私たちのギルドは、総合戦闘力33位～48位で構成される「エリートクラス」に振り分けられた。
選ばれるのは48ギルドのため、下位のクラスとなる。
エリートクラスでも4つのグループがあり、割り当てられたブロックはA。
ワールド93、総合戦闘力35位の「押忍!!ちいかわ男塾」 (※以下、「ちいかわ男塾」)
ワールド96、38位の「世界樹女学園＠葉桜」 (※我々のギルド)
ワールド87、40位の「七月の雨」
ワールド87、43位の「malimo」
残念ながら、「malimo」は戦力的にグランドバトルに担ぎ出されたギルドであり、戦う意志がないことが初日に判明する。
何度か宣戦布告することはあったが、大きな攻勢は無く、一部の人間が部隊を送り出すぐらいであった。
戦闘力やメンバー構成から、「ちいかわ男塾」が優勢。
「七月の雨」は前回戦ったギルドであり、当時よりも戦力ダウンした我々よりも明らかに優勢だと判断。
「ちいかわ男塾」 > 「七月の雨」 > 「世界樹」
といった戦力差だと分析。
とはいえリアタイ次第や、攻め守りによって覆せそうな期待は持っていた。
初日の火曜日、城の布告に失敗した我々は、2カ所ずつ布告に成功した「ちいかわ男塾」と「七月の雨」から一歩おくれを取った。
さらにこの日、「世界樹」と「ちいかわ男塾」とは総力戦を行い、
攻め手であった「世界樹」は、「ちいかわ男塾」からの教会奪取を完遂できず、戦力差を実感することとなる。
おそらく木曜日だったかに、「世界樹」は「七月の雨」とも総力戦を行い。
「七月の雨」の防衛している城に攻め入ったものの、結局最後まで攻めきれず、「世界樹」は敗退している。
このことから、「ちいかわ男塾」と「七月の雨」に対して、「世界樹」が明らかに戦力的に劣っていることを明白にしてしまった。
「ちいかわ男塾」と「七月の雨」が激戦を繰り広げる中。
「世界樹」は周囲の教会を掌握。
漁夫の利をとって楽々城を制圧することもあったが。
それで目立ちすぎたのか、翌日には奪われるということを繰り返す。
そんな感じの位置取りをして、2～3位をキープ。
「ちいかわ男塾」と「七月の雨」が中央と南半分とを巡って争う中。
北半分の掌握に成功した「世界樹」が、気づいてみれば優位なポジションを占めることになる。
そうして最終日となる日曜日には、なんと3ギルドが42点で並び。
占領している領土や、攻められる位置からして、ここからどう転んでもおかしくないという状況になっていた。
グランドバトルでは、1:複数の構図は愚とされ、1:1との戦いに持ち込むことが常であったが。
最終日となるこの日、1:1にこだわっていれば、1位すら危ういという複雑な盤面を描くことになっていた。
意外にも、教会掌握がうまくいった「世界樹」のみ、守りきれば1位を取れるという状況であったが。
「ちいかわ男塾」から2城への宣戦布告を受け、戦力差から守り切れないという判断。
かといって、アイン神殿への布告に成功していたものの、「七月の雨」の事前防衛が積み上がっている状況では難しい。
我々が動くタイミングを見計らっている間に、「ちいかわ男塾」が真っ先に動く。
「世界樹」支配の、北西テファレト城を早落とし。
そして「七月の雨」が、「ちいかわ男塾」が占領する南西ケテル城に対して大規模な攻勢に出る。
「世界樹」が動かなかったため、2ギルドは余力を持っており、この南西ケテル城での攻防が激化。
実質的に、この日の最大戦場となったようで、両者ともに大きく疲弊した模様。
「世界樹」としては、
「七月の雨」が占領するアイン神殿へ攻め入るか、
「ちいかわ男塾」によって早落としされた北西テファレト城の奪還か。
との二択となったが、事前防衛戦力の多いアイン神殿よりも。
だいぶ消耗したと思われる「ちいかわ男塾」が薄く守る、北西テファレト城の奪還を目指す。
この北西テファレト城を奪還できれば、点数的にも「世界樹」が1位になれると発憤。
総力戦を持ち込み、なんとか占領に成功。
さらに、ほぼほぼ諦めていた、北東イエソド城の奪還にも成功。
2城の奪還に成功し、戦力的に劣る我々「世界樹」が、2ギルドを押しのけて1位の座を奪い取ることに成功したのだった。
「世界樹女学園＠葉桜」が城2、教会9を占領し、55点で1位。
「七月の雨」が神殿1、城2、教会3を占領し、53点で2位。
「押忍!!ちいかわ男塾」が教会2を占領し、44点で3位。
「malimo」は教会2を占領し、12点で4位。
以上で終局となった。
2025年04月22日からのグランドバトルへの参加ギルド(W87、W90、W93、W96)
2025年04月22日からのグランドバトルに参加した、ギルド「世界樹」への参加プレイヤー。
※ランク順
※グランドバトル開幕時のプレイヤーネームです。真名は別の場合が多々あります
