KAORU-BlueRose | KAEDE-BlueRose | Shanty | KUROHIGE | UNKNOWN | ||
備考 | メイン。冒険 担当 | 家事、留守番 | 旅 担当 | 武具 担当 | 戦闘専門 | |
称号 | Admirable Master Swordswoman |
Journeyman Tailor |
Expert Mage |
Adept Wrestler |
||
STR | 84 | 53 | 62 | 97 | ||
DEX | 84 | 73 | 31 | 62 | ||
INT | 53 | 76 | 66 | 35 | ||
戦術 | 99.3 | 26.2 | 73.0 | ● | ||
剣術 | 99.5 | ● | ||||
弓術 | 94.9 | 8.8 | ● | |||
格闘術 | 87.7 | 33.5 | 84.7 | ● | ||
魔術 | 62.2 | 40.1 | 60.2 | 34.3 | ◎ | |
巻物作成 | 77.0 | |||||
錬金術 | 48.5 | 38.7 | ||||
魔法抵抗 | 35.0 | 35.0 | ○ | |||
隠れ | 66.5 | 38.4 | 35.6 | 61.0 | ||
追跡 | 52.7 | |||||
動物調教 | 51.6 | |||||
裁縫 | 77.9 | 71.4 | ||||
料理 | 78.1 | |||||
伐採 | 22.0 | 45.4 | ||||
大工 | 21.0 | 32.1 | ||||
弓矢作成 | 16.8 | 57.5 | ||||
鍛冶 | 60.9 | |||||
採掘 | 39.7 | 38.7 | 84.4 | ◎ | ||
細工 | 35.3 | 32.2 | ||||
毒化 | ◎ | |||||
item鑑定 | 38.9 | |||||
M-item鑑定 | 57.0 | |||||
1998.07/18 時点のステータス
1998.07/10 五十六日目 |
「Kuala」 |
……「モンスターヴァレー」。
モンスターキャンプの発生とともに焚かれた、篝火。
揺らめく炎が、夜闇に暗い森を、照らし出す。
そしてそこで、ヤツの姿を見出す。
「Kuala」。
谷に悪名を轟かす、スリにして、PK。
普段は青Nameで居て。
この谷で狩りをしている者から、スリを働く。
スられた者は、「Kuala」に制裁を加えるべく、攻撃する。
「Kuala」は逃げ、時に反撃し、あるいは粉砕する。
スリの腕だけではなく。
「弓術」、「魔術」、「錬金術」に長けた者。
「Kuala」の犠牲者は、それこそ、百を下らないだろう。
連日のように、「Kuala」の被害報告を耳にし、あるいは目にする。
制裁をくわえんと攻撃したものの、逆に殺される者も、しばしば。
(※例え犯罪者に殺されたとしても、こちらから先に攻撃を仕掛けていたら、訴えることはできない)
……そしてヤツは。
変わらぬ姿で、谷を訪れる。
対峙する、「Kuala」と、そして「KAORU」。
「hi thief」
油断無く警戒しながら、「KAORU」は、ヤツに話し掛けた。
ヤツは無言で、「KAORU」からスリを働こうと、歩み寄ってきた……。
……谷での収穫は、「KAORU」と、彼女の一家の生活を、潤す。
一回出掛ければ、魔物や宝箱から 1000GP程度の金銭が手に入り。
また、「Tailor」スキルを活用して作った「革製品」を売り払えば、やはり 1000GPは固い。
一回の狩りで、2000GP。
そして、運が良ければマジックアイテムが手に入り。
また、時にエティンが出現したり、オークの集団に囲まれるなど、飽きることがありません。
「KAORU」にとって、谷は素晴らしい狩り場です(^^
本日。
久しぶりに仕事が休みだったので、夜、ガンガン狩り場で荒稼ぎ。
(※私のお仕事は、ほとんど夜なので、夜間はなかなか、『UO』できません。
昼間の方が、プレイ時間長いです(笑)
……電話料金が心配だー(ーー;; )
三回くらい行き来して、7000GPと、いくつかのマジックアイテムを、「Blue Rose 一家」(笑)に納めることに成功します。
で。
四度目の狩りを、そろそろ終えようかと思っていた頃に。
ふと、私の横を通り過ぎた、「kuro」という方が。
「おおっ」
と言って立ち止まります。
なにかな〜と思っていたら。
「KAORUさん」
って話し掛けてきます。
やっぱり日本人だ〜(^^
と思っていたら。
「あなたのHP、見てます」
………。
おおおおおおおおおっ!(感動)
「あなたの日記を読んで、UOはじめまして」
………。
ひゃあああああああっ! むっちゃ嬉しいいいいいいっ!(感涙)
ちょっと立ち話(笑)をしていると、どこからか、男性の断末魔の悲鳴が……。
KAORU「人が、死んだ……?」
私が、その声が聞こえた方向に、数歩進む。
kuro「日記、楽しみにしてます」
KAORU「うんっ!」
「kuro」さんと別れを告げ、私は、声が聞こえた方向に走っていきます。
ほどなくして、視界に入った、青Nameの死体……。
これまた、声を聞いて駆けつけたのか。
ひとりのPCが、殺されたPCを、「リザレクション」の魔法で蘇生させます。
生き返ったPCは、礼もそこそこに、罵ります。
「damn kuala!!」(Kualaのコンチクショウめっ!!)
「Kuala」!?
「grrrr」
という言葉?を残して、生き返ったPCは駆け去っていきます。
そうか、いま、この谷に「Kuala」が居るのか……。
一旦、収穫物を銀行に納め(笑)。
五度、谷に「リコール」イン。
ほどなくして、「Kuala」と遭遇。
「hi thief」
油断無く警戒しながら、「KAORU」は、ヤツに話し掛けた。
ヤツは無言で、「KAORU」からスリを働こうと、歩み寄ってきた……。
スイ、スイっと、ヤツに近寄られないように距離を取りつつ。
一瞬、隣接した直後。
「Kuala」は、これまでと違って、スススッと私から距離を取ります。
えっ……?
と思っていたら。
「hehehe」
と、ヤツは笑う。
(※英語圏の人の笑いは、「hehehe」です(笑)。
なんか、邪悪っぽいですよね(^^;)
むむ!?
と思ってバックパックを調べてみたら。
あ、盗まれてる!
……空の手提げ袋をっ!(爆笑)
被害総額は10GPにも満たないですが、犯罪は犯罪。
ヤツの名は、灰色に染まっていた。
最近、「KAORU」が力を付けていたこと。
そして、いままでの借り。
また、「Kotaro」さんを殺された時、仕返しできなかったこと。
即座に、攻撃を決心。
「KAORU」と「Kuala」との、長時間の戦闘が始まります。
「KAORU」は、弓オンリーで攻撃。
攻撃魔法を使おうにも、こちらの詠唱が終わる頃には、ヤツは画面から逃げ去ってしまいます。
必然的に、弓オンリー。
回復は、「KAEDE」がこさえてくれた「回復ポーション」。
「Kuala」は、通常、弓で攻撃しつつ。
時に、攻撃用の「紫ポーション」(通称「爆弾」)。
そして、第六レベルの「エネルギーボルト」でもって攻撃。
でも、ほとんど逃げ回ってばかり。
……はっきり言って、「KAORU」が圧していました。
あと一撃で、ヤツを屠れた……ということが二回ばかり。
……でも、それが油断でした……。
ヤツが立ち止まり、呪文を詠唱。
「 In Vas Mani 」
見慣れた詠唱。
「グレーターヒール」という、64種ある魔法のウチ、移動魔法「リコール」と並んで、使用頻度が高い魔法です。
ふふ、「KAORU」の攻撃に音を上げ、HPを回復させるんだな……。
と思っていたら。
バグッ……!
という小気味よい効果音とともに、「KAORU」のHPがかなり減ります。
えっ!?
と思ったまま、「KAORU」も弓で反撃。
「Kuala」の体力をかなり削ります。
「 In Vas Mani 」
「Kuala」の詠唱。
バグッ……!
またも、「KAORU」のHPが減ります。
残り、20程度。
しまった!
呪文を、書き換えていたのかっ!
(※詠唱を、自分なりに書き換えることが可能。
通常は、「忌まわしき者を消し去れ!」とか、「光の加護を……!」とか、「1ヒール、15GP!」とか(笑)。
その魔法のイメージにあった、オリジナルの詠唱などに書き換えて、雰囲気を出すことが可能です。
ところが、この場合。
「Kuala」は、攻撃魔法の詠唱を、”デフォルトの「回復魔法」の呪文”に書き換えることで。
相手に、回復魔法を使うのだと油断させ、攻撃魔法を放つという、なんとも詐欺くさい技を使ってきたのです)
そ、そうだ!
「回復ポーション」を利用する「Kuala」が、わざわざ「グレーターヒール」を使うわけが無い……!
慌てて、「KAORU」は自分の「回復ポーション」を飲み始めましたが……。
「 In Vas Mani 」
バグッ……!
……AAUU――!
……画面、暗転。
死んだ。
敗北。
「Kuala」は、大の字で横たわった「KAORU」の横でHidingし。
ゆうゆうと、アイテムをルート(死体からアイテムを奪うこと?)。
しばし呆然とした後、ゴーストとなった「KAORU」は、蘇生させてくれるヒーラーを探して、森の中をさすらいます。
生き返った後、死に装束のまま、「KAORU」は森の中を、ゆっくりと歩いて戻ります。
そして、たどり着いた”「KAORU」の元の身体”の周囲に、ひとだかりが。
「PK?」
「yes. thife kuala,,,」
屈辱にまみれながら、私は、残ったアイテムを回収します。
ほとんど、ヤツに盗まれていました。
各種秘薬。
全ての防具と、魔法の掛かった「ヘビークロスボウ」。
あと、10本くらいあった「ポーション」。
……ただ、そこそこ価値のあるアイテムが残っていたのに、衣服まで奪われていることに、首を捻ります。
人だかりの中には、日本人も居て。
戦っているのはわかったんだけど、「Kuala」の名前が青かったので、援護できなかった……とか。
(※例え、私からは灰色に見えていても、他の全ての方から、「Kuala」が灰色であるとは限らない。
今回のように、長時間戦っていればなおさら。
詳しい説明は、各種HPの、新評判システムなどを読んでください(^^;)
秘薬を奪われ。
リコールスクロールを奪われ。
ルーンさえも奪われていました。
自力では帰れませんが。
この谷には、いくつもPCのお店があります。
PCのお店では、銀行の預金引き落としでもってアイテムを購入することができるので、いまのように、一文無しとなった「KAORU」でも大丈夫。
馴染みのヴェンダーで、それら帰還アイテムを手に入れようと思い、森の中をトコトコ歩いていると……。
……ん?
なにやら、見慣れた姿が。
水色のチュニック、青色のロングスカート。
そして、銀色のプレートヘルムとプレートアームズ。
……私だ。
いや、私が好んで整えている格好だ。
名前を見てみたら……。
「Kuala」!!
………。
……こ。
こんちくしょおおおおおおおおっ!
私から奪った装備を、これ見よがしに着ていやがるううううっ!
しかも、なんか嬉しそうにピョンピョン走ってるしぃぃっっ!!(爆)
呆然、屈辱、憤怒。
そして……爆笑。
もう、情けないやら、おかしいやらで、モニターを前にして、爆笑してしまいました(笑)。
私を見て、走り回るのを止める「Kuala」。
ヤツの名は、灰色のまま。
けれど、いまの「KAORU」には、攻撃手段が皆無です。
今回は、諦めよう……。
「you win
good bye
kuala,,, 」
死に装束を纏ったまま。
「KAORU」は、ゆっくりと、「Kuala」から、「谷」から、歩み去りました。
……ぢぐじょおおお、いつか泣かしてやるうううっ!(ぐしっ)
1998.07/20 六十六日目 |
「KUROHIGE」、危機一髪!(ってゆーか死んでるし。しかも二回) |
さあ、今日も良い汗をかくかな!
……とまあ、そんな感じで。
なんだか最近、「KUROHIGE」でのプレイ回数が増えてきています。
さらに、最近は『LS』時代からの仲間である「Tetora」さんに。
定期的にインゴットを提供?していることから。
やっぱり、一日一回、「KUROHIGE」でプレイする必要があるわけです。
「KUROHIGE」が採掘して得たインゴットは、そのほとんどを「Tetora」さんのサブキャラの鍛冶屋さんに使ってもらっているので。
「KUROHIGE」の鍛冶屋は休止状態です。
そのため、「採掘」は、後の「鍛冶」仕事に結ばれることはないので。
ただの”作業”になってしまっています。
私が嫌い、すでに縁を切った、獣皮による荒稼ぎと同じ様な、作業。
作業であるというのに……。
なぜか、飽きません。
街中でじっとしてやる「裁縫」と違って。
「採掘」は、常に動き回ることが要求されます。
誰かが「採掘」した後は、しばらく時間が経つまで、ろくに鉱石を掘ることができません。
ある程度、採掘し終えたら、そこでは鉱石が採取できなくなるので、別のポイントに移る必要があります。
また、「採掘ポイント」に誰かが掘った形跡があったら、別のポイントに移らなければなりません。
そして、採掘ポイントなど Guard圏内にそうそうあるはずがなく。
必然的に、街の外へ……。
モンスター、そして PKが徘徊する荒野を歩くことになります。
モンスターがあまり出現せず。
また、PKも現れない。
そして、他に採掘する人間があまり来ないような場所。
そんな採掘ポイントを見つけることが重要です。
最近、「KUROHIGE」の「採掘」スキルも上がってきました。
それと、良いポイントも見つけられたので。
大体、一時間で 600インゴットほど手に入れられるようになりました。
(※手馴れた人なら、一時間 1000はいくそうです)
PCの鍛冶屋さんは、インゴットを喉から手が出るほど求めています。
ってことで、一インゴットあたり、五GPの買い取りが相場。
ここから考えるに、一時間で 3000GPの稼ぎ。
炭坑夫って、結構儲かりますね(笑)。
まあもっとも、「裁縫」を鬼のようにやっていれば、一時間で 5000GPは固いです。
よく、「ああ、こんなことやってないで、裁縫してればもっと稼げたのに……」とか、言う人が居ますけれど。
「裁縫」がただのお金稼ぎの手段でしか無く。
いかにして効率よく稼ぐか……とか、そんな風にしか、作業としか思えないことをするのって、私は嫌です。
私も、チマチマとお店なんか開いていますけど。
稼ぎなんて、微々たるモノです。
店の維持に使う時間を、「裁縫」に費やしていれば、莫大な金額を手にしていたことでしょう。
それでも、お店の維持and拡張に、努力しています。
だってそれは、楽しいから。
「冒険」をしたいから、お金稼ぎをする……という考えも頷けますけど。
そのお金稼ぎでさえも、私は、楽しみたいです(^^
ああ、愚痴になってしまったー(笑)。
なにはともあれ。
インゴットを手に入れる「作業」は、私にとってただの「作業」ではなく。
楽しみながら、やっています。
それに、インゴットって、大好きです(^^
このインゴットから、どんな武具を作ってもらおうか……とか、そんな風に考えるのが、むっちゃ楽しいです。
そして……。
「採掘」は、ただ楽しいだけではなく。
やはり、危険がつきものなのです……。
「KUROHIGE」の足元に、250ほどの鉱石(「big ore」)が集められていた。
これを炉(「forge」)で精製すれば、500インゴットの出来上がり(^^
ただ、まあ、採掘の能率を上げるため。
炉からちょっと離れた場所で、採掘しておりました。
大量の鉱石を、獣皮よろしく、エッチラオッチラと引きずっていきます。
と、その前方から、聞き慣れた「声」が。
一際甲高い、その叫び声は……怪力モンスター「エティン」!
まともにやりあえば、いまの「KUROHIGE」など、一分と経たず、ボコボコにされてしまいます。
でも、「エティン」、うまい具合に障害物の中にすっぽりはまって、身動きできません(笑)。
「エティン」の叫びに、なにやら恨めしい声音を感じつつ、さっさと横を素通り。
と、その前方から、またも聞き慣れた雄叫び!
おお、やる気満々でコッチに向かってくるのは、弱小モンスター「モングバット」!
炭坑夫の命(鉱石)を守るため、「KUROHIGE」、鉄拳で「モングバット」と交戦!
……ところが。
やべえっ、コイツ、強化版だっ!(笑)
(※「モングバット」には、二種類あって……。
一種類は、それこそ、雑魚中の雑魚。
もう一種類は、それよりもちょっとだけ強い「雑魚」。……ちょっぴり固い(笑))
消耗戦になるは必至!
……となれば。
無視(笑)。
背後から「モングバット」に殴られつつ、マイペースで炉を目指します。
「KUROHIGE」の装甲はそこそこ厚いので、「モングバット」の攻撃は、あまり痛くありません。
炉でインゴットを手にれたら、「モングバット」なんか無視して、「リコール」で帰還しようっと。
そう思いつつ、歩いていくと……。
また、前方から聞き慣れた雄叫びが。
おお、あそこに見ゆるは「オーク」!
「モングバット」なんかとは比較にならないほどの膂力を要し。
だいたい、モンスターの中では「中の下」といったところでしょうか?
その「オーク」が、ゆるゆると「KUROHIGE」目指して歩いてきます。
炉はもう少しだ!
なんとかな〜るっ!
そう思いつつ、「モングバット」と「オーク」を従えて(笑)歩いていくと……。
バシュ……!
といった効果音とともに。
「オーク」から、火の玉が発せられたのです。
げげ、魔法っ!?
……よーく名前を見てみたら。
「オークメイジ」。
って、魔法使いの「オーク」やんっ!
「KUROHIGE」、魔法抵抗 00.0!(笑)
大ピ〜ンチっ(爆笑)
ぬおおおお〜っと。
当社比二倍の速度(のつもり)で、鉱石を運搬。
炉で精製し終えたら、そっこう「リコール」だ〜ぜ〜。
……と思っていたら。
炉の近くに、軽装の、いかにも「炭坑夫」然とした、PCが。
私の姿を見て、ちょっと動きを止めましたが。
……おもむろに採掘を始めます。
って、ヲヲイ、呑気に採掘を続けている場合か、チミィ〜っ(笑)。
バシバシ、ドカドカとダメージをくらいつつ。
鉱石を精製し、およそ 500インゴットを入手!
さあ、とっとと逃げる〜ぜ〜。
……と、思っていたら(この文章多すぎる?(^^;)
「コネクションロスト」!!
………。
ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
『UO』サーバーから、接続を断ち切られてしまったのです。
突然のアクシデント。
この通称「コネロス」によって、マイキャラクターは『UO』の世界から一時的に撤退する……。
――だなんて甘いことは無く。
プレイヤーからの操作をひたすら待つ、無防備な状態で立ち尽くしているのです。
だから、「コネロス」した後も、「KUROHIGE」は二匹のモンスターからの攻撃を受け続けているはず。
ぬおおおおおおおおっ!
と叫び、のたうち回りたいのを我慢しつつ、大急ぎで再ログイン。
「You are dead」
(って、こんな文章だったと思う)
………。
色彩の失われた世界で、大の字で息絶えている「KUROHIGE」と。
「オークメイジ」と「モングバット」に追われ、逃げ回っている、炭坑夫の姿が……。
お……。
おおおぉおのおおぉおおおおれえええぇえええ!
ある意味、PKされるよりも悔しい(ーー;
気を取り直し、蘇生させてくれる「ヒーラー」を求め、ブリテイン方向へ走る。
……こういう時に限って、「ワンダリングヒーラー(放浪の治癒師)」って居ないんだよなあ……(涙)。
結局、「ブリテイン」まで戻って、街のヒーラーに蘇生させてもらいました。
そして、即座にログアウト。
次いでは、「KAORU」でログイン。
そいでもって、例の採掘場に「リコール」イン。
するとそこには。
大の字で息絶えている「KUROHIGE」の元の身体と。
なんの変わりも無い様子で、採掘を続ける炭坑夫の姿が(笑)。
「この「KUROHIGE」は、私のキャラクターなんです」
そう、拙い英語で喋ると、その炭坑夫……「Tadaf」……だったかな?
その外人さんは。
「そうですか。私はルート(死体からアイテムを奪うこと)していないので、アイテムは無事だと思います」
とか、そんな感じで答えてくれました。
で、チェックしてみたら……。
おお、本当だ!
500インゴットなんて、炭坑夫が目にしたら、拾わずにはいられないだろうに……。
もしも、ルートしてたら、
「ぶっ殺して、ついでにインゴットも奪っちゃう〜ん♪」。
……だなんて思っていたことを、おくびにも出さず(笑)。
ルートしなかったことの感謝の印として、100ほどインゴットをプレゼント。
帰り際、「Tadaf」?さんが障害物に引っかけて、まいてきた「オークメイジ」と「モングバット」をサクッと仇討ち。
また、「エティン」も美味しくいただきました。
この炭坑夫さんとは、数時間後に再会して。
その時は、「KUROHIGE」が持っていた食料「魚のステーキ」をいくつか、プレゼントしました。
善人だって、そこそこ得があるんだよ〜(笑)。
時は変わって。
一仕事終え、ブリテインの銀行へと向かう最中。
街中に、折り重なるように倒れている、灰Nameの死体が。
ああ、またスリか……。
新評判システムが導入されてから、一番、得をしているのって、「スリ」じゃないかなあ?
以前のシステムなら、とっくに赤Nameになっていて、周囲からボコボコにされていただろうに。
いまでは、盗みをした後の数分だけ、灰Nameになる。
普段は青Nameのままなのです。
でまあ、これを利用して。
人が集まる街中でスリを働き。
無事盗めたら、その盗品を銀行に預け。
しくじって、Guardや被害者に殺されてしまった場合は、街の「ヒーラー」に蘇生させてもらい、また、盗みを働く。
これを繰り返す恥知らずの、多いこと多いこと。
また、チームを組んで盗みを働く者たちも居ます。
ハッキリ言って、大迷惑。
街中で死体を量産することで、ラグを増やし。
また、コイツらのせいで、安心して街中も歩けやしない。
この恥知らずが〜っ!
と思っていたら。
量産された死体に、なにやら、見覚えのある名前が。
「corpse of Kuala」
………。
お前もか、「Kuala」……(涙)。
ほどなくして、「スウィートハーモニー」だかなんだか言う、見覚えのあるタイトルを付けた、あの「Kuala」を見掛けます。
ああ、本物だ……(溜め息)。
名前は灰色で、死に装束である灰色ローブを着込んでいます。
いかにも、スリしてますって格好。
私は、こんな恥知らずに殺されたのか……(涙)。
ってことで。
「KUROHIGE」、最近鍛錬をつんでいる、弓矢を手に持ちます(笑)。
当時、STR99、弓術70といったところ。
一撃入れば、サクッと行けるハズ。
あ〜あ、「KUROHIGE」の名前でも恨みを買うかな?
と思いつつ、戦闘モードに移行し、ヤッコさんをダブルクリック。
……死ぃぃぃねえぇぇぇっ!(笑)
おやや?
なにやら、ダイアログメッセージが?
「オーケー」or「キャンセル」?
もしや……と思ってみてみたら。
「Kuala」、灰色から青色に戻ってました。
うーん、どうしようかな〜……と思っていたら。
画面左下に、盗みがどうのとかって表示されました。
ヤバ、盗まれる!?
ま、いっか。
サクッと「オーケー」。
……くぅぅぅたぁぁぁばぁぁぁれぇぇぇ!!
ガイーン――!
くたばった。
……私が(爆笑)。
新評判システム、街中での戦闘はOK。
よく、スパーしてる人たちが居るし。
また、私も人の家の中でスパーとかしたことがあるので。
青Nameを攻撃するだけなら、評判は落ちないんだよね〜……と思っていたので。
すっかり、勘違いしてました。
街中で青Nameを攻撃したら、Guard様に問答無用で殺されるんだったね、そういえば(笑)。
まるで初心者のように、無様に街中で処刑された「KUROHIGE」。
その死体からは、あっという間にアイテムを剥ぎ取られ。
動物から切り取った、「生リブ」さえも取られてしまいました(笑)。
あ〜あ、なにやってるんだろ、私〜(^^;
せめて、インゴットを銀行に入れてから死にたかった(涙)。
心機一転。
ローブ一丁で、採掘場へと赴く「KUROHIGE」。
さあて、今日分の日課(600インゴット)を終わらせないとな〜……と。
普段はあまり利用しない、ダンジョン「ディスパイス」周辺で採掘。
誰も採掘しないからか、ざくざく掘れます。
あっというまに、200ほどの鉱石が。
意気揚々と、炉へと引きずっていく「KUROHIGE」。
……と。
道中、なにやら、アイテムが散らばっています。
裁縫道具とシャベル、それと衣服が数点。
いや〜な予感がしつつも、そのままテクテクと進みます。
案の定。
赤Nameとばったり遭遇(涙)。
「HORUS」
……だったかな?
しかも、なにやら親しげに話し掛けてきます。
「お、鉱石を運んでるんだね。
オレが、運搬中のキミを護衛してあげようっ!」
とか、そんな感じで。
護衛なんていらんわいっ。
さっさと、私の前から消えてくれー(笑)。
でまあ、炉まで鉱石を運搬していくと……。
スイッと、私が持ってきた鉱石を、ヤツは持ち上げます。
「お前の持っている236(だったかな?)インゴットを寄こせ!」
と、叫びます。
げげ、いつの間に、人の鞄を盗み見たんだ〜!?
しぶしぶと 100インゴットを渡し、鉱石を下ろすことを要求。
「残りも全部寄こせ!」
……カチ〜ン……ときました。
つい先ほど、Guardに殺されて、胸の中がモヤモヤしていたので。
また、いつぞやの皮泥棒との争いが、脳裏を過ぎります。
負けてなるものか〜っ(怒)。
鉱石を自分で精製しないところを見ると、ヤツの「採掘」スキルは皆無なのでしょう。
「採掘」スキルが低いと、インゴット精製は失敗しやすく。
失敗すれば、半分の鉱石が失われてしまうのです。
だから、ヤツは、私にインゴットを作らせ、それを奪いたいのでしょうが……。
逃げられる可能性を考え、とりあえず、私がいま持っているインゴットを、奪うつもりなのでしょう。
「いやだっ! はやく鉱石を返せっ!」
と言うと。
「インゴットを渡すか、それとも死か!」
だなんてことを、わかりやすい英語で喋ってくれます。
「HORUS」クンたら、私が英語苦手だと伝えたら、わかりやすい英語で喋ってくれます(笑)。
「はやく返せ! 私は、もうログアウトするんだっ!」
だなんて、私も頑強に突っぱねます。
私はHidingでもって姿を隠します。
いっぽう、大量の鉱石を抱え持った「HORUS」は、身動きどころか、鉱石を置く以外の動作を、することができません。
じりじりと流れていく、時間……。
と。
ヤツが、ささっと鉱石を地面に下ろします。
もらったあぁぁぁぁ……!!
皮運搬で培った、素早い動作で、サクッと鉱石を取り返します。
硬直する、「HORUS」。
ついで、戦闘モードになって、弓を構えます。
でも、ターゲットたる私は、Hidingして、隠れたまま(笑)。
私の周囲を歩き回り、威嚇する「HORUS」。
って、ヲヲイ、威嚇するだけか、お前は?(爆笑)
Hiding破りのスキルを使ったり。
範囲魔法でもって、私をいぶり出せば良いだろうに。
ただ、ヤツは歩き回ったり、言葉で威嚇するばかり。
……なんだコイツ、素人じゃない。
あ〜あ、100インゴット渡して、損したな〜。
私は、『UO』の画面を見つつ、気長にウェブ巡回(笑)。
「HORUS」が立ち去るのを、気長〜に、待ちます。
「HORUS」、相も変わらず、歩き回っては喋るのみ。
「オレたち、友達になれるよな?」
「オレってば、鍛冶スキル、100もあるんだぜ。グランドマスターさ」
馬鹿言えよお前(爆笑)。
インゴットを渡すか、それとも死か……とかほざいていたヤツと、友達になんかなれるかーっ!(笑)
また。
100レベルだなんて、滅多に見られないグランドマスター鍛冶屋を、赤Nameにするわけが無い(笑)。
(※現在の赤Nameは、全て賞金首。
賞金首は、殺され、首をもがれると、大幅にステータスダウンしてしまう)
緊張感皆無。
Hidingで隠れたまま、裏でウェブ巡回。
……結局、私の根気勝ち。
くくく、もし、「KAORU」で出会ったら、地の果てまで追い回してやるう(++
ふと、思ったこと。
よく、銀行や鍛冶屋の周りで、「インゴット売りま〜すっ!」て叫んでる人の何割が、実際に自分で掘ってきたのだろう、と。
炭坑夫狙いのPKも、結構居るそうです。
インゴットは、人を狂わせるのか……(笑)。
まあ、炭坑夫が、数百のインゴットを抱えて採掘している場合もあるし(一インゴット、五GPだから、軽く千GP)。
また、炭坑夫は大抵、武装なんてしていないので。
PKからすれば、カモ中のカモなんでしょうね……。
ってことで。
「KUROHIGE」は、少しでも威嚇になるよう、武装を整えます。
以前から見つけていた、PC鍛冶屋が開いている店で、「プレートメイル」を買います。
全てが 100GP前後と、激安(^^
品質も、NPCの鍛冶屋で買えるものと同等。
全てのパーツを揃え、ガチガチにプレートを着込んだ「KUROHIGE」。
AR値、30。
一旦、家に戻り、「マント(クローク)」と「魔法の掛かっていない、ウィザーズハット」を装着。
暗灰色に染め上げた「マント」と「魔法帽」が、銀プレートに映えます。
髭面も相まって、一見、魔法使いPK風(笑)。
うむ、良し。
モンスターと戦う時は、「魔法帽」から「プレートヘルム」に取り換えますが。
ふだんは、この魔法使いPKルックで居ようと思います(笑)。
なんか殺伐としている感じなので、最後に、ちょっと変わった話?を。
私がいつものように、「KUROHIGE」で「採掘」に勤しんでいると。
ガチャリ……という音がして、近くの家の扉から、ひとりの男性PCが出てきます。
「hi」
「hi」
挨拶を交わすふたり。
その男性が、ペラペラと英語を連ねていきます。
拙い英語力で理解するに、こんな感じの会話だったと思います。
「こんにちは、調子はどうだい?」
私「まあまあかな」
「そいつは結構だね! ところで、時間があったら、私の家でチェスでもしていかないかい?」
『UO』では、小道具の中にチェス盤があり、それを使ってチェスが出来るのです。
私「ごめん。私は急いでいるんだ」
(チェスのルールを知らない……という適切な言葉が浮かばなかったので、逃げ(笑))
「おう、そいつは残念だ! また会おうぜ!」
その男性PCは、スタスタと歩み去っていきます。
って、ヲヲイ、見知らぬPCを家に招こうとしていたのか、チミは?(笑)
それに、鍵を持ったまま、外を歩き回るつもりかーっ(笑)
彼のその後が、ちょっと心配。
まあ、家に「アースエレメンタル」を飼っているぐらいだから、並の強さじゃないんでしょうけど(^^;
1998.07/24 七十日目 |
「KAEDE」日記 |
六月八日
「KAORU」姉さんに誘われて、この『UO』の世界に来ました。
「裁縫」と「弓作成」の技術を持って、この地に降り立ちます。
姉さんと同じ、「ブリテイン」の「スウィートドリームス」という名の宿。
姉さんからいろいろと聞いていたので、「ブリテイン」でも迷わずに済みました。
姉さんの家に行く前に、ちょっと、腕試し。
裁縫屋で、チマチマと内職に励みます。
そうそう、布による裁縫ですけども……。
「反物」は買わずに、自分で作ることができるんですよね。
やっぱり、裁縫屋の店員さんが売っている、「Shuttle of thread」ってのを、大量に買います。
これが、いわゆる「糸」であり。
この「糸」をダブルクリックして、機織り機をクリックすると、糸を紡いでいきます。
これを五回繰り返すことで、「反物」が手に入るのですっ!
糸ヒトツが三GP程度なので、十五GPで反物が手に入る……。
って、むちゃくちゃ儲かりますがなっ!
……コホン。
お金も貯まって、そろそろ内職を止めようと思っても、店員さんが糸を売っているのを見つけてしまうと、ついつい……。
なんやかんやで、あっという間に数千GPを稼ぎ出しちゃいました(^^;
そのお金で、「魔術」と「伐採」スキルを、NPCの人からご教授いただきます。
サクサクッと、スキルレベルが 30ほどに上昇。
第一日目を順調に終え、「スウィートドリームス」で眠りにつきました……。
六月九日
今日はいよいよ、「ブリテイン」の街から外へ出ます。
PKされちゃっても、あまり悔しくないように、出来る限り軽装で。
目的は、「KAORU」姉さんの家に行くこと。
道すがら、「手斧」で木を切り倒し、「材木」を手に入れ。
その「材木」で、「ボウ」、「クロスボウ」、「ヘビークロスボウ」などの弓作りに挑戦。
なかなか上手くできないけれど、少しずつ技術を身につけていきます。
また、「大工」スキルでもって、「木箱」や「宝箱」なんかも作成します。
おかげで、モリモリ筋力UP(^^;
途中、狩人が落としていった獣皮を拾い集め。
「裁縫」スキルでもって、「ビキニアーマー」なんかを作って身につけ、ARもUP。
そろそろ、鞄の中がいっぱいになる頃。
ようやく、姉さんの家に着くことが出来ました。
ここで、ちょっとためになる?お話。
私と姉さんが使った、素早い「鍵受け渡し」の方法。
まず、上記のように、姉さんの家に徒歩で歩いていきます。
そして到着したら、扉のすぐ前で「Hiding」。
誰にも見つからないことを祈りつつ、「LOG OUT」。
正当な手段による「LOG OUT」ではないので。
私の身体は、五分間、『UO』の世界に留まった後、一時的に世界から消えます。
この、完全に「LOG OUT」するまでの五分間。
私以外のキャラクターでは、「LOG IN」することはできません。
……ので、五分後。
今度は、「KAORU」姉さんが「LOG IN」。
あらかじめ作っておいたスペアキーを、自宅の中の宝箱に入れて。
出入り口の鍵を開けて。
姉さんは、自分の鍵を持ったまま、正規の「LOG OUT」。
正規の「LOG OUT」なので、即座に、別キャラで「LOG IN」できます。
ってことで。
今度は私で「LOG IN」します。
家の鍵は、姉さんに開けて置いてもらったので、すんなり中に入れます。
そして、スペアキーを受け取り。
その鍵でもって、家の扉を閉めます。
これで無事、鍵の受け渡しが完了〜(^^
折り悪く、仲間が居ないとき。
また、仲間に迷惑掛けたくないやって人に、お薦めの方法です。
なにはともあれ。
「KAORU」姉さんの家……。
もとい。
私たちの家で、ゆっくり休むことができました。
六月十八日
う〜ん、久しぶりだね、こうやってペンを取るの。
三日坊主……とかいうんじゃなくって。
私の出番が、少なかったんだよね(;;
私たちの家に、同居人がふたり、増えました。
魔法使いの「Shanty」と、鍛冶志望の「KUROHIGE」のおじさん。
「KAORU」姉さんったら、このふたりの育成にかかりっきりで……。
私なんて、お家で留守番ばっかり(涙)。
ところが、この日。
姉さんは、私に重大なポストを任命したのであります。
それは、炊飯係っ!(++
一家の食生活を、私が引き受けることになったのです。
仲間の人から買い取ったという、大量のお肉を渡され。
そして、パン屋さんで大量の小麦粉を買い込み。
レッツクッキング!
………。
そのほとんどが炭と消えてしまいましたが。
みるみる、料理の腕が上達。
そこそこ、うまく焼けるようになりました(^^
うまく焼けるのが嬉しくって、持ちきれないほどパンを焼いちゃったのは、内緒だよ(笑)。
これから、色々な料理に挑戦しようと思います。
六月二十六日
ついに、不可能と言われていた、伝説の食料を作り出すことに成功しました。
ふふふ、私ってばスゴイね、我ながら〜(^^
その伝説の食料とは。
すなわち、「ケーキ」ですぅっ!!
……う、うん。
確かに、お店でサクッと買えるのだけれど。
長い間、私たちPCの料理人たちは、作ることができなかったのです。
え、各HPの翻訳データとかに、作り方が載っているって?
ふむふむ……。
「パン生地」をダブルクリックして、「ハチミツ」をクリックするとできる「甘いパン生地」。
「小麦粉」をダブルクリックして、「甘いパン生地」をクリックすると作れる「ケーキミックス」を焼くと、「ケーキ」が出来る……。
……ああ、これね。
この方法でやっても、絶対、「ケーキ」は作れないんだよ。
試しに、焼いてみて。
焼くのに成功しても、「クッキー」が出来ちゃうでしょ?
料理の腕が悪いから……だなんて思ったら、大間違い。
グランドマスターなシェフが、何百回やろうと、この手法では、「ケーキ」は作れないんです。
正しい、作り方は……。
「ハチミツ」をダブルクリックして、「パン生地」をクリック(上記の方法とは逆)。
「小麦粉」をダブルクリックして、上の、見た目なんの変化も無い「パン生地」をクリック。
これでできる「ケーキミックス」を焼くと、見事に「ケーキ」の出来上がり!!
これは、バグなのかなあ?
それとも、翻訳ミス?(^^;
なんにせよ、どうしても「ケーキ」が焼けないって人は、私が記した方法を試してみてくださいね。
「ケーキ」は、ボリュームがあるので、腹ぺこのあなたも、一気に満腹になれること請け合いです(^^
七月一日
お料理メモ。
◎がついているものは、飲食できる物。
「◎水入れ」をダブルクリック+「小麦粉」をクリック=「パン生地」
※ひとつの「小麦粉」から、二十個の「パン生地」を作成可能。
※また、逆の操作でも制作可能。
「パン生地」をダブルクリック+「オーブン」をクリック=「◎パン」
「パン生地」をダブルクリック+各種「果物」をクリック=各種果物の「パイ生地」
「パン生地」をダブルクリック+各種「野菜」をクリック=各種野菜の「パイ生地」
各種「パイ生地」をダブルクリック+「オーブン」をクリック=各種の「◎パイ」
※クッキングスキルを使わない and 失敗の無い料理。スキルを上げたくない人にお勧め。
「パン生地」をダブルクリック+「◎ハチミツ」=「甘いパン生地」
「甘いパン生地」をダブルクリック+「オーブン」をクリック=「◎マフィン」
「◎ハチミツ」をダブルクリック+「甘いパン生地」をクリック=「クッキーミックス」
「クッキーミックス」+「オーブン」=「◎クッキー」
「◎ハチミツ」をダブルクリック+「パン生地」をクリック=「パン生地」
※見た目、変化無し
「小麦粉」をダブルクリック+上の「パン生地」=「ケーキミックス」
上の「ケーキミックス」をダブルクリック+「オーブン」をクリック=「◎ケーキ」
「刃物」をダブルクリック+「大きな魚」=四枚の「魚の切り身」
※「魚」は、かならず、一匹一匹を別々にして、さばくこと。
※複数のままの「魚」をさばくと、なぜか、一匹二枚の切り身しか得られない。
「魚の切り身」をダブルクリック+「オーブン」=「◎魚のステーキ」
「パン生地」をダブルクリック+「◎魚のステーキ」=「パイ生地」
上の「パイ生地」+「オーブン」=「◎フィッシュパイ」
「パン生地」+「◎ソーセージ」=「ピザの生地?」
「ピザの生地?」+「オーブン」=「◎ピザ」
「刃物」をダブルクリック+息絶えた、各種「動物」 and 各種「モンスター」=「生リブ」一個〜二十個
「生リブ」+「オーブン」=「◎焼き肉」
他にも、「◎?卵」、「ベーコン」、「鶏肉」をただ焼くだけで作れる食料(未確認)。
また、「小麦粉」を作れること。
パン屋に売っている、もうひとつの「小麦粉」の用途。
いまだ、調査探求の必要あり。
七月九日
最近は、「錬金術」にこっています。
魔法に使うための各種秘薬を、すり鉢でゴリゴリすりつぶしてつくる、魔法のお薬。
ちょっと前までは、「Shanty」が勉強していたんだけど……。
彼女が勉強する予定の各種技術と、うまく折り合わないので、止めちゃったんだよね。
それを、私が引き継いだわけ。
……それにしても、お金のかかる技術です(^^;
家を持っていない人が、この錬金術を勉強するのは、かなりの困難が予想されます。
だって、錬金術で作れる「ポーション」は、NPCのお店に売っても、安く買いたたかれてしまうんです。
だから、必然的に、PC相手の商売になるわけですが……。
売れ筋の「グレーターヒールポーション」を作るには、かなりの財力が必要なので。
お金と、なにより暇(^^;のある人にしか、勉強できないと思います。
この「錬金術」と、「料理」の技術をビシバシ勉強しているせいか。
私の INTとDEXは、それはもう、鰻登り(笑)。
かつて、木こりで身に付けた筋肉も、日々失われております。
と、ここで、ちょっとタメになる情報を。
……錬金術を勉強している皆さんは、「すり鉢」をいくつ使っていますか?
え、「すり鉢」は壊れないから、一個でも充分じゃないかって?
ノンノンノン(^^
確かに壊れませんけど、「すり鉢」を複数持っていると、特別な技が使えるのです!
さて。
取り出したる、お馴染みの「すり鉢」。
この「すり鉢」をダブルクリックした後、「秘薬」をクリックすると、「ポーション」作りを開始します。
ゴリゴリゴリゴリ……。
ゴリゴリゴリゴリ……。
ゴリゴリゴリゴリ……。
とぽぽぽぽ〜っ。
とまあ、十秒くらいすりつぶした後、「空き瓶」(あ、これも錬金術に必要なアイテムですね)の中に、薬を満たします。
この、秘薬をすりつぶしている間、使っている「すり鉢」をダブルクリックしても、
「いま、すりつぶして居るんだから待ってクレー」
とか、そんな感じのメッセージが表示されます。
では。
すりつぶしている際、別の「すり鉢」をダブルクリックしたらどうなのか?
おや、通常通り、カーソルが表示されます。
では、このカーソルで、通常通り秘薬をクリックしてみたら、どうなるでしょう?
そう、通常通り、作り始めますね?(笑)
そうなんです。
すりつぶしの動作は、あくまでヒトツの「すり鉢」を使っているのであり。
別の「すり鉢」を用意すれば、同時進行で、ポーション作りが可能なのですっ!(^^
ってことで。
私は、四つの「すり鉢」を用意して。
それを順番に使って、絶え間なくポーション作りを行っています(^^;;;
早く、「グレーターヒールポーション」を作れるよう、頑張らなくちゃ。
七月二十四日
今日は、「KAORU」姉さんに怒られちゃいました(^^;
原因は……。
「秘薬」の使いすぎです(^^;;
前の日記にも書いたように、「錬金術」には、大量の「秘薬」が必要です。
折しも、最近は「グレーターヒールポーション」を大量に使っていますです。
この「グレーターヒールポーション」。
一個作るのに、七個の「朝鮮人参」(秘薬の一種)が必要なんです!
しかも、私の技術はまだ未熟なので、失敗する確率のほうが高いです。
そんなこともあって……。
お家の、通称”秘薬箱”に保存されていた人参を、ほとんど使ってしまいました(笑)。
姉さんに気づかれないよう、明日にでも補充しておこう……と思っていたのですけれど。
……あはは、見つかっちゃいました(^^;
秘薬箱の蓋を開け、中の秘薬を確認した、「KAORU」姉さん。
あれっと首を傾げ。
ついで、困惑の表情。
そのつぎに、ハッとなにかに気づいた顔つきになって。
そして、隣で熱心に(装って)、食料を詰めている箱を整理している私を、じぃっと見つめてきます〜(^^;;
姉さん「1000個以上あった人参、どこにやったの〜っ!!」
「失敗して、捨てちゃいましたー(^^;」
姉さん「1000個あって、作れた薬は、コレだけえええ!?」
「三回に一回の割合で作れるよー(^^;」
姉さん「三回に一回って……。GHポーション作るのに、人参七個必要だから……」
「ヒトツのポーションにつき、二十一個の割合だね……(^^;」
姉さん「人参は三GPだから……一個 六十三GPのGHポーション……(涙)」(相場は、35〜45GP)
「大切に飲んでね……(^^;;;」
姉さん、おもむろに、私に大量のお金をドサッと手渡します。
「重い〜、重いよ、姉さん〜」
姉さん「……ブリテイン行って、人参買ってきなさい。……二千個くらい」
「二千個〜っ!? 持ちきれないよ〜(^^;」
姉さん「服ぅ、脱いででも持ってきなさいっ!!」
「ああうう〜っ」
姉さん「二千個買ってくるまで、帰ってこなくていいわ」
「でも、これじゃお金足りない……」
姉さん「もちろん、足りない分は、裁縫で稼いで来なさい」
姉さんの目、本気でした(^^;
……お気に入りの、「鹿mask」、各種アクセサリーを外し。
「ファンシーシャツ」に「ロングスカート」だけという身軽な格好で。
私は、ブリテインに飛ばされました(;;
「朝鮮人参くださいっ!」
「人参くださいっ!」
「にんじん〜っ!」
魔法屋、秘薬屋のみならず。
道具屋、ヒーラーからも買い漁り。
この日、ブリテインから、「朝鮮人参」が姿を消しました……(笑)。
◇