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24.06/16(日)07:45宣戦布告

布告勝負に名乗りを上げたのは、以下の8名。

「れーるがん」
「れざちゃ」
「ももか」
「まいにち」
「サハラヨーク」
「ひなっち」
「まさちゃも」
「クレーン」

(※ランク順)

最後の宣戦布告競争。


カフゥの温室の宣戦布告。
→星屑の南東マルクト城。(07:45)
→世界樹の南西ケテル城。(朝)
→世界樹の南教会ラリマル。(朝)

世界樹の宣戦布告。
→温室の中央アイン神殿。(07:45)
→温室の北西テファレト城。(07:45)
→温室の南東教会ラピス。(07:45)

星屑のグリモワールの宣戦布告。
→世界樹の南教会アメト。(朝)
→温室の東教会ペリド。(朝)

アポロモールの宣戦布告。
→世界樹の西教会オニキス。(制限時間直前)
→世界樹の西教会ジルコン。(制限時間直前)
→世界樹の西教会フロライト。(制限時間直前)


順位は揺るがないものの。
今まで本格的な戦闘の無かった、我らが世界樹と温室とが、中央を巡って激突する！

……は良いんだけど。
あの、アポロさん……これは、その……。


　　　特に理由のない暴力が、世界樹の後背を襲う！！(進撃風)


……今夜で最後なのだ。
明日のことなど考えずに、全てをかなぐり捨てて、私たちは中央へ突撃する！

全体マップ

■20:45

結論から書いてしまうと、この最後の戦いでは、我ら世界樹とカフゥの温室の間でのみ、戦闘が行われた。

6日(今回は5日だったが)の期間、布告状況においては、戦闘が行われないギルドもある。

戦闘が起こらないのを知って、防衛を置いてログアウトするメンバーが多かっただろうが。
中には、私たち2ギルドの戦いを観戦していた方たちも居たのかも知れない。


温室のアイン神殿の事前防衛は「127」。
世界樹の南西ケテル城の事前防衛は「141」。

開幕から間もなくして、両ギルドは、宣戦布告した両地への攻撃を始めた。
それは前哨戦であり、いわば削り行為と呼べるものだ。

ただの時間稼ぎだけではなく。
億を超え、スピードに特化した普通のパーティも混じる事前防衛部隊。

これを削りきるだけでも、相応の消耗が必要だった。


温室のメンバーの中には、現役の上位ランカー(レジェンドリーグ参加者)が4名いる。
そんな彼らの防衛部隊を突破するには、連戦疲労という名のデバフを仕込む必要があった。

もちろん、温室の防衛部隊以上の強い部隊をぶつけて一撃で屠る選択もある。
しかしそれで突破できても、温室の防衛部隊を前に疲労を強いられ、強い手駒が容易に撃退されてしまう。


20:53。

温室の中央アイン神殿の防衛は、25にまで減っていた。
一方で、世界樹の南西ケテル城も80以下にまで削られていた。


世界樹の戦略は、アイン攻め一択。

戦力1位と思われる温室相手に、ケテル城を守りつつ攻撃、などと通用するはずがないと分かっていた。

守るよりも、攻めるほうが有利である。
戦力差があると思われる分、こちらはただひとつアイン神殿を攻め落とすことに集中して、残る兵力をつぎ込む。

しかし早く落としてしまえば、その15分後より反撃時間が訪れる。
攻撃よりも不利になる防衛をしのぐには、どのタイミングで陥落させるかが重要となる。


「アインへの本格的な攻撃は、21:05」


との決断。そして実行。

対して温室は、当然のように防衛部隊に増援を派遣。

今まで本格的に争うことがなかった世界樹と温室とが、まさしく中央で激突し、血潮で染め上げた。


途中、温室による、世界樹のケテル城への攻撃が再開。
しかしそこに増援は送らず、世界樹はただ一点、アイン神殿へのみ集中する。


世界樹内のチャットでは、相手の壁となる戦力や、これからデバフを付ける等のチャットが行き交い。
少しでも効果的に攻めようと、工夫がなされる。


アイン神殿の防衛が10近くになることも何度かあったが、都度、強力な部隊が増援として現れる。
世界樹もまた、次々と参加メンバーが増え、その持てる力を振り絞る。


途中、温室の北西テファレト城に、世界樹のメンバーが攻撃を仕掛ける。
落とせれば良し、それが無理でも温室の強力な部隊をそこに封じることが出来れば御の字、といった考えだ。

しかしそれに対しても、温室は適切な部隊を配置するだけ。
決して、2億を超えるような主力部隊を配置することはしない。

この北西テファレトを落とすために、世界樹の強力な部隊が送り込まれるならそれもまた良し、といった構えだったのだろう。


世界樹の攻撃が散発的になりはじめる頃。

しかし温室もまた、豊富に見えた増援部隊に限りが訪れたのか、少しずつの防衛しか設置しない。

ある意味釣り餌ともいえるテファレト城にも。
そして中央のアイン神殿にも、20に満たない部隊しか配置されていない。

テファレト城はそうでもなかったが……。
中央アイン神殿には、まだ3億近いパーティーが3つほど控えていた。


いよいよ、終戦時間が訪れようとする中。

世界樹内でのチャットで、我がギルドのエースと、戦力No.2のふたりが、まだ強力な部隊を残していることを告げる。
それを補佐すべく、もうひとりのメンバーがデバフ目的の部隊突撃を敢行。


21:29。
壁となる強力な敵部隊にデバフを擦りつけた後、世界樹の戦力No.2が攻撃、それを突破。

時間稼ぎ目的の防衛を蹴散らしつつ進むが、二番目の壁に衝突、これに敗れる。

そして最後の一部隊。
我がギルドのエースが繰り出した部隊が、この二番目の壁を撃破。

アイン神殿の防衛部隊のカウントが一桁となり、5、4、3、2……と減っていくが。

そこに現れた最後の壁。
3億近いパーティーが、我がギルドのエースを返り討ちに。

プリマヴェーラのスピードアップを受けた、敵ルサールカの一撃であった。


……そしてこの戦いが、最後となった。


温室もまた、ギリギリの兵力運用であったのではないだろうか。

アイン神殿や、北西テファレト城の防衛もわずかで。
最小兵力を積み込んで、時間切れまで保たせる様子は無かった。

そしてまた、星屑の南東マルクト城に宣戦布告はしていたものの、一度も部隊を派遣していない。

まさに対世界樹に全力を向けてくれたのだと、思うことにしよう。


さすが得点1位、戦力1位。
防衛戦のほうが不利でありながらも、我ら世界樹の攻撃を正面から受け返し、撃退してみせてくれた。

序盤からの立ち回りと、連携の取れた作戦、部隊の運用。
カフゥの温室のうまさに、すがすがしさすら感じる完敗であった。


たら、れば、の話しになるが。
幻の金曜日に戦闘があったとしても、世界樹1ギルドだけでは、温室の独走を止められなかったであろう。

1対多になる状況を作らず、巧みに陣地取りをしてみせ、ここまでの盤面を作り上げた温室のうまさを称えたいと思う。



……結果を記そう。

カフゥの温室が、
世界樹の南西ケテル城と、南教会ラリマルを占領(21:17)。
星屑の南東マルクト城に宣戦布告していたものの、侵略せず。


世界樹は、
温室の中央神殿アイン、北西のテファレト城への攻撃に失敗。
温室の南東教会ラピスを占領(21:15、戦闘なし。リーダーもうっかり忘れていたのを、目端が利くメンバーがひょっこり占領ｗ)。


星屑のグリモワールは、
世界樹の南教会アメト(21:13)と、温室の東教会ペリドを占領(21:14)。
どちらも戦闘なし。


アポロモールは、
世界樹の西教会オニキス、ジルコン、フロライトを占領(21:13)。
やはり戦闘なし。


温室は2位と3位をねじ伏せ、堂々の「66」点。

世界樹は温室に挑むも玉砕、他の2ギルドからも奪われ、「35」点。

アポロモールは3教会を奪取し、「21」点。

星屑は城1を維持、2教会を奪い、「14」点。

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