1999.12/27
日記再開
 ってことで、長らく休止していた不定期日記を再開させます。

 いままでのUO日記のように、読み物としてまとめたタイプのモノではなく。
 さらりと、”いいかげん”に書き連ねたタイプで。
 こう、気楽にサラサラっと。

 また、日記だけでなく、エッセイとかコラムとか、Tipsとか。
 私の気の向くままに、だらだらと書いていきます(笑)。

 それと、UO日記のように、いちいち丁寧にわかりやすく?書いていくのも止めます。
 UOをやって無い人には理解できないようなこともあると思います。
 苦労せずに書けるっていう点を第一にしますので、そこのところを、ヒトツ……w


 さて、再開した第一回目は……愛すべきネットゲーム、UOのことでもつらつら書いていきましょうか。
 っていっても、しばらくはUOのことばっかだと思いますがw;

 で、UO。

 長く続いていますね……。
 製品版だけでも、二年以上続き。
 そしていまでも、新しいプレイヤーが入ってきます。

 テレホ前後……そう、夜の23時頃に、ブリテインの宿屋、Sweet Dreamsを訪ねてみてください。
 おそらく、Youngと付いた新規プレイヤーと出会うことができるでしょう。

 最近、この新規プレイヤーと出会い、色々と教えてあげることが、二回ばかりありました。
 NPCとの売買のやりかた、BANKの使い方、戦い方とそれによる成長の仕方、お金の稼ぎ方……。

 彼らに色々と教えながら、初めてUOをやった日のことを、思い出してしまいました。
 ほろ苦くて、切なくて、暖かくて……ちょっと涙ぐんでしまいそうなほど、懐かしい、あの頃のことを。
 願わくば、彼らのUOライフが素晴らしいものでありますように。

 ……ちょいと脱線気味だけど、UOを始めて間もない人が、どこかのギルドに入るっての。
 アレ、お薦めできないですね。

 はじめたばかりで、なにもわからない状態で、なにかを手探りで模索していく。
 その中、オンラインゲームならではの他者との出会い。
 それによる他プレイヤーとの付き合い方と、知識の吸収。
 自然と知り合いが出来ていき、彼らと関わりつつ、UOのなんたるかを知っていく。

 これらの過程を……ある意味、UOでもっとも楽しい時間を、どこかのギルドに入ってしまうことにより。
 ギルドの仲間という狭い環境だけでのUO生活に満足してしまい。
 また、知識を仕入れることが容易となるため、経験が追いつかないままに、楽しい未知な時間を短い期間で失っていってしまう。

「UOを始めて、まだ○日しか経っていません。
 右も左もよくわからない状態ですが、ギルドにいれてくださ〜い」

 ……なんていう、入会希望の文章を色々見聞きする機会がありますが。
 上のように思っているので、私はひじょうに複雑な心境です。

 CoFにこのような入会希望を出すnewプレイヤーが来たら、私は断固反対します(笑)。
 あいにく、CoFへの入会者は少ないので、いままでひとりも居ませんがw;

 もちろん、始めて間もなくギルドに入っても、UOはきっと楽しいでしょう。
 ギルドの狭い環境だけでなく、別ギルドや無所属な人たちと出会える人も居ると思います。

 それでもやっぱり。
 途方に暮れて、町中で立ちつくし……。
 なにをしようか……とか、うんうん困りながら考える時期が、一番楽しいんじゃないかなって……私は思います。
 そして、この時期に得たことは、後々にひじょうに役立つことばかりではないかと。

 これは、BBSでの又聞き?でしかないのですが。

 新規プレイヤーがギルドに入ってきたので、彼を北極にあるギルドホールにゲートで送迎し。
 そのギルドホールに設置した白熊クンや、ギルドメンバーとのスパーで武器SkillをGMまで上げさせられ。
 さらに、ファイアーフィールドでのレジ上げの手助けをしてもらって、レジもある程度まで上げてもらい。
 そして、HQの武器防具を与えられて、始めてブリタニアの地の旅を始めて……なんてケースがあったそうです。

 だめじゃんw;

 小動物と戦って地道に腕をあげていき、どの程度の無理まで出来るかを実感していく。
 そして、始めてのモンスターとの戦闘、自分の強さの実感。
 動物の肉や皮以外で、モンスターからお金を稼げることを知り。
 苦労しながらも武器防具を集め、旅し。
 PKに出会って身ぐるみ剥がされw、そこからの復帰も体験し。
 はじめての土地、はじめての街、はじめてのモンスター、はじめてのダンジョン。
 そしてなにより、その過程で出会う他プレイヤーとの交流。
 仲間、友人、敵、競争相手、避けるべき相手。
 彼らとの付き合い方を、実地で学んでいく。

 これら、徐々にUOに馴れていくのが、一番面白いんではないでしょうか?

 上の、いきなりGM、いきなりHQ武具のケースは、すごすぎますが。
 最初にギルドに入ってしまうってことは、遠からず、このような面白い時間を短い時期で終わらせてしまうことになるのでは……。

 これらを気を付け、あるていど一線を引きつつ、新規プレイヤーにUOの面白さを教えることができるような集団が居たら。
 結構、面白そうですね。
 集団ででは無理でも……。
 やっても良いと思う範囲で、新規プレイヤーに物事を教えることはやりたいな、って思ってます。


 ……ahhっていうか、脱線しすぎ(笑)。
 愛すべきUOのことは、次の日付分に回しちゃいましょう(^^;


1999.12/28
愛すべきUO、そして僥倖
 僥倖(ぎょうこう)って言葉、わかります?
 確か、まれにみる幸運……とか、そんな感じの意味。
 っていうか、確かってなんじゃ確かって……w;

 こんな感じで、フィーリング?……いや、テキトーに言葉をつかっちゃうこと、よくあります。
 ええ、それでもんのすごい間違いとかをやらかしちゃうこともよくありまうす。

 だめだめですねw;

 ただ、まあ、伝える相手に、あるていど意味が伝わればいいんじゃないかって感じで。
 とくに、ICQやIRCなんかでは、パカパカ言葉をつらねちゃうこと、毎日やってます(^^;


 では、昨日の続き、愛すべきUOについて。
 そいでもって、上の僥倖ですね。
 UOってゲームは、ほんっ…………と、物凄い幸運に恵まれているのではないでしょうか?

 まず、ディアブロがネットRPGのヒット作第一弾となりました。
 それ以前にも、ネットゲームは色々あったようですが何十万も売れたのは、ディアが最初でした。
 しかし、ディアは最高でも四人同時プレイ。
 ディアブロ人気がある程度落ち着いた頃……。

 そこに、最高三千人まで同時プレイできるという、巨大なネットRPG、『UO』が登場したのでした。
 ディアでネットRPGの魅力に取り付かれたプレイヤーたちは、その多くが、UOへと飛びついていったようです。

 さらに、UOはディアのように冒険や対戦だけではなく。
 さまざまな土地を旅する楽しさ、さまざまなダンジョン、さまざまな街。
 物を作ることができる生産活動と、それを扱う商売。
 どこにいっても、他のプレイヤーに出会えるという、ネットRPGならではの楽しさ。

 ディアではできない面白さを大量に抱えているUO。
 人気が出ないはずはありません。
 さらに、UOはつぎつぎにアップデートを重ねていき、原型を維持しつつも、物凄い変容を遂げました。

 すでに二年以上が経ったいまも、古参のプレイヤーが遊び続け、いまも新規プレイヤーが来るUO。
 付属のマニュアルでは書ききれない様々なシステムが、UOという壮大なネットゲームを支えています。


 UOの魅力のヒトツに……。
 そのドッシリとした安定感……存在感のようなものがあるからではないでしょうか。

 わかりやすい例でいえば、UOでは家を持つことができます。
 自分だけの家。
 もちろん、仲間と同棲することもできますし、ギルドでギルドホールや城を持つことも可能でしょう。

 その家を拠点として、UOライフを送ることになるでしょうし。
 その家に、大切なアイテムを備蓄することも可能です。
 また、家の中の模様替えを楽しんだりすることもできます。

 これら上記の家を持つってこと……定住意識の強い日本人には好ましいものなのではないでしょうか?
 以前からよく言われていましたが、日本人のUOプレイヤーって、家の中によくアイテムをため込んでいたようです(笑)。
 それの証拠に、一番古い飛鳥と大和のサーバーバックアップ時間は、かなり長かったです。


 上記の定住意識と……。
 そして、度重なるパッチによる、細々とした変化。

 人間は誰しも、変化の少ない、安定したものを好みます。
 UOという、壮大なゲーム。
 それに慣れ親しみ、安定感を抱く。
 さらに、UOはプレイヤーがあるていど許容できる範囲で、少し、また少しと、変化を遂げていきます。

 新たなゲームを求めたりせずとも、どっしりと腰を落ち着けつつも、新しい変化(パッチ)を楽しむことができる。

 この定住意識と安定感が、多くのプレイヤーを引きつけている理由ではないでしょうか。
 これらの理由に、惰性という言葉も付きまとうかもしれませんが……。


 さらに、UOがいまも人気がある理由として……。
 UOをまったくの正面から突き破るような新しいネットゲームが出ていないっていう理由もあると思います。

 確かに面白いネットゲームはつぎつぎに出ていますし。
 全盛期の頃に比べ、UOプレイヤーのアクティブが減っているのは確かでしょう。

 しかし、UOに成り代わるようなネットRPGは出ていないのではないでしょうか。
 EQやAoE、BG、AC、日本で言えばDE。
 それぞれに楽しさはあるし、それならではの面白さがあるはずです。

 けれど、UOを真正面から追い抜くようなゲームは出ていない……と、私は感じています。

 UOっていうのは、ネットゲームの、ある意味正統派……王道を貫いているとは言えるのではないでしょうか。
 多くのプレイヤーと関わることができて、その世界に定住することが可能であり、自分の分身でさまざまなことができる。
 戦闘、戦争、狩り、冒険、探索、旅、生産、食事、遊び……ほんとう、欲張りだと思えるほど、なんでもできるゲームですよね。

 この、UOでできるさまざまなことを全て可能で……さらに、それ以外にもできる……っていうネットゲームは無いはず。
 挑戦していたとしても、UOを越えるほど突き詰めているゲームは……やはり無いはず。

 確かに、EQやAoE、Diaなどはとっても面白いと思います。
 しかし、それはUOとはちょっと違う道での面白さなのでは無いかと。
 ゲームでいえば、RPG、SLG、ADV、STGなどのようなジャンルの違いと似たように……。
 UOという壮大なゲームと同じジャンル?であり、それを越えるゲームは、いまは無いはず。

 UOを総括し、さらにそれを越えるゲームってのは……UO2以外にありえないのでしょうか……。


1999.12/29
UOでの鍛冶仕事
 昨日分の日記を読み返すにあたり……改めて思う、わけで……。
 私って、伝えたいことを明確にするために、何度も何度も、同じ語彙を使うことがあるんですよね(^^;

 しつこいくらいに。
 いってしまえば、ねちっこい感じで(笑)。

 なんだかなあ……て、この癖を直さねば……と思いつつも。
 ま、これでもいっか……って思っているわけでもあり。

 まあ、そんなことで、これからも、ヒトツw;


 ってことで、気分を変えて、ちょっと私の近況おば。
 UO、ね。

 UOっていうのは……色々、やれることがあるわけで。
 そして、同じ事をずっと続けていれば、飽きることは当たり前。

 それを素直に受け止め、多くの種々様々なことに手をつけつつ、プレイしています。

 例えば、えーと……そう。
 新サーバー、出雲が立ち上がった頃は、出雲に夢中でしたね。

 出雲での生活が落ち着いてくると……。
 ずう……っと、蜘蛛城地下を徘徊していました。
 ええ、一月位、暇があっては蜘蛛城でマジックアイテムを手に入れていました。
 良いマジックは、Vesper南西部にあるVendor Shopで売りにだし、かなりの金銭を得てきています。

 おかげで、出雲では……一等地(すれすれ)にSHを二軒(ただし、仲間と共同出資)。
 雪国ながらも、二階建てと塔を、隣り合わせて建てることができました(ギリギリでツインタワーが不可能)。)

 競争率の高いあの中で、よくもまあ、手に入れることができたと、自分を褒めてあげたいです。

 さらに、私以上に廃人度の高かった、CoFのMasaさん。
 彼も、トリンシックの森の中にタワーを手に入れることができました。
 さらにさらに、良い場所に別荘をいくつも建てたそうな(笑)。

 Masaさんと、最初から計画を立てて協力していれば、ふたりでも城を建てれるくらいのパワーがありましたよwww
 いや、ホントに。

 ……とまあ、自慢はこのくらいでw;


 で。
 最近は、鍛冶仕事に凝ってます。

 キッカケは……なんと、とあるBugでした。

 最近、UOの世界のアイテムを減らすためのパッチが入ったのですが。
 いままで、箱や鞄のようなコンテナには、400stoneしか入りませんでした。

 ところが、アイテムを減らすために、いろいろ試行錯誤した結果、家のSecureコンテナや銀行の貸金庫から重量制限が取り除かれ。
 125itemsという数制限に引っかからない限り、何万stoneものアイテムを詰め込めるようになったわけです。

 いままでは……例えば、Ingotsなんかは、10個で01stoneなので。
 ひとつのコンテナに4000Ingotsしかいれられず、もっと多くの物を備蓄するためには、違うコンテナに入れなければなりませんでした。

 今回のパッチで、その重量制限が取り払われ。
 小さなポーチをSecureにすれば、60000Ingots……6000stoneも軽く収めることが可能になったのです。

 そして、このパッチにはちょっとしたBugがあって。
 一旦Secureにして、重量制限を無くしたコンテナ。
 これを、設置物から通常の持ち運べるコンテナに戻すと、なななんと、重量制限の取り払われたコンテナのまま、持ち運べるようになったのです。

 これがどういうことかっていうと……。
 通常は、400stoneしか入らない鞄。
 Ingotsなら、4000個しか収められないわけですが。

 いったんSecureにして、Releaseした鞄なら。
 60000Ingots……6000stoneをぶち込んで、サクサク輸送することが可能なのです。

 であるからして。
 たとえば、炭坑夫が、その鞄をもって、採掘業などを行ったりしたとします。
 掘ったOreを、つぎからつぎへと、持ってきた鞄にぶち込んでいけば……ほぼ無制限に、詰め込むことができたのです。
 それこそ、何万、何十万という重さのアイテムを、ひとつの鞄に入れて、サクサクと輸送できるのです。

 ところが……。
 これはまあ、Bugだってわけで。
 最近のパッチで、修正されてしまいました(^^;;;

 ……んが。
 修正パッチがあたるまえに、重量無制限にしておいたコンテナは、以前として、重量無制限のまま。
 ここに、プリパッチSecure(後Release)コンテナが誕生するのでした。


 ま、なんにせよ。
 私は、重量無制限のコンテナを持っているので、これを利用しよう……と思い立ち、船を利用してのMiningを始めたわけです。

 船の細かい動きをMacroキーとして登録し、自由自在に海の上を移動し、そそり立つ岸壁にシャベルをつきたて、鉱石を手に入れる。
 んで、鞄がいっぱいになったら、採掘した鉱石を、船の甲板にある重量無制限コンテナに放り込む。
 これを幾度も繰り返し、さまざまな大きさ、色の鉱石を、ほいほいと備蓄していくことができるのです。

 ん〜……普通に、炭坑に籠もって鉱石を掘り、ドリブルやゲート輸送するほうが、採取料は多いです。
 炭坑掘りなら、一時間で二千インゴッツは手に入るでしょうが、船掘りでは、いいとこ一千五百インゴッツ。

 この差は、大きいですよね。

 でもまあ、船掘りはPKが来るようなこともないし、モンスターに襲われることもない。
 安全に、音楽でも聴きながら気楽に採掘できるので、気に入ってます。
 音楽聴きながら物思いに耽って……気付いてみれば、二時間位掘っていたことも(^^;

 さらに、重量無制限コンテナを他者に盗まれることもないので。
 大量のOreを家に持ち帰り、精製難易度の高いOreをチビチビと溶かすMacroをすれば、らくに Mining UP!

 起きMacro常習者の私には、本を読んだり音楽を聴きながら、MacroでMining上げが効率良くできるので、お気に入り(笑)。
 一週間で、94から 99に上げることができました。


 あ、そうそう。
 意外と知らない人が多いみたいなんで、ちょっとTipsをご紹介。
 えーと、ここに、大Ore 3、中Ore 4、小Ore 6があったとしましょう。

 大Oreヒトツで、中Oreふたつ分。
 中Oreヒトツで、小Oreふたつ分。

 Miningをかじった程度の人には、大小のOreをそれぞれにまとめて、輸送していると思います。

 ところが。
 同じ色のOreなら、大きさに関わらず、小Oreとしてまとめることができる……ってこと、知っていますか?

 たとえば、さっき示したように……。
 小Ore 6個の固まりを、ダブルクリックします。
 そうすると、ターゲットカーソルが出ますよね。
 このターゲットで、Forgeをクリックすれば精製したことになり、OreはIngotsとなります。

 ……んが。
 このターゲットを、同じ色の他の大きさのOreにあわせるとどうなるか?

 じつは、大きいほうのOreが崩れ、小さいほうのOreにまとまってしまうのです。

 小Ore 6をダブクリして、ターゲットを中Ore 4にあわせると……。
 中Ore 4 = 小Ore 8
 これが、小Ore 6に加わり、小Oreの固まりは 14個になります。

 つぎに、この小Ore 14のかたまりをダブクリして、ターゲットを大Ore 3にあわせます。
 大Ore 3 = 中Ore 6 = 小Ore 12
 これが加わり、小Oreの固まりは26個となります。

 小Oreに崩すと、大Oreや中Oreよりも軽くなるし、運搬がヒトツの種類にすることができるので、ひっじょーに便利です。
 Mining上げも、小Oreに崩してからチマチマやると、goodですね(^^


 んでまあ、鍛冶屋さんがMining99.2となり、大量のIngotsも抱えこむことになったので。
 いよいよ、第五のマイキャラクター、「Blue Rose」の鍛冶屋修行を始めることにしたわけです。

 大量の鉄を持て余している+以前からの夢だった。

 ……だけではなく。
 なななんと、近い内にあたる予定のパッチで、鍛冶上げがつらくなるようなのです。
 なので、いい加減延ばし延ばしにしていたBlue Roseの鍛冶上げに、嫌々ながら腰を持ち上げたわけで……(笑)。

 一日二時間程度のペースで、地道に鍛冶上げやってます(^^;;;

 Karmaを一定にkeepできるようなら、Dread Ladyにして……。
 Lady Blue Rose銘の入った、青い鎧に身を包む日も、そう遠くはないじゃろうて……ふぉふぉふぉ w


Ps
 SvAのBlue Roseさん以外に、五人のBlue Roseを発見w;
 ひとりは赤PK、ひとりは大和で鍛冶GM、ひとりはBajaで有名人?
 Blue Roseってのに、特有の意味があるみたいだし、漫画でも出てたから、仕方ないかな(^^;


1999.12/31
99年を振り返る
一月

 ギルド「PAF」入会。
 間もないのに、ダンジョンツアー企画(笑)、20人もの集団でのダンジョン制覇に興奮する。

 新サーバー北斗起動。
 熱中し、数日でGM Tamerを作成、後、飛鳥と同じ生活パターンとなっているので、飽きて飛鳥に戻るw;


二月

 黒い悪夢……ナイトメアの登場。

 打撃はDragon並、ブレスに至っては古代龍に次いで強力な 50dam、そして空を飛んだ……。
 あの頃のナイトメアは、まさに悪夢と言う名に相応しい怪物だった。

 トレジャーマップの登場。
 ギルドのイベントなどで頻繁に行うことになる。


三月

 対人戦に興味を持ち始める。

 大和大戦勃発。
 その写真やレポートを貪るように読む。

 釣りブーム到来。

 PAFで幹部職に任命され、いろいろ頑張る。
 しかし……。


四月

 PAFですったもんだ騒動を起こしたあげく、脱退。

 もろもろの事情から、ギルドCoF設立。
 「オレたちのギルド!」
 とても居心地の良いUO生活が始まる。


五月

 先月にさりげなく購入していた、二個目のアカウントをつかって、別キャラを育てはじめる。
 二アカウント、二PCをフル活用して、キャラ育成はすこぶる楽になった。


六月

 2ndキャラだった「KAWORU-BlueRose」がTMS七GMに。
 このころから、1stのKAORUの出番が減っていく。


七月

 「Blue Rose」のTailor SkillがGMになった。

 Warギルド「NOA」に入隊。
 本格的なWar活動に入る。


八月

 飛鳥六巴戦。
 War活動に熱中。


九月

 NOA解散。
 そのまま他のギルドの入る気も起きず、休憩期間に。
 ……んが、もろもろの事情で、結局Warできずじまい。


十月

 新サーバー出雲起動。……またもやはまる。
 スタートダッシュに成功し、レア沢山に、塔と二階建てを隣り合わせで設置することに成功。


十一月

 出雲の影響+激Lagの影響で、イベントの少なかった月。


十二月

 UOアクティブ率の減ったCoF運営陣の入れ替え。
 新運営陣「Masa」、「izumi」、「Rozaria」三人+引き続き「薫-BR」と「Kouji」の合計五名で運営。

 土曜日定例Duelが、この月より始まる。



 ……とまあ、こんな感じ。

 CoFのHPの、CoFnewsなんかを見ると、自分たちがどんなことをやっていたのかを思い出せる。
 どっかに書いた記憶があるけど……欲張りなほど、仲間たちとUOを遊んできた。
 ダンジョンツアー、Duel、集団戦(War)、トレジャーハンティング、パーティー……。

 UOってゲームと……その中のCoFってギルド。
 ずいぶんと真剣に入れ込んでいるなって、ふと我に返ることがある。

 たかがゲーム、されどゲーム……ってなわけで。
 でも、UOはただのゲームではなくて、他のプレイヤーと相互に関係しあっているもうひとつの世界。

 UOをプレイしている人たちは、この世界でも、リアルと同じように人間関係を築いていることに気づくはずだ。

 ネットゲームっていう世界と人間関係に入れ込んでいることを、私は悪いとは思わないな。
 
 それは、ひとつの”社会”を築いているわけで。
 これはもう、すでに”現実”でもあるわけだから。


 2000年の四月頃から、ISDN通信が定額制になるという話がある。
 ネットの世界がいまよりも身近になる時代が来る。

 リアルとネットでのふたつの人間関係……社会を持つようになるのは、当たり前の時代になるのかもしれないね。


2000.01/28
『風来のシレン』
 記念すべき二千年の……とか、そんな感じの日記を書こうと思っていたんだけれど。
 気付いてみれば、もう一月下旬w;
 いまさらウダウダ言うのもなになので、そのまんま、平常運転ってことで、ここは、ヒトツ。

 ずいぶん間が空いてしまったのには、それなりのわけがあるわけで。
 この日記は、ちょっとした空白の時間を利用して、携帯しているノートパソコンでちまちまと書き上げていました。

 ……ところが。
 そんな、ちょっとした余暇を食い潰す、とあるソフトを購入してしまったわけであり……。

 とは、ノートパソコンでも気軽に出来るオフラインゲーム、Win版の『風来のシレン』であります。

 やばいっす。
 面白いっす。
 ハマってまっす。

 なんていうか……これぞ、まさに暇つぶしに最適ってお手軽ゲームであり。
 それでいて、かなりの中毒性を内包している憎いヤツ。

 そこかしこで求められるパズル要素。
 各部屋を訪れる時のドキドキ感。
 武器や盾を合成することの出来、それらに対する執着心。

 よく考えれば、この三つ位の面白さしかないはずなのに。
 そのお手軽感で、ついついやり始めて……そのままハマってしまうっていう状態です。

 このソフトを征服しきるまで、しばらくは止めることができなさそうです。


 ……むー……UO、テレホ前から、妙にLagくなる……。
 こんな状態が、もう三週間位続いていて、辟易してます(涙)。


2000.02/20
萎え萎え
 イライラがつのる昨今、みなさんいかがお過ごしでしょうか?w;

 っていうのは、一月の上旬からずっと、UOはLagLagであります。
 UOのクライアント自体で重くなったという話も聞きますが、Lagによる硬直がひとによって不定期であるため、回線障害もあるのかもしれません。

 にしたって、一月半もこのLagLagが続いたんじゃあ、嫌気さしますってば。
 ……たとえ、これがOSIやEAS?だったかなんたらスクウェアのせいじゃなかったとしても。

 テレホ過ぎでもすいすい快適に動き回ることが出来て。
 たとえLagったとしても、「ちぇ、Lagっちまったぜチクショーめ」とか、さらりと流せる程度だったのに。

 いまは、Lagが当たり前。
 自分がLagってる間に周りは動いていたり。
 ってことは、UOのサーバー自体のせいではないらしい?

 なんにせよ、一昔前のBajaよりもLagい有様。
 さらにこれが延々と続いているので、もう、やる気が萎えまくり。

 さらにさらに、昼間でさえまれにBigLagが襲うっていうんだからたまらない。

 WhiteWyrm四頭相手にレジ上げしていて、Lagったな……って思って、動いた瞬間、FBやらEBやらLitやらのアニメーションが連続で表示され、ステータスはすでに一桁w
 回復しようと行動に移った時には、すでに暗転。

 それと、UO自体の不正落ちが最近多くなっていることや。
 原因不明のコネロスも多発。

 Lag、ハング、コネロス、全てのユーザーが悩まされているらしい。

 そして、度重なる腐れ+Bugパッチ。

 ……よくもまあ、UO人口激減しないモンだと関心しますわ。


 最近ずいぶんと鬱憤溜まっていたので、日記にも書いてしまいました。
 真面目な話、いま『Diablo 2』が出たら、何の気兼ね無しに移行できますってば。

 UOは静かに老衰死を迎えることなく、へぼいプログラマーとプランナーの手で朽ちるのかもしれない。
 ちょっと前のパッチ、結構良い感じだっただけに、初歩的なBug、プリキャストの仕様変更やつい最近のパッチのヘボっぷりに、裏切られたって思いです。


 んー……Dia2まだかな。
 っていうか、このゲームもアホくさいよね、何年ユーザー待たしてるんだろう?
 コンシューマのドラゴンクエスト以上の発売日延期っぷり。
 あまりに度重なる延期で、もうどうでもいいってDiaユーザーも多いらしい。

 他にもそこそこ魅力的なネットゲーがチラホラ出てるけど、UOよりも惹かれるゲームって、全くないんだよね……。

 UO 2は、外見的にちょっと引いてます。
 UOをデザインした人……リチャード・ギャリオットだったかな?
 この人のセンスで、UOは日本人でも好感持てるようなグラフィックだったのに。
 リチャード氏が関わっていないせいで、UO 2はアメリカンコミック風のぎとぎとデザイン+彩色って感じになってます。


 いつだったか忘れたけど……来年か再来年に、コンシューマのファイナルファンタジーのオンラインバージョンが出るらしい。
 しかも、プレイステーション 2 とパソコン版の同時発売を目指しているんだと。
 はっきりいって内容は期待できないけど、しかし一番の関心は、何十万……いや百万以上の人間が、そのFFオンラインwをプレイするのは間違いないってことだ。

 百万人!
 いや、絶対もっと越えるはず。
 海外でも同時発売するっていうんだから……三百万は固い?
 UOやDia、EQの総プレイ人口の百倍じゃないかなw;

 それほどの人間が、ヒトツのオンラインゲームに集中するわけだ。
 サーバーとかダイジョブなのかよぅっていう初歩的な心配。

 それ以上に、何百万人がやるネットゲーってどんなモノなのだろう?
 BBSなどの掲示板とかはどうなるんざんしょ?
 うおのうるうる規模の掲示板が数十と乱立し、さらにそれを倍する超規模の掲示板とかでてくるんだろうな……。

 そして、FFオンライン自体のプレイヤー層が若いため、子供なプレイヤーが数多く、さまざまな問題を起こすこと必至。
 はまって登校拒否児とか、電話をkeepし続ける子供とか、全国的に電話がパンクとかw;
 様々な社会問題も必至!w

 さらにそれ以上の興味を持っているのが、ギルドっていう集まりがどんな具合になるのか?

 私が運営に携わっているギルドCoFは、キャラクター 50、プレイヤー数は 30人近いかな。
 今のところ、ギルドメンバー全員を把握し、それぞれの出会いや会話などを覚えていて、仲間っていう意識は強い。

 でも、前居た某PAFみたいに、100名以上のメンバーを抱えたり、さらに連日のように入会者がはいってくる状態で、ギルドとしての目標とか、メンバー全員が大切な仲間だ……っていう意識を持つこととか。
 そんな風に、いまのCoFのような良い雰囲気を維持できる自信なんて無い。

 そして、百名以上の集まりを仕切れる人間なんて、そうは居ないよね?
 FFオンラインでは、100名規模のギルドなんてそこかしこに出来るんじゃないかな?
 それらギルドが、どうなっていくことやら……。

 まあ、ゲーム自体はすぐに朽ちるだろうけど、FFオンラインでネットゲームの面白さを知ったプレイヤーが、パソコンなどのネットゲーに流れることも必至。
 いよいよ、ネットゲームの繁栄は極まっていきそうです。

 ……でも、いまのコンシューマゲームみたいに、連日のように新しく、そして月一程度の割合で良作なネットゲームが発売されるようになったら……かなり困るかも。
 贅沢な悩み……とか、そういうんじゃなくて。
 プレイヤーの流れが激しくて、いまあるネットゲームのように、何ヶ月もかけて集中して遊ぶ事なんてできなくなっていくんじゃないかって。
 それはちょっと困るなあ。

 たとえば、UOっていうゲームは、何ヶ月もプレイしていくことで、たくさんの面白さを追求していけるわけだし。
 ちょっとかじって、はい次のネットゲー……って感じになると、上辺だけの楽しさだけしか味わえないでしょ?

 UOが出た頃には、UOとDia以外にはほとんどゲームが無く。
 ネットゲーマーたちは、上記の二種類のゲームをやりこんでいった。

 しかしいまでは、UO、EQ、AC、AoE、Q3やら、さまざまな魅力あるネットゲームが出てきている。

 FFオンラインで、いっぺんに数百万ものプレイヤーが集中した後、それらは拡散していく。
 大量に集められた新規ネットゲーマーたちと、その飢えを満たすために作られていく膨大な数のネットゲーム。

 ううむ、どうなるんだろう……。


 CoFでは、Dia2にギルドとして進出することがすでに決まってます。
 いまいる、大切な仲間たちと、これからのネットゲームを楽しんでいけるかと思うと、わくわくします(笑)。

 たとえメンバーが増えても、新規memもすぐに馴染め、ひとりひとりを大切な仲間だと思えるようなギルドで、有り続けたい。


 ……とりあえず、UOなんとかならんものかねw;


2000.04/15
LEAF
 時間が経ったいまだからこそ、過去のことを冷静に振り返ることができる。

 思えば、私が本格的にインターネットの世界へとはまっていった理由は、この『LEAF』だった。

 LEAFとはなにか?
 知らない人のために書くと……いわゆる「エロゲーム」(笑)のソフト会社です。

 いまはかなりメジャーになっていて、元エロゲをプレイステーション用に移植した『To Heart』なんかは、結構な数売れたようだ。

 エロゲーなんて興味無いぜ!……って人でも。
 LEAF作品の『痕』だけはやってもらいたいものです。

 ……あれは泣けます、ほんとに。


 夏も盛りを終え、蝉の鳴き声が物悲しい、九月のはじまりの出来事。
 青年・柏木耕一は、父の墓参り(だったはず)にその地を訪れる。

 自分と母を捨て、ひとり別居していた父。
 その父とともに暮らしていた、四人の従姉妹。

 自分よりも父を知り、そして長く暮らしていた従姉妹たち。
 複雑な心情の耕一も、彼女たちと接するうちに打ち解けていく(私的補完)。

 この自然に囲まれた地への、子供の頃の思い出。
 父への誤解。
 四姉妹との交流。

 ……夜毎見せられる悪夢。
 そして、耕一に待ち受けていた過酷な運命。


 これらが、素晴らしい音楽に彩られて展開される。
 それと、かなりエッチです(笑)。

 男だったら買うしか!
 恥ずかしがらずに……買えぃ!w

 四年以上前の作品だけど、良いモノはいつまでたっても良いモノじゃよ。
 最近パッケージがリニューアルされて、外見だけじゃエッチ物ってわからないから、買いやすいよ(笑)。


 そんでもって。

 このLEAF作品に惹かれていった私は、LEAF好きが集まるファン系HPに通うようになり。
 いつしか、そこで書き込みするなどして、アクティブに楽しんでいました。

 ちょうど、PC版のTo Heartの発売前後だったなあ。

 まるで競うように書き込みしあったあの頃。
 BBSへの書き込みを好むメンバー同士仲良くなっていき。
 ウェブチャットなんかも楽しむようになっていった。

 で、BBSでの書き込みの延長で、二次創作の文章を書くようになり。
 やがて、当時のメインプロバイダーのSo-netでお手軽なホームページサービスが始まるのに便乗し、文章系ホームページを起こしたのでした。

 LEAFソフトは、ノベルがメインなので、文章を読んだり書いたりするのが好きな人が多かったんだよね。
 そういう人たちと付き合いつつ、LEAFの二次創作小説を書いていきました。

 ……懐かしい。
 私がHPを起こした頃は、LEAF系HPはそれほど多くは無かった。

 んで、精力的に作品を発表していくうちに、LEAFのオフィシャルHPと相互LINKされたこともあったほどなのだ。
 To Heart以前から運営されていた大御所ファンページとかと一緒に紹介されてて、かなり嬉しかった。

 ……いま考えれば、このLINK、切ってもらうんじゃなかったなあ……(笑)。

 そう、LEAFオフィシャルHPとしばらく相互LINKの状態だったのだけれど。
 私が、LEAF熱が冷めてしまったので、LEAF系コンテンツを削るとともに、LINKを切ってもらったのです。

 嘘じゃないぞ!(笑)
 いまのLEAFのメジャーっぷりから、信じられないかもしれないけどw;


※これをアップする前に確認に行ったら……。
 いま現在、一般のファンページへのリンクページ閉鎖されてた(笑)。

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※以下、2001年04月08日に推敲


 で、なぜLEAF熱が冷めていったのかを、つらつらと書いていこうと思います。

 そして、静かに静かに活動を止めていき……。
 ひっそりと、LEAF系の仲間たちから離れた本当の理由を。

 いまだから、冷静に書けると思う。


 私の気持ちを萎えさせた理由のひとつに、LEAFが昔ほど魅力的な作品を出さないようになったから。

 マイナーからメジャーにのし上がっていく様を応援できたのは楽しかった。
 そして、メジャーになって、身近に感じられた存在が遠のいていった……という、寂しさってのもあるのかも。

 私がLEAFを好きだったのは、『雫』、『痕』、『To Heart』と、高橋龍也氏の作品だったからだと思う。
 それ以前でもそれ以後でも、彼以外のLEAF作品はイマヒトツ。

 To Heartの次作の……あの……あ、『ホワイトアルバム』。
 ……本気で名前忘れてた(笑)。
 あれは結構面白かった。でも、結局、ALLクリアはしなかったなあ。

 つぎに出た『こみっくパーティー』。
 買いませんでした。
 なんで、あまり好きでないF&Cのソフトを、LEAFブランドで買わにゃならんの?って、断固拒否。

 んで、近い内出るっていう、魔女っこモノ?
 結局、高橋氏やホワイトアルバムのうだる氏の作品でもないようなので、眼中に無いです。

 いままで惚れ込んでいたLEAFが、並の作品出したって意味無い。
 そう思う。
 そして、並の作品を出し続けるLEAFに、嫌気がさした。

 ……我ながら冷たいね。
 期待に、すべて応えられるはずがないのに。


 そして、なにより。
 いくつもの二次創作小説を発表してきたものの。
 それに、なんの意味があったのかと、疑問を覚えるようになってしまったこと。

 LEAFがメジャーになるにつれ、ファン系HPもうなぎ登りに増えていった。
 いままでは、ネット上にあるすべての二次創作を読めていたのに、量が突然に何十倍にもなってしまったので読み切れなくなってしまった。

 その中で、本当に見るべき価値があるのは、ほんっっっっっの一握り。
 あとはもう、ただLEAF作品への愛ゆえに書いたような小説とはいえないような代物が、大量に溢れた。

 素晴らしい作品を読めば、嬉しいと同時に嫉妬を覚える。
 自分も、これだけ人を引き込める二次創作を作り出してみたいと思う。

 しかし……。
 それを覆うほどの、見るに耐えないクオリティの二次創作があふれていく。


 二次創作ゆえの苦しみ。

 元のキャラクターとの性格の差違。
 言葉使いの違いでさえ、気になる。

 推敲……どころか一回読み返すだけでわかるだろう?
 ってぐらいの、誤字脱字、筋の通らない文の嵐。

 どうしてこのキャラクターなのか?と思えるような、意味の無い物語。

 書くだけ書いて、「つづく」で終わったままの未完多数。
 更新が止まっている「連載物」ほど、目障りな物はない。


 整理すればこの程度だけれど。

 自分が好きな作品であり、なおかつ自分も二次創作小説を書いている身として、ひじょうにいたたまれなかった。

 元のキャラクターのイメージを崩さず。
 そのキャラならではの展開、物語。
 そして、丁寧な文章、展開。

 これらが、二次創作では必須ではないのか?

 これらを守った、本当に素晴らしい二次創作もいくつか存在する。
 ……が、それを埋めさせるほどの二次創作……否、「SS」が溢れかえった。

 あんな意味のない文の集まりなど、二次創作とはいいたくない。
 SSって軽そうな呼び名で充分だ。

 SS……ショートショート、ショートストーリー、セカンドストーリー、サイドストーリー。
 正確な略語は不明。
 エヴァンゲリオン系の二次創作関係から生まれた言葉らしい。

※追記:「星新一」氏のショートショートがはじまりだって説も。

 きちんとした略語ではない、どこか浮わついた言葉。
 駄文の固まりである”アレら”には、「SS」といった呼称がお似合いだ。

 二次創作小説……だなんて、キッチリとした言葉は似合わない。


 ちまたに、腐るほど溢れかえっていくSS。
 自分の二次創作小説が、その中に埋もれていくのを意識する。

 私や、良識ある書き手たちが書いた小説よりも。
 LEAFのオフィシャルHPにある、便所の落書きみたいなSS掲示板の書き込みのほうが読み手が多い。

 ……もちろん、あのSS掲示板の中にも、素晴らしい作品はあった。
 しかしそんなものは、一割にも満たない。

 なあなあなSS掲示板で、投稿者同士でなあなあと誉めあっている様に辟易。


 それらSSとは一線を引こうと、ビジュアルノベルタイプのソフトを作ったりもしてみた。
 いままで以上に、力を入れて二次創作小説を書いてみたりもした。

 しかし、いくらやってみても、いまひとつ手応えが無い。

 その結果、『結局、私のやっていることも彼らとまったく変わりはないのではないか?』。
 ……そう、思えてしまった。

 物凄い脱力感。


 感想や批評のメールを、何十、おそらく百以上も受け取り、そしてそれに返信してきた。

 私に期待してくれる人もいたけれど……。
 あふれかえるSSとは違う作品、自分で満足できる作品を書き上げることのできない自分には、逆に重荷になってしまった。

 脱力感をぬぐえず、自分で納得できる作品を作り出すことができなくなった。
 二次創作を作る意義を失い、ついには書けなくなってしまう。

 前記した、LEAFに魅力を感じられなくなってしまったのも原因のヒトツ。


 ……これらの理由から、私はLEAF系のネットから去っていったのです。

 折しも、『LIFE STORM』や『Ultima Online』に出会って夢中になってしまったし。
 去ることに躊躇を抱きつつも、寂しさ抱かずにすんだのだと思う。


 とまあ、こんな理由です。

 これ見て、嫌な気持ちを抱くひとも多いだろうけれど。

 昔のように、八方美人で良い顔していた自分には戻りたくないから。
 自分勝手で傲岸不遜、好きなものは好きと言い、嫌いなものは嫌いだと言える自分を。
 いまの私は気に入っています。

 そう遠くないうち……二年ぶり位かな?
 久しぶりに、二次創作小説を発表するかもしれません。

 元同僚に薦められていた『久遠の絆』、『エンドレスセレナーデ』、『ONE』、『Kanon』などを楽もうと思っています。
 なんか、久しぶりに昔の感情……二次創作物を描きたいという衝動にかられています。

 また昔のように、いろんなHPを巡ったり、リンクしてもらったり、BBSに書き込んだりするかもしれません。
 けれど以前のような、人当たりの良い人間で居るつもりは無いです。

 自分を誤魔化し、他人を誤魔化し。
 苦痛を感じながら人の作品やHPを読んだり、メールを送ったり、相互リンクしたり。

 そんな風に無理はせず、自分本意で活動していきたいと思う。

※2001年04月08日、以下の文章を追記

 最近、Key系の二次創作を発表して、人がまた訪れるようになったことから、この文章へのメールを何通かいただきました。
 そのため、今回、改めて推敲し、そして追記することにいたしました。

 推敲……とはいっても、大した変更はないです。
 誤字・脱字の修正や、文章をわかりやすく推敲した程度です。

 ……この文章を書いて、もうすぐ一年になろうとしています。

 これを書いた頃とまったく同じ考えではなくなっていますが、それでも、この文章を消すつもりはないです。
 この頃の私にとって、本音で語っています。

 そして一年経とうといういまでも、この文章を撤回する気持ちはありません。


 ハッキリと断言できるのは、この文章を書いたおかげで、いまの自分があるということ。

 昔のハンドルで書いていたときと、現在の「薫 青原」のハンドルで描いている作品とは、あきらかに異質だと思えます。
 そして、いまの自分が描いている作品のほうが、私は好きだと断言できます。

 この文章、このとき感じた悔しさは……自分を戒め、奮い立たせるためでもあります。


 ただ、やっぱり、変わるものはあって。

 たとえば「SS」という表記、最近は気にならなくなっています。
 利便性もあって、私のHPでもよく使っていますし。

 それと、『こみっくパーティー』。
 一年前は、プレイもせずにけなしていましたが、その後、実際にプレイして絶賛してます。


 いま二次創作を手がけている人たちが、上記した文章を読んで書く気をなくしてしまうのなら、それまでだと思います。
 これを読んで萎え、前に進もうとするのを止めてしまうような人なら、どうせ長続きはしないです。

 しかし、この文章に刺激されて発奮し、前へ進もうとする人たちが居てくれると嬉しい。

 情熱を忘れず、真摯に描き続けることを忘れず、そしてなにより、自らの作品の完成度をあげるのに手間暇を惜しまない。

 ……そんな書き手がひとりでも多く現れることが、私の望みです。


『二次創作ていどでナニ熱くなってるんだか…』と冷やかす輩もいるかもしれない。
しかし、なにをやるにも、「半端な覚悟」じゃ「半端な物」しか生まれないのだ。

他人がなにを言おうが、私はいつだって本気でいくよ。



2000.04/28
そうだ、愛していたんだよ……
 日記ですよ?(^^;
 ナニなタイトルでスマンです。

 えーと……26日水曜、一週間位掛けて楽しんでいた『ONE』をALLクリアする。
 Windows専用の18禁ノヴェルです。

 Leaf系の人なら、18禁……いわゆるエロゲにさして抵抗はないだろうけど。
 いま私がメインにしている、ネットゲーム系の人には、拒絶する人がけっこう居るんだよね。

 つーか、ヤレ!(笑)
 良いモノは、どんな形態でも良いモノなのじゃよっ。


 女の子との、”ハートがズキューン”な恋愛模様。
 ついで、アレでソレでナニなシーン(笑)。

 ほわっ……と暖かくなる物語。
 または、泣けるシナリオ。


 これらをメインとし、グイグイ押してくる作品が、エロゲには多いんだよね。
 涙脆い私が、何度泣かされたことか……。

 今度、エロゲをメインとしたゲームレビューとかを立て続けに書いていくつもりなんで。
 意地でもプレイさせたるぞ(笑)> みなさん


 詳しい感想などは、別項の「レビュー」に書く予定だけど。
 ここでも、ちょろっと『ONE』の話などを。

 うん……本当に良い作品だね。
 五回泣いたよ……そして、やり直せばまた泣けるだろうね。

 あ、私は涙腺弱いからね。
 結果がわかっていても、感情移入を無理矢理高めて泣く人だから(笑)。
 例えば、ヒロインとかが死んじゃって……でもじつは生きてたんだよ〜ん(はぁと)……とか、結末がわかっていても。
 その場面での主人公の気持ちに感情移入して、ぐぐっと泣いちゃう人なのだよ。

 たとえば、みさき先輩の話。
 シナリオの前半、「いつか仕返ししてやる〜」……って感じの先輩の台詞を聞いて。
 すぐに、クライマックスで悪戯するんだろな……って予想。
 んで、案の定、クライマックスのシーンで、先輩は知らぬふりをするのだけれど。
 なんとなく結果はわかっていても、私はすこぶる泣けたのじゃよ(笑)。

 悪戯だってわかっていても。
 あのシーンで、あんな態度を取られれば凄いショックだよね。
 主人公の心情になりきったら、絶対泣ける場面だよ……。


 しかしまあ、五回も泣いたのか……。
 これほど泣かされた作品も他には無いなって思う。

 私の好きな『痕』や『To Heart』でも、繰り返せば増えるだろうけど、初回のALLクリアで五回も泣くことは無かったね。
 ……って、よく思い返してみれば、1回か2回だよ。

 五回も泣いたONE……すごいや(^^;


 詳しい感想などは、後に書く予定のレビューにでも。

 ……ただ、ここでもあえて書きたいことが。

 ”前戯みじかすぎ!”(笑)。

 このONEの場合、エッチシーンは決して必要じゃない。
 だけれども、あったほうがより感情移入が高まるわけで。
 せっかく、そのシーンを盛り込むなら、もっとグイグイ……ヒロインを愛しくさせるような盛り上がりが欲しいよね。
 CGを数枚も用意してるくせに、サクサク切り替わっちゃうような感じ。


 なんにせよ。
 『ONE』は素晴らしい作品だと思う。

 そして、あらためて。
 愛をメインとしたアダルトゲームって、良いなって思わされたわけです。

 あの感動を……あの高ぶりを……あの暖かさを。
 思い出して。
 そしてまた、味わいたいと思う。

 そうだ……もう二年近く、UO以外をゲームをまともにやっていなかったんだ。
 PS版の『To Heart』。
 発売日に買ったは良いけれど。
 ほとんど手をつけていなかった。

 そのPS版のTo Heartを、ひさびさに動かしてみた。
 オープニングのアニメの様子に、ふいに胸が熱くなり。

 ああ、そうか、と思い出す。

 PS版の元となった、PC版のTo Heart。
 これに、どれほどの時間を使ってきただろうか。

 そして、その時間に見合うだけ、そのTo Heartを気に入ってきていたのだ。

 見慣れていた、(To Heartの)校舎。
 そして、ヒロインたちの様子に。

 ああ、私はこのTo Heartを、ホントに愛してたんだなあ……て、思い出したのです。

 大げさな……って思う人は居るかもしれない。
 でも、文章が好きで……二次創作とかをよく読む人はわかってくれるんじゃないかな。

 ヒトツの作品……ゲームに入れ込んで、それに愛情を注いでいくことを知っている人なら。


 これらが、キッカケだった。

 長い間訪れることのなかった、故郷にまた舞い戻ってきたような感じで。
 いまはまた、新しい気持ちで、この世界に入っていくことができるような気がする。

 ……ん、この文章は深夜に書いているから、ちょっと不安定ぎみな感じもするけれど、それはそれで良し!(笑)