2001.06/22……大丈夫、生きてます!

2001.06/25……不器用で臆病で打算的で (二次創作とか)

2001.07/21……ドラクエつまんね (『ドラゴンクエスト7』)

2001.08/19……さよなら、ぼくのドラゴンクエスト (『ドラゴンクエスト 7』)
 2001.06/22……大丈夫、生きてます!
 鬼のような激務から開放された直後、某有名メーカー販売のネットRPGのβテストに参加してました。
 どんな クソゲー だろうと、ネットRPGのβテストは面白いっすね!

 数日やりこんだ後、飽きてサックリ アンインストール。
 製品版はぜったい買いません。

 んー、『ライフストーム 1』のほうが面白い、みたいな?(意味深)

 つうか、ネットRPGでまんま『ドラゴンクエスト』ってのもなあ。
 しかも、今現在の「堀井雄二」氏がネットRPGを手がけたとして、ぜったいやらないような古い手法をばりばり使ってる。(さらに意味深)

 具体的に書くなら、スタート地点から次はどこに行くべきかを完全チャートで書けるようなゲーム展開。
 つぎはこの町、つぎはこのダンジョン、あ、でも、ちゃんと経験値稼ぎしといてね?みたいな。
 ……一昔前の『ドラクエ』でもやってねーよぅな、クソくだらねえお使いの連続。

 そんなのをネットゲーでやらすなよアホっ!
 旧世代のオヤジかオマエラ。

 ……なんでこんなに腹立ててるかっつうと。
 あれほどの有名メーカーから制作費をもらっといて、こんなクソゲーしか作れねえような連中があまりに不甲斐なくて。

 ちゃんとしたゲームデザイナーを配置してりゃあ、日本製のネットRPGだって、ずいぶんとマシなものが出来るんですよ。
 それがいまだに出来ないこの現状が、あんまりに悔しくて。

 日本のネットRPGで成功してるなんて、『ファンタシースターオンライン』だけ。
 ……アメリカで『Ultima Online』が発売されて、もう何年経ってるんだ。
 その間に、日本製ネットRPGは何作でている?
 それでマシなものが『PSO』ヒトツってどういうことやねん。

 サーバー構築などで金かかるのはわかるけど。
 それじゃあ、それに見合うだけの腕利きのゲームデザイナーを配置しろっての!


 ……ううう、頼むから、日本製のネットRPGを遊ばせてくれよう(涙)。
 もう何ヶ月、マシなネットゲーをやっていないんだろう。

 いまだに、『UO』にはまっていた頃を懐かしんでいるような状態。
 ああ、『UO』に未練たらたら……。


 それと、そのクソゲーのタイトルはβテストの規約でちょっと書けないのですが。
 超有名RPGの”D”シリーズを手がけている有名ゲームメーカー”E”社といえばわかってもらえるでしょうか。

 ”E”社が作ったわけではなく。
 クソなネットゲーしか作れなくて潰れた”J”社の制作チームを拾って作らせたっていうのが、ここで書いているネットRPGなのです。

 グラフィックは結構綺麗だし、ちびキャラとかもよく動くし、良い仕事してます。
 音楽も悪くない。
 ……んだけど、柱であるシステムが最悪。

 頼む。
 名前は知らんが、あの制作チームのゲームデザイナーを替えてくれ……。
 そうすりゃ、ずいぶんとましなモノができるんだよぅ。



 さて、気を取り直して別の話を……と思っていたら、あああ、時間がっ。

 じゃあ、最後に、まったく関係ない一文を。
 KFCの「ツイスター」、最高に美味いです、お試しあれ。

   ホントに関係ないな(笑)



 2001.06/25……不器用で臆病で打算的で
 私は、不器用で、臆病で、打算的です。
 ……この書き出しがなにに繋がるかっていうと、二次創作関連の話。

 まあ、それをこれからつらつらと書き連ねていきまっしょい。
 読み終えてみれば、私の二次創作のスタイルが、それなりに理解できるような。

 いや、別に理解しろ!……ってことじゃあなくって。
 こんなだから、あんま期待すんなよぅ?とか、そんな感じで、ヒトツ。

   てぃうか、こんなん書くよか、短編のひとつでも早くアップしろやって感じですか?


 誰しもが臆病で怠惰な面があると、思いたい。

 わかりやすい例から……。

 たとえば……。
 毎日違うことをするよりも、毎日同じことをやるほうが、楽でしょ?

 人は、同じ繰り返しの中で安定を抱くもんです。

 ……けど、ずぅっと同じことを繰り返すとなると、嫌になるわけで。
 同じようなことの中でも、ちょっとした変化を望むわけだ。

 ほぼ同じようなことをする日々を過ごし。
 けれどたまに、少しの変化が訪れるような。

 そんな生き方が、人としては楽だ。


 以上のことを、(いきなりだけど)ネットゲームに置き換える。

 新しく発売されるネットゲームを、つぎつぎにやり倒していくよりも。
 ただひとつの面白いネットゲームを、数ヶ月かけてやり込むほうが、断然、気軽だ。

 ……これが、『Ultima Online』が受け続ける最たる理由なんだと、思う。
 惰性で遊び続けているユーザーが、いまのUOの大半を占めている。

 惰性とはいったものの、『UO』には修正パッチという変化が訪れる。
 数日から、数週間ごとに訪れる、進化。

 ユーザーは、腰を落ち着けたまま、慣れ親しんだ世界を友人知人たちと共有しつつ。
 いままでの延長としての楽しみと、少しずつ訪れる変化を、ゆったりと味わうことができるわけだ。


 つぎは、対戦格闘ゲームに置き換えてみる。

 「カプコン」や「SNK」のように、つぎつぎと新作がでるような格闘ゲームよりも。
 一年以上は現役で稼働し続ける「セガ」の『バーチャファイター』シリーズを、私は好む。

 新しい対戦格闘を初め、新しい技、戦術を覚えるよりも。
 ひとつの対戦格闘ゲームをやり込み、深い心理戦にまでいたれるほどやり込むほうが、面白い。


 さて、本題。

 いままでのことを、二次創作に置き換えてみる。

 次々に発売される「アリスソフト」や「F&C」の二次創作よりも。
 年に一本発売されるか否か、さらに発売後数年は需要がある「Key」の二次創作のほうを、私は好む。

 自分が書きたい物と、他人が読みたい物とを、極力すり合わせていきたい。
 打算的ではあるものの、なによりも、私は自分の作品を人に読んでもらいたい。

 そういうわけで、一時の流行に身を任せてしまうことを、酷く恐れているわけで。
 面白いアイデアが浮かんでも、「このゲームの二次創作を書いても、誰も読んでくれないよなあ……」と考え、思いとどまること幾数度。

 二次創作を書いても、それを読む人が少ないのなら。
 オリジナルで、似たような話を書いたほうが価値がある。

 そんな風に考えています。
 ……本音です。

 二次創作よりも一時創作のほうが優れている……と明言するわけじゃあ、ないです。
 そんなことは、一概には言えない。

 ただ……。

 読まれることのない二次創作に、価値はない。

 ……そう、思っています。
 もちろん、読まれることのない一次創作にも価値はありませんが(笑)。

   他者にとっては無価値でも、書いた本人にとって次に繋がるのなら、無意義ではないと思うデスよ


 とまぁ、ちょっと冷めた文章を書きつつ。
 しかし、心からの叫びも残して、今回は終わることとします。


「自己満足だけで終わりたくねぇっ!」



 2001.07/21……ドラクエつまんね
 なんとなく積んであった、『ドラゴンクエスト 7』をプレイ開始。
 つい先日『ファイナルファンタジー』の新作が出たっちゅうのに、去年の八月に出たゲームをなぜいまさらって感じですが。

 んで、いま、40時間くらいプレイしたんですが。

 ……つ、つまんねっっ!!

 なんつうか、オンラインのRPGを経験しちゃったいまでは、苦痛以外の何物でもねえ。
 一本道……それこそ攻略チャートなんかが書けてしまうゲーム、いまさら楽しめない。

 これなら、ストーリーと演出、グラフィック方面で突き進んでいる『FF』シリーズのほうがまだ楽しみようがある。

 『Ultima Online』をプレイしたいまでは。
 オフラインのRPGは、ただのお使いゲームとしか感じられなくなってしまった。
 というか、『ドラクエ』が『FF』に勝っていた自由度とかゲーム性とかが、小手先ばかりのものにしか思えなくなっちゃったんだろうな。

 ってことで、とりあえず『ドラクエ 7』は最後までやってみるつもりですが。
 もう二度と、オフラインonlyの『ドラクエ』は買わないでしょう。

 これは断言できるんだけど、オフラインで『ドラクエ 8』が出たって、昔ほど売れない。
 学生の頃に『ドラクエ』と出会い、あの思い出に再会できることを願って『7』を購入した社会人は多いだろう。

 ……でも、見事に裏切られて、それでも次作に期待するような人は少ないはずだ。


 良い機会だから書いちゃうけど。

 日本製のコンピュータRPGって、そのほとんどが『ドラクエ』の呪縛に囚われている。

 完全フローチャートが書けてしまうような一本道のストーリー展開。
 ほとんどすべての日本製CRPGが、この呪縛から逃れられていない。

 じゃあアメリカはどうかっていうと、『Ultima』や『ウィザードリィ』のように、自由度の高いものが基盤になっている。
 そして、日本よりもTRPGが普及していた(いまも、かな?)。

 いまだに『ドラクエ』を引きずっているような日本のゲームデザイナーには。
 『Ultima Online』のように、どの町からはじめても楽しめるようなRPGなんて作れやしねえ。

 せいぜい、『UO』や『Diablo』を真似て、それなりに楽しめるネットゲーでも作ってみろやって感じですか?


 ……なんつうか、すっごい荒んでますね(笑)。> 自分

 やっぱり、『ドラクエ 7』のあんまりなクソっぷりに、裏切られた心地なのでしょう。

 はああ……。

 これじゃ、エニックスになんか期待できないか。
 堀井雄二ならなんとかしてくれるんじゃないかって思ってたけど、こりゃ無理っぽいぞ。

 スクウェアの坂口氏……というか、精鋭クリエイター集団に望みを託すしかないか。
 ……でもどう見たって、『EQ』のマネっこ……。

 まあ、日本語で遊べて、なおかつラグの少ない『EQ』を楽しめると思えば、悪くはないか。



 ………。

 ぐあああああ、明るい話を書きたいぃいいいいいぃいっ!

 なんですか、ココ最近のこの日記は。
 負の感情に満ち満ちているじゃありませんくぁっ。

 ……ってことで、明るい話を書こうゼ月間!

 でも、あと、十日。
 しかも明るいネタなんてねええええっ(笑)。


 あ、ひとつあった。

 自分の『UO日記』を読み返したら、すげぇい楽しかったデス!
 自分で書いといてナニですが、赤ネームの外人とのやり取りの所なんか、笑ってしまった。

 こちらが英語が苦手だとわかると、簡単な英語を使うようにしてくれたことや。
 恐喝が効かないとわかると、「友だちになろう」「俺って鍛冶GMなんだぜ?」とかいって懐柔しようとするところに。
 それに対する私のツッコミが「馬鹿言えよお前」とにべもなく。

 『Ultima Online』をプレイしていた時のことを思い出し、楽しかった。

 今年秋にはじまるっていう、『FF11』のβテスト。
 もしこれがつまらなかったら、『Ultima Online』を再開するつもり。

 どこかデカイHPスペースを借りて、画像をばりばりつかった「UO老人」のプレイ日記とか書いたら楽しそうだなあ、と。

 あえてMageryとScrollは使用禁止にした、死にまくりの漢プレイで!
 過去を懐かしみつつも、いまのブリタニアで懸命に生きる姿を!

 ……うは、むっちゃ面白そう(笑)。



 2001.08/19……さよなら、ぼくのドラゴンクエスト (『ドラゴンクエスト 7』)
 『ドラゴンクエスト 7』をクリアー。

 プレイ時間は、80時間ちょい。
 まだいくつかの謎を残しているものの、味わい尽くすほどの吸引力は感じられず。

 プレイステーション本体からCDを取り出し、CDケースに戻した。
 そうして、CDケースを無造作に並べている棚の奥に、『ドラクエ7』をそっと収めた。

 ……私の中で、なにかが終わった。

 子供の頃の私だったら、思いっきり楽しめたのかもしれない。
 そう思って、ひどく悲しくなる。

 スれてしまった私には、毒の無いメルヘンチックな世界は、退屈すぎる。


 「神さま」とか「四大精霊」が、人類にとっての守護者である世界。
 なんの疑問もなく、「神さま」を信じようとする世界中の「キャラクター」。

 悲しいぐらいに、リアリティーの感じられない世界だった。


 ……それでも、幾人ものシナリオライターが関わっているからか、時折、興味を掻き立てられるシナリオもあった。

 魔物に姿を変えられ、旧知の者たちから迫害されていた神父。
 龍、人喰い植物、人喰い虫と、三度の危機に見舞われた街の悲劇。
 翼人族の長の娘でありながら、翼を持たぬゆえに養子扱いされ、迫害を受けていた少女。

 しかしそんなシナリオも、リアリティの感じられない世界を前にして、印象を薄めていく。


 また、戦闘システムはシリーズ中、いちばん面白かったかも。
 厳しすぎる戦闘バランス……というか、バランスの取れていない戦闘には辟易することが多いものの。

 キャラ育成の方法は、プレイヤーの選択が広くて面白かった。
 とくに、一番難しい職業である「勇者」が、決して最強でない所とか。


 いくつか良い点はあったものの、私が期待していたほど、『ドラクエ7』は面白いものではなかった。
 期待しすぎていた……というよりも、もう、以前のようになんの疑いもなく、あの「リアリティのない世界観」を受け入れられなくなったのだろう。

 『Ultima Online』という仮想世界を経験した私には、『ドラクエ』の世界は退屈すぎた。


 まあなんにせよ、もう二度と、オフラインの『ドラゴンクエスト』は買わないでしょう。
 これほど退屈なら、まだ、映像や音楽に力を注いでいる『ファイナルファンタジー』のほうが、未来を感じられます。

 あ、そうそう。
 音楽が、まったく耳に残らなかったと言うことも明記しておきます。


 さようなら、僕のドラゴンクエスト。
 ……ドラクエは、思い出として、封印させてもらおう。