グランドバトルは、4つのワールドの上位48ギルドから機械的に選出される。
その4つのワールドは、五ヶ月毎に新しい組み合わせへと変更される。
先日、そのグループ分けが新しくなり、W65、W67、W78 との組み合わせとなった。
残念ながらこの3つのワールドは過疎化が進んでおり、参戦できる48ギルドの内、21ギルドがW96という状況になった。
前回までは万年エリートクラスだった我々「世界樹」も、中級のエキスパートに担ぎ出される有様であった。
総合戦闘力17位～32位で構成される「エキスパートクラス」に振り分けられた。
選ばれるのは48ギルドのため、中位のクラスとなる。
各クラスでも4つのグループがあり、割り当てられたブロックはC。
ワールド78、「eden」
ワールド96、「Sɨռօǟʟɨƈɛღ」 (※以下 「シノアリス」)
ワールド96、「世界樹」 (※我々のギルド)
ワールド65、「ゆっCO2」 (※以下「ゆっCO2」)
今回のデータは以下の通り。
「eden」(W78) 46名 370以上は16名
↑584 425 421 416 407 404 401 396x2 387x2 385 378 382 376 370
「シノアリス」(W96) 370以上は14名
↑523 471 441 426 416 386 385x2 380x2 378x2 375 372
「世界樹」(W96) 39名 370以上は13名
↑421 411x2 404 402 401x2 400 399 394 389 372 371
「ゆっCO2」(W65) 29名 370以上は14名
↑476 466 436 421 420 416 411x2 407 402 389 385 381 377
一目で見て取れる、我ら「世界樹」との戦力差よ……。
さらに追記するならば、各ギルドの上位戦力は軒並みリアタイ参加であることが判明する。
一番多く対戦する機会があった「eden」の最高戦力など、序盤から参加し、終盤までちらほら追加部隊を派遣してくるほどのアクティブっぷりである。
後半にぽつぽつと参戦してくるメンバーが多い「世界樹」とはエラい違いであった！
一日目の火曜日(11/25)。
「世界樹」が2カ所、「シノアリス」と「eden」が1カ所ずつの赤城に宣戦布告。
初日は「世界樹」vs「eden」。
「シノアリス」vs「ゆっCO2」という対戦状況となった。
「世界樹」と「eden」とは、互いに教会1つずつと交換することで終わったが。
こちらの教会が軽く奪われたのに対し。
こちらの攻めは終盤ぎりぎりまで掛かり、全力で消耗しきって奪い取ることに成功した、という印象。
我ら「世界樹」マスターの分析により、「eden」のリアタイ参加率が低いことが判明する。
記録を追ってみれば、6人のプレイヤーしか戦績に残っていなかった。
確かに戦力差はあったが、ここにつけいる隙を見い出す。
「シノアリス」vs「ゆっCO2」の方は、「シノアリス」の完封で終わっていた。
「ゆっCO2」は決して弱いギルドではないのだが、序盤～中盤まで「シノアリス」と対峙することが多く。
これが結果として、得点4位の位置に押し込まれることとなる。
二日目の水曜日(11/26)。
中央アイン神殿への宣戦布告に成功したのは、「世界樹」。
前日の城2カ所布告も活きていて、「世界樹」の布告勝利による点数獲得が、後の結果を導き出すこととなる。
この日もまた、「世界樹」vs「eden」。
「シノアリス」vs「ゆっCO2」という対戦状況。
「世界樹」は、
「eden」支配下の東教会ペリドの攻略と、
「eden」から布告された北東イエソド城の防衛に全力を注ぐが、失敗に終わる。
唯一、「eden」の東教会トパズを奪い取ることに成功。
「eden」の防衛配置が手間取っている中、ひょこっと奪い取れてしまったような感じで、落ち着いて防衛されれば取れなかっただろう
「シノアリス」vs「ゆっCO2」の方は、この日も「シノアリス」の完封で終わっている。
ただ、「ゆっCO2」は「世界樹」から城1と教会1を難なく奪い取ることに成功していたため、そこまで大きな後退とは言えないだろう。
「シノアリス」vs「ゆっCO2」の戦いから、2ギルドのリアルタイム参加者の様子が窺えるが。
見えれば見えるほど、攻略の糸口が遠のくのを感じた。
三日目の木曜日(11/27)。
結果だけ書き出せば、この日もまた「世界樹」vs「eden」と、「シノアリス」vs「ゆっCO2」となる。
そしてまた、「シノアリス」の「ゆっCO2」完封となるわけだが、それが決して楽勝というわけでもないことが判明する。
「シノアリス」は、この日「eden」から南東マルクト城へと宣戦布告を受けていて。
当初、これを防衛する構えを見せる。
「シノアリス」vs「eden」になるなら、「世界樹」が宣戦布告した北東イエソド城も簡単に取れちゃうんじゃないかな～？とかのんびり構えていたら。
「シノアリス」は、21:19に南東マルクト城の防衛を放棄。
マルクト攻略成功後、暇を持てあました「eden」の戦力が我ら「世界樹」に向き、ここからまた、火曜水曜と同じ構図を描くこととなった。
「シノアリス」はマルクト防衛で戦力を消耗していたはずだが、「ゆっCO2」からの防衛と、領地奪取に成功、やはりこの日も完封に成功。
一方「世界樹」vs「eden」だったが。
「eden」が中盤まで、対「シノアリス」相手に消耗していたこともあって、「世界樹」が「eden」から城1、教会2の奪取に成功した。
四日目の金曜日(11/28)。
「ゆっCO2」相手に強さを示すことで、「シノアリス」は他ギルドから戦いを避けられていく。
「ゆっCO2」は、世界樹支配下の北教会クシェルと、シノアリス支配下の北西テファレト城に宣戦布告。
火水木と同じようにvs「シノアリス」で激戦になるかと思いきや。
「世界樹」の北教会クシェルを奪い。
その「世界樹」から宣戦布告されていた北教会ルラに対して、「世界樹」が侵攻する余裕がないと思える頃合い。
中盤を過ぎてしばらくしてから、「シノアリス」の北西テファレト城を攻め始めた、という感じだった。
「シノアリス」が他の戦地で消耗することを狙ったのだろうが、残念ながら「eden」は「シノアリス」との激突を避け。
「シノアリス」は余裕たっぷりなまま、北西テファレト城の防衛戦力が追加されていき、「ゆっCO2」のテファレト攻略は失敗した。
その「シノアリス」は、この日は「eden」へと矛先を向ける。
南東マルクト城、南教会マリンとラリマルへと宣戦布告。
「eden」は防衛戦力を置かないまま、無血で開城。
この日、「eden」も「ゆっCO2」も、強力な「シノアリス」を避け。
御しやすい「世界樹」から領地を奪うことに専念した模様。
「eden」は「世界樹」から北東イエソド城と東教会トパズを奪い取り。
その「世界樹」から、東教会メラルとペリドの防衛に集中する。
「シノアリス」は、「ゆっCO2」から北西テファレト城、「eden」から南教会アメトへと宣戦布告を受け、攻撃を受けたが。
どちらも本腰をいれた侵攻ではなく、たやすく防衛してみせた。
こうして、「シノアリス」は中央アイン神殿と城3つ、そして西から南へと領地半分を掌握し、1位を確かなものとするのであった。
五日目の土曜日(11/29)。
確定王者「シノアリス」の標的は、この日も「eden」となった。
「シノアリス」は、北東イエソド城(「eden」)、東教会ペリド(「eden」)、北西教会ガネット(「ゆっCO2」)に宣戦布告。
対する「eden」は、南東マルクト城(「シノアリス」)、中央神殿アイン(「シノアリス」)、北東教会シトリ(「世界樹」)に宣戦布告。
昨夜は中途半端な衝突となってしまったが、この日は序盤から小競り合いを繰り返し、総力戦を繰り広げた。
1位確定な「シノアリス」だったが、決して油断を見せず。
攻め手 有利な状況からか、「eden」から布告された南東マルクト城の防衛にはこだわらず、21:15あっさりと手放し。
しかし中央アイン神殿は譲らないと、絶対堅守の構え。
対する「eden」も、「シノアリス」から攻められた北東イエソド城の防衛には固執せず、21:16陥落。
「シノアリス」が待ち構える中央アイン神殿に残る兵力を注ぎ込んだ。
中央アイン神殿を巡る攻防は終戦まで続いたものの。
「シノアリス」の壁を破ることが出来ないまま、「eden」の敗戦となった。
一方、この2ギルドの激突から放っておかれた「世界樹」と「ゆっCO2」。
「ゆっCO2」は、シノアリス支配下の北西テファレト城を無血で手に入れ。
「世界樹」もまた、「eden」から宣戦布告を受けていた東教会トパズを、無血のまま防衛に成功。
「ゆっCO2」は、世界樹支配下の北教会ファリアを攻め落とし。
「世界樹」は、ゆっCO2支配下の北教会クシェルを攻めるが、攻略に失敗。
戦力的にも優位であった「ゆっCO2」が「世界樹」を完封し、この日の戦いを終えるのであった。
六日目、最終日である日曜日(11/30)。
1位「シノアリス」は確定。
2位「eden」、3位「世界樹」、4位「ゆっCO2」もほぼ確定といった状況。
順位を動かすことは難しいため、最後は華々しく中央を取りたいと、4ギルドが中央を巡って激突する。
火、水、木曜と、「シノアリス」との激戦を繰り広げてきた「ゆっCO2」。
「シノアリス」以外の2ギルドに比べれば、戦力的に劣るものではないものの。
「シノアリス」と戦い続けたことにより、獲得点は4位に落ち込んでいた。
最後であるこの日は、中盤から「シノアリス」を攻め立て、中央アイン神殿への攻略に果敢に挑む。
防衛は不利と見てとってか、「シノアリス」から宣戦布告を受けた北西テファレト城は無血で明け渡している。
最後まで中央アイン神殿を攻め続け、その剣戟の音が途絶えることは無かった。
対する「シノアリス」は、「ゆっCO2」からの攻撃を厚すぎない防衛で耐えてみせつつ。
余力を使って、eden支配下の南東マルクト城を攻めはじめた。
「eden」は「シノアリス」から2教会、「世界樹」から1教会を難なく奪い取り。
残る兵力を使って、南東マルクト城の防衛につとめるのであった。
一方「世界樹」は、シノアリス支配下の北東イエソド城と、ゆっCO2支配下の北教会ファリアを無血で手に入れる。
北東イエソド城は、21:10の早落とし。
「シノアリス」からの反撃を待ち構えていたのだが、受付終了まで反撃宣言は無し。
北東イエソド城の支配が確定した直後、もう1カ所宣戦布告していた、東教会メラル(「eden」)へと本格的な侵攻を開始。
対する「eden」は、終盤からはじまっていた「シノアリス」からの南東マルクト城の攻撃と、上記の東教会メラルへの攻撃を、丁寧に耐えきってみせる。
「ゆっCO2」もまた、終盤は息切れしている感じはあったものの、終戦を迎える直前まで、中央アイン神殿への突撃を止めることは無かった。
こうして六日間の戦いは終わり、
「シノアリス」が神殿1、城2、教会8を支配し、85点で1位。
「eden」が城1、教会4を支配し、33点で2位。
「世界樹」が城1、教会2を支配し、27点で3位。
「ゆっCO2」が教会2を支配し、19点で4位。
以上で終局となった。
2025年11月25日からのグランドバトルへの参加ギルド(W65、W67、W78、W96)
今回のグランドバトルに参加した、ギルド「世界樹」のメンバー。
※ランク順
※グランドバトル開幕時のプレイヤーネームです。真名は別の場合が多々あります
