじゃないでしょうか?
あったとしても、そのアニメの続きだったりとか、オリジナル要素の強いものだったり。
この『Kanon』のように、先にアニメ化されたものをまったく無視しての再度のアニメ化……といった例なんてあるんでしょうか?
いわゆる昔の名作のアニメ化……とかならあるのかもしれないけれど。
テレビアニメで完結した後、それを再構成した映画化、とか……。
まあ、前書きが長くなりましたが。
今回の『Kanon』アニメ化は、先にも書いた記憶のある『涼宮ハルヒの憂鬱』をアニメ化した、「京都アニメーション」という会社。
『ハルヒ』のクオリティももちろん、その前に手がけた『AIR』の評価も高く、私自身、この会社がアニメ化するのなら面白いことになるんじゃないかなーとかは思っていたのですが……。
京都アニメーション版『Kanon』を見て、何度となく涙ぐんでしまいましたヨ!
なんですか、この異常なクオリティの高さは!
原作を大事にしつつも、無理なく構成したシナリオの流れに、商業主義とかそんなものを超越した愛ってやつを感じちゃいましたヨ!
もうなんちゅうか、原作のアニメ化は数あれど、次元が違うっていうか……。
こんなアニメ作品を作ってくれるのなら、原作サイドが金払ってでもお願いしたくなるんじゃないかというほどの洗練されたアニメ化っぷりにはただただ、溜め息。
『Kanon』を何度となくプレイしなおし、文章を読みまくった自分としては、話の端々に無理なく複線が張られていく様に背筋がぞくぞくしたり、涙腺がゆるんだり、もう平静では見てらんねえw
ほんっと、もう手放しで大絶賛できるぐらいの原作付きアニメは、初めてかもしれない。
『AIR』もこれぐらいのクオリティなのだろうか……ちょっと……いや、かなり興味を覚えた。
……なにはともあれ、『Kanon』を楽しんだ人なら、これは見ないと損。
地上波では見れないので、後に発売されるDVDをレンタルするなり、買うなりして見ないと、損するぜってぐらいの逸品です。
2007.07/27……近況報告と麻枝准氏のシナリオ引退について |
この不定期日記……というか雑記に書くのは八ヶ月ぶりになります。
一応トップのほうで近況報告めいたことは書いたりしていたものの、まともな文章をアップするのは本当に久しぶりになります。
復活宣言しといてこの有様……。
なんというか、全体的に時間が足り無い。
ようやく余裕が出来そうだな……と思ったら上司から「異動の準備しろ」との指示があってもう、オレちゃん涙目っっw
昔がどれだけ良い状況だったのか……とわかるのは、決まって取り返しのつかない状態になってからだったりするわけです。
今の状態も決して悪いとは言えないけれど……もしかしたら数年後に振り返って、この頃は良かったなぁ、とか振り返ったりするのだろうか……ガクブルです。
結論から書いてしまうと。
いまだ、なにか新作を掲載できるほどに書けていません。
過去の痛い経験から、それこそ掲載できる寸前まで……完成の目処が経つまでああだこうだと言わないようにしているとはいえ……もどかしい。
色々と書きたいことはあるけれども、なんとも気乗りしないまま、この雑記もさぼりがちに。
今回は……いや次回がいつになるかはわからないですけども、とりあえずの近況報告と……。
Keyの新作『リトルバスターズ』についてチョロっと雑感を。
……いや、まだ買ってないんですけどね、今日が発売日だし。
出勤途中に買うつもりではいるけれども……少し積み気味になるか……なんにせよ、一通りクリアするのは八月に入ってからであろうことは確定的。
毎日、少しぐらいは余暇はひねり出せるのだけれども、その短い時間を創作に費やしたら準備だけで終わってしまうし。
なんで、短い余暇は『ニコニコ動画』で消費しつくしてしまい、なんという悪循環……。
ニコ動、についても書きたいことは数あれど。
あきらかに真っ黒な動画も多いのであまり書けないし……時間を食い尽くす勢いではネットゲームに勝るとも劣らず。
悪いことには、上記したように短い時間でも楽しめてしまうので、ついついちょっと時間あるな……と見てしまい、余暇を食いつぶされてしまうのが非常にヤヴァイ感じ。
なのでまあ、本腰入れて文章を打ち込めるのは、週に1〜2日しかない休みの日だけだったり……トホホ。
やりたいことは沢山あるのに、圧倒的に時間が足りない。
……で、『リトルバスターズ』。
事前情報とかはほとんど仕入れていないんですが、ネットでチラっと見た情報が気になり、ググる。
するとまあ、あれよあれよと検索に引っかかり、それがどうもデマでないこと知って愕然。
Key新作『リトルバスターズ』を最後に。
麻枝准はシナリオライターから引退する。
検索数やソース元からして、どうも真実らしくてかなりのショック……。
体調不良やら持病やらアイデアの枯渇やら色々あるんだろうけども。
私にとって、彼の作品は生き甲斐のひとつだったので……ここ数年で一番ショックな出来事だったりします。
いやもう、本気で。
生き甲斐、とか大げさに聞こえるかもだろうけども誇張ではなく。
まあ、それが全てではなく生き甲斐のひとつ、程度ではあるんだけれども。
……確実に、将来の楽しみが減ってしまった。
色々理由はあるんだろうけども……ぐだぐだに力尽きるまで、彼にはシナリオを手掛け続けて欲しかったなぁ。
今後はプロデューサーになる、という話だけれども。
一ファンとしては、あくまでも彼の作品が見たいのであって、彼が企画した物を誰か別の者が書いた物語を読みたいんじゃないんだよなあ。
最後のシナリオ作品だという『リトルバスターズ』でさえ、彼一人の作品ではなく、複数のシナリオライターによる合作だ。
私は別に、麻枝准という味が含まれたミックスジュースを飲みたいんじゃあなくて純度100%……せめて90%以上の、麻枝准の生搾りwジュースを飲みたいんですよっっw
さらに言えば、麻枝准の包装紙で包まれているだけのミックスジュースになんか興味無いんだってばっっw
散々下ネタを晒してきたんだし、どれだけ無様に取られようと、格好悪くみられようと……。
格好つけずに、力尽きるまでシナリオで勝負し続けて欲しかった。
※2007年07月28日、追記
で、買ってきましたよ『リトルバスターズ』!
初回特典の開発者たちのコメントの最後に、件の麻枝准氏が二ページに渡って辞める理由等を書いていました。
簡単に言えば……納期そっちのけで、作りたいものを作り込み過ぎて周りに迷惑を掛けてきた。
『自分の企画する無茶苦茶なスケジュールになる開発に(仲間を)付き合わせるのはこれで最後』。
自分の限界とか引き際とか、そういったものよりもなにか建前じみた言い訳でモヤモヤするーっっw
この人が「大人」になって、なにか良いことがあるのだろうか……?
この人が企画し、プロデュースした作品は標準以上の出来には仕上がるだろうけども、この人の思うとおりに文章を書ける人間がどれだけ居るのだろうか。
この人が思い描くほどの力は出せず、普通の良作で終わってしまうことが普通じゃないのだろうか。
この人の作品を愛してきた人は、彼の我が儘っぷり、言わば悪ガキっぷりに惚れて付いてきたのだと私は思っている。
今頃良い子ちゃんぶったって、誰も喜びゃしねーっつーのっっw
……そりゃあ、この人が企画プロデュースに専念して、過去の傑作を越える作品を生み出せる可能性も無いことは無いだろうけども……。
それは、彼とは別の新しい「麻枝准」を据え置かなければ出来ない芸当なんだし、その可能性は限りなく低いだろう。
ゲーム業界なんて人の出入りは激しいし、彼の元から去っていった者も多数いるのだろうけども。
例え、彼が一人になろうとも……盟友の折戸伸二さえも居なくなったとしても。
麻枝准が麻枝准としてシナリオを書き続けている限り、付いていくファンは無数に居る。
逆に、麻枝准がいままでの麻枝准を捨てることで、周囲の人間に社会人としての申し訳が立ったとしても……。
彼に惚れて付いてきたファン達は、果たしてついてきてくれるだろうか?
何にせよ、これだけ大々的に書いてしまっていては、彼のシナリオライターへの復帰は望めないだろう。
間違いなく、彼の作品を愛してきた人たちにとって、ひとつの時代の終焉ということだろう。
繰り返すけども、彼にはずっと突っ走っていてもらいたかった。
彼になりたい、彼の居る所へ辿り着きたいと求める者は数知れず。
しかしその彼自身が、彼でなくても出来る立場へと席を移ろうとしていることが、この上なく残念だ。
◆