2000.09/01 [ 1…110kb ] [ 2…125kb ]
「Blizzard」
(『Diablo2』 ソーサレス)

……氷系ソーサレス、おもろい
 風邪引きました。
 ……突然ですが。

 あ〜……この大変な時期に……。
 感染経路がわかるだけに、腹立つ〜。



 『Diablo2』
 ソーサレス、魔法少女「KAORU-CoF」(笑)、意外にあっさり、Lv.30到達。

 というか、装備でのSkill UPの底上げのおかげで楽ちんだったのかも。
 Skill+6だから、1ポイント振るだけで、Normalじゃ主力武器に。

 「Glacial Spike」で敵を凍らせて、その上に「Blizzard」、さらに「Static Field」をバシバシ掛けりゃあ、固定モンスター+ユニーク以外はさっくり倒せます。
 これら主武器に 1ポイントずつしか振らないまま、Normal完全制覇(笑)。

 Lv.30になった時点で、12ポイントほど、スキルポイント貯まってました。
 これからは、「Frozen Orb」と「Cold Mastery」にバシバシ振り込んでいく予定。

 ふたつとも 20にし終えた後は、「Warmth」を 20にして。
 それが終わったら、「Static Field」と「Energy Shield」を交互に上げていこうかな。

 ……いまのSkill UP装備を外すことも考えて、Skill構成を計画しました。


 そうそう、「The Stone of Jordan」。
 このユニークリングをGambleで引き当てやすくなる方法、わかったかも。

 もちろん、最近有名になってしまった、他のユニークリングを所持して……というのだけではなくって。

※この方法、有名になる前から気づいてて、実践してました。

 見つけだした私なりの方法が功を奏したのか、Jordan Ringを合計六個、Gambleで引き当てました。
 敵から見つけたものや、トレードで手に入れた物を合わせれば、もう八個にもなる(笑)。

 これからは、金ならぬ「Jordanに物を言わせて」、良い装備をトレードでゲッチュしまくるしか!
 ……とはいうものの、メイン装備をトレードで手に入れてしまうのは味気ないので、Magic Getの良い装備をトレードで手に入れ、メイン級の装備は自分の手でつかみ取る方法を選ぶ予定。


 ……とか書いておきながら、現在、鞄が指輪でいっぱいになるくらいに連敗中(笑)。
 ただ、運が良かっただけなのかーっ!?w;


2000.09/02 [ 1…110kb ] [ 2…128kb ]
「お茶漬け」
(本文より)

……とくに意味のない話
 今回の風邪は、腹にドシンと来やがりました。

 いつもなら、たとえ風邪をひこうが、食欲があったのですぐに元気を取り戻せていたのだけれど。

 なんにも食べる気がせず。
 かろうじて、果物の「桃」の食感を思いだし、それを食した程度。

 ……水っぽ過ぎるのも、固すぎるのもイカンので、夏風邪には桃が良いかも?


 夜中、耐え難い空腹に目覚め、お茶漬けを作ってもらう。

 お茶漬けなら、ずずずと、食欲関係無しに、胃に流し込むことができそうだったからだ。

 残っていたご飯に、お茶漬けのもと、その上にお茶をかけ、アクセントに一粒の梅干し。
 そんな、シンプルなお茶漬け。

 ところがそれを一口食べて、私は泣きそうになった。

 ……うまいのだ。
 泣きそうになるくらい、お茶漬けがうまいのだ。

 いつも好んで飲む緑茶に、さらさらとほどけたご飯が流れ込んでくる。

 そして、アクセントとなる一粒の梅干し。
 その酸っぱさが、ともすれば強すぎる刺激になるだろうに、絶妙にお茶漬けに調和して、ほどよく食欲を誘う刺激となっていた。

 食欲がまったくなかったのに、小さなどんぶりひとつのお茶漬けを、キッチリと食べ終えてしまった。


 満ち足りている時に、豪華な御馳走を食すよりも。
 なにか欠けているときに、その時に合った素朴な食事をとることのほうが、感動が大きいのだな。

 などと思った、夜の出来事。


 ……ただ、それだけの話。


2000.09/07 [ 1…110kb ] [ 2…156kb ]
「Key解散?」
(本文より)

……あくまで噂でしかないけれど……?
 待望の『Air』、いよいよ明日発売。
 ……という現在、フライングで手に入れた人たちの自慢の声が聞こえてくる中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 っていうか、きったねーなー、ヲイっ!
 中には、通販で二日前の六日に手に入れたヤツが居るっていうんだから許せーんっ。

 Keyの直通販(折戸氏が梱包したとかいう)だと、二日前に届くらしい……。
 聞いてないよ〜(涙)。

 前作『Kanon』では、一日前にほとんどの人が届いたらしい。
 どおりで、Keyの通販を待ち望んでいた人が多かったわけだ……。

 ああ、もう、偶然にも、七日八日と連休もらえてたから、Key通販申し込んでりゃ、二日間でALLコンプできただろうに……(涙)。

 そういや、アリスソフトの通販なんか、発売日の一週間前に届いてたなwww

 問屋を通して店で買うよか、メーカー通販のほうがメーカーに利益あるだろうし、今度から、メーカー通販を積極的に利用しよう。


 『Air』発売が迫ったこの一週間。
 どうにも、奇妙な不安が拭えないでいる。

 なんなのだろう?
 はっきりとは言い得ない不安。

 『Air』という作品自体への不安か。
 ……これだけ待ち望んだ作品が、駄作ではないかという心配?

 『Air』が出て、『Kanon』への愛情が薄れてしまうという不安か。
 ……少しはあるかもしれない、また、他の人がそうなって、自分がいま手がけている作品を見てくれる人が少なくなることへの不安?

 『Air』のネタバレを気にして、さらに自分自身、はやくゲームをやって一通りコンプしたいという焦りか。
 ……ゲームオタクの私なら、納得できる理由だな(笑)。早解き好きで、他人との優劣を気にするタイプ。

 あるいは。
 『Air』を最後に、Keyが解散するかもしれないという不安か……。

 おそらくは、これら全部が理由なのだろう。


 Key解散の噂は、ずいぶんと前から出ていた。

 そして、それを聞いた私は、ただの噂だろうと、聞き流すことなどできなかった。
 ……というか、周りの状況を見渡せば、ただの冗談だと聞き流すことなどできないはずだ。


 久弥直樹氏と麻枝准氏の両シナリオレイターの不仲説。

 ……どう見ても、仲が良いとは思えないよね(笑)。
 長期の開発期間があるっていうのに、シナリオライター同士が互いに情報交換をしないっていうんだから。

 『Kanon』なんかはとくに顕著で、互いに設定を見合えばおかしな点に気づくだろうに、そのままになっている。
 逆に、もっと連絡を取れていれば、うまいぐあいに繋がれた設定がいくつもあるのに。

 あげく、『Air』は麻枝氏と新人ライターのふたりで作っていて、久弥氏はノータッチだっていうんだから。
 んで、その久弥氏は同人活動をキッチリとやれていたわけだ(^^;

 ちゅーか、『Air』延期しといて、Keyのシナリオライターのひとりが同人活動にせいを出してるってどういうことやねんっ!

 久弥氏のHPで、「近い内お話できるでしょう」……とかいった意味深な言葉があったりして、久弥氏Key独立説を生んだりもしたようだ。
 ……素直に考えれば、『Air』の次作は久弥氏の企画シナリオで、もう用意はできてある……って感じだけれど……。


 『Air』七月発売……!
 といって、まだ二ヶ月の発売延期が表明されていない頃は、『Air』の紹介記事が、あちこちの雑誌で見ることができた。

 ……ところが、例の二ヶ月の発売延期後、ぱったりと紹介記事が途絶えるというのはどういうことだろう?
 そりゃもう、唐突にプッツリ……って感じ。

 『Kanon』があれほどの人気を博していたのに、その次作である『Air』を紹介しないっていうのはどういうことなのだ?

 また、ここ最近、相次いで『Kanon』のメディア展開が進行した。

 家庭用ゲーム機移植、漫画化、カードゲーム化、ラジオ化、あげくテレビアニメ化。

 ……なんでこの時期に突然?
 元から人気があって、いつ出てもおかしくなかったけれど、発売から一年近く経った頃から、こうも立て続けに……?

 Keyブランドと、お抱え?メーカーVisual Artsの軋轢?

 今回の二度の延期で、軋轢が生まれないほうがおかしいわな(笑)。


 Key解散にしても、スタッフ独立にしても。
 どたばたで、麻枝・久弥両氏の物語を楽しむのが遅れるのは、イヤだ。

 新人なんか使わずに、両氏がキッチリと相互協力しながら作られる作品を、楽しみたい。
 久弥氏の居ない『ONE』も、麻枝氏の居ない『Kanon』も、名作になっただろうけど、いまある両作品のように心をとらえることはなかったんじゃないかなあ。

 あ、そういう意味で、久弥氏ノータッチの『Air』に不安があるのかもしれない。
 不安というか、不満か。

 麻枝氏がメインで腰を据えていれば、名作になるのは当然だろうけど……。
 『ONE』でいう、久弥氏のみさき先輩や茜シナリオが楽しめる可能性がないというのは、悲しいことだ。


 ※以上のは、私個人の推測にしかすぎないので、真に受けないでね(逃げ)


 ……そいや、Leaf関係もぐちゃぐちゃらしいね。
 ちゅーか、なんでエロゲ業界って移籍独立ばっかやねん?

 作り手を快適に働かせることのできる、漢っぷりの良いプロデューサとかおらんの?(笑)


2000.09/09 [ 1…110kb ] [ 2…160kb ]
「なんか違うだろ、Air……」
(本文より)

……ガックリ
 いま、Keyをバッシングするのがcoolらしい。

 ……ハッ(嘲)。

 んでも、そんな状況下でも、『Air』について厳しいことを書かざるをえない。

 これを書いているいま現在、全てはクリアしていません。
 仕事の合間を盗んで、これを書き記してます。

 DREAMを終え?、現在SUMMER。

 ん〜……この状況で思う。

「なんか違うだろ、『Air』…」

 まだ、SUMMERも終わってないし、観鈴のCGも全然埋まってないけど。
 それらが終わった後も、この気分は払拭しきれないだろう。

 ……私が待望していたのは、こーいうんじゃないぞ。

 人の期待なんて、天井無しで際限なく上昇していくもんだ。
 そんな期待に、ひとりの人間が応えきれるわけがない。

 勝手に楽しんで勝手に期待して勝手に裏切られて勝手に凹んでる。

 そんなもんだ(笑)。

 でもさ、『ONE』『Kanon』を作った人たちなら、なんとかしてくれるんじゃないかと期待してたんだ。

 ……は〜。

 とりあえず。
 いまの感じ、『Air』は良作止まりって感じ……。
(「中の上好評」 ※相沢祐一風味)

 でも、『ONE』や『Kanon』を好きになった人たちなら、手放しで『Air』を褒めちぎることなんてできないんじゃないかな?
 Keyバッシングが流行る中、逆行して褒めちぎるのがcoolなんだよ……とか思ってるヤツがいたら寒すぎ。
 ……っていうか、coolって言葉も今更アレか。

 少なくとも私は、DREAMの観鈴、佳乃、美凪+みちるじゃあ、泣かなかったぞ。

 感動はしたけれど、ビリビリ震えが走るようなあの感動じゃない。
 他の作品でも味わえるような感動だ。
 Keyじゃなくても、体験できるようなレベルなんだよう。

 前半数日は、かなりワクワクもんだった。

 麻枝節全開って感じ。
 気怠い夏の空気の中、国崎往人の行動にしびれた。

 んで観鈴シナリオに突入していき……真実?がわかりはじめた頃、ちょっと首をひねる。

 なに、真琴シナリオの焼き直し?
 ……いやでも、麻枝氏ならそれだけで終わるはずがない……と思っていたら、なんかバッドエンドっぽい。

 あれれ?
 慌ててやりなおし、なるべくベストの選択をとっていく。

 さっき終わった所の、先に進めた。

 よしよし……と進んでいったら。

 あれれ? これで終わり?
 なんかバッドエンドっぽいぞ(笑)。

 ようやく、CG鑑賞モード出現。
 見てみると……なんか、全然CG埋まってないんですが?

 んで三回目、やはり観鈴を追うが、二回目の寂しいED到達。

 ……これはあれだ。

 『痕』方式だな?
 『弟切草』方式というべきか。

 なんか納得いかないまま、四回目。
 霧島佳乃シナリオ。

 順調に進行。

 ……黄金のすすき野。
 なに、川澄舞シナリオ?

 っていうか、前作のイメージをプレイヤーに引きずらせてどうすんねん?

 無事ED到達。
 CG全制覇。

 ……これ、麻枝氏のシナリオなん?

 女医さんとか、なんか漫画チックで面白いことは面白いけど。
 姉妹に振り回される往人とか、珍妙な生物ポテトとか、すごい楽しかったけど。

 テキスト的には、観鈴、佳乃両シナリオは麻枝氏だと思うけど……。

 『ONE』の七瀬、繭シナリオよりも、心動かなかったよ。

 んで、つぎに美凪+みちるシナリオ。
 このふたりの登場シーンで、著しい違和感。

 これはアレだな、新人のライターに違いない。
 EDのスタッフロールで出た、イシカワタケシ氏かな?

 さらに、文章作法の基本的基本、感嘆符や疑問符の後のスペースいれができていないことに、激しく萎える。
 その量から、誤植とは思えない。

 なんでやねん。

 コミケなんかで銭稼いでる時間あったら、誰か教えてやれや
 麻枝氏も、相棒なんだからちったあ言ってやれ。
 イシカワ氏も金もらってるんだから、プライド捨てて少しでも綺麗な文章を書いてくれよぅ。

 ……ところが。

 そんな、文章作法が鼻について、出だしはつまずいたものの、美凪+みちるシナリオ結構良い。
 ちょっと……いやかなり冗長だけど、詩的な文章が良い雰囲気醸し出してる。

 狙ってる感じがどうにも拭えなかったけれど、彼女たちの掛け合いが楽しめた。

 ……んでもやっぱ、冗長だよ……。
 早く終わんねーかな、って思わせたら負けじゃん?

 ……眠気のせいもあって、ちょっと思っちゃったぞ。

 スタッフロールを丹念に見てみたけれど、久弥氏の名前がちっとも見つからない。
 改名した?(ヲイ)

 ってゆーか、ほんとになにもやってないんか?
 シナリオアシストとかいって、四人くらい名前連ねてたけど、そこにもないなんて……。

 『Air』開発期間中に、久弥氏に給料は出ていたんでしょうか?
 同人で食っていたんでしょうか?
 それでも真琴は、幸せだっただろうか?(違う)

 誰か教えてくださいwww

 美凪+みちるシナリオのED分岐に納得がいかないまま、SUMMER突入。

 ……お、やっぱそうか。
 予想はできていたものの、音楽もガラリと変わって、なんか儲けたって感じ(笑)。

 いま現在、金剛寺だか峰だかですったもんだしてる辺り。

 深夜 1時過ぎ。
 徹夜する気も失せていたので、睡眠ターイム。


 ん〜……。

 とりあえず、いまの手応えだと。
 絶対、『Kanon』ほど人気を保ち続けることはないぞ。

 二次創作関係も、『Kanon』ほど盛況にならないだろう。
 ……いやでも、キャラクターは面白いから、意外と……けど肝心の物語に心動かされることがなかったからなあ。


 とりあえずまあ、『Air』はいまできないので、愚痴を兼ねて書いてみました。

 気分悪くした人いたら、ごめんなさい。
 なにせ、あんまりにガックリしたんで……。

 ALLコンプリートした後、もう一回、この日記に書いて。
 下手したら、それで『Air』のことは自分内部で終わってしまうかも。

 ……なんか、無性にオリジナルが書きたくなってきた……。
 『Kanon』二次創作を書き終えたら、いろいろゆったり遊ぼうか。


 最後に。
 次作は、久弥氏が 2、麻枝氏 1、イシカワ氏 1ぐらいの文量で、全員がシナリオをやることを切望。

 ……無理?(涙)

 あ、あと。

 なんか、『Refrain Blue』『久遠の絆』のイメージが頭から離れない。
 ……雰囲気が似ているから……だけだろうか?


2000.09/10 [ 1…110kb ] [ 2…160kb ]
「よおっし! 前言撤回、それでこそ麻枝准っ(涙)」
(本文より)

……ニッコリ
 『Air』の「Air」を終えた。

 ……痺れた
 麻枝准は、やっぱり麻枝准だったよ。

 よおおおおおぉおおおぉおおおっっっっっっし!(嬉し涙)

 ってことで、昨日分の日記は一部撤回。
 私と同じように、プレイ途中で「『Air』駄目じゃん?」って思っても、最後までヤレ


 ただ、CG 100%になった私は、ここに断言する。

 霧島佳乃と遠野美凪+みちるのシナリオ、いらねーじゃん?
 どう考えても邪魔だろ?


 Air-Airをプレイした人なら、わかるはずだ。

   Dream 神尾観鈴(ある意味BAD)

   Dream 霧島佳乃

   Dream 遠野美凪(BAD?END)

 ……この順番でシナリオを追った人間は、「『Air』駄目じゃん?」って思うでしょ。

 さらに、「なぜだ〜っ」と思いつつ、神尾観鈴BADをもっかい見て、遠野美凪のHappy?ENDが最後の選択肢だけで分岐することを知ったりすると、脱力するっしょ。

 Summer、AirをFlagによる隠しにするんじゃなくて、佳乃と美凪を隠しにしとけ(笑)。

 神尾観鈴関連の物語の腰を折られて、萎え萎え。
 テーマもぼけちゃうし、佳乃と美凪シナリオ不要論に一票。


 さあ、Air-Airだ。

 Summerをやっている最中。
 観鈴+晴子の床屋?風景や、往人のサッカーボール型おむすびのCGを思い出したんで、多分「観鈴視点」で、もうひとつ物語が出現すると思っていたけれど。

 ……そう来たか〜。

 観鈴と晴子の家族愛……泣きましたとも。
 良かったよ。

 麻枝脚本の中では、真琴シナリオのつぎくらいに好きになりそう。

 ただ……往人があまり活躍できなくて寂しい(笑)。


 とまあ、こんな感じで止めておくか……。
 おいおい、冷静になったらポツポツ書くことになるかもしれないけど。

 なんにせよ……うう〜ん……でもやっぱ、『Kanon』ほど人気は保てないんじゃないかなあ……。
 二次創作方面でも、身震いするような物語は生み出しにくいだろうし。

 Dream観鈴、Summer、Air-Airは、二度三度と、繰り返しプレイしていくと思う。
 ……このメインの物語は気に入った(^^


2000.09/11 [ 1…110kb ] [ 2…160kb ]
「Keyの麻枝は化け物かっ!?」
(シャア・アズナブル口調でひとつ)

……まじで凄いって……
 『Air』……。

 ぼ、ボディブローのようにじわじわ来やがってくださいます(笑)。
 感動が後を引いて、なにもやる気が起こらない……。

 こんなに後に影響を及ぼすだなんて、『ONE』『Kanon』でもなかったのに。

 『Diablo2』はもちろん、『Kanon』二次創作も手がつけられないよ。
 っていうか、『Air』の感動渦巻くいま、『Kanon』二次創作を読んでくれる人間、どれだけいるんじゃろ?(^^;

 私だって読まないぞ(笑)。

 とはいえ、DC版の発売日あたりに一部公開する予定。
 ……あ〜あ、こんなことなら、『Air』発売二週間位前に発表すべきだった……。

 さて、今回分も『Air』……というか麻枝准 一色です。

 『MOON.』、『ONE』、『Kanon』、そして『Air』……。

 麻枝准は、一度として転ぶことなく、自分の色を出し続けてしまった。
 自分が示したいテーマを損なうことなく、エンターテイメント性も失わない凄み。

 宮崎、庵野、押井、富野らでも(テキトーにセレクト)、バランスよくこれらを両立させることは難しく、結構転んでるってのに。
   (テーマ性だけ強くって、面白くない作品って、ひどく無様だ)

 さらにあ〜た、作品にマッチした作詞作曲もこなすっていうんだから、凄いわな。
 ……バケモンだよ、この人(笑)。

 こんなバケモンと組むシナリオライターは、物凄いプレッシャーだろうなあ。

 『Air』の後に出されるだろう、久弥直樹氏の次回作はいかにっ!?(他人事だからって煽るなw)


 麻枝准とKeyスタッフの送る物語を、他社が越えることなんてできるのか?

 下手に真似て、無様な代物が巷にあふれる昨今……。
 Key路線を売れ線だと判断して、ただそれを真似て転びまくるエロゲ業界の明日はどっちだっ!?(笑…えない)


 『MOON.』はちょっとお薦めはできないけど(濃すぎ)、『ONE』、『Kanon』、『Air』は超お薦め。
 私の二十数年間の人生の中で出会った、映画、ドラマ、アニメ、漫画、小説などの物語の中で、抜群の作品たち。

 あんま無理言っても、宗教勧誘みたいでイヤンだけど、上記三作品やらないだなんて、人生損してまっせ?(笑)

 まだやってないひと、いいから私を信じてプレイしとけ!(素)


 麻枝准の作品は、少女漫画風だ……と指摘する人が多い。
 それはまったく同感……。

 そしてまた、麻枝准の物語……その構成自体は、特別真新しいモノじゃあない。
 実際、視点が替わることや、時間自体の転生、記憶喪失と死とかを扱った作品は数多い。

 しかし、そんなことを感じさせず、『Air』〜Air〜は鮮烈にうったえかけてくる。
 麻枝准の筆力と演出力・表現力で描きだされる独特の世界が、プレイヤーをとらえてしまう。

 作品にあった作詞作曲もできるっていうし、並外れたセンスを持っているよなあ〜……。

 ああ、すっごいなチクショー……。
 羨ましいし、とっても悔しいぃっ!(><;

 そうそう、少女漫画的だとするなら。
 麻枝准が描く性交渉シーンが、薄く淡泊でサックリ終わるというのも頷ける。

 少女漫画なんかじゃ、恋人同士が結ばれるシーンを描くことがよくあるけれど。
 それに至る経緯……口づけ、脱衣、首、胸、背中にキス、そして挿入(^^;する場面とか、事を終えた後……なんかを、綺麗に描こうとすることはある。

 だけど、少女漫画で抽送……出し入れを描くことなんか無いわな(笑)。

 ……最近、タガが外れてきたような……。

 これで、麻枝准が描く性交渉のシーンが淡泊だってのは納得できた。
 と同時に、久弥直樹氏の場合は、それを意識して真似ているか、あるいはホントに下手なだけだろうw;


 余韻がすごくて、なにも手がつけられず。
 やむなく(笑)、『Air』の観鈴シナリオ(Dream、Air)をリプレイ。

 伏線の妙味に舌を巻く。

 Dream冒頭での観鈴の台詞に、「小さいカラスがいたけど逃げられて…」とか「子供ふたりが浜で遊んでた」とか。
 あと、橘敬介のショートケーキ 3つとか(観鈴と晴子と食べたかったのかな…)。
 しの さいかって女の子と、Airで出る、まいかって妹とか。

 そして今回、なによりびっくりしたのが、Dreamの選択が、Airでバッチリ反映されているってとこだ。

 Dreamで「がおがおのステゴザウルス Tシャツ」を往人に着させれば、Airでそれを立ち絵で見れますwww
 しかも、この立ち絵のみ、往人の引きつった笑顔があるのが最高に笑えた(笑)。

 こりゃあんた、開発延期もうなずけるわ。
 シナリオアシスタント四名って、おそらくこの選択肢の反映関係でかり出されたんじゃないかな。

 おそるべし『Air』……誤字脱字多いけど(^^;
 っていうか、台詞喋る人間を間違えているシーンが多かったなあ。

 なんにせも、すごいじぇ『Air』……。


2000.09/14 [ 1…110kb ] [ 2…160kb ]
「…相沢さんは、性悪です」
(Kanon SS 『Refrain』 天野美汐)

……とりあえず、第一〜第五話を掲載
 ってことで、『Air』とDC版『Kanon』の発売、そして遅ればせながら本HPの三周年記念(強引に)として。

 『Kanon』二次創作小説、『Refrain』一部(^^;公開。

 今回は、第一〜第五話掲載。

 続きも、そう遠くないうちにアップすることができそうです。
 いっぺんに残り全部いくか、二回に分けるか迷っているところ。

 『Air』の美凪シナリオをさんざんくどいとか書いていたのに。
 自分の『Refrain』を読み返したら、それを上回る文章のくどさに泣きたくなったのは秘密だ……。

 このくどい文章、物語展開はもう振り切れそうもないので、これを持ち味と言えるくらいに昇華したいな、とか自分を慰めてみたりして。


 なにはともあれ、ネット上で小説を発表するのは、ほぼ二年ぶり。

 二年前は「RSの鈴(RIN)」って名前で、Leafの『To Heart』の二次創作小説をガシガシ書いて発表してました。
 保科智子視点の『彼の微笑み』と、ビジュアルノベルタイプのゲーム『Hearts』『マルチ、ありがとな…』)あたりが、そこそこ評判よかったです。

 いろいろあって、ネットの知人と作品をほとんど捨てて放浪してましたが。
 Key作品に遅ればせながら出会い、恥ずかしくもこうやって復活してしまいました。

 今回発表の『Refrain』を復活宣言として、新しく「薫 青原」っていう変な名前で、マイペースで活動を続けていこうと思います。


 『Refrain』については、一ページ位語りたいことがあるけれど(笑)。
 全ては、作品を発表し終えたときにします。


 じゃあ、『Refrain』のことは書かないけれど、なにか作品についてうだうだと書いていくことにしよう。

 ……ん〜……書きたい……あるいは、書きたかった二次創作小説。
 これでいこう。

 かなり前のものも混ぜるので、設定がおかしい所もあるかもしれないけど。


 『MOON.』

 郁未の母を主人公として、FARGOクラスAの話。
 変死する友人や、謎の少年、深まる謎。
 最後の最後で、葉子が出てきて、しばしの交流。
 そして、郁未母の脱出……とか、そんな物語。

 当時、『MOON.』はあまりにもマイナーだっため、書いても誰も読んでくれないと思い、執筆断念(笑)。


 『ONE』『Kanon』

 美坂香里視点の物語。
 妹を失い、その記憶から逃げるように、雪の街を去った香里。
 新しく転校した先には、折原浩平と長森瑞佳がいるのだった。

 ……できれば浩平の永遠と合わせたかったのだけれど、『Kanon』が1999年で『ONE』が確か 1998年だから、設定的に無理だと断念(笑)。


 もいっちょ、『ONE』+『Kanon』。

 里村茜と柚木詩子の幼なじみが、相沢祐一というのはどうだろう?
 単純に、三人のキャラを絡ませるだけで楽しめるし、設定のつじつま合わせをするのも手応えあって楽しそうだ。

 ただ、祐一にとっての永遠とはなにかを考えて、ちょっと挫折気味。
 あゆ関係を永遠と絡ませようとすると、この物語の後になる『Kanon』で、祐一があゆのことを完全に覚えていないとおかしいし。


 『Air』。

 描きたいのに、なにも浮かばない(笑)。
 「とてもとてもさびしい」(そら風味)。

 「観鈴ア〜ンド往人さん」のふたりを主に据えた物語を描きたい。
 あの夏の情景と、「夏影」の音楽がマッチするような、清涼感ある小説を書きたい。

 ……なのに、なんも良いネタが浮かばない(笑)。

 「橘敬介の届けられなかったショートケーキ」とかいう小話が思いついたけれど、それじゃ”雰囲気だけ”だし(^^;

 もっとこう……ラブラブチックで、麻枝的日常で、どたばたあって、シンミリがあって、動的で、そして最後に心地良い清涼感。
 そんな話を書きたいんだけど、じぇんじぇんネタが浮かばない……。

 無闇に、霧島佳乃や遠野美凪をからませるのもスマートじゃないし。
 神尾晴子はもちろんOKだけど、それに橘敬介が出て、呪いの無い観鈴の取り合いとなると、ドロドロしておもろないw;

 呪いから解き放たれた観鈴+往人と、晴子との家族劇。
 さらに、そこに敬介が……とかいう二次創作が山のように出てきそうだけれど、私は、そういう話を面白くかける自信がない(^^;

 ……こんな感じで、『Air』関係の話は書きたいのに、なにも良いネタが浮かばない状態。



 とまあ、こんなところか。

 こうやって、日記に書いてしまうあたり、以上の話が現実に作品として描き出されることは無いでしょう(^^;
 ほんとに私に書く気があるのなら、まず水面下でプロットを立て、自信の持てる物語を描けそうなら、不言実行でほそぼそ書き始めているでしょう。
 そうして、あるていど書き進んだ後、誰かに自分の作品を語りたくてたまらなくなり、ポロッと日記にこぼしてしまうような……そんな感じ(笑)。


 まあ、なんにせよ、いまは『Refrain』を完成されることだけを念頭にがんばっていきまっす。


2000.09/16 [ 1…110kb ] [ 2…126kb +70.4kb ]
「逝き、ツモってるよ」
(DC『Kanon』 水瀬名雪)

……「ごめんなさい すみません だめ 死にます」(美浜ちよ)
 DC版『Kanon』を喜々として購入、さっそくプレイ。

 タイトル画面でほうっておいたら、オープニングが流れる。
 PC版と同じオープニングなので、ひと安心。

 そして、本編スタート。
 名雪登場……いきなり悶絶、泣きたくなった(涙)。
 っていうか泣いたw;

 DC『Kanon』の声優がミスキャストだって話はよく出ていたけれど。
 こ、こここここれほど、とは。

 名雪の性格って、確かにトロイけど、その台詞をここまでトロトロにする必要はないんじゃあ(涙)。
 名雪の声だけ 1.5倍速にしたくなりました。

 ……っていうか、名雪の声だけ消せないかと、オープニングでシステム設定や取り説と格闘すること 10分。
 キャラ別で On Offすることができないことを悟り、泣きながらプレイ続行。


 以下に、DC版『Kanon』での各キャラの声の私的感想を。

●水瀬名雪
 キリキリネジ巻いて 1.5倍速希望。
 結構有名な声優さんらしいけど、名雪じゃなくてその声優さんのキャラになってるような……。
 ちび名雪は合ってると思うけど。

●水瀬秋子
 ちょっと若過ぎるような気も。
 そのうち馴れて、真琴シナリオ最後の「いってらっしゃい…」にズッキューン。

●月宮あゆ
 「うぐぅ」で嫌な眩暈を覚えること必至。
 うぐぅを除けば、馴れていけると思うけど、登場する度に「うぐぅ」って言うので、”素”に戻されてしまう。
 「うぐぅ」の台詞だけ Offに出きれば良いと切に願った。

●美坂香里
 なんか、普通過ぎる気がして、違和感。
 もうちょっと豪華なお姉さまっぽい感じのイメージだったんだけれど。

●美坂栞
 声優さんが、ちょっと暗い声にしすぎているような。
 二日目以降、もうちょっと明るいほうがよかったんじゃないかなあ。
 栞シナリオやれば、なれるような気も。

●北川潤
 こんな男っぽい声の北川はイヤだ(笑)。

●沢渡真琴
 ちょっと可愛すぎる(笑)。
 小憎らしいくらいのほうが、後々のギャップでクルようが気もするのだけれど。
 「あぅ〜…」が馴れてくると、ラストはかなり切ない。

●天野美汐
 ちょっとスマートすぎるような感じがしたけど、すぐに馴れた。
 悪くないと思う。

●川澄舞
 もっと暗いほうがよかったような。
 舞シナリオを薦めれば、慣れそう。

●倉田佐祐理
 違和感なくて、一番すぐに慣れそう。


 ……とまあ、こんな感じ。
 ほうぼうのBBSを見回っていたら、「DC『Kanon』、声無しだったら名作」とかいうのには笑ったw;

 なんにせよ、PS版『To Heart』の偉大さを思い知ったよ……。
 自社移植かつアレンジのPS版『To Heart』、評価アップ。


 とりあえず、真琴シナリオだけプレイ。
 ……舞と佐祐理のシナリオを終えたら、封印しそうな気も(笑)。

 本編で「森本レオでお願いね」が、DC版で『森本さんでお願いね』になっていることに気づく。
 ……やっぱまずいよなあ(笑)。
 PC版で見たとき、いいんかな?って首ひねったもの。

 こういう修正するんだったら、写真とる前のシーンの「もろちん」も直しておけよwww。
 「もろちん」のまんまじゃんっ!!(涙)

 秋子さんの「いってらっしゃい…」に心震えて、真琴の声優さんにも馴れてきたので、PC版と同じように泣き

 ベールをまとうシーンで泣きまくった後、涙ストップ。
 最後の「ちりんちりん」のシーンでは、さすがに泣かなくなったのだよ(えっへん)。

 ああ、真琴〜……と、悲嘆にくれつつ、ちりんちりんのシーンを進めていくと……。

『最後の音を立てた』

 の文章とともに、「ちりぃーん……」という、鈴の鳴る物寂しい効果音が響いた。

 いままで、鈴音の効果音が無かっただけに不意打ちを食らって。
 どっばーっ……と、滝のように涙が吹き出した(笑)。

 鈴の音色が切ないぃ〜……。

 ……ヲレの負けw;

 最後の最後だけ効果音を持ってくるとは……。
 こういう細工できるんなら、「もろちん」直しとけ(笑) <シツコイ


 エンディングのスタッフロールで、DC版のスタッフの中に、

演技指導
 久弥直樹

 ……っていうのを見つける。

 待てーっ!

 久弥氏が演技指導したっていうのに、久弥キャラの名雪、あゆ、栞の声がダメダメで。
 麻枝キャラの真琴、美汐、舞、佐祐理がマッチしてるっていうのはどういうこと?w;

 ほんとに演技指導したの?
 良いように名前利用されてるだけじゃないのか?w;


2000.09/20 [ 1…110kb ] [ 2…126kb +98.0kb ]
「…お前は、なんで俺の前に現れたんだ。
お前なんか、現れなければよかったのに」

(Kanon SS 『Refrain』 相沢祐一)

……二回目の配布。第六〜第九話を掲載
 ってことで、二日前に公開しているものの、ちゃんと書いておこう。
 『Kanon』二次創作小説『Refrain』の、第六〜第九話を公開しました。

 14日付けの日記では、三回に分けて公開……とか書いたモノの、どうも四回になりそうです。
 であるからして、あと二回、四〜五話ずつ公開していくことになります。

 おそらく、一週間以内に公開できると思います。


 詳しいことは、『Refrain』を全部公開した時点で書くと思いますが。
 一応、ちょっとだけ。

 『Refrain』において、相沢祐一は一度逃げている。
 それは、本編『Kanon』の祐一とは性格が違うのではないか……と思った人はいるのではなかろうか。

(※そう思わせちゃったら私の負け><;)

 でも、思い出して欲しい。
 本編でも、祐一は逃げようとしたり、女々しい考えに捕らわれたり、他人にあたったりしていた。

 それでも沢渡真琴と一緒にいることができたのは、真琴が求めた多くの中で、いちばんに強く、祐一を求めたからだろう。
 そうやって、全てを犠牲にしてまで現れた真琴を哀れみ、その愚直さを愛おしく思い、掛け替えのない存在として、祐一は認めたのだ。

 しかし、『Refrain』ではどうか……?
 ここら辺を突き詰めて考えていけば、本編『Kanon』での天野美汐の行動と、彼女の苦しみがどれほどのものだったかを、知ることができるだろう。

 ……っていうか、こういうことは、作品を読んで理解してもらえるようにしなきゃダメやん(笑)> ヲレ様

 精進します。

(※と思ったら、第十話の祐一と秋子さんの対話であるじゃん……^^; ま、上記の分、削らずに残しておこうw;)



 『Air』の脚本分担について、ちょっと考えてみる。

 ……最近、ネットゲーム関係の話が全然でないので、ネットゲー好きでここを見ている方、スマソです(^^;

 っていうか、ほんと最近、ネットゲーやってないです。
 息抜きって感じで、一日に一回、『Diablo2』をちょっとやるていど。

 『レインガルド』っていう、カプコン+宝島社のネットゲームのモニターに選ばれたので、近い内やってみるつもりだけれど……。


 んで、『Air』の脚本分担について。

 怪物(笑)「麻枝准」をメインに、もうひとり「イシカワタカシ」氏、そして”シナリオアシスタント”が四名。

 Dreamの観鈴、Summer、Airの観鈴シナリオは、麻枝准が書いたと思ってまず間違いないだろう。
 Summerの時代考証で、シナリオアシスタント 1〜2名がかかわっているかもしれない。
 また、DreamとAirのFLAG関連あたりで、やはり 1〜2名のアシスタントがかかわっているかもしれない。

 ただ、柳也が神奈の容姿を形容する際。
 「当時、まだ日本に渡来していなかった”びろうど”を使ったのはおかしい」という指摘がオフィシャルHPのBBSであった。

 こういう設定ミスが何点かあげられたことから、時代考証専門のスタッフはおらず、麻枝氏ひとりでSummerを書き上げたという可能性もある。
 とはいうものの、麻枝氏メインで、アシ 1〜2名が時代考証に駆り出された……という可能性のほうが高いだろう。


 霧島佳乃、遠野美凪+みちるのふたつのシナリオはどうか?
 巷では、この「ふたつのシナリオは新人が書いた」と言う声が多い。

 ただ、文章を見ればわかるが、遠野美凪+みちるのシナリオでは、感嘆符・疑問符の後にスペースをいれるという、文章作法上の基本中の基本ができていない。
 このシナリオのほぼ全編で、である。

 一方の佳乃シナリオでは、このスペース入れがキチンとなされていた(はず)。

 ……以上の点から、新人のイシカワタカシ氏が、ふたつのシナリオを両方手がけたという可能性は低い。


 時間が経てば経つほど、佳乃シナリオは本当に麻枝氏が手がけたのか……?
 という疑問が私の中で強くなってくる。

 そこで、大胆にも以下のような仮説?をたててみる(笑)。

 観鈴関連は全て麻枝氏と、アシスタント 0〜2名。
 美凪+みちるシナリオは、新人のイシカワ氏と、アシスタント 0〜1名。
 佳乃シナリオ、プロット麻枝氏、脚本を 2〜4名のシナリオアシスタントたちが分担して書き上げた。

 美凪+みちるシナリオが、シナリオアシスタントと称される人々が分担して書き上げたなら。
 感嘆符+疑問付の後の”スペース入れ”が、シーンによって出来ていたり出来ていなかったりするだろう。

 ただ、ごくまれに”スペース入れ”がキチンと出来ていたこともあったから、アシスタントが 1名かかわっているかもしれない。
 このことから、美凪+みちるシナリオが二名で書かれている可能性は高いと思う。

 ”スペース入れ”ができていないシーンは、かなりの長さだ。
 実際に確かめてないけれど、体感で 8〜9割はあったと思う。

 これだけの量をひとりで書いておいて、シナリオアシスタント止まりでは浮かばれない(笑)。
 であるからして、脚本にクレジットされているイシカワタカシ氏が手がけた可能性が高いと思う。


 ……なんにせよ、脚本や作曲・編曲などを、だれが手がけたかを、キッチリとクレジットして欲しいものだ。

 それと、「これは素晴らしいから麻枝! これは駄目だから新人!」といって決めつけてしまうのは危険だよね(^^;

 私なんかは麻枝信者なんで、とくに気を付けねばなるまいて。
 だからなおさら、誰がなにをやったかをキッチリと知りたいのじゃよー……。



 ちょっと面白い?話。

 文章書きの仲間(女、20代半ば)……仮に「K」としておく。
 コイツが、ドリームキャストを持っていたので、DC『Kanon』を押しつけてみる(笑)。

(……ちなみにコイツの本名は「薫」だったりするが、私がいま使ってるハンドルとはまったく無関係で、変な意味は無い(^^;)

 Leaf作品はプレイしていたけれど、Key作品はまだらしい。

 んで、Kの家でDC『Kanon』を遊ばせて、その横から、各キャラにどんな印象を持ったか訊いてみることにした。
 それと、あえてヴォイス有りで(笑)。


●水瀬名雪

K 『トロイ女……ムカツクかも』
私 (……よし)
私 「でも、声はナニだが性格は悪くないぞ」


●水瀬秋子

K 『あ、ヤワラちゃんだ』
私 「ヤワラちゃん? そんな名前の声優だったっけ……」
K 『ほら、柔道の漫画あったじゃない』
私 「あ〜っ!」

 『YAWARA』だったかな。
 柔道アニメの主人公の声優やってたひとと同じっぽい。


●月宮あゆ

K 『うぐうぐうるさいね』
私 「激しく同意。……でもコイツがメインヒロイン」
K 『うそーん』


●美坂香里

K 『派手な顔の割に、声が地味
私 「やっぱそう思うよなあ」


●美坂栞

K 『暗い子だね。なんか、思い詰めて自殺とかしそうなタイプ』
私 (当たりw; っていうか、声が暗いからなあ。それが狙いだったとか?(^^;>声優起用)


●北川潤

「転校生といったら、美少女ってのが相場だぞ」
 ……だったかな? この台詞がいたく気に入ったらしい。

K 『この子とは付き合えないの?』
私 「無理だ(笑)」


●沢渡真琴

K 『可愛いかも? っていうか、記憶喪失はなんだけど、いちばんまともそうな女の子だね』

 声と容姿が結構気に入ったらしい。
 確かに、香里と真琴以外、みんな天然はいってるような気がしないでもない。

 ……いやでも、真琴もけっこう……(笑)。


●川澄舞

K 『よくわからないなあ。っていうか、スカート短すぎ』

 二、三日じゃ、舞の性格はつかめないわな。


●倉田佐祐理

K 『あたま悪そう

 佐祐理ファンのみなさま、一発ドツいておきましたので許してやってください(^^;


 ……とまあ、こんな感じで、舞と佐祐理さんとお昼を一緒に食べたあたりで、私は帰宅。
 そのまま貸してやったので、遊んでいるみたいです。

 新鮮な反応が見れて楽しかった(笑)。


2000.09/23 [ 1…110kb ] [ 2…126kb +143kb ]
「…チャレンジャーだね、祐一…」
(Kanon SS 『Refrain』 水瀬名雪)

……三回目の配布。第十〜第十四話を掲載
 今日は、水瀬秋子お母様の誕生日だそうだ。

「イエーーっ」(とも)
「イエーーっ」(ちよ)

 ……っていうか、あの人何歳やねん(笑)。

 『Kanon』二次創作小説『Refrain』、三回目の配布。
 第十話〜第十四話公開。

 その中の第十三話で、秋子さん大活躍です!(違う)


 とくに書きたいことはなかったんだけど、『Refrain』三回目の配布にあわせて書いてみた。
 ってことで、つぎの四回目の配布で、『Refrain』は完結です。

 ……しかし……。
 予想通り、この二次創作小説を読んでくれている人は、あまりいないようです(^^;;;;

 『AIR』が発売されて間もないし。

 やはり「沢渡真琴」はマニアックなんでしょうか?(笑)
 リンク集なんか見ると、真琴は五人の中で「川澄舞」についで作品数が少ない……。

 やはり二次創作関係でも、需要は”萌え”、”ラブ”、”エロ”なんでしょうか!?(涙)

 ていうか、片手間で作成して、某所に投稿した”エッチィ SS”のほうが反響あるwww

 ちくしょー、泣けてくらあっ!(号泣)

 『Refrain』、このまま山盛りのSSの中に埋もれていきそうです。
 もしも気に入ってくれたなら、友人知人にすすめてやってください。

 ……なんにせよ、『Refrain』を完結させた後、身の振り方をもう一度考えなければならないようじゃのう。


2000.09/29 [ 1…110kb ] [ 2…126kb +187kb ]
「ってゆーとやっぱしエロエロっすか!?」
「えろえろよーー!!」

(『あずまんが大王』 滝野智と黒沢みなも)

……↑ヲレ様の現在の心境(笑)
 タイトルは置いておいて。

 本日の、『Refrain』第四回配布にて、無事、完結。

 プロット 126 kbから、清書して本編が 187 kbに。
 本編、300 kb位いくと見積もっていたのに、かなり予想外。

 当初予定していた、佐祐理とまことの闘病生活?をぶった切ったから、当然なのかもしれないけれど。


 さあ……『Refrain』の後書きでは、セーブして書かなかった愚痴やらなんやらをここでぶちまけよう(笑)。

 興味ない人は、閉じちゃってください(^^;

 本日分の日記は、ほとんど『Refrain』と『Kanon』『AIR』Onlyです。


 後書きでは、佐祐理とまことの闘病生活?を書かなかった理由を書いていたけど。
 あれは八割の理由で、残り二割の理由が、以下に記す『AIR』の存在だ。

 そう、『AIR』をプレイする前でも書くべきか迷ってはいたけれど。
 『AIR』のAIRをプレイして、書くべきではないと確信した。

 AIR-AIRでの主人公?の傍観者的立場。
 まあ、実際には主人公は神尾観鈴であるわけだけれど。

 一番に感情移入できたはずの国崎往人が、後半は傍観者になってしまい、なにもできなかった。
 これはまあ、制作者がいろいろと考えていたことだと思うのでうだうだ書かないけれど。

 『Refrain』の場合、相沢祐一は『AIR』の往人ほど無力ではないけれど。

 『AIR』ほど一緒にいてやることができず。
 なにより、佐祐理とまことがメインとなり、祐一の出番が少ない。

 書ききれないこともないけれど。
 やっぱり、病院をみんなで出た時点で、最大の困難は終わっていた。

 まこととの別れは避けられないし、物語的に、あそこで終わらせるべきだったと思っている。


 その二。
 『AIR』と車椅子がかぶるwww


 その三。
 『AIR』ほど山も谷もなし。
 さらに、達成すべき困難と、それを乗り越えた後に来る救いが無い。


 その四。
 『AIR』以上の話はもちろん、病院に辿り着くまでの物語よりも、面白い話にできる自身が無かった(笑)。


 ……とまあ、情けないけど、書いてみた。

 でもまあ、やはり『AIR』がなかったとしても、やっぱり書かなかったと思う。
 登場人物たちを縛っていたもろもろが解け、限られた時間でも皆で幸せになろう……と全員が思ったあの時点で。

 この、『Refrain』という物語は完結したんだと思う。



 『Refrain』……。

 ネタ的には、悪くないと思う。

 真琴と舞(佐祐理)シナリオは、麻枝准のシナリオだし、キャラの相性は悪く無い。
 単純に、この三人の物語だったとしても面白くなるだろうし。

 ここに、真琴と同じ宿命を持つ「まこと」を投入。
 祐一の苦悩と、一年前の美汐の苦しみを追体験させる。

 そしてさらに、まことは佐祐理の弟の一弥と繋がりがあって。
 この出会いが、佐祐理の過去の傷をえぐり出す。

 登場人物たちの、元からある設定(過去のしがらみ)などが絶妙にからみあう。

 ネタ的に、かなりのものなんじゃないかなあ……と思っています。


 ネタ……というか企画的にはいけてると思うけれど。
 それゆえに、私の文章や構成の稚拙さが足を引っ張ってしまった。

 ○○が言った。
 ○○が微笑んだ。

 ……とか、同じような文章が多すぎ(^^;

 やっぱ、小説には向いてないのか(笑)。> 私
 精進します。

 その点、DNMLなどを使って、ADVやビジュアルノベルタイプにしていたら、いまの一〜二割は、文章をシェイプアップできそうだ。

 ○○は笑った……という文章での説明なしで。
 キャラCGを笑顔に変えればいい。

 絵と、それの切り替えと文章とを上手に組み合わせれば、さまざまな表現ができる。

 いまさらながら、DNMLにすればよかったと思っている。
 DNMLに詳しい人、誰か手伝って(笑)。> 『Refrain』DNML化


 まあ、DNMLが無理でも、次回作あたりはト書きにして、台本風にしてしまうかも。

 小説では。
 一対一ならまだしも、複数人数がいた場合、誰がなにをしゃべったかを説明しなければ駄目な場合がある。

 ト書きなら、いまよりもずいぶんとシェイプアップできそうな気がする。

 ……あ。
 台詞前に登場人物の名前がつくから、逆に容量は増えるのか?www



 この『Refrain』は、”祐一、佐祐理、そして「まこと」の物語”とある。

 しかし実際は、天野美汐がかなりのウェイトを占めている。
 登場シーンや会話の量など、佐祐理とまことよりも多そうだ(笑)。

 決して、生きることに器用ではないけれど、真摯な美汐。
 祐一にオバサンくさいとか言われながらも、時折のぞかせる内の女の子らしさ。

 彼女を書いているうちに興が乗って、現在の感じに落ち着いてしまった。
 祐一くんと、くっつきそうな勢いだな(笑)。

 でもまあ、逆に目立たない存在のまま終わってしまっていたよりも、描き切れてよかったと思う。


 そういえば、この美汐への第一印象は最悪だった(笑)。

 初めて『Kanon』をプレイしたときのオープニングで美汐の立ち絵がちらりと見えたとき。
 ”いじめっ子”か”いじめられっ子”なんじゃないかという、負の印象を覚えたものだ。

 ……スマン、美汐w;

 そして、真琴シナリオで美汐初登場。
 第一印象から、不幸を運んでくる少女だと身構える。

 さらに、真琴が狐だということがわかってくるにつけ。
 美汐の絵から、”狸”なんじゃないかと深読み(笑)。

 狸・美汐が、祐一と真琴のおだやかな関係を壊すのか?
 とか思って、すごい嫌な感情を覚えたものだ。

 そして、美汐の真実がわかり、
「スマン、ヲレが悪かった!」
 ……と、モニターに平謝り(オーバー)。

 真琴シナリオを進めて行くにつれ、祐一よりも、あるいは美汐のほうが苦悩が深いのではと思い当たって。
 最悪の第一印象が、一気に好印象に転じた。



 ……とまあ、これぐらいにしておきます。

 つぎは、『AIR』の二次創作を書きたいなあ。