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■2024/08/10(土)07:30

宣戦布告の早押し勝負。

昨夜と同じように、中央アイン神殿に対して宣戦布告してしまえば、にゃんたまとの一騎打ちになってしまうかもしれない。
この日、我々世界樹は、中央アインへの宣戦布告を見送ることにした。

我々が第一の宣戦布告場所に選んだのは、南東マルクト城（メメ村）だった。


07:45の宣戦布告開始。

そこに並んだ文字列は、メメ村が世界樹の北東イエソド城と、もえねこの東教会ペリド。
そして世界樹が、メメ村の南東マルクト城。

この三つの宣戦布告だけだった。

メメ村は、中央アイン神殿への早期布告を見送っていた。
あるいは、木曜、金曜と我々がアインへ布告できていたのは、メメ村が早押し勝負をしていなかった可能性もある。


少し間を置いてから、昨夜メメ村から教会を奪い取ったもえねこが、南西ケテル城（メメ村）へ宣戦布告。
次にメメ村が、とうとう中央アイン神殿（にゃんたま）へ宣戦布告。

対メメ村への姿勢を見せようといった意見も出て、我ら世界樹は、さらにメメ村支配下の教会ふたつへも宣戦布告をするのだった。


■メメ村の宣戦布告。
→世界樹の北東イエソド城。(07:45)
→もえねこの東教会ペリド。(07:45)
→にゃんたまの中央アイン神殿。（朝）

■もえねこの宣戦布告。
→メメ村の南西ケテル城。(朝)
→メメ村の東教会メラル。(夜)
→メメ村の南西教会ラベン。(夜)

■にゃんたまの宣戦布告。
→メメ村の北西テファレト城。（夜）

■世界樹の宣戦布告。
→メメ村の南東マルクト城。(07:45)
→メメ村の南教会マリン。(朝)
→メメ村の北教会クシェル。(朝)


ギルド間の相談など一切無しに、3ギルドが強者メメ村に対して宣戦布告を積み重ねる。

昨夜、もえねこが超早落としでもって南教会アメトを支配下に置いた。
そのアメトと隣接しているため、南西ケテル城への宣戦布告ができた。

3ギルドが、メメ村支配下の城に対して攻撃宣言することで、メメ村に取捨選択を強いることが出来た
そう考えれば、あのアメト急襲は、実に効果的な妙手だったと言えるだろう。

全体マップ

■20:45

事前防衛の数値から、メメ村の姿勢が垣間見えた。

もえねこが布告した、南西ケテル城、東教会メラル、南西ラベンへの防衛は無し。

世界樹が布告した、南東マルクト城には「33」。
南教会マリンと、北教会クシェルには「0」。

そして、にゃんたまが唯一布告できた北西テファレト城には、「106」。

明らかに、対にゃんたまのシフトを組んでいて。
なおかつ、可能ならば世界樹からも南東マルクト城を守りたいという構えだった。


そして、開戦直後。

まるで、今までまともに戦えていなかった鬱憤を晴らすかのように、メメ村は中央アイン神殿への攻撃を仕掛けていった。

さらに少し遅れて、20:47。
世界樹支配下の北東イエソド城にも、散発的ながらも、数億の部隊を立て続けに派遣。

さすがグランドマスター級とでもいえるかのような規模の、壮絶な戦いが、開始早々から繰り広げられていった。


……先に書いてしまうと。
昨夜、メメ村に対して戦いを挑んだもえねこ。

この夜、メメ村の南西ケテル城、東教会メラル、南西教会ラベンへと宣戦布告。
この三カ所全てを、抵抗なく占領下に加え、なおかつ反撃もなかった。

メメ村から宣戦布告を受けていた東教会ペリドに400を越す防衛部隊を配置していたが、そちらに対しても一切の接触無し。


そのため、この夜はメメ村 対 にゃんたま＋世界樹という構図となった。


データを取っていたわけではないが、メメ村の攻撃は、にゃんたまへの圧力が強かったように思える。
中央アイン神殿（にゃんたま）と、北東イエソド城（世界樹）では、やはり神殿のほうが魅力的だろう。

しかしだからといって、世界樹への攻勢が止むことはなく。
さらにいえば、事前防衛が配置されていなかった北教会クシェル（世界樹が宣戦布告）に対して、防衛部隊が積み重なっていった（20:59）。


20:52。
カウンターをいれるべく、にゃんたまもまた、メメ村の北西テファレト城への攻撃を開始。

中央アイン神殿、北西のテファレト城、北東のイエソド城。
各勢力の部隊が目まぐるしく追加され、そして命を散らしていった。


中央北の戦いが激化していく中、
21:08。

世界樹が、南東マルクト城（メメ村）に対して攻撃を開始。
ほぼ抵抗増援なく、これを占領下に加える。

ちなみに同時刻に、もえねこも南西ケテル城（メメ村）を無血占領している。


21:15。
占領されたら、反撃の時間が無いという時間帯に。

とうとう、中央神殿アイン(にゃんたま)が、メメ村によって陥落。

この時より、にゃんたまは残る戦力を持って北西テファレト城(メメ村)へと挑むも、ついには時間切れで終わる。

中央アイン神殿しか持っていなかったにゃんたまは、これで野宿になってしまう。


21:15を境に、メメ村の教会三つが陥落。
東教会メラルと、南西教会ラベンをもえねこが。
南教会マリンを、世界樹が占領。

そして北教会クシェルに対して、世界樹は攻撃を仕掛けるが……。

ここを要所と想定したのか、メメ村は頑強に抵抗してみせる。
ついには、世界樹の北東イエソド城の攻撃、占領された南東マルクト城への反撃もおろそかになるぐらいになる勢いで、防衛部隊が配置される。


一夜明けて考えをまとめてみると……。
おそらくメメ村は、この北教会クシェルを守ることで、北西テファレト城を安全地帯にしたかったのだと思われる。
ここを起点に、北西テファレト城、あるいは世界樹からイエソド城を奪えたとしても、日曜日に世界樹から布告されることを嫌がったのだろう。


最初は手探りといった感じで、北教会クシェルに部隊を送ったのだが。
速攻で防衛部隊が積み重なり抵抗されるのを見て、クシェルへの攻撃に参加したメンバーが、次々に矢継ぎ早に部隊を送り込む。

ここは城か神殿か、といった勢いで、積み重なるKO数。

なんとか押し切って、北教会クシェルを占領しきる頃には、戦場の趨勢は決していた。


対にゃんたまでの戦いで予想外に消耗したのか。
メメ村は、世界樹の北東イエソド城と、奪われた南東マルクト城への反撃に対して、こちらが想定していたよりも攻勢が薄かったように思える。

北教会クシェルへ猛攻を仕掛けたことといい。
世界樹も消耗していた、次々に拠点を失いかねない状況だったのだが。

結局はメメ村もまた、2ギルドを相手にして消耗しきってしまったのだろう。
あるいは、北西テファレト城に、にゃんたまが最後の攻勢を仕掛けてくるのを警戒していたのかも知れない。


……かくして、メメ村からの猛攻を受けてしまったにゃんたまが野宿になってしまったが。
もえねこと世界樹は、メメ村から三カ所ずつの占領地を奪い取るという快挙を達成することが出来た。

メメ村の1位は小揺るぎもしないが、一矢報いることが出来たのではないだろうか。


■メメ村
中央アイン神殿(にゃんたま)を占領。
北東イエソド城(世界樹)への侵攻に失敗。
東教会ペリド(もえねこ)には部隊を差し向けなかった。

■もえねこ
メメ村支配下の南西ケテル城、東教会メラル、南西教会ラベンを無血で占領かつ、反撃も無かった。

■にゃんたま
領地確保のためにも、北西テファレト城(メメ村)へ全力で挑むも、かなわず失敗。

■世界樹
メメ村支配下の南東マルクト城、南教会マリン、北教会クシェルの占領に成功。


メメ村は支配地6つを奪われたものの、優位は揺らぐことなく68点。

城二カ所となった世界樹が、26点。

昨夜の奮闘が活きたか、戦闘なく躍進のもえねこが22点。

中央神殿を堅守していたが、ついに追われてしまったにゃんたまが20点のまま。


こうして五日目の戦闘は終わった。

……残りは、あと一日。

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