後書き



 はじめまして、あるいはお久しぶりです。
 「青原 薫」です。

 『処女はお姉さまに恋してる(おとめはボクにこいしてる)』の二次創作小説、『七月の間奏曲』を読んでいただき、ありがとうございました。

 すでに本編『おとボク』をプレイ済みのみなさん、いかがだったでしょうか?

 まだ『おとボク』を未プレイの方で興味を覚えてくれたなら、以下のURLがメーカーのOHPなのでチェックしてみてください。
 体験版で、本編と同じままの1話と2話を楽しめます。

http://www.caramel-box.com/

 『おとボク』本編を楽しんでいた際に私が感じられた雰囲気を、少しでも皆さんに伝えられることが出来たら幸いです。

 本編をプレイする際、なんとかこの作品の二次創作を書けないかな、と思っていました。
 自分にとって二次創作とは、なによりも大切な、オリジナルへのラブレター。
 楽しませてもらった御礼に、なにかを書き残したかった。

 いくつかのアイデアが浮かんだものの、完結させられそうなものは本作『七月の間奏曲』でした。
 実際に執筆を始めてから、11日で本編を完成させ、一日でHTML化の作業を行いました。

 二次創作中に置ける、十条紫苑の演技や、厳島貴子の独白が、私の描けなかったアイデアの一部です。
 本編の紫苑シナリオを吟味するに、両親を愛する紫苑ならばあのようなことは出来ないと断念。
 貴子を中心に、紫苑とまりやの過去話を描ければいいかと思ったけれど、具体的なシナリオは浮かばずにやはり断念。

 瑞穂とまりやというキャラクターは書いていて楽しかったですが、自分にとっては、やはり紫苑と貴子のふたりが創作意欲をくすぐられました。
 特に紫苑と貴子の関係は、本編ではあまり描かれず、それゆえにふたりのことを夢想させられます。


 今後、この『おとボク』の二次創作を手掛けるかは、不明です。

 なんにせよ、『おとボク』の世界はまだ終わらないようです。
 近々発売されるファンディスク『やるきばこ』にて、『おとボク』のショートシナリオがいくつか掲載されます。

 ……もしこの作品を読んで『おとボク』の世界を気に入ってくれた方がいたら。
 ぜひ、本編を購入して、その世界に浸っていただきたいです。


 それでは……。
 ながながと駄文を連ねましたが、ここで終わりにします。

 また、別の作品で出会えることを祈って……――。



2005年05月01日……「青原 薫」


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原作……キャラメルBOX 『処女はお姉さまに恋してる』

二次創作者……青原 薫

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二次創作タイトル……『七月の間奏曲』

公開HP……Romantic Syndrome