後書き



 はじめまして、あるいはお久しぶりです。
 「青原 薫」です。

 『処女はお姉さまに恋してる(おとめはボクにこいしてる。以下「おとボク」で)』の二次創作小説『その手を取れば』を読んでいただき、ありがとうございました。



 「復活宣言」をしておいて、気付いてみれば前作の『ラストカーニバル』から三年が経過してしまっています。
 その間にも色々やっていたのですが、きちんとHPなどで発表できるものもなく……。

 日記的な物も休みがちになっていて、これではマズイなぁ、と思い立ち。
 『ラストカーニバル』を書き終えた直後に思いついたネタを引っ張り出し、急遽この中編『その手を取れば』を小説として書き出してみました。


 『ラストカーニバル』を書き終えた後に色々書き連ねていた長編があるのですが……ていうか、いまでも終わる気配さえない作品なのですが。
 その作中で描かれる、厳島貴子の心情と近い面もあったので、今作『その手を取れば』は書かなくてもいいかなぁ……とは思っていたのです。

 ただ、なにせ作品も発表できないまま三年近く経ってしまいましたし。
 私の中で、正体を隠したまま聖應を去った瑞穂と、貴子とが再会し、その後、共に仕事を同じくする経過に決着を持たせておきたかったので仕上げることにしました。



 後書きとはいえ中編なので、あまり書きたいことは浮かばないですね。

 ひとつ設定話を書いておくなら……冒頭でも書いていますが、『やるきばこ2』で発表された『おとボク』のアフターストーリーとは差違があります。

 例えば、瑞穂の一人称が「私」で統一されていること。
 ……社会人になった瑞穂も、必要にせまられて「私(わたし)」を使うようにしています。

 貴子が、紫苑を呼ぶ際に「紫苑さん」ではなく「紫苑さま」と呼び続けている所。
 ……「やるきばこ2」と違って同じ大学へ進むこともなかったため、親しくなっていないことを演出。

 北條製紙の経営が傾きかけていること。
 ……「やるきばこ2」の世界よりも時間が経過していて、貴子の父・厳島壮一郎の計画が進行していたため。

 他にもあったような気がしますが、今思いつくのはこのぐらいでしょうか。



 それでは……中編の後書きなら長くないほうがいいでしょうし、ここら辺で終わらせようと思います。

 また機会がありましたら、拙作を読んでいただけると嬉しいです。
 感想などをメールでくれると幸せですし、『おとボク』好きの友人知人に拙作の紹介をしていただけるとさらに幸せでありまっす!



2008年05月15日……「青原 薫」


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原作……キャラメルBOX 『処女はお姉さまに恋してる』

二次創作者……青原 薫

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二次創作タイトル……『その手を取れば』

公開HP……Romantic Syndrome