![]() |
name | KAORU-BlueRose | Animal Taming | 100.0 | Resisting Spells | 72.9 | ||
guild | People with Angelic Feather . PAF | Magery | 100.0 | Hiding | 48.7 | |||
part | 冒険、動物調教、魔術師、音楽家 | Meditation | 100.0 | Tactics | 1.5 | |||
title | Glorious Lady , Grandmaster Mage | Musicianship | 100.0 | Mace Fighting | 51.4 | |||
status | str76 dex58 int91 | Provocation | 89.1 | Wrestling | 45.1 | |||
| ||||||||
![]() |
name | KAWORU-BlueRose | Tactics | 99.8 | Meditation | 69.9 | ||
guild | People with Angelic Feather . PAF | Swordsmanship | 99.7 | Healing | 69.1 | |||
part | 冒険、武器戦闘 | Wrestling | 99.8 | Parrying | 54.0 | |||
title | Glorious , Master Warrior | Magery | 90.8 | Archery | 6.7 | |||
status | str72 dex62 int91 | Resisting Spells | 66.1 | Hiding | 54.8 | |||
| ||||||||
![]() |
name | KAEDE-BlueRose | Tinkering | 100.0 | Magery | 59.8 | ||
guild | 山賊 . 3z9 | Carpentry | 64.2 | Resisting Spells | 26.5 | |||
part | 山賊GM、雑用係、家事留守番 | Lumberjacking | 68.8 | Tracking | 30.1 | |||
title | Grandmaster Tinker | Arms Lore | 29.0 | Hiding | 90.5 | |||
status | str98 dex27 int100 | Item ID | 93.0 | Cooking | 89.4 | |||
| ||||||||
![]() |
name | Blue Rose | Tinkering | 100.0 | Magery | 55.0 | ||
guild | --- | Tailoring | 92.0 | Resisting Spells | 22.0 | |||
part | 服飾デザイナー | Blacksmity | 52.3 | Hiding | 78.7 | |||
title | Noble , Grandmaster Tinker | Tactics | 60.1 | |||||
status | str80 dex89 int56 | Mace Fighting | 93.0 | |||||
| ||||||||
![]() |
name | Gon | Blacksmity | 98.0 | Magery | 80.0 | ||
guild | Role Playing Game . RPG | Mining | 93.2 | Meditation | 23.4 | |||
part | RPG GM、鍛冶屋 | Tinkering | 79.2 | Resisting Spells | 55.3 | |||
title | Eminent , Master Smith | Hiding | 90.6 | Tracking | 35.3 | |||
status | str100 dex46 int53 | Wrestling | 90.0 | Arms Lore | 38.1 |
1999.02/10 時点のステータス
1999.02/03 二百六十四日目 |
「Asuka」編……進化 |
『Ultima Online』は、スゴイ。
……なんて、今更ながら思う。
ネットワークゲームが誕生して間もない時期に、これだけの作品に成長するとは……。
『DIABLO』っていう、それこそ、ネットワークゲームの先駆けとなった作品もあるけれど。
規模が違いすぎる。
『DIABLO』は最高四人だったけれど、『UO』は、最高三千人。
『DIABLO』は実際にプレイしていないので、詳しくはわからないけれど……。
『UO』のプレイ人口は、数万人も居る。
……いまも、増え続けている。
『UO』には、いま、いくつのサーバーが存在しているだろうか。
日本だけで、四つ。
アメリカと、最近立ち上がったヨーロッパサーバーを合わせたら、いくつになるだろう。
また、新サーバーが出来るっていう噂もチラホラとある。
『Ultima Online』。
子供の頃、多くのコンピューターRPG、テーブルトークRPGをプレイしてきた私にとって。
夢にまで見た仮想世界が、『UO』にはあった。
コンピューターが操っている、NPCも数多く存在するものの。
それよりも、人間が直に操っている、プレイヤーキャラクターのほうが多く存在する。
街を歩けば、そこかしこに、他のプレイヤーが操るキャラクターたちが生きている。
冒険へと旅立とうと、支度をしている冒険者たち。
お金稼ぎや、良質なモノを作るためにせいをだす生産者たち。
自分が作った製品、またはモンスターたちから得たアイテムを、街頭で売り歩いている者たち。
そんな彼らから、甘い汁を吸おうとしている、盗賊たち。
主義主張の違いから、戦争状態にあるギルド同士が刃を交えていたり。
そして、外へと出れば、そこは無法地帯。
強い者が生き、弱い者は死ぬ、弱肉強食の世界。
コンピューターが操る、動物やモンスターたち。
その動物やモンスターを倒すことで糧を得る、狩人たち。
生産活動のために、素材を調達に来ている生産者たち。
それらを獲物とする、殺人者たち……。
街の外で出会った者を、信用するか否かは、プレイヤー次第。
殺し合いになることもあれば、共同に事を成そうとする一時的な協力者になることもあるかもしれない。
馴染みになれば、かけがえの無い仲間になることもあれば。
出会えば殺し合いを演じる、敵対者になることもある。
プレイヤーたちが作るゲーム。
プレイヤーたちが生きるゲーム。
プレイターたちが常に影響を与え続けるゲーム。
それが、『UO』。
……夢にまで見た、憧れていた、RPG。
発売されて、すでに一年以上が経っている。
だというのに、いまだにプレイヤーが減ることは無く。
いまも、新たなプレイヤーが現れる。
……果たして、今後、このようなネットワークRPGが生まれるだろうか?
一年以上も、プレイヤーを魅了し続けるゲームが。
答えは、否。
よっぽどの奇跡でもない限り。
これほどのプレイヤー人数に恵まれるゲームができることはないだろう。
『UO』は。
RPGのゲームとしての面白さ。
ネットワークゲームとしての面白さ。
そして、ネットワークゲームが誕生して間もない、他に大した競争相手も居ない状態だからこそ。
……これほどのプレイヤー人数を抱えることになったのだろう。
今後、さまざまなネットワークゲームが生まれ、人気を得ていくだろう。
そして、プレイヤーたちは分散していく。
いまの『UO』のように、ひとつのゲームに、人が集まり続けることはないだろう。
いまだからこそ……。
楽しめるゲーム。
そして、『UO』は日々進化していく。
プレイヤーがさまざまな技術を身につけていき、それがプレイヤー間に相互作用していき。
そしてまた、『UO』というゲーム自体が、新しいシステムを加えられ、あるいは修正され、進化していく。
運良く、この祭りに参加できたことを、私は、とても嬉しく思う……。
■ トレジャーハンティング |
『UO』は、システム的に、さまざまな修正や、新しいモノが追加され続けています。
それを、”パッチ”……などというわけですが。
『UO』が発売されて、すでに何回、このパッチが入っていることでしょう……。
初期の『UO』と、いま現在の『UO』とを比べたら、それこそ、『UO 1』と『UO 2』以上の差はあります。
私がプレイしはじめた頃から、いままでも、かなりのパッチが入りました。
そんでもって。
ここ最近、面白いパッチが立て続けに入りました。
それに関係する話を、この日付分の日記に書き記そうと思っています。
で、トレジャーハンティング。
最近入ったパッチの中で。
モンスターが抱え込んでいる財宝に、かなりの修正がほどこされました。
これが、様々な悲喜交々を呼び起こしたわけで。
やれ、あのモンスターは、貧乏になった。
やれ、あのモンスターは、お金持ちになった。
ってなもので。
いままで培ってきた、どこのダンジョンが、どのモンスターが良いお金稼ぎになるか……といったものが。
すべて、白紙に近い状態に戻されたわけです。
以前は、結構不条理なことが多かったんですよね。
どう考えても、弱すぎるモンスターが、ものすごい大金を抱えていたり。
強力モンスターを倒したというのに、手に入るのは雀の涙程度の金銭……とか。
これらが修正され、モンスターの強さにあった財宝を持つよう、修正されたと思います。
20〜100gpくらい持っていたモンスター”オーク”は、貧乏になった代わりに、生活用品を持つようになっていて。
いままでレアアイテムとされていた物を持つようになったり。
生活品や食べ物、フルーツを持つようになって、なにやら人間臭くなっていたり(^^;
以前は、100gp近い金銭を持っていた弱小モンスター”ヘッドレスワン”が、20gpになったり。
いままで、お金なんて持っていなかった弱小モンスター”モンバット(強)”が、お金を持つようになったり。
結構美味しかった”アースエレメンタル”が、お金の代わりに、鉱石と宝石を落とすようになったり。
私がよく通っていた Ice Dungeon。
ここに出現する、氷デーモンこと Ice Fiendのお金が、100gpくらいから、一気に400gpくらいにまでお金持ちになったのは、嬉しかった(^^
……もっと驚いたのは、白ドラゴンこと、WhiteWyrmが、物凄いお金持ちになってました。
なんと、一頭で1500gpも抱え込んでいるのです(@@;
倒して良し。
Tameして、財宝を貢がせるも良し。
Tameして、モンスターたちを倒させるも良し。
さらに、他のプレイヤーに売って良し。
……すばらしい(笑)。
しかし、モンスターたちの抱える財宝に修正が入ったという中で。
いちばん面白かったのは、特定のモンスターたちが、宝の地図を持つようになった点です。
宝の、地図!
おおお、なんとも魅惑的な響きっ(笑)。
冒険心と欲望とを刺激してやまない、その言葉。
宝の地図を解読するには、”地図作製”skillというものが必要です。
……いままで、日の当たることのなかった生産系skillが、一気に人気もの(笑)。
解読した地図を元に、宝物を掘り当てるには、”採掘”skillが重要になります。
この”採掘”skillは、いままでは、鉱石を掘って、それを鉄塊に変えるというskillでした。
この鉄塊を元に、”鍛冶”skillでもって、様々な武具を生み出すことができるわけで。
以前から人気があり、また、同時期にはいったパッチで、さらに魅力あるskillになったので、”採掘”skillの人気は不動のものに。
さらに、掘り当てた宝箱には鍵が掛かっており。
これを開けるには、”鍵開け”skillと、”探知(Detecting Hidden)”skillが必要です。
”Detecting Hidden”は、”Hiding”している者を暴いたり、宝箱に罠が掛かっているか否かを調べることができたので、そこそこ使われていたのですが。
”鍵開け”skillなんて、なんでそんなのがあるのかってくらい、無意味なskillでした(笑)。
とまあ、そんな具合で。
いままで、無意味だったskillを、意味のあるものにしよう……といった目論みが、オリジンにはあるようです。
でもって。
この宝箱を発見……あるいは開けることで、それを守るモンスター達が出現するのです。
宝の地図には、五段階あって。
いちばん難易度の高いモノには、『UO』上で二番目に強いとされる、黒デーモンが守護している場合もあるのです。
黒デーモンほどでは無いにしろ、結構強力なモンスターたちが、複数出現することが多いです。
……といったところから。
宝の地図の捜索。
そののちの、守護者たちとの戦い……といった、小さなイベントが発生するわけです。
いやあ、これがなかなか、面白い(^^
宝物の探査には、結構時間が掛かるのですが……。
捜索隊を組んで、守護者たちと一戦交えるのが、むちゃくちゃ楽しいです。
宝の地図、これを書いている現在、合計八枚手に入れました。
Asukaで五枚、Hokutoで三枚。
そのうち、Asukaで二枚、宝探しをしました(^^
私が所属しているギルド「PAF」に呼びかけ、トレジャーハンティング。
予想していた通り、宝探しにかなりの時間が掛かります。
……っていうか、宝の地図、いい加減すぎる(^^;
地図は、宝の在処をしめしているのですが、かなりアバウト。
さらに、ちょっとずらして考慮しないと、探し当てることはできないとか。
キャラクターのskill以前に、プレイヤーのskillが必要だそうな。
ほえ〜……。
大変そうだけど、そうやって、プレイヤーが技術を蓄積することで手馴れていく……っていうのは結構魅力かな。
私も、キャラクターに余裕があれば、やりたかったなあ。> トレジャーハンター
で。
なんとか、二枚の発掘に成功したのですが……。
予想よりも、宝の難易度が低かったらしく、モンスターたちはそれほど手強くなかったです。
……もっとも、ヒヤリとする場面が多かったですが(^^;
また、手に入れた財宝も、それほどスゴイものではなかったです。
……う〜ん、時間がかかるわりには、実入りが少ないのう(笑)。
実入りは少ないですけど、仲間とワイワイ宝探しするのは、楽しかったです。
仲間を集め、小さなイベントとして楽しむのには、ピッタリな感じです(^^
……そんでもって。
「PAF」メンバーに誘われて、自分以外の地図をもとに、トレジャーハントをすること、二回。
「ryo-ta」さんが、巨人「Titan」から手に入れたモノ(Lv.3)。
「RAOU」さんが、「WhiteWyrm」から手に入れたモノ(Lv.4)。
まず、「ryo-ta」さんの地図。
……これは、宝探し自体よりも、その場所へと行くのに手間が掛かりました。
テレホタイム前半に、いちばん重いとされる地区サーバーへ赴くものじゃあないねえ(^^;;;
で、トレジャーハンターは、PAFのメンバー「tomo」さんの知り合いだっていう、「kanakana」さん。
結構経験があるらしく、あっさりと探索に成功。
そして、守護者出現!
直接攻撃力が破壊的だっていう「オーガロード」が出現。
宝箱を掘り当てた「kanakana」さんは、為す術もなく死亡(涙)。
断末魔の悲鳴、湧き出るモンスター、飛び交う魔法、矢……そして……そして、ビッグ ラグ!(号泣)
ふぐあああ、なんでそこで止まるかなああああああ(^^;;;
Lv.3だったので、比較的簡単に、守護者たちの壊滅に成功。
死者は、「kanakana」さん一人。
でまあ、宝物を持ち帰り、「PAF」アジトにて鑑定作業。
……ところが、期待していたほど、良いアイテムはなかったもよう。
私は、スクロールをいくつかもらった。
……秘薬代にもならんなあ(^^;;;
で、日を移り、今度は「RAOU」さんの地図。
……これは、場所は検討ついたものの、孤島にあるため、船で行く必要がありました。
ってことで、船の操舵ができる私、「ryo-ta」さんに、その孤島の近くに船を置いている「Yuchan」の三人で、孤島へ向けて出航〜。
……何事もなく、MarkRuneを作ることに成功。
メンバーの元に帰り、大所帯で孤島へと移動。
で、トレジャーハンター「Masasi.S」さんに従うようにして、みなでぞろぞろ歩き回ります。
その様子は、まるで軍隊のようです(笑)。
これまた、経験の多い「Masasi.S」さんは、あっさり探索に成功。
準備は良い?
……ってな具合で、皆、戦闘準備。
出ました、守護者御一行さま。
その構成は……「ドレッドスパイダー」(魔法を使う蜘蛛……リッチロード並)が二体、「赤デーモン」、「エルダーゲイザー」……だったかな?
大乱闘の始まり。
とはいったものの、「ドレッドスパイダー」二体にターゲッティングされた仲間が、逃げ回って引きつけてくれたので、助かったのかも?
その人……ううんと、結構前のことなんで、自信をもって名前を書けない(ゴメン(^^; 確信を持てずに書いて、間違っていたら、申し訳ないし)。
そんでもって、結局、漆黒の蜘蛛二体に追いかけ回された仲間は、逃げ切れずに死んでしまいました。
その貴い犠牲のおかげで(^^; デーモンとエルダーゲイザーは、かなり余裕で撃破。
蜘蛛二体は、犠牲者を屠った後、ピタリと動きを止めたので、そこに、私と、仲間の「yuki」さんとがBardの扇動を用い、仲間割れをさせることに成功。
その後、ポツポツと守護者たちが出現しましたが、危なげなく撃破。
プレイヤーskillの高い「RAOU」さんが、守護者のターゲッティングを引き受けてくれるので、回復役は落ち着いてサポートできます(^^
ただ、さすがの「RAOU」さんも、「オーガロード」相手には、逃げました(^^;
「RAOU」さんを追い掛けようとする「オーガロード」を、パラライズの魔法を掛け、動きを止めます。
……さあ、どうやって料理しようか……と思っていたら。
探索隊のメンバーが、血気盛んにも「オーガロード」に斬りかかっていきます。
ひいいいいいいいい(涙)。
「オーガロード」の攻撃は、GM級戦士を三発で粉砕するっていう、極悪なモノ。
みるみる、仲間の体力が減っていきます。
慌てて逃げる戦士、それを回復する魔法使いたち。
さらに、退いた戦士の代わりにと、つぎつぎにメンバーが「オーガロード」に特攻。
お、「オーガロード」を四方から囲い込み、斬りつけはじめます!
飛び交う攻撃魔法、矢、そして回復と補助魔法。
「オーガロード」に殴られた戦士は、たまらず退きますが、やはり、その代わりにと、別の戦士が「オーガロード」を囲い込みます。
……すごい……。
やがて、悲鳴を上げて倒れたのは、「オーガロード」のほうでした。
すごいぞ……正面から、「オーガロード」を撃破しちゃったよ(@@;
しかも、死者ゼロ。
とくに何も申し合わせていないというのに、即席で行われた連携プレイが、見事に成功。
かなり感動しました。
一段落したときに録った画像
……でも。
せっかく手に入れた財宝も、あんまり、大したことなかった模様(涙)。
うう〜ん……。
宝探し、結構楽しいイベントなんだけど……お金儲けにはならないなあ(^^;
せっかく楽しいものなんだから、財宝ザクザク出て、皆と分け合うことができれば、最高なのに。
……なにはともあれ、宝の地図の発掘は、楽しめるイベントですね(^^
■ 新skill”瞑想” |
で、やはり最近入ったパッチで。
新しいskillが導入されました。
その名は……”瞑想”。
魔法を行使するのに消費するマナ……魔力の回復を手助けするskill。
瞑想skillが高い者は、なにもしなくても、マナの回復が早くなり。
能動的に使用することで、通常時の二倍近い速度でマナを回復させることが可能。
……このskill、むちゃくちゃ便利っす。
これが導入される以前と比べたら、二倍……下手したら三倍以上の速度で、マナが回復していきます。
以前までは、マナの回復は均一で、かつ、かなりの時間が掛かっていました。
それから考えるに……Mageryの上昇は、お金さえ掛ければ、容易になったんじゃないかな?
そう考えて、私の2ndキャラクター「KAWORU」くんのMageryを、GMにすることを決断。
Mageryと瞑想をGMにしたのち、レジスタンススペル……魔法抵抗。
攻撃魔法を無力化する、超必須skillをもGMにするという計画を発動。
日々、精進に励んでおります(^^;
このskillを使用することで、INTステータスが上昇します。
これは、日々、低INT状態に苦しんでいた「KAORU」にとって、救いの光り。
GM mage だってのに、INTが30しかないっていう、情けない状態ともおさらばです(笑)。
……ところが、困った点がヒトツ。
鎧を着込むと、瞑想skillを能動的に使用することが不可能になります。
かつ、受動的な回復も、極端に遅くなります。
瞑想skillが皆無かつ、重装備の戦士……とかいったら、マナはなかなか回復しないのです。
いままで存在していた、魔法剣士タイプの人たちには、これはちょっと考え所。
マナを早く回復させるために軽装になったら、モンスターたちと斬り合うのは難しく。
かといって、鎧を着込んだら、魔法を連発することは不可能。
これらを同時にすることが不可能で。
なんとか両立させるためには……。
戦闘時には、重装備で対応。
戦闘終了後、一時的に装備を解いて、瞑想を行い、マナ回復。
その後、装備を調えて、冒険再開。
……といった、めんどうくさいことになっています。
あと、もうひとつ困った点があります。
……瞑想skillは、武装をしていなければしていないほど、マナの回復が早くなります。
なので、鎧を着ずに、服だけを着込んで冒険している人が多くなりました。
しかし……。
その服さえも脱いだほうが、マナの回復が早いもんだから……全裸で、ぶらぶらする人が増殖中(笑)。
そこかしこで、下着一枚でふらつく老若男女。
パンツ一丁に、マント一枚で颯爽と駆け走る紳士。
鹿マスクだけかぶって、肌も露わに談笑する淑女。
ヲヲイ、なにか間違っているぞー(笑)。
■ ナイトメア…… |
悪夢……ナイトメア。
その名を付けられたモンスターが、かつて、存在していた。
そのナイトメアに関する噂が、いくつもいくつも、流れていた。
その姿は、漆黒の馬。Tameすることができたなら、乗ることが可能である。
ナイトメアのブレスは、ドラゴンよりも強く、60ダメージにもおよぶらしい。
その攻撃力は圧倒的で、黒デーモン級にもおよぶらしい。
ナイトメアは空を飛ぶ! バリケードをも、悠々と飛び越えて襲いかかってきた。
攻撃魔法を連発してきて、フレイムストライク、エナジーボルトを連射してきた。
捕獲しようと挑戦した、手練れの冒険者達は、壊滅的打撃を受け、全滅する寸前で、なんとかTameすることができた。
あまりに強いため、Spawnが止められ……GMに頼むことでしか、かつ、サーバーがダウンする前でしか、Spawnしないようになっている。
ナイトメアは、単純にコンピューターが操作している場合もあるが、えてして、GM自身が操作することもあるらしい。
さまざまな噂が流れ……。
Tamerたちの関心を集めていた、黒い悪夢。
そのナイトメアが、いま、ロストランドにて姿を現した……!
2/3のパッチで、ナイトメアが再びSpawnするようになる……といった情報があったが。
直前で、それは延期された……という、パッチ情報を訳していた日本人の見解がHPに記載された。
楽しみにしていたのに、肩すかしをくらって。
やむなく、新skill”瞑想”の訓練を行うことにして、修行に明け暮れる「KAORU」。
……ところが。
ギルド「PAF」の掲示板に、ナイトメアの目撃情報が!!
な、なななな、なんですとおおおおお!?
だって、ナイトメアのSpawnは見送りになった……って書いてあったよ?
……いや、実際は、オリジンのただの書きもらしだった模様。
が、ガビーン……。
メンバー「GAKU」さんの書き込みによると、デルシア東の入り組んだ山岳の中で、その日、二時間プレイして、すでに三頭と遭遇したらしい。
ブレスを吐き掛けられ、体力を半分以上削られたとか!
……しかも、すでに一頭、Tameされていたらしい……。
ぐああああ、なんてこったい!
慌てて、日本一書き込み量の多いBBSもチェックしてみると、ナイトメアの目撃例が!
どひーーーっ(涙)。
これから、仕事(涙)。
……んでも、遅刻しても良いや! <ヲイ
とまあ、そんな覚悟で、ナイトメア捕獲のために、ロストランドへと訪れました。
そして、デルシアの街の東をさまようこと、十数分。
ギルド、「777」てとこに所属しているらしい冒険者さんと出会う……ごめん、名前忘れた(^^;
そのかたに、ナイトメアを見掛けなかったか?
……と訊ねてみたら。
うん、居る場所知っているよ……とのこと!
お願いして、案内してもらうことに。
……どきどき……。
ふたりして、馬を走らせること数秒。
ほどなくして、場違いな鳴き声が聞こえてきます。
グオオオオオーーーーン……。
といった、ドラゴンの咆哮。
……いや、違う。
正確には、これは、ブレスを吐く生物が、その動作の際にもたらす吠え声だ。
近くに、居る。
補助魔法を掛け、体力を増強。
そののち、攻撃魔法を跳ね返す、マジックリフレクションを使用。
そろそろ……そろそろ……と、山道を進んでいくと……。
一頭の馬が現れます。
敵意を露わに、私を攻撃しようと、トコトコと歩み寄って……来ます。
ALLNAME。
a nightmare
一見、ただの馬。
ミスアタックでもって、怒った馬が襲いかかってくるような、ちょっと拍子抜けするような様子。
お、おおうう?(@@;
ドラゴンやデーモンと違って、身体が小さいため、プレッシャーはないのです。
な、なんだ……と、しばらく逡巡していると。
ナイトメアは、あの独特の咆哮とともに身体をよじらせ、「KAORU」にブレスを吹きかけてきました。
……そのダメージ、50。
まずい!
もう一発くらったら、死ぬっ。
新skillの訓練で、体力はかなり落ち込んでいました。
慌てて、その場から駆け去りました。
ふいいい〜……。
あの格好で、あのブレスは詐欺ぜよ(@@;
うむむ、どうやって捕獲しようか……。
見たところ、引っかけるような場所は、無いし。
……いや、もしかしたら、山道の向こうには、引っかける場所があるかも?
となると、一度、ナイトメアの側を駆け走った後に……、引っかける場所があったら、そこにナイトメアを誘導して……。
これから、捕獲に入るので、ナイトメアが暴れるかもしれない。
そういって、ギルド「777」の方に立ち去ってもらうようお願いしたのですが。
Tameする場面を、どうしてもみたいというらしい。
とりあえず。
補助魔法を自らに掛け、体力を増強し。
ナイトメアが居る山道に舞い戻ります。
全速力で馬を駆り、ナイトメアの横を通り過ぎます。
追いすがるナイトメア。
そして、身体をよじらせたかと思うと、50ダメージのブレスを、「KAORU」の背に浴びせかけます。
ぐぐぐああああ(^^;;;
なんとか画面の外に振り切り、回復魔法グレーターヒールを使って完全治癒。
画面外に振り切ったものの、やがて、ナイトメアも姿を現します。
hmmmm。
とりあえず、そのまま、ナイトメアに背を向け、走っていくと……。
おお、段差がある!
山道にひとつ、段ができていて……。
うまい具合に、乗り越えることができない段差を形成していました。
これを利用すれば……。
ブレスを受けつつ、ナイトメアをそこに誘導。
なんとか、段差越しに、ナイトメアと近距離で向かい合うことに成功。
そして、Tame挑戦。
一回目で、TameStartの表示。
「Good nightmare」
「I wont hurt you」
……master
おおおおおおおおお……。
一発で成功してしまった!
しかし、Tameに成功したといっても、その直後は、まだ、暴れ回ります。
そのため、しばらく、ナイトメアの気が収まるまで、距離を置いておく必要があるのですが……。
このときに、「777」の方が歩いてきたら、ナイトメアの気が荒ぶって、彼に襲いかかっていくことに間違いありません。
やむなく私は、ナイトメアのブレスを一発くらった後、全力でナイトメアを振り切り、山道を元のほうへと戻っていきます。
「777」の方に、ナイトメアのTameに成功したことを知らせる。
私の嬉しさ、興奮が伝わったのか、彼も一緒に喜んでくれた(^^
頃合いを見て、ナイトメアの所へ戻る。
荒ぶっていた気が収まったのか、青NAMEになっています。
そろそろと近寄り、騎乗していた馬から降り。
おそるおそる、ナイトメアの背に跨ります。
………。
なにもなし。
ナイトメアは大人しく、主人である「KAORU」の言うことを聞いてくれます。
……くううう〜、感動〜(涙)。
ナイトメアの、黒にちょっと紺がかっているような身体の色と、「KAORU」の黒い衣類とがマッチして。
すばらしく格好良い(感涙)。
これで、ブラックプレートでも着ようものなら、鼻血もの(をい)。
そして、ゲートで街へと戻り、いままで乗用していた馬を、道行く人に要りませんか〜?
と訊ね、飼い主をみつけ、後を託す。
最後までついてきてくれた「777」の方に改めてお礼を言った後。
ナイトメアの背に乗ったまま、ログアウト。
パソコンの電源を切り、息せき切って勤め先へとダッシュ(笑)。
……まあ、結局、遅刻はせずに済みました(^^;
そうして、私が仕事に行っている間に、Asukaのナイトメアは乱獲され……。
結局、次の日に探し回ったモノの……。
野生のナイトメアとは、一頭として、出会うことはありませんでした。
……じつは、デルシア東にSpawnするはずのナイトメアは、乱獲され尽くしたものの。
パプアの街のあるサーバーのほうでは、ポツポツとSpawnしていたそうです(涙)。
Asukaでは、結局、この最初にTameできた一頭しか、自分のモノにはできていません。
一方、Hokutoのほうでは……三頭、Tameすることができました。
合計四頭Tameして、ナイトメアのことが、結構、わかったような気がします。
このナイトメアの情報を、ここに公開(ってほどでもないか?^^;)。
●馬と同じグラフィック。
……一説では、角が生えている……といった話もあったものの。
どうやら、”耳”と角だと勘違いした人が広めた噂。
●色は、三種類。
ナイトメアは、馬のグラフィックを流用している。
馬の色は、四種類ある。
そのため、正確には、ナイトメアにも四種類あるのだけれど。
ナイトメアの色は、馬に黒色のカバー……セルなどを乗っけたような感じなので。
色が違うだけで、濃淡に変化が無い二種類の馬は。
ナイトメアの色処理(笑)をすると、まったく同じようにしか見えないのです。
たてがみがモヒカン型のがソレで。
実際は二種類居るようだけど、まったく判別がつかないので。
出現率は、四頭中二頭なので、モヒカン種が多いと言われているのは、そのため。
たてがみがふさふさタイプのモノは。
馬では二タイプいますが、色、濃さともに違うので。
ナイトメアの色処理(笑)を受けると、判別がつくようになっています。
ちょっと色が薄いタイプと……まさに”ブラック”と形容したくなるほどの、黒いタイプ。
この、ふさふさのたてがみに、暗黒色のナイトメアが、一番人気……に違いない。
実際に、Hokutoでは三種類Tameして、並べて見たのですが……。
うーん、この暗黒色のタイプが、一番、”悪夢”って形容にあっているよなあ(ほれぼれ)。
●スタミナ
乗用馬に乗った場合……。
歩くと、人間の駆け足と同じスピード。
走らせると、人間では追いつけないほどのスピードで、移動することが可能です。
ただし、ずっと馬を走らせ続けると、馬がスタミナ切れを起こし、バテて移動できなくなってしまいます。
……ところが。
このナイトメアの場合、普通の馬の二倍……下手すれば三倍以上ものスタミナを持っているのです。
普通の馬ならバテてしまう距離を、ナイトメアなら軽々と駆け走ることが可能なのです。
ナイトメアより、騎乗している人間のほうが、スタミナ切れを起こしてしまう場合もあります(^^;
●飲食
普通の馬は、野菜や果物を食べますが。
ナイトメアは、肉のみを食します。
動物やモンスターから切り取った生肉。
店で買える、調理前の肉系素材。
一部、調理後のお肉主体の食べ物。
そして……人肉さえも喰らうのです(@@;
●飛行
ナイトメアは、空を飛びます。
……ただし、飼い主を乗せたままというのは、不可能ですが(^^;
野生のナイトメアは、外敵が居ない場合、気持ちよさそうに”空を駆け”、高速で移動しています。
こんな話があります。
Spawnしたものの、近くにPCが居なかったので。
その野生のナイトメアは、そこら中を駆け走り……。
挙げ句、海の上を走っていったそうです。
ナイトメアを探している際、知り合いになったTamer仲間の「Emily」さん。
彼女は、わざわざ船を購入して、海の上に居たナイトメアを、Tameしたことがあるそうです(^^;
飛行状態の時は、小さな障害物なら乗り越えてしまいます。
主人の後ろを、宙を駆ける様に走り、ついてくるところなんて、なかなかに格好良い(^^
ナイトメアや、ホワイトワーム、ドラゴン、ドレイクなどの、空を飛行できるペットたちを。
強制的に飛行状態にする方法があるのですが……。
それは、企業秘密ってことで(笑)。
彼らを飛行モードにさせる方法を知っているTamerは、そうは居まいて(笑)。
●戦闘力
ほぼ、ドラゴンと同等。
ただし、ドラゴンよりHPが多く、マナは少ない。
HPが多いため、ドラゴンよりもブレスのダメージが10以上多いそうです。
使用する魔法は、5thまで。
ただし、ディスペルも使用する。
打撃力は、攻略本関係の本に記載された情報によると、まったく、ドラゴンと同じようです。
以前、ナイトメアをともなって、デルシア北にある、オークフォートを訪れたことがあります。
ナイトメアにkill命令を出し、群がるオークどもに突撃させます。
……瞬く間に、死屍累々……。
そのときの画像
ただし、この強さも、地区サーバーをまたぐことで、弱体化してしまいます。
以前からの仕様?なのか、NPCは、地区サーバーを移動することで。
攻撃力、守備力などが、基本の半分以下にまで弱体化してしまうのです。
ナイトメアも例外ではなく……。
サーバーを越える前の、鬼神のような強さは、衰えてしまいます。
……しかし……。
それでも、悪夢の名に相応しい強さを保持しつづけていました。
召還した赤デーモンを……。
たった数秒で撃破してしまいました(@@;
大したダメージをくらわないままに。
ブレスを吐き続ける限り、最強のしもべでしょう。
●Spawn
ナイトメアは、ひとつのサーバーにつき、100体くらいしか存在できないという噂があります。
100体っていうのは、Asukaで100体、Hokutoで100体って感じで。
100体かどうか、正確な数値は明かされていませんが。
なにはともあれ、サーバーで、数が制限されているのは間違いありません。
だから、ある程度の数まで捕獲されてしまうと……。
ペットになっているナイトメアの数が減るまで、新しい野生のナイトメアはSpawnしないのです。
ってなものだから、ナイトメアを捕獲したいTamerは、野生のナイトメアがSpawnしていないかどうか。
あちこちを見たり、聞き回ったりしているわけです。
これが、もっのすごい競争率(^^;
結局、Asukaでは、自分のしもべにできたナイトメアは、ただ一頭。
それを失ってしまったら……と考えて、おちおち、乗り回すこともできません。
……まあ、今後のパッチで、Tamerしかナイトメアを御しえないって修正が入るから。
Asukaでも、野生のナイトメアが、ポツポツSpawnするようになるかもしれません。
それが、結構楽しみだったりする。
サーバーを越えても、ペットが弱くならない……。
そんな計画があるそうです。
これが実施され。
なおかつ、Tamerしかナイトメアを御しえないとなると……。
Tamerの時代がやってくるかもしれませんね(^^
1999.03/09 二百九十八日目 |
「Asuka」編……豪快に |
グオオオオオオン――。
ぶうん……ガツっ!
ずぼおおおおおお……。
龍の咆哮。
風を切る音、肉を断つ音。
火炎が燃えさかる音。
……ダンジョン「ダスタード」。
竜族の住まう、広大な洞穴。
そこで、ひとりの青年が剣を振るい、単身、竜族を切り伏せていた。
ドレイク。
竜族の中でも、下位種。
……しかしそれでも、多数の怪物を凌駕し、並の人間なら、数秒で噛み殺されてしまう、どう猛な怪物。
そのドレイク相手に、その青年は、果敢に戦っていた。
ドレイクのブレスと、竜族ならではの破壊力を持った打撃が、幾度となく青年を傷つけていく。
それに対し、青年は癒しの薬を飲み、ときに魔法で癒し、魔法の守りを絶やさない。
そして、決して退くことなく、手に持った魔法の長剣を振るい続ける。
……やがて倒れたのは、ドレイクのほうだった。
青年……「KAWORU」は、包帯で怪我を治しつつ、一息つく。
「なれれば、剣だけでも、結構いけるもんだなあ……」
彼の視界に、ドレイクの死体が、何体かうつる。
そのすべてを、青年はひとりで、切り倒していったのだ。
ドレイクは、決して、弱くはない。
選択を間違えれば、倒されるのは、こっちだ。
死と隣り合わせの戦い。
ただ倒すだけなら、5thの魔法ブレードスピリッツをけしかけるだけで、あっさりとできる。
しかしあえて、武器だけで強引にねじ伏せる所に、心地良い達成感があった。
無謀とも思える戦いに勝利したことが、彼に確かな自信を持たせる。
「もう、サブキャラだなんて言わせないぜっ!」
………(笑)。
「KAWORU」を生み出したのは。
1stの「KAORU」ではできなかった、武器戦闘をしたいがため。
……育てておいて良かったと思う、今日この頃。
なぜって……「KAORU」での冒険、ちょっと最近、飽き気味です。
パッチの影響で、ひとり旅はかなりきつくなっています。
なにより、『UO』自体が不正落ちしてしまうんだから、お話にならない(近々修正される予定だそうな)。
不正落ちのせいで、一回、死にました。
……落ちている間に、トカゲ男にボッコボコ(涙)。
それに、新skill「瞑想」を上げたことで、strがかなり下がっています。
パッチの影響で、簡単にstrを上げることができなくなってしまったし……。
トホホ。
……とまあ、「KAORU」ではちょっと壁にぶつかっていたので。
どうせなら、と、「KAWORU」の育成に力を注いでいました。
その「KAWORU」の育成も、パッチによる仕様変更で、かなり厳しいものになってしまいましたが……。
「KAORU」は、対モンスター用の戦闘能力を持っています。
魔法、瞑想、調教、そして音楽・扇動。
「KAWORU」の場合は、モンスターに対しても有効な戦闘能力を持っていましたが。
さいきん、対人戦を意識して、少しずつ育成してきました。
対人戦……。
Duel、 PKK……そして、War。
いくつく先は、結局は「人」なんですよね。
生産活動しながら、知り合いと街中で話し込む……。
なんて『UO』も楽しいと思いますが。
そのまま、ずっと会話に明け暮れることができるほど、私、穏やかな性格じゃあ、ありません(笑)。
モンスターとの戦闘よりも刺激的な、対人戦。
場数を踏んで、いろいろなことをしてみたいです。
……とりあえずは、Duelかな(ニヤリ)。
私が主宰になって、ギルド「PAF」で、何度かDuelイベントを行っています。
三月のあたりから、ガシガシ回数を重ねていって。
賞金を掛けた、本格的なDuel大会を、近々開催予定。
いまは、仲間内だけのDuelですが。
いずれは、Duel好きのギルドを探して、胸を借りるつもり。
PAF内部でも、Duel好きな人たちを増やしていって……ふふふ(笑)。
……そういえば、この私の日記を見て、「PAF」に入ったって人が、二、三人、居るみたい。
ほえ〜……。
いったい、どこからこの日記に辿りついたのだろう?(^^;
なにはともあれ、仲間が増えることはいいことかな(^^
1999.03/13 三百二日目 |
Yamato大戦 |
……ひとつの時代が、終わりを告げた……。
今回は、ちょっと特殊なお話。
勘違い、妄想モードが入り交じっている可能性が高いと思いますが、ご容赦を……。
二月の下旬から、三月の上旬の間。
日本サーバー「Yamato」に置いて、大規模な戦争が行われていた。
「Scarlet colors Vampire」……「ScV」を筆頭にした連合と。
「クルセイダー」……「=+=」を筆頭とした連合。
両者に参加したメンバーを単純に計算したなら、200vs200にも及ぶ人間が関わっていた。
最終的には、100vs100を越える人数が、戦場で刃を交えたという。
この大戦を始める前に、両者は誓いを立てていた。
戦争は二週間。
一日の戦争は、三回。
互いに合意したルールをもとに戦争を行い、その日の勝者を決める。
二週間経った後、全体の勝敗を決する。
負けたギルドは、公開処刑の後、自分のギルドを消滅させる。
ほぼ、連日のように、激しい戦いが行われてきた。
「Yamato」は、全UOサーバーの中で、一番ギルド戦争が激しいサーバーだと言われる。
もとはといえば、日本サーバー……「Asuka」、「Yamato」が立ち上がる際。
「Baja」でも大ギルドであった「ScV」のギルドマスター「LAPIS」氏がプレイヤーの棲み分けを提案したのだ。
大ギルド「ScV」は「Yamato」に移住することを公言し。
アメリカサーバーでプレイしている日本人プレイヤーに、戦争をしたいものは「Yamato」に来い……と。
戦争が嫌な者は、「Asuka」に行け……。
要約するなら、こんな感じ。
その文章は高圧的でもあり、まさに「悪役」のような書き込みだった。
この書き込みがあったBBSに、物凄い数の返信がついた。
いま思い返してみれば、「LAPIS」氏の提案は、妥当なものだったといえる。
戦争が盛んに行われている「Yamato」サーバー。
戦争はあまり無く、多くの冒険者と、そしてそれを狩る殺人者の溢れる「Asuka」サーバー。
このふたつは、明らかに雰囲気の違うサーバーに成長した。
ある人物は、「LAPIS」氏をこう、評している。
「有言実行。行動して、きちんと結果を残すヤツだよ」
「LAPIS」氏を尊敬する者、憎む者、無視を決め込もうとする者。
断言できる。
日本人UOプレイヤーの中で、「LAPIS」氏が一番、知名度が高かった。
このYamato大戦には、多くの人間が参加した。
その筋では知らぬ者の居ないプレイヤーorキャラクターたち。
PK、PKK、Duelist、戦争屋……。
……それこそ、ひとつの物語のように。
そう、まさしく戦記とでもいえる……。
いくつもの縁。
「Baja」時代、「ScV」と幾度となく戦いを繰り広げていたPKギルド。
もちろん、「Yamato」に移り住み、「ScV」と何度も戦争を続けていた。
……しかし、のちに利害関係から、同盟。
Yamato大戦が終わるまで、「ScV」にとって、頼れる同盟者として活躍する。
「Baja」時代はヒトツのギルドだったものの。
「LAPIS」氏との付き合いの中で、「Yamato」では「ScV」にギルドごと移籍する。
そのギルドマスターは、戦士としても一流で、「ScV」の主力メンバーとして、最後まで活躍する。
長い間、「ScV」の主力メンバーとして活躍した戦士。
後に、「ScV」から離脱し、敵対勢力である、ギルド「クルセイダー」を仲間と共に起こす。
彼に惹かれ、「クルセイダー」に人は集まり、立ち上げて間もないというのに、人数が増えていった。
傭兵団。
契約次第で、前の雇い主に刃を向けるギルド。
「ScV」と長期間契約していたものの、契約が切れると、敵対勢力に雇われ。
そして、「ScV」と交戦。
Yamato大戦では、「クルセイダー」連合の一ギルドに雇われ、「ScV」と戦う。
最強のDuelist集団と言われていたギルド。
ギルドマスターは、以前、研修として「ScV」に参加し、その戦争技術を学ぶ。
彼は、「LAPIS」氏に惹かれていたようだが、友誼ある、「クルセイダー」主要メンバーの要請から、「クルセイダー」陣営にギルドごと参加。
……この他にも、様々な人間関係。
友誼や因縁。
多くの人間、ギルドが、このYamato大戦に参加。
こうして、200vs200の、大規模な戦争が行われたのだった……。
結果は、「ScV」の勝利。
この日、03月13日深夜に、公開処刑が行われる……はずだった。
それは、さまざまな要因から、不完全に終わった。
ただの処刑ではつまらないと。
「ScV」と「クルセイダー」両首脳がチャット会議を行い。
「クルセイダー」側に若干の武器の携帯が許され、反抗することを許されたそうだ。
そして、公開処刑。
「クルセイダー」の反抗。
BBSに宣伝を打っただけあって、観客も物凄い数。
ビッグラグ……。
身動きできないまま、倒れていく、両陣営の戦士たち。
そこに、「クルセイダー」陣営のギルドに雇われていた、「傭兵団」の突入。
結局、「ScV」と「クルセイダー」両ギルドのメンバーはそこから離脱。
そののち、ギルド「クルセイダー」は、王都ブリテインにある「ブラックソーン」城にて、ひっそりとギルドを解散。
そのメンバーの中には、そのまま、『UO』を去る者も多かったという。
一方の「ScV」側はというと……。
なんと、公になにかを発表するわけでもなく。
ひっそりと、ギルドを解散。
ウェブに公開していたホームページさえも、あっさりと消滅させたのだった。
彼らは……血に飢えた吸血鬼たちは、どこへ去って行ったのか?
一部のメンバーは、新しいネットRPG、「Ever Quest」(スペル自信無し)に移ったという話もあったが……。
50人以上居るメンバーが、すべて移ったというのも、考えにくい。
「ScV」の解散とともに『UO』を去った者も多いと聞くが、果たして……。
こうして、まぎれもなく『UO』を賑わせていた大ギルド「ScV」の解散。
Yamato大戦の終結。
ひとつの時代が、確かに終わった……。
……『UO』はこれから、どうなるのだろう……?
『UO』が終末を迎えるまで、私はプレイし続けているのだろうか……?
◇