2005.09/30……『晩夏の秋桜 初秋の茉莉花』。マルチシナリオ型のリアリティとか

2005.11/03……『おとボク』のPS2版とか、TVアニメ化とか。『桜の園のエトワール』

2005.12/03……『ひぐらしのなく頃に』。『智代アフター』進行中

2005.12/29……『智代アフター』完全クリアー。『蟲師』とか
 2005.09/30……『晩夏の秋桜 初秋の茉莉花』。マルチシナリオ型のリアリティとか
 七月から、結構な時間を掛けて勉強していた資格試験がようやく終わり、晴れて自由の身に。
 結果待ちだが、あれだけ出来て落ちるわけはないだろう……。
 引き続き検定試験も受けなければならないのだけれど、それはまあ、来年でいいや(笑)。


 ……こういった書き出しでもわかるように、あまり創作活動は進んでいません。
 ストレス解消も兼ねて、なんだかんだと手をつけては居ますけれど、なにせめちゃくちゃ長くなりそうだし。
 「またアイツは投げ出すかもしれんしなぁ、ハハハ」と、生暖かい目で見守ってくれると助かりまっす。

 なんにせよ、私の中では『おとボク(処女は僕に恋してる)』はいまだ終わらず、現在進行形。

 早ければ今年中に、一般化されたPS2版も出るらっしい。
 出来れば……来年の春あたりに出てくれると自分的に嬉しいんだが……(笑)。

 一般化されるにあたりタイトルも変わって、『乙女は僕に恋してる』になるそうな。


 先日……09月22日あたりにだったかな?に発売された、『おとボク』のドラマCD『晩夏の秋桜 初秋の茉莉花』を通販で購入して、聴く。

 今年の春頃から、仕事が忙しくて通販をよく利用するようになったのだけれど、ほんとにこういうのは便利だよなあ。
 自分はまあ、東京とはいえ田舎のほうなんで、わざわざ遠くまで買い出しに行かなくて済むので無駄な時間を食わないのが良い。

 で、『秋桜と茉莉花』。

 脚本は、本編と同じく嵩夜あや氏。
 さすが原作者といった感じで、キャラの動きはバッチリ。

 なんちゅうかこう、ファンサービス的な作品かなぁ、と思いつつ。
 確かに面白しいし、盛り上がりもあるんだけど……これって、宮小路(鏑木)瑞穂が男である必要はないよな(笑)。

 瑞穂の声を当ててる声優自身が女ってことはもちろんなのだけれど、台詞回しもお嬢さまタイプなので、もうまるっきし瑞穂は女性。
 たまにモノローグで「僕」と言う場面はあるものの、内容を知らずに聞く人が居るなら、瑞穂が男であると気付く可能性は皆無。


 以上の点から派生する話なんだけれど、『おとボク』本編では、瑞穂が実際に喋るシーンは結構少ない。
 各キャラのイベントシーンやエチシーンとか、あとは盛り上がりのあるシーンのみ。
 それ以外では、瑞穂が喋るシーンでも声は流れません。

 念のため書いておくと、他キャラはフルボイス。
 2ch系のBBSとかでは、瑞穂のフルボイス化を希望する声は多いのだけれど……。
 自分的には、瑞穂にあまりボイスシーンが無いことが、かえって男性プレイヤーの感情移入を高めてるんじゃないかな、て思ってます。

 瑞穂が女性の声でバリバリ喋らないということで、男性プレイヤーは、プレイ中に瑞穂の台詞などを自分の頭の中で変換します。
 なかには、瑞穂の台詞全てを、ゆっくりと頭の中で読みながらゲームを続けている人も多いと思います。

 瑞穂が当初からフルボイスだったら、瑞穂への感情移入しづらい所もあったんじゃないかなーって。


 『秋桜と茉莉花』の不満点のひとつが、厳島貴子と十条紫苑が、なんかやけに仲が良いってことでした。

 たしか、このドラマCDの中では、九月末だという話があったはず。
 となれば、周防院奏のリボンに関係する「十月革命」の前であるはず。
 その点から考えると、あんな風に普通に会話していることに、激しく違和感が……。

 ただ、シナリオライターである嵩夜あや氏が、自らのHPのBBSでこう返答したことがあるとか。
 意訳すると「十条紫苑メインシナリオ以外では、紫苑の婚約話は出ていない」と考えて欲しい、とか。

 マルチシナリオ型の物には、よくあるタイプですね。
 「特定のシナリオ以外ではそういった過去(設定)は無かった」、という物。

 悲劇的なヒロインと恋仲にならなければ救えない。
 もしも別のヒロインと結ばれていたら、そのキャラクターには悲惨な末路が待っているのではないだろうか?
 ……そんなことを考えさせることが、マルチシナリオ型にはよくありますが。

 それを回避するうえで、「そのヒロインのメインシナリオ以外では、そういった過去(設定)は無いんだよ」って話ですな。

 けど私的には、こういったことは納得しづらいんだよなあ……。
 そのキャラクターを構成するひとつの要素として、過去ってのは重大な要因なんだと思っています。

 例えば、いま私は、この日記を書きながら珈琲を飲んでいます。
 自分は珈琲派の人間ですが、たまーに紅茶も飲みたくなるわけで……もし、珈琲ではなく紅茶を飲んでいたら、と考えます。

 珈琲を飲んでいた場合と、紅茶を飲んでいた場合とでは、この日記の内容も若干変化があったかもしれません。
 そしてそれを読んでくれた人に与える影響も、ほんとにささいながらも変わったかも知れません。

 あるいはまた、紅茶を飲んだことで、予定よりも早く紅茶の葉なりインスタントのパックなりが切れるかもしれません。
 それを買い出しに行くことが一日、二日変わるだけで、珈琲と紅茶を飲んだ未来とは激変するかもしれません。

 さらに自分の中だけでは終わらず、例えば珈琲と紅茶を飲んだ際の日記の違いで、それを読んだ人の生活が若干でも変わったら、それに連鎖して周りの人間にも影響を与えることになるわけで。
 そんな小さな影響も、関わる人数が増えていくだけで、波紋のように変化は広がっていく。

 自分が紅茶の葉なりパックなりを買い足したことで、別の買い物客が買えなくなったり、あるいは自分の買う姿を見て「そういえば私も買い足しておこうかしら?」だなんて考えるかもしれない。
 そしてその買い物状況も一人では終わらず、周りの物に影響を与えていく。

 私が紅茶を買うことで、紅茶を買い足すことを思い出した奥さんが居るとする。
 しかしもしも、紅茶を買っていなかったら、仕事から帰宅した旦那さんの食後の楽しみを失わせてしまったかもしれない。
 旦那さんのストレスは、会社に務める他の人間にも影響を与えるはず。
 もっとぶっちゃけるなら、その日の夫婦の夜の営みにも影響するかもしれない(笑)。
 さらに突き進めるなら、その日の性交の有無で子供が出来たり出来なかったりしたら、さぁ大変。


 ……ずいぶんと長くなってしまいましたが、要するに。
 過去の思い出なり、約束なりのあるなしで、世界なんて激変するかも知れない。

 そんな風に思える私からすると、マルチシナリオでたまにある、「そのキャラのメインシナリオ以外では、そういった過去(設定)は無い」というお約束的な物には、酷く違和感を感じるんですよね。


 んおー……もっと短く書いて終わらせるつもりだったのに、また長くなってしまった。
 それでは、また半月後か、一ヶ月後かに(笑)。



 2005.11/03……『おとボク』のPS2版とか、TVアニメ化とか。『桜の園のエトワール』
 よ〜し、仕事も慣れてきたし、自分や同僚たちの資格取りも落ち着いたし。
 10月からは余裕が出てくるぞ〜^^

 ……と思ったのも束の間。

上司 「○○さん、チミ、明日から●●(違う職場)へ行ってね」

 どぅえ〜〜……。


 半年程度で、またもや勤務先変更。
 半年前の職場と違ってプロフェッショナルの多い、なかなかやりがいのある職場だったのだが……。

 10月から、そりゃもう築二十五年だかいう、フッルイ職場に転属。

 まずいところに来たかな〜……と思ったのも束の間w
 半年前の職場ほどでは無いにしろ、いろいろ自由な時間が作れて、テキストとかを読む時間が!

 11月からはきちんと週休二日だし、このまま腰を落ち着けたいネ!


 え〜と、書くことはやっぱり『おとボク(処女は僕に恋してる)』で。

 PS2版が11月23日に発売……の予定だったのだけれど、どうも12月に延期したようで。
 数日後に『智代アフター』が出てかぶっちゃうところだったし、こちらとしてはありがたいかな(笑)。

 ……とはいえ、10月下旬に購入している『Fate』のファンディスク?はしばらく積みになりそうだけれど。
 TYPE-MOONの作品は面白いのはわかっているのだけれど、そんなに急いでプレイする必要性があまり感じられない。

 でまあ、『おとボク』。
 前回の日記を書いた前後だったかに、アニメ化が決まったようで……。

 OVAとかの、販売+レンタルonlyじゃなくて、テレビ放送が決まったそうな。
 色々と心配事はあるけれど、このあまりメジャーにはなりきれないが、ほそぼそと続いている『おとボク』ブームが長続きしてくれることは非常に嬉しい。

 二次創作小説とかを書いたは良いものの、すでに原作は過去の物、とかなっていたらあまり読んでもらえないわけだし。
 せっかく書いたわけだから、ひとりでも多くの人に読んでもらいたいってのが本音ですね。

 ……自分が手に取ったかなりマニアックな作品が、少しずつ多くの人たちの手に渡り、評価を得ていくってのを見るのは、やはり嬉しいわけですね。


 『おとボク』のシナリオライター、嵩夜あや氏本人による後日談的同人誌を通販で購入、読む。
 『櫻の園のエトワール』。

 なんつうか、さすが原作者、違和感なく書けてます。
 でもやっぱり、瑞穂が男である必要性が(以下略)。
 シナリオライター本人による同人小説っていうと、『ONE』や『Kanon』の久弥直樹氏が思い起こされますが(以下略)。

 いろいろと書きたいことはあったのだけれど、あまりにも入手経路が限定され過ぎていて読んでる人なんて居ないだろうし。
 『おとボク』が好きで好きでたまらないって人は、まだ手に入るだろうから、ネット検索とかで探してみたらいいカモです。

 あらすじを書いてしまうと、周防院奏のシナリオの後日談。
 瑞穂、紫苑、貴子、まりや達が卒業した一年後のお話。
 奏と上岡由佳里ふたりに出来た、寮の妹たちとの話、そして由佳里が生徒会長にと選ばれるまでの経緯とか。

 二次創作小説の書き手としては、いろいろ刺激される要素がてんこもりだったので、ちょっと高くついたものの、買って後悔は無いかな。
 ……ただ、同人誌本体よりも郵送料のがタケェーってのが納得いかねえw
 嵩夜氏に金が入るのならまだしもなぁ……同人誌自体はずいぶんと良心的な値段らしいし。

 もうひとつ納得できないことといえば、生徒会の可奈子(ワカメっぽい髪の女の子)が、実は奏と由佳里と同じ学年だったっていうのが……。


 ……時間が迫ってきましたので、なんか今回は急ぎ足って感じで、ネタも少ないものの終わらせていただきます。
 ほいでは、また半月後か一ヶ月後かに。



 2005.12/03……『ひぐらしのなく頃に』。『智代アフター』進行中
> 11月からはきちんと週休二日だし、このまま腰を落ち着けたいネ!

 ああもうっ、先月書いた事が、一月も経たない内に破られそうですよ?(笑)
 週休二日ほっすぃいいいい。


 なにはともあれ、近況を。

 二、三ヶ月積んでいた『ひぐらしのなく頃に』の最新版をプレイ。
 なんとなく手を出しにくい作品なので、インストールするのさえ気合いがいる。

 『Fate』の最新作に感じるような、手を出し始めたらかなりの時間を消費される、という重さではなく。
 プレイすることで気持ちが沈むような、それを振り払うほどの気合いが必要なような、そんな重さ。
 それが嫌ではなく、むしろそういった作品は少ないだろうから貴重だと思うし。

 ……なにはともあれ、プレイ感想。

 序盤からかっ飛ばしていて、そのすぐ次のシーンは「部活」だったりする。
 『ひぐらし〜』に置ける「部活」というのは、メインキャラたちによるドタバタ活劇、いわば笑えるシーンなのがほとんどで、どの章でも前半〜中盤によく描かれる。

 おっそろしい罰ゲームを用意して、真剣に部活という名のゲームに挑むキャラたち。
 『ひぐらし〜』には例外があるものの、初夏〜夏という季節を、いろいろな視点、別な選択を取った別の物語、という感じで何度となく繰り返している。
 似たシーンは多いものの、視点が変わったり、微妙に違ったりと変化を持たせて飽きさせないようとしている。

 そんな中で、何度となく描かれる「部活」のシーンでも、同じものはほとんどない。
 ……とはいえ、正直飽き気味だったりするわけで。
 今回の「部活」はまったく新しい物だったものの、やはりパターン的には同じようなものなので正直食傷気味だったのだけれど……。

 ……なるほど、これが最後に繋がる訳か、と納得。

 正気を失った仲間と、いわばゲームとして戦うことで、かつてのように高揚感を抱かせ、以前の自分を取り戻させる……。
 日が暮れていく学校の屋根上で、金属バットと鉈とを打ち合わせるシーンは、爽快感があって気持ちよく読めた。
 ……ちょっと長かったけどネ!(笑)

 被害妄想とか、心の病とか。
 鷹野三四の死亡時間の件とか。
 これらを持ち出されると、いままで自分が抱いていた推理……というか、こうなったら面白いだろうなあ、と思えるような予測も否定されたり、あやふやになったりして正直きっついなあ、と思いつつ。

 後二話で終わるというのが、楽しみのような、寂しいような。


 いずれはコンシューマ化されるという話だけれど、躊躇なく買う予定であります。
 またやったこと無い人も、『ひぐらしのなく頃に』の第一章はWebでまるごと遊べるので、興味を覚えた方は是非。

http://07th-expansion.net/Soft/Taiken.htm

 絵は正直きっついけど、だいじょぶ、そのうち慣れてくる(笑)。

 ……しかし、第一章は例外的なものだと思っていたのに、これが大前提になるとはなあ。
 第一章の主人公の立場を、ヒロインのひとりが担う最新作の演出に、ちょっとやられたって感じがあって悔しいw



 で、いまは『智代アフター』をやっています。
 集中していっぺんにクリアするようなことはせず、一日に少しずつ、少しずつ。

 なんだか、『CLANNAD』のメインシナリオみたいな流れで、各キャラに焦点を合わせて物語が紡がれていくような感じは、ひじょうに漫画的だ。
 私自身、少しずつプレイしていることもあって、連載漫画とか、そんなのを読んでいるような感じがする。

 渚も居なくて、秋生や早苗さんも出なくて、なにより春原も居なくて、保育園にも杏はまだ居ない。
 前作を知るものとしては寂しいけれど……それでも、智代は智代であり、朋也は朋也であり続けていて、それは嬉しくて……。

 ……ようやく、これから本当の「アフター」がはじまって、先が楽しみであります。



 2005.12/29……『智代アフター』完全クリアー。『蟲師』とか
> ……ようやく、これから本当の「アフター」がはじまって、先が楽しみであります。

 とか書いたら、速攻終わっちゃってギャフンw

 ……『智代アフター』、完全クリアしました。

 なにかしらのオマケにするには長すぎて、逆に一本にするには少し短いような印象。
 マルチシナリオタイプのゲームに例えると、2キャラ分くらいの長さだろうか……。
 パッケージにも表示されていない二週目でのオマケRPG『DUNGEON & TAKAFUMI'S』が無かったら、正直高ぇえよぉ!と愚痴りたい所だったかも。

 つかオマケの『D&T』が面白すぎる(笑)。

 公式サイトや、パッケージでの広告などでも全く情報がなく、二週目をたらたらやっててそのオマケが始まって……。

   うはは、ヤケに手が込んでるギャグシーンだな(笑)
   →え、なにこれ、まじでオマケRPG? 遊べるわけ?
   →Webでのヘルプとか、なんかやけに……嘘、まじシッカリしたシステム?
   →うは、なにこれ、面白すぎるwww

 完全に不意打ち喰らっている所に、オマケとは言えないほどにしっかりしたシステムで作られていて、普通に遊べる。
 なおかつ、『智代アフター』の登場人物たちの面白いところを抽出してキャラ立てしていて、登場人物たちが役割を演じているといった感じで。

 朋也の声に違和感を覚えつつもすぐ慣れ、各キャラの本編にまつわる技と音声に笑ったり。
 意外に手応えのある作り込みやアイテム設定にうなったりニヤリとしたり。
 最後のエンディングに、ちょっと心動かされたり。

 ……『智代アフター』よりも長い時間、オマケRPGに時間をつぎ込んでいたかも知れないなぁ。


 で、肝心の『智代アフター』といえば……。
 面白いし、さすが麻枝唯と感心することも多かったけれど、シナリオの短さもあって、満足感を抱くほどにはのめり込めなかった。

 あああ、良い表現が無いな……。
 とりあえず、かなり気に入った物ではあるものの、なにかを語りたいとか、書きたいとか、そんな感情がわかずに、あまり日記のネタにも出来ないような感じだ。
 むしろ意表を突かれたオマケのほうにこそ、語るネタが思いつくような感じ。

 なにはともあれ、良作でした。
 麻枝唯の作品は、いろんな意味で自分にとっての支えになるので、また次回作を素直に期待できるのが、とてもとても嬉しい。



 ……最近、深夜アニメとかを見ていたりします。
 去年なんかは、アニメとかはまーったく見てなかったんだけど、最近ちょっと機会があって見てみたら面白くて、そのまま毎週ズルズルと(笑)。

 その中でも、『蟲師』が大のお気に入り。

 はるか昔の日本を舞台にしたような、それでいて世界設定などはハッキリと書いてないので違うっぽいような。
 なにはともあれ、和製ファンタジーとでも言うべきような。
 妖怪といえばわかりやすいようでいて、よくよく突っ込んでみるとそうでもないような「蟲」という存在と、それに関わることで旅を続けている蟲師ギンコのお話。
 ギンコ自身の話はほとんど少なく、旅の途中に出会った、もしくは呼ばれて訪れた場所で「蟲」と関わる物語を紡いでいくといったような、短編を連ねたような構成。

 原作は漫画版で、月一の雑誌『アフタヌーン』に掲載(一時期、講談社系の他の雑誌でも見た記憶が……)。
 原作からして好きな作品だったのですが、漫画をアニメ化したものっていまひとつ良い物が少ないですが、この『蟲師』はその予想を裏切ってくれました。

 まるで漫画をそのままアニメにしたような感じで。
 元から動きの少ない作品だったのですが、それもあってか品質の高い絵も維持していて、音や声や雰囲気も良く吟味し、練り上げられている。
 ……これほどまでに、原作を大事にして作られているアニメは久しぶりかもしれない。
 かなり前に見た、OVA『ボクの地球を守って』以来かもしれんなぁ……。

 フジテレビ系列で深夜に放送中。
 見ることが出来る環境なら、見ることを強くお薦めしまっす。

 良質な和製ファンタジーの雰囲気に浸れて、気持ち良い感覚を味わえるかも?



 ……で、深夜アニメを見るようになって驚いたのだけれども。

 コマーシャル中にテレビドラマのCM流してたんだけど、そのものずばり、エロシーンのカットを放映していた。
 ぶっちゃけるとパダカ(笑)。こう、乳首ペローンと、オパーイぽよおんと!

 いやまあ、二時間ドラマでの濡れ場とか、映画をテレビ放映とかで、いわゆるビーチクが番組内で出ることは少なくないとは思うけど。
 こう、誰もが見るようなコマーシャルの中で、エロっぽいどころかそのものずばりエロを出されるのは初めて見たんで、ちょっと驚いた。

 確か『嬢王』だっけかな。
 原作の漫画は何度か読んだことあるけど、ホステスの葛藤とか描かれていてただのエロ漫画ではなく、ヤング系雑誌に掲載されていたはずなんだが。
 ……あのCM見た限り、妙なテコいれされた色物になってる臭いな(笑)。

 まあ、そんな、ちょっと驚いただけのお話。



 ……なにはともあれ、今年はこの辺で。
 来年には、いま以上に文章を書けるようになっていると良いのだけれど……。

 それでは皆さん、良いお年を。
 来年も、どうかヨロシクお願いしまっする!