2000.06/04
「だから、あなたのこと忘れます」
茜の頬を、涙が伝っていた。
「…さようなら。本当に好きだった人」

(『ONE』 里村茜)

……彼女のシナリオで流れる、『雨』という曲が『ONE』のことを思い出す際にいつもリフレイン
 『ONE』の二週目を無事終える。
 あ、氷上だっけ?
 あの隠れキャラはやってないけど、まあよし(笑)。

 やっぱ、『ONE』は秀逸だ。
 二週目やり返して、さらに味わいが深まった感じ。
 身勝手評価 95点(なんか以前と点数違うような……w)。

 エッチシーンも、長森瑞佳と七瀬留美に限り、そこそこ書き込めてるなって思い直す。

 また、二週目でも結構、瞳が涙で濡れる。
 ハッピーエンドのグラフィックとEDの音楽が重なるあたりは、「幸せになれて良かったねえ」と、胸が暖かくなる(*^^*;

 なんちゅうか、ゲームでのハッピーエンドって、「勝手にしてろ、けっ」とか思うことも多いのだけどw;
 『ONE』の場合は、物語やキャラ、雰囲気がしっかり書き込めているから、素直に祝福できるような。
 そんな感じ。

 『ONE』という作品でとくに気に入っているのは、物語の中での日常会話だ。
 他に類を見ないほど、日常会話がふんだんにあって、さらにそれが読んでいて楽しいときてる。

 単純に、その掛け合いが楽しかったり(漫才そのものってのもある)、自分の学生時代を思い出させるような自然な会話だったり。

 長森瑞佳。
 長い付き合いの、気心の知れた幼なじみとの会話。

 七瀬留美。
 初日に街角で衝突し、見事にはじき飛ばして文字通り転倒させた転校生との、スキンシップ(っていうか罵られてるし)。

 椎名繭。
 人との付き合い方を知らず、たどたどしい会話しかできない少女との付き合い。

 川名みさき。
 主人公が珍しく振り回される、のんびりとした性格の先輩。

 上月澪。
 声を失った少女との、身体やスケッチブックを使っての会話。

 里村茜。
 ふとしたキッカケで気になるようになったクラスメート。距離を保ちつつ付き合う様。

 ……私が、『ONE』と『Kanon』を作ったこのチームが好きになったのは。
 涙を流すほど、感動的な物語……だけでなく。

 なにげない日常会話。
 ふざけあったり、罵ったり、罵られたり。
 そういう、読んでいて面白い会話が気に入ったのだと思う。


 『AoK』話。

 最近は、チェックメイト・アラビアでの 1on1 がお気に入り。
 大抵、一時間から一時間半で決着つくし、スピーディーに楽しめるから、好きだ。

 06/03日の夜、チェックメイト・深い森での 3on3。
 私(ブリトン)+Takesiさん(ペルシア)+Koujiさん(日本) vs izumiさん(ケルト)+Vivianさん(ブリトン)+Rastyさん(フランク)。

 序盤、いざ攻めようと準備していたら、自陣がViviさんとRastyさんに攻められているのに気付いた。
 ……気付いた時には、第一次防衛戦が突破されてた(笑)。
 damnnnnn。

 つか、いつの間にって感じで、あっけに取られたよ。
 王様を逃がす暇も無かった(笑)。
 王様の駐留する城の周りを、足の速い象(フランク近衛騎士)が、荒らし回っている。

 こりゃあかん。
 死を覚悟しつつ、敵の少ない場所を通って、近くの”町の中心”に手動で逃げ込む。
 何度かやばかったものの、逃げ切れた。

 もしあのとき、”諜報”で王様の場所をかぎつけられてたら、手動になったフランク象に殺されていたことだろう(笑)。

 城→町の中心→町の中心と逃げ込む。
 とうとう自陣をあきらめ、隣のKoujiさんの陣地に手動で逃げ込んだ。
 なんとか、安全地帯に王様を安置(笑)。

 残っていた町の人で、再起を掛ける。
 ……つか、敗色濃厚。
 いや、私のせいなんだけどw;

 元自陣と、Koujiさんの領土との間に壁があったので、その前に城を設置しつつ、遠投投石を 常時 4〜6台投入し、突破されないように頑張る。
 壁が壊されたり壊され掛けたら、町の人で素早く修復。

 何度か壁を突破されるが、どういうわけか少数でしか攻め込んでこないので、なんとか撃退できる。
 散発的に訪れる敵の遠投投石と大砲は、こちらの遠投投石でキッチリ撃破。

 それに業を煮やした敵は、通常の投石機でもって、こちらの遠投投石を壊しにかかる。
 これはかなりやばかった。
 遠投投石が半壊したものの、関所に設置していた城ががんばり、敵投石機を壊す。

 この時、敵が遠投投石を持ち出してきたら防ぎきれなかっただろうに、なぜか来ない?
 ので、余裕で持ち直す。

 今度は、弓に強い破城槌を持ち出してきた。
 城からの弓に耐えつつ、壁を砕いていく。
 やばい……!

 と思ったけれど、槌二台っきりだったので、なんとか撃破(笑)。

 かなり長い時間、その関所で防衛していたら、敵のViviさんが「壁寒いぞ」とか言ってきやがった。

 じゃあなにか、素直に大人しく、壁を突破させろっちゅうんか、コラ(笑)。
 っていうか、この程度を破れないほうが寒いって……。

 散発的に攻めて来ないで、キチンと遠投投石五台以上、破城槌五台以上、壁を突破できたときのための軍隊。
 それを揃えて攻め掛かれば、ちゃんと破れたはず。

 あと、通常の投石機も厄介だった。
 敵の投石機数台で、私の遠投投石が見る見る壊れていった。
 もしもあの時、遠投投石が二台でも来てたら、多分突破されてたろうなあ。

 ……とはいっても、私も必死だった。
 なにせ、最初に崩れてチームを劣勢に導いたのが私だったしね(^^;

 かなり敗色濃厚だったけれど、まだ仲間は頑張っていたし。
 自陣を取られたからって、すぐに放棄するようなヤツ、私だったら許せないな。
 ……そう思って、がむばって防衛したさ++

 そうこうするうち、TakesiさんとKoujiさんの部隊が中心となって、時計回りで敵陣に食い込んでいく。
 私も関所を防衛しつつ、槍と散兵というセコっちい安物軍隊(笑)を中心に、エリートロングボウをちまちま増員しつつ、戦闘に参加。

 この時、交易馬を 30台近く行き来させてたので、お金はなんとかもった。

 中央下あたりの通路で、両チームとも、弓・散兵・槍・騎兵中心の、なんとも寂しい軍隊で激戦を繰り広げる。
 その中央下を適当に抑えつつ、横道から攻め込む。
 これが利いたのか、中央下を制覇。

 その勢いで敵陣地をずんずん蹂躙していき、自チームの勝利となった。
 ううう、あの劣勢から、よくぞここまで……(涙)。
 諦めずに、がむばってよかったさ(><;

 ……今回、いちばん勉強になったのは、izumiさん操るケルトの投石機の強さを、身を持って知ったことだった。

 投石機、やっぱ使いようか。
 とくにケルトは、攻撃速度二割増しだし、その威力を存分に発揮してた。

 ……つか、ホントに二割増し?
 かなり速度早かった気が(笑)。

 izumiさんの投石機が、私のエリートロングボウや槍を、ガリガリなぎ倒していく。
 ほんとに、すごい勢いで全滅した(笑)。
 騎兵でも良いから、投石機に強いユニットを、ある程度は用意しておかないと駄目だな、と痛感した。


 最近、『AoK』以外ではノヴェルゲームしかやっていないので。
 なんとは無しに、硬派なゲームをやりたいと思い立つ。

 んで、ずいぶんとほったらかしにしていた、『ファイナルファンタジータクティクス』を、最初からやり直してみる。
 確かこれ、『タクティクスオウガ』を作ったスタッフと、ほぼ同じなんだよね?

 設定がムチャクチャ凝ってて、物語はドラマチックで良い感じ。
 かなり面白いのだけれど、戦闘のバランスがきつくて、途中で投げ出していたんだよね。

 どこまでやれるかわからないけど、気力の続く限り、チマチマやっていこうと思う。


 ……なんにせよ、『Diablo2』はまだかのう……。
 七月中には出るらしいけど……早く出てくれい(涙)。


2000.06/06
「願わくば、明日の俺が、            
今日の俺より優れた人間でありますように。」

(『加奈 〜いもうと〜』 藤堂隆道)

……『加奈』プレイ中。いまだ奇跡は起こらない……
 『加奈 〜いもうと〜』を、現在プレイ中。

 『ONE』と『Kanon』をプレイしたから、他の作品には惚れ込めない……とかそんなことを書いておきながら。
 いきなり、この作品『加奈』に転ぶ(笑)。

 んごい、良い作品です(涙)。
 なるほど、多くの人から支持されるだけはある。

 簡単に内容を書くと、病弱で入退院を繰り返す妹”加奈”との物語……といった感じ。
 物語の冒頭で、加奈の命が後半年と宣告される。

 憎んでいた幼なじみ、加奈に想いを寄せる少年、叔母と従妹、父と母、そしてなにより主人公の隆道。
 登場する人物たちの心の機微を丁寧に丁寧に描いている、素晴らしい作品です。


 今現在、六つあるエンディングの内、三つに到達。
 CG達成率は、89%だったかな。

 ノーマルエンド(追憶)→夕美エンド(迷路から)→知的ルート第二エンド(おもいで)

 って順序。
 ……つうか、知的ルートってなんじゃ(笑)。


 最初のエンディング、追憶。
 ……ホロリと来た。

 うう、綺麗な話じゃったのう……とか、シンミリして。
 良い出来だったし、多分これがトゥルーエンドなのかな?
 とか思っていたら。

 三番目に見たシナリオで、号泣。

 最初のシナリオでは出なかった、叔母の須磨子と従妹の香奈の話に涙し。
 妹の加奈が最後の眠りに入るシーンでやはり泣き。
 そのすぐ後の、父とシンミリと話すシーンにもやはり泣いて。

 三回も、同じシナリオで顔をクシャクシャにしながら泣いてしまった。
 ……他にも、ホロリとすること数回。

 さらに、加奈(妹)亡き後の香奈(従妹)の一件に「ああ、そうくるか!」と驚かされ。
 主人公の隆道の未来に希望を抱かせつつエンディングを迎えるにあたり、感動にシンミリしてしまったさ。


 ……とまあ、そんな感じで。
 三度目のエンディングの余韻に浸りつつ、これを書いています。

 いまだに起こらない奇跡。
 果たして、加奈が生存する幸福なシナリオはあるのだろうか……。

 いままで見た三つのエンディングでは、全て、妹の加奈は病死してしまう。

 けれど、それはただのバットエンドでは無く。
 (ひとりの女として愛した)妹の死を見つめ、それを乗り越えようとしていく主人公・隆道。

 彼の未来に希望を抱かせつつ、物語は静かに終わる。
 ……美しいシナリオだ。

 んでもやっぱり、妹の加奈とのラブラブハッピーエンドもあって欲しい(笑)。
 悲しいシナリオがあるからこそ、幸福も映えるというモノ。


 最初に見たふたつのエンディングは、幼なじみの夕美ルート……でも言うのかな?

 幼なじみ……。
 隆道は小学生時代に、幼なじみの夕美に酷い失恋をくらい。
 その失恋へ至る経緯から、憎むようにさえなっていた。
 でもそれは誤解で……とか。

 ほろ苦い物語。
 小学生時代の自分の恋愛(笑)を思い出してしまい、すんごい共感してしまった。

 結局、隆道と夕美の小学生時代の恋は、まわりに壊されてしまったわけだけど。
 自分も似たようなことがあって……「あああ」と、居たたまれないほろ苦さに、ついつい夕美に優しくしてしまった。


 嫌っていた妹の加奈を、大切に思うようになった出来事。
 加奈を女として愛していくようになり、苦悩していく経緯。
 加奈との愛、そして加奈の死。

 幼なじみの夕美、小学生時代の淡い恋。
 無邪気な悪戯で壊され、それをキッカケに憎むようになり。
 避け続けた結果、大学時代に和解、恋仲になる経緯。
 そして、妹の加奈と恋人の夕美を天秤に掛け、選択を迫られる。

 無垢な加奈に、想いを寄せる少年、勇太。

 隆道の三人の親友。

 病院で、加奈を妹のように労ってくれる看護婦の美樹。

 末期癌の叔母・須磨子と、その娘の香奈。

 苦しみ、一時は娘の加奈を切り捨てようとした父と母。

 登場する人物たちを、細かに、丁寧に書き連ねていき。
 この美しい物語を織り上げていく。

 ……意地の悪い書き方をするなら。
 どこかにありそうな、そんな在り来たりな悲しい物語。
 しかし、それを真摯に書き上げているのは、私の知る限りこの作品だけじゃなかろうか。


 そしてあえてケチを付けるなら。

 小中学生時代の加奈のイベントCGの等身がおかしい(笑)。

 音楽が狙いすぎている。

 病気の説明が、参考書丸写しって感じで違和感。

 ……んでも、それらを吹き飛ばす位に、物語は丁寧に丁寧に描き出されている。


 あと三つのエンディングを残しているものの。
 このままの出来なら、10点中、9点を付けたい感じ。

 『痕』、『ONE』、『Kanon』に続いて。
 この『加奈』が、四つ目の最大お薦め作品にのぼりそう。


 話は変わって、『ファイナルファンタジータクティクス』。
 第一章「持たざる者」クリア。

 やはり私はヌルゲーマー(笑)。
 レベルをガリガリ上げて、なんとかクリアできた。

 第一章のラスト。

 かつての仲間に、大切な妹を殺され。
 逆上する親友ディリータに興奮(ヲイ)。

「アルガス、貴様あ!
 殺してやる! 殺してやるぞーーー!!」

 悲しい出来事と、その熱い台詞にホロリと来たさ(笑)。


2000.06/10 [ 1…04% ]
「今を生きる」
(『加奈 〜いもうと〜』)

……『加奈』超お薦めでっす
 『加奈 〜いもうと〜』、全てのエンディングに到達。
 ……うむ、良い作品じゃった(涙)。

 身勝手評価 95点。
 『ONE』、『Kanon』、『痕』についで、私の超お薦め作品となりました。

 『加奈』をはじめた当初、なんか古くさい作品だなあ……と思っていました。
 絵柄と音楽に、とくにその傾向が強かった。

 音楽なんて、すごい狙ってるって感じで。
 なんか、一昔前のメロドラマみたいな(笑)。

 ……古くさい印象。

 これはきっと、発売日である、99年の 6月?にやったとしても抱いただろう。
 あるいはまた、もしも五年前に発表されていたとしても、同じ印象を抱いたかもしれない。

 どこか、少し前の作品と思えてしまうが。
 逆にこれが、『加奈』の穏やかな雰囲気にマッチして、良いのかもしれない。
 ……あるいは意図的?


 『加奈』や『Kanon』が売れて、”泣きゲー”などという呼称で呼ばれるようになったそうで。

 泣きゲー。
 ようするに、泣かせ目的の悲しい物語を売りにしたエロゲーのことを言うらしい。

 ううむ……確かに”泣かせ”ようという意図はあったかもしれないけれど。
 それを露骨に感じさせるような下世話な作品じゃあ、ないと思う。> 『加奈』、『Kanon』

 あるクリエイターが、泣きゲーを蔑むようなことを書いていたけれど。
 『加奈』や『Kanon』なんかは、シナリオライターが真摯に織り上げている物語だし、そういう風に馬鹿にするのはどうだかなあ……。


 んで、『加奈』。
 トゥルーエンドは、ED 6に決まり!(笑)

 なかなか全てのEDを見れず、さんざん迷って ED 1とED 6は攻略サイトに頼った。
 ところが、ED 6は ED 5の付け足しだったので、じつは見れていたはずなのが判明。

 ……繰り返しプレイで、以前見たエンディングぽくっても、最後まで見なきゃダメだね!(エヘ♪)
 っつーか、ED 6始まった時点で、文章早送り終わってくれい(笑)。

 んで、ベストエンドである、ED 1。
 難しいぞコラアアア(笑)。

 こんなん、ぬるゲーマーの私じゃあ、ひとりでクリアできんぞうううう。

 ……とか思ってたら、『加奈』のデータの中にヒント集がしっかり収録されてた。
 しかも、内部データとかもシッカリw

 これ見ればバッチリじゃんんんん!(笑)


 ベストエンディング。
 サクッと奇跡が起こったモノの、きっと、もう一つ悲しい山があるに違いないと、ドキドキしながらプレイ。

 だって、オープニングの最後にでる、”雨の中、ワイシャツ一枚で呆ける加奈”のCGがまだだもんね!

 ドキドキわくわく……。

 ……おお、そうきたか。
 ふむふむ、旅立ちだな。

 きっと、その勤め先で、アレでソレでナニな……。

 [ F i n ]

 ………。

 待てやコラ。
 あのCGはなんだったんだ!

 ボツCGを意味深にOPで流すなdamnnnnn!
(笑)

 ……おかげでせっかくのハッピーエンドも、そわそわして楽しめなかったさ(^^;


 『加奈』は、隆道くんと加奈ちんの成長物語と受け取りました。

 以上〜。


 PS版『To Heart』にて、レミィのシナリオを追う。
 ……ところが、PS版はじめての雅史エンド(バッド……もといノーマルエンド)

雅史「ぼくたち友達だよね」

 うんうん、そうだねぇ(号泣)。


 攻略サイトを見てみれば、なにやら、期末テスト関係でイベントがあって、どうもそれが大切らしい。
 泣く泣く、最初からプレイ。

 んで、無事、レミィのシナリオでハッピーエンドを迎える。

 ……なんつーか、予想通り……。
 PC版に比べれば断然クオリティ高いけど。


 『Kanon』、月宮あゆ(@うぐぅ)シナリオ、二週目プレイ。

 ……どういうわけか、少年時代の回想(夢)シーンで、毎回ホロリと来る。
 これはやはり、その場面で必ず流れる”冬の花火”という曲のせいだろう。

 冬の花火という物悲しい曲。
 少年時代の絵には、日差しが差し込んでいるものが多く、それがなにやら輝かしくて。

 美化された思い出。

 まるで自分の幼い頃を思い出させるような。
 懐かしさを抱き、本能的に涙を浮かべてしまうような。
 そんな感じ。


 『FFT』、第二章”利用する者される者”クリア。

 梟雄「ディリータ」の行動にワクワク。

「ガフガリオン、貴様、裏切るのか!」
 そうそう、裏切りがなくっちゃねえ!(笑)

 ヌルゲーマーなんで四苦八苦してるものの、物語を追うのが楽しくてガムバッテます。

 ……にしても、アグリアスや銃使い(名前どわすれ)を NPCの頃にキチンと育ててやったのに。
 仲間になる際に、ちゃっかり弱体化しているのには参った。

 そんな子に育てた覚えはありません(涙)。


 ……今回の日付分を読み返して思ったのだけれど。
 なんか私、遊びまくってないか……?

 忙しいんじゃなかったのか!(笑)>ヲレ様

 がんばってますガムバッテマス!
 遊びに趣味に勉強に、ガリガリ時間使ってます!

椎名繭「がんばってるもうん」

 ……なんか、どこかやる気を削ぐような声が頭から離れない。


 現在、ネット上でも発表できるような一次創作(オリジナル)をチマチマ書いてます。
 今回から、日付の横に何パーセント書けているかを、逐一記していくことにする。

 現在、04%。

 ………。

 来年七月の、本HP開設四周年記念目指して、ガムバッテマス!!

 ……今年七月の三周年記念は……?

 きっと『Air』を猿のように遊んでます!!


2000.06/13 [ 1…05% ]
「…だったら、祐一だけ今日の晩ご飯は紅しょうが」
(『Kanon』 水瀬名雪)

……幼い脅迫
 オリジナル、01%進行。

Q:ってことは、この不定期日記を後95日分書けば完成ですか?:)

A:そうですね。ただ、10日に 1日分なら、950日も掛かりますね :(

 HTMLで15KB前後を一ページとして。
 いま現在、五ページを書き終えただけだから、単純に 5%だったりする。

 百ページもいくわけ……ない……と……思う……今日、この頃、みたいな?(笑)


 7月14日発売予定の『Air』を遊んで。
 なにか響くモノがあったら、サクッと二次創作小説を書いて。

 失った人の流れを、少しでも取り戻そうと足掻くつもり。
 閉鎖間際まで自分で追い込んだので、このHP、まさに僻地になってます。

 『Air』の二次創作を描いて、それを掲載することができれば、復活宣言になる。

 ……あと、ひとつき。

 『Air』はきっと面白いだろうけど。
 なにか響くモノが無ければ、二次創作なんて描けない。

 まあ、書けなきゃ書けないで、それも良いか(笑)。


 二次創作のことで、またうだうだ書こうと思ったけれど。
 昔と違って、一品も掲載してない自分が言う資格は無いなと思いとどまる(笑)。

 ……ただ、ちょっと書きたいこと。
 わかるひとだけわかって欲しい。

 昔、To Heartが発売された直後、とある二次創作小説を読み、衝撃を受けたことがあった。

 マルチのシナリオのその後、浩之、マルチ、あかりの物語。
 とにかく物凄い反響だった。

 その人は、HPを閉鎖。
 後、HPとハンドルを変え、別のURLで活動中。

 その人の『Kanon』二次創作小説を読んだのだけれど。
 ……違和感が強かった。

 ちょっと前に、二次創作の資格がないSS云々……とか書いたけれど。
 それは、「書くのに三時間掛かりました!」……とかいう、半端なSSのことを主に言っていた。

 しかし。

 半端じゃなく気合い入れて、丁寧に丁寧に書かれた二次創作小説が。
 私のイメージしていたキャラと著しく違っていたら、それはそれでショックだ。

 『Kanon』の水瀬名雪が、七年前の相沢祐一と月宮あゆのことを知っており。
 過去を封印していた現在の祐一に、あゆのことを黙っていたことを気に病み、自殺しようとする。

 ……だなんて、私には許容できない。

 キャラ違ってるな、って思ってしまうし。
 ゲーム中のあゆに対する名雪の態度を見れば、さらに許容できそうにない(和やか)。

 なにが言いたいかっていうと。
 小説を書くのが下手かろうが上手かろうが。

 キャラや設定を著しく変えてしまう。
 あるいは読者に違うと思われるようなら、二次創作とはいえないんじゃないだろうか。

 ……ちょっと書くとか言っておいて、しっかり書いてるじゃん(笑)。


 ただ。

 『Kanon』と同じモノだ同じモノだ……と思うから違和感を抱くのであって。
 無理に『Kanon』の設定に押し込もうとさえしなければ、良い小説だったと思う。

 そうして、気づく。

 二次創作小説を、キッチリと元作品と同列に扱おうとはしないで。
 元の作品の設定を利用してはいるものの、その小説は、あくまで書いた本人の物語……作品だと思えば。
 なんか、気楽に楽しめるような気がする。

 このキャラ、喋り方が元と違う……とか。
 そういう性格じゃないだろう?……とか。
 誤字脱字、下手な文章だなあ……とか(耳が痛い)。

 そういうことを、いちいち気にせず、おおらかな気持ちを持って読むことができるなら。
 きっと、楽しめると、思う。

 ……二次創作小説で、オリジナルを越える作品を求めていた私。
 高望みだろうか?

 だから、半端なSS……とかいって、許容できなかったのかもしれない。


 話は変わって、NTT。
 ……って、いきなり凄い変わりようだなw

 私の住んでいるのは、東京の田舎こと、練馬区。
 その練馬区の中でも、さらに田舎な所に住んでいたりする。

 一応、東京23区なんで、IP接続サービスを受けられる。
 ので、4月28日、IP接続サービスを受けられるよう、NTTの窓口に行って申し込んだ。

 そこで、5月下旬早々にはご利用できるでしょう……と聞いて、楽しみにしていた。

 んが、待てど暮らせど連絡は無く、とうとう、6月12日になってしまった。

 あまりにもおかしいと思い、本を読みながら、ずっと電話をかけ続けた。
 待つこと、10分程度、ようやく繋がる。

 そいでもって問い合わせてみると、折り返し、係りの者から電話させると言う。

 一時間位経った後、NTTのほうから電話が掛かってきた。
 その係りの人間と話してみると。

 なんか、私の家を担当している交換機?だかが、足りないとかなんとか?
 それを増設?するのに時間が掛かっていて、連絡できなかったとか?
 とりあえず、通常の状態では無く、いますぐには対応出来ないのだとか言いやがってくださいます。

私 「で、いつ頃サービスを受けられるんでしょうか?」
NTT 「七月下旬頃になると思います」

 ………。

 七月下旬!(笑)

私 「はぁ?

 ……自分でもこんな声出せるのかと思える位、侮蔑した声音だったw

 凄いぜNTT!

 実際にサービスを開始する数週間前に予約して。
 んで、その予約から三ヶ月後にサービス実施

 さすがNTTだ。
 その殿様商売に、私は猛烈に感動した。


 で、最近はインターネットも出来るという、J-COMというケーブルテレビに連絡を取る。

 ……さよなら、NTT(笑)。

 J-COMの電話受付の人と話をしていると。
 うちの家(集合住宅)は、すでに工事が済んでいて、機械さえあればすぐにサービスを受けられるらしい。

 しかも、二日後には機械を持ってうかがうことができるとか言ってくださいます。

 すごいぜ、J-COM!
 私は猛烈に感動した(笑)。

J-COM 「それで、どのサービスをご利用でしょうか?」

 ケーブルテレビ、インターネット、電話……などがあった。

私 「ケーブルテレビと、インターネットのサービスをお願いします」
J-COM 「……そちらでは、まだ、インターネットのサービスはご利用できません」

 ……はあ?

私 「つい最近、そちらが、インターネットのための工事とかやってましたよ?」
J-COM 「○○の六丁目では、設備が整っていません。そちらでそのサービスを開始するのは、九月頃です」

 ………。

 ……どうも、すぐ隣では出来るようだけれど、ウチでは出来ないらしいwww

私 「……それでは、結構です。インターネットができるようになったら、あらためて考えます」
J-COM 「ケーブルテレビのサービスはご利用できますが……」
私 「結構です

 ガチャン。

 ……さよなら、J-COM(笑)。


 ……ってことで、超ファッキン、damn、suck、shiiiitなNTT様を、気長に待ち続けるしか無いような状況に追いやられてしまいました。

 なんか、トホホ道全力疾走って感じで泣けてきます。
 本気で(笑)。


2000.06/17 [ 1…05% ]
「純粋に俺の内なる乙女心をくすぐる宇宙、
その名も乙女コスモより生まれ出たワードだ」

(『Kanon』 相沢祐一)

……ネコの名前を決める際の三択、全部ナニで笑った(笑)
 たまには、小説書きの話。

 私は、執筆途中の作品について、作者自らがウダウダ言うのが嫌いだったりする。

 思い返せば、小説を書くようになってから 10年経つ。
 ……10年と言っても、その間ずうっと書き続けていたわけではないので、力量はそれほどでも無い(笑)。

 んで。
 10年間色々やっていれば、他の小説書きと出会うことも多いわけで。
 リアル、ネットを含め、多くの人たちと、小説や物語のことについて語る機会があった。

 そして、彼らと付き合う中で。
 まだ執筆中で未完成の、あるいは構想中の自分の作品について、ウダウダ言う人が結構居た。

 もちろん、私も物書きとして。
 自分の作品のことを、人に話したいという気持ちは持っている。

 けれど彼らは、露骨に自慢するような口調で、さも偉そうに自分の作品について語ってくるのだ。

 それを嫌悪した自分は。
 相手に不快感を与えたくは無いと思い、未完成の作品のことを喋りたい気持ちを我慢しつつ、出来るだけ「不言実行」を試みる。

 従って、人前で未完成の作品について語るようなことは無く。
 逆に、聞き手となる機会のほうが多かった。

 これはこれで、辛いモノもあった。

 興味無い話を聞かされることもあれば。
 意見を訊かれる場合もあった。

 私は出来た人間では無いので、自分の嗜好を押しつけてしまう。

 自分の好む嗜好=他者も好む嗜好

 とは、必ずしも言えないわけで。


 ……んで、なにを言いたいんだっけかな(笑)。

 ん〜……。 <本気で考えてます

 ああ、そうそう!

 思い出した(笑)。


 それで、ですね。

 果たして、自分の作品について作者みずからが語りまくり、人間性を晒すというのは、どうだろうか?

 たとえば、物凄く感動したゲームがあったとする。
 幾度も泣かされた素晴らしい作品。

 ところがぎっちょん(……ぎっちょん?)。

 その物語を生み出したシナリオライターが、とんでもない極悪な性格の持ち主だったとしたらどうしよう?(笑)

 これはあくまでフィクションだけれども。

 そのシナリオライターは、元上司を無能と見限り。
「こんな所でやってられっか!」
 と、気のあった仲間とともに別会社を設立。

 その別会社でも、コンビを組んでいたシナリオライターと対立して、不協和音を生みだし。
 しかしそれでも、彼は才能ある人間で、名作を紡ぎ出した。

 コンビを組んできたシナリオライターとチームを分かち、自分で好きなように、単独で物語を作り上げる。
 そして、単独でも、彼はやはり素晴らしい物語を紡ぎ出す。

 インタビューの際、前会社の脱退劇や、コンビを組んでいたシナリオライターのことを皮肉を交えつつ、さりげなくこき下ろす。

 ……こんなシナリオライター、どうよ?(笑)

 もんっのすごい良い作品を描いていて。
 幾度となく、感動に涙した物語。

 それを紡ぎだしたシナリオライターが、人間的に嫌悪を抱く部類だった場合、あなたはどうする?(笑)

 これはまあ、極端な例……もといフィクションだけれど。


 作品を読んでもらう際に、作者がヒョコヒョコ出てきて、その人間性を出すことが果たして良いことかどうか。

 たとえば、上記した極悪で傍若無人でニヒリストで過信しているシナリオライターが前面に出てくることも勘弁だけれど。

 逆に、人格者が出てきたり、自分にとって好ましい異性が出てきたらどうか?
 作品が並であったとしても、その作者が前面に出て語ることで、受取手の評価が変わりはしないだろうか?

 以上の点から考えるに、物語の語り手とか、まあ、作り手ってのは。
 作品自体を正しく評価してもらうためには、表に出ないほうが良いのでは無かろうか。

 ……と、私が師と尊敬する方が、諭すように語ってくれました。

 自分的に凄い納得できることだったので。
 私はそれを守り、同人誌に小説を載せた時も、こうやってネットにホームページを作ったときも。

 年齢、性別、職業、住処などを隠して、純粋な評価を得ようとしていた。

 ……その後、ネットで知り合った人たちとオフで会ったり、本名や職業を公開したりして。
 交流を深めていったわけだけれど。

 いまでは、それを失敗したと後悔しています。
(いや、彼らとの付き合い自体は面白かったけれど)

 互いのことを知るにつけ。
 純粋な作品評価をすることも、されることも難しくなったような気がする。

 友人知人だからと、付き合いでしぶしぶ作品を読まれ、それほど感動を得ていないのに、感想メールをもらったり。

 なんかそれって、すごく寂しくないだろうか?
 世辞、阿諛追従、義理、付き合いを円満にするために。

 顔や性格を知っているからこそ書けるような類の感想メール。

 ……私が欲しかったのは、純粋な作品評価だったんじゃないだろうか。

 そして、私自身も。
 読み手の中に、よく知る人間が居るかと思うと、プライドが邪魔して、無茶が出来なくなってしまった。

 自分でも情けない位に肥大したプライド。
 貶されるのを嫌い、自分の未熟な面を晒すのを恐れて。


 ネット上で、私の氏素性、年齢性別職業を知る者が何人か居る。

 メールやICQ、IRCで会話していれば、自ずと性格もばれていくし(笑)。

 こんな状態で小説を掲載したとして、正統な評価が得られるだろうか。
 ……いや、私のことを知らない方からは得られるだろうけれど。

 そう思って、んじゃあ、一からやり直すか。
 そういう意味も込めて、HPを潰そうと思ったモノの、結局果たせず。
 今に至るわけで。


 んじゃ、もっと端的に、わかりやすく書こう。

 いま書いてるオリジナル、ちょっとエッチぃんで、知人に晒すのが恥ずかしいんじゃ!(笑)
 プラス、自分の性経験の乏しさを露呈させるようで、プライドがずたずたになる可能性大w

 こんなことなら、ハンドルも氏素性も隠して他人のふりして、ぽつねんと、純粋に作品自体を評価してもらうためのHPを作っときゃ良かったよ。

 二次創作なら、いくつもある投稿サイトに載せてもらうって手があるけど。
 オリジナルの投稿系サイトで流行ってるトコなんて知らない……。

 ……以上(笑)。


 話は変わって、『Kanon』。

 二週目プレイ終了。

 ちなみに、沢渡真琴シナリオに至っては三週目。
 真琴シナリオは何度やっても心動かされます。

 二週目プレイの面白さは、張られている伏線に気づき、その妙味に感動したり。
 また、すでに結末を知っていて物語を繰り返すことで、シナリオの評価が変わったり。

 たとえば、初回プレイではかなり泣いた月宮あゆシナリオ。
 二週目では、前ほど泣かされずに済んだり。

 逆に、初回プレイではそれほどでもなかった水瀬名雪シナリオで、ぐぐっと来るモノがあったり。


 真琴シナリオの三週目。
 伏線の妙味を再確認。

 沢渡真琴シナリオでボロボロ泣いたモノの。
 真琴というキャラクターがムチャクチャ萌え〜……ってわけじゃないんだよね。

 それでも、彼女の運命に涙が流れるわけで。

 儚さ、無垢、無邪気、愚かさ、切なさ。

 一度与えられた人の温もりを、忘れることができなくて。
 ただ、祐一(主人公)ともう一度会いたいと切に願い。

 そうして起こる奇跡。

 その純粋な想いが、切なさと共に愛情に変化する。
 彼女を失っていく過程に、涙が止まらなくなり。

 奇跡が終わりゆく”ものみの丘”で、私の感情は爆発する。


 今回の『Kanon』二週目で考えさせられたのが、サブキャラ的存在の水瀬秋子。
 主人公の叔母であり、ヒロインのひとり水瀬名雪の母。

 とくに、真琴シナリオでの秋子さんに心揺れる。
 後半、真琴に対して母として慈しみを与える所なんて最高。

「ね、真琴。今日はお母さんと一緒に遊びましょうね」

「真琴、真ん中、きなさい。お母さんは脇役でいいから」

 水瀬秋子は、実の娘である名雪に対して、「お母さん」という一人称を使うことは無かったはず。

 真琴の真実を知り、人らしさを日に日に失っていき、退化……あるいは幼児化していくような真琴に。
 秋子は、母として接するのだ。

 そういう点を改めて気づかされ。

 02/01。

 消えゆく真琴を連れ、祐一が家を出ていく際。

 真琴が、秋子さんに最後に呟いた言葉は、「おかあさん」に決まり!(笑)


 にしても。
 ”冬の花火”は良い曲じゃよ。

 とくに、真琴シナリオでの使われ方が秀逸で。
 ものみの丘で流れはじめたら、もう涙が止まらない。

 反射的に……つうと、”パブロフの犬”?(笑)


2000.06/18 [ 1…64.6kb ]
「だって…お話の中くらい、ハッピーエンドを見たいじゃないですか。
辛いのは、現実だけで充分です。
幸せな結末を夢見て…そして、物語が生まれたんだと、私は思っていますから」

(『Kanon』 美坂栞)

……栞と祐一の高校生活って、なんか面白そうだ
 一次創作の進行具合をパーセンテージにするのが面倒になったので(笑)。
 いま現在、書けている合計を、書き記すことにする。

 エクスプローラで、ファイルを全部反転させると、容量の合計が出るから、それを。

 ……でも。
 これって、1000kb越えると、mb表示になって。
 10kb単位は略されちゃうんだよね。

 となると、1000kbを越えると、詳細な進行具合がわからなくなる。

 一メガ以内に収まるとは思うけれど……。


 『AoK』話。

 ネットワークゲームのサークル、ギルド『CoF』
 最近、AoKをやり始める人が何人か出て、新鮮な気持ちを抱きつつ、対戦できているようで。

 毎日参加できない私からすれば、羨ましい限り。

 んで。
 最近は、お気に入りの文明だった”サラセン”はあまりやらずに、”フランク”を使用。

 ”足の速い象”の別名を持つ、フランク近衛騎士は、ホント鬼のような強さだ。
 アンチユニットの、長槍兵やラクダ騎兵に対して、1on1でもぶち破る強さ。

 チュートンの中心ラッシュには及ばないものの、このフランク近衛騎士もバランス崩しているような。

 昨夜の対戦で、「Rasty」さんのフランク近衛騎士20騎が、王様や町の人が立てこもる城を破壊したのには参った(笑)。
 近衛騎士は攻城兵器にもなるのねw

 慌てて槍を生産して追い払おうとするが、単発で出しても即座に切り刻まれて終わるし。

 で、自分も使ってみて、この強さを再確認。

 近衛騎士+長槍兵+砲撃手+爺と、攻城兵器で、グイグイ力押しできるような感じ。
 すんごい快感じゃの(笑)。

 フランクなら近衛騎士、ブリトンならロングボウ、トルコならイニチェリ、ゴートや日本なら歩兵とか。
 メインにしていくユニットが決まっていると、楽で良い半面、敵対する相手にアンチを大量に作成されて対処されたり。
 ここら辺面白いね。

 サラセンやビザンティンをやる場合、相手に対抗して軍隊を編成する必要があって、これが面白い。

 ……ただ、しばらくはフランクを好んで使うかも。

 だって、近衛騎士+長槍+砲撃手でもって、敵を翻弄しつつ、最小限の損害で勝つ戦術が面白いんだもの。

 敵が、こちらの騎士を殺すために長槍を出してきたら。
 こちらは騎士を引かせ、後方にいた砲撃手でもって、敵の槍をペチペチ潰す。

 敵がラクダや騎士を持ってきたら、長槍の出番。

 敵の歩兵や射手や砲撃手には、近衛騎士を押し出す。

 ……敵の軍隊に対応して、細かい操作をすればするほど、状況を有利に持っていけるので、操作が非常に面白いんだよね。


 昨夜の3on3、爽快だったので書こう(笑)。

 「私」+「Kouji」さん+「hime」さん vs 「Takesi」さん+「izha」さん+「Rasty」さん
 ……の、3on3。

 序盤、こちらのhimeさんがピンチに。

 一方で、私とKoujiさんが敵のTakesiさんをピンチに追い込む。
 それに対応して、izhaさんとRastyさんも動いたのか、himeさんはピンチから持ち直す。

 私とKoujiさんが、逆時計回りに敵陣を蹂躙していくと。
 自陣を、敵対するRastyさんのフランク近衛騎士およそ 20が駆け抜けていく。
 ……やばいぞ(笑)。

 案の定、諜報されて、王様の居る場所へと駆け込んできた。

 逃げる王様。
 Koujiさんの王様がフランク近衛騎士に補足され。
 何度か、逃げ場所を変えたモノの、とうとう近衛騎士にコロされてしまった。

 これで 2on3。

 私が操作するのは、サラセン。

 近衛剣士と砲撃手をメインに、爺、長槍、散兵、騎兵、マムルークを少々。
 ……いい加減な編成(笑)。

 軍事施設をガシガシ作って、軍隊を補強しつつ進撃。
 中盤の勢いがあったので、なんとか敵を押していく。

 一方で、何度も諜報を受け、王様を逃げさせる。
 ……こう言うときのためにも、中心は作りまくっておいたほうが良いね。
 何度、転々としたことか……(笑)。

 敵を諜報し、三人の敵の王様をヒトツに追い込む。
 ……いけるか!?

 とおもったら、仲間のhimeさんが降伏w;
 なじぇに!

 1on3。

 やけにならず、軍事施設を作って、敵王様が落ち延びることを想定しつつ、包囲網を築いていく。

 半壊した城から逃げていく、Rastyさんの王様を、後方に配置しておいたマムルークと近衛剣士が補足。
 斬り殺し、これで 1on2。

 つぎに諜報。
 左下部分に、敵の王様が居ることを発見。

 主力を向ける。
 ……と、その場所から、逃げる izha さんの王様を発見。

 散らして配置しておいたマムルーク三体が駆けつけ、王様をペチ殺す。

 よし、1on1 ++

 ここで、敵のTakesiさんが降伏。

 よっしゃ、勝利!


 諜報されたら、王様を逃がす……というのが当たり前になってきたので。
 王様狙いの逆転劇も難しくなってきたものの。

 成功すると、やっぱ気持ち良い〜。


 『Kanon』話。

 ……すんごい二次創作物を見てしまった。
 小説じゃなくて、ムービーなんだけどね。

 どう考えても、画像は無許可使用だし。
 アップしたファイルを、サーバー管理者から消されることもあるようだし、やばいサイトなんだろう(笑)。

 内容は、『Kanon』で使われる画像を使い、それを加工したりアニメーションさせたりして、ムービーとした二次創作。

 こういうものを文章で書いたことが無いので、うまく表現できないんだけど。
 『Kanon』という物語を、画像を印象的に使って、五分で表現しているような。

 見ていて、じんわりと感動したりすることも多い。

   街の全景↓
   ちびあゆと大木の背景がスクロール↓
   目を閉じた羽あゆと切り株の背景がスクロール↓
   スクロール中に羽あゆが目を開け、寂しそうな表情を見せる

 ……この辺りに、心が揺れて、期待度マックスって感じ。

 ばれたらやばいだろうから(っつうか、アクセス凄いから、絶対メーカーにばれてるだろうけどw;)、URLとか、作品名とかは書かないけど。
 とりあえず、”singei工房”ってトコ(あえてローマ字)。

 32メガZIPファイルで、五分ちょいのムービー。

 すんごいお薦め。
 私の知人で、ぜひ知りたいって人いたら、ICQで連絡して下さいな。


 最近、『Kanon』の批評や考察、感想などを、つとめて読むようにしている。
 星の数ほどある二次創作小説から、苦労して良作を求めるより。

 考察系のHPを読むほうが、気楽に、かつ濃密に楽しめて良い感じ。

 小説と違って、考察系の文章はそれほど長くないし。
 気に入れば、他のコンテンツを読んだり、気に入らなければ途中で投げ出してそのまんまって感じに出来るからね。

 まだ数カ所しか見ていないけど、いまのお気に入りは、『Kanonsense』ってトコ。

 わかりやすい文章に、面白い内容。


 私がどれだけ『Kanon』を好きなのか、わかってくれない人も多いので、試みに書いてみたりする。

 『Kanon』を作り上げたスタッフの新作、『Air』が、来月発売される。
 そして、ネットワークゲーマー期待の新作、『Diablo2』も来月発売だ。

 いまもしも。
 どちらかのゲームを手に入れることが出来るとしたら、どちらを選ぶだろうか?

 ……私は、なんの迷いも無く、『Air』を選び取るでしょう。
 以上(笑)。


2000.06/22 [ 1…72.3kb ]
「おまえなんてぇ……。きらいだっ、きらいだぁっ、だぁいっきらいだぁあっ!!」
(『天空のエスカフローネ』 ディランドゥ)

……私が惚れ込んでいる数少ないキャラであるディランドゥ様が、スクリーンに……!
 いきなりですが、アニメ話。

 タイトルに出してる、『天空のエスカフローネ』っていうのは、四年前位だったかに、テレビ東京系で放映されたアニメ。

 クオリティの高い絵、背景、音楽、キャラクターと、かなりの良質のアニメだったにも関わらず。
 意外に、人気の出なかった作品だと思います。

 質は良いのに人気が出ないって所が、なんか愛情をかき立てられ。
 私が気に入っている、数少ないアニメ作品のヒトツだったりする。

 ちなみに、克 亜樹?っていう有名漫画家が手がけた原作があるのだけれど。
 テレビアニメで放映された『天空のエスカフローネ』は、まったくの別物でした。

 ……で、その『天空のエスカフローネ』が、この夏、劇場で放映されるとか!
 まるっきりの新作として。

 そして、紹介されている内容を見てみたら、登場キャラはアニメ版とほぼ同じものの、設定が変えられていて。
 出会いから始まり、まるきり違う戦いが描かれていくようで。
 パラレル的な楽しみ方ができるみたいだ。

 予告編を見てみたら、私の大好きなディランドゥ様が、相変わらずの狂いっぷりを見せてくれて、「これはもう、見るしか!」なのです(笑)


『あなたの気に入っているキャラクター(アニメ、漫画、小説、ゲームなど)を、三人書きなさい』

 ……と、言われたら、私はこう答えるだろう。

   小林 輪 (漫画+アニメ『ぼくの地球を守って』)
   ディランドゥ (アニメ『天空のエスカフローネ』)
   保科 智子 (ゲーム『To Heart』)

   ……次点、リチャード・ウォン (ゲーム『サイキックフォース』)、本田 透 (漫画『フルーツバスケット』)

 だったりするわけで。

 ディランドゥ。

 銀髪の美少年。
 ナルシスト。
 最初は、ただの二枚目の悪役って感じだったのだけれど。

 主人公の剣で、顔に傷をつけられ。
 それが元で、主人公を怨み、だんだんとキチガ●じみた狂気を帯びていく。

 その狂いっぷりが物凄くて。
 声優さん(高山みなみ)の上手さも相まって、震えが来るほど格好良かったのだよ(笑)。

※同じ声優さんが演じる、ゲーム『サイキックフォース2012』のエミリオの狂いっぷりも最高だね!w


 んでもって。

 劇場版も出るとなると、テレビアニメ版がDVDで出るんじゃないかな?
 とか思って、調べてみたら。

 ……すでに出ていた。

 5月25日……およそ一月前。
 しかも、なんと初回生産onlyとか……(ぐふぅっ)。

 初回生産onlyっつうことは、売り切れたらおしまいなわけで。
 ギャーッスと泣きたい気持ちに駆られつつ、その日に秋葉原に直行。

 何店も探すものの、すでにどこにも無かった(号泣)。

 ぬううおおぉお。
 なんでこの素晴らしい作品が、初回生産onlyなんじゃああああああ!(涙)

 一応、ビデオには全話録ってあるけど、画質悪いのじゃよぅ。
 ……もしも、どこかで売っているのを見掛けたら、ご連絡ください(切望)。


 私はアニメ好きだけれど、アニメオタクと胸を張れる?ほど見ていなかったりする。

 たとえば、今クール、見ているアニメは無かったり(今クールは、アニメどころかドラマも見てないや……)。
 前クールでは、『無限のリヴァイアス』っていう素晴らしい作品があったので、毎回ドキドキしながら見ていたさ!

 私が気に入っているアニメ作品を、列挙してみる。

   宮崎駿やジブリのアニメ。
   ファーストガンダム、Zガンダム、逆襲のシャア。
   ぼくの地球を守って。
   エヴァンゲリオン。
   天空のエスカフローネ。
   無限のリヴァイアス。

 ……こんな程度。
 なんつうか、ぬるいアニメファン確定www

 しかし、気に入っている作品が少ないだけに、DVDとして長年保存できる機会を失ったのが非常に悔しい> 『エスカフローネ』
 とりあえず、近場の池袋を探してみるか……(涙)。


 宮崎駿で思い出した。

 唐突に、宮崎駿が、『Kanon』の真琴シナリオをアニメ化させたらどうなるだろう?
 ……とか想像し、ひとり悦にいる(笑)。

 『となりのトトロ』のような、日本の風情を感じさせる景色。
 『魔女の宅急便』の序盤で感じられる、風のにおい。

 雪の降る街で。
 憎しみからはじまる、真琴の登場と。
 真琴と祐一のふれあい。
 そして、風香る”ものみの丘”での結婚と別れのシーン……。

 うわあ、なんかすごい綺麗な作品だあ……とか想像し、ふるふる震えが来たさ(笑)。

 ……でもまあ、宮崎駿が『Kanon』をアニメ化するだなんて、夢のまた夢だろうけど(^^;
 こういう無謀な、子供じみた夢想に浸るのも、悪くはないんじゃないかな。

 なんにせよ、真琴シナリオはエッチ絶対不要なので、エッチ無しでアニメ化されないかな、とか思ってみたり。


2000.06/25 [ 1…75.3kb ]
「大人になってしまった、あなたに……」
(『ぼくのなつやすみ』)

……ノスタルジーに浸れるグッドゲームらしい
 現在プレイ中、あるいは購入済みのソフト。

『夏祭り』 (DISKDREAM PC 18禁ADV)
『FAINAL FANTASY TACTICS』 (スクウェア PS SLG)
『Refrain Blue』 (エルフ PC 18禁Novel)
『DiaboLiQuE』 (アリスソフト PC 18禁Novel)
『ぼくのなつやすみ』 (ソニー PS ADV)

 今後購入予定のソフト。

『Diablo2』 (ブリザード PC RPG)
『Air』 (Key PC 18禁)
『幻想水滸伝』 (コナミ PS RPG)
『幻想水滸伝 2』 (コナミ PS RPG)
『久遠の絆』 (FOG DC Novel)
『Prismaticallization』 (アークシステムワークス DC ADV)
『METAL MAX』 (アスキー DC RPG)


 『夏祭り』は、シナリオ的に結構良いのに、システムで損しているような。
 胸にグッと来る台詞が随所にあって、好きなんだけどなあ……。
 コンプリート後に、ちょっと書き込もう。


 『FFT』は、現在第四章。
 キャラ育てにはまって+戦闘バランスの悪さ……から、キャラのレベルをあげまくって、MAXの99に。
 しかし、まだまだ、スキルを覚え切れていないので、スキルポイント稼ぎ(ジョブポイント)もやっておきたい。
 けど……LV.99のマイキャラが、LV.40程度の敵キャラの特殊技で、”100%デス”(一撃死)を喰らうのにはむかついた。

 シナリオ、音楽、グラフィック、SLGとしてのシステム……など、結構優れていると思うんだけど。
 理不尽とも取れる、局所での戦闘バランスがホントに腹立つ。

 力押しが難しく、敵の特殊攻撃を潰すアイテムをもって戦わないと駄目駄目。
 力押しもできるけど、敵の特殊攻撃を潰せば簡単になる……とか、そんなバランスが望ましいのではないだろうか。>SLG


 『Refrain Blue』は、いまのところ、ちなつと奈緒のシナリオをコンプリート。
 原画は大嫌いな門井亜矢なんだけど、塗り師が超絶に上手いので、なんとか我慢できる絵。

 しっかし、ほんと、エルフのグラフィッカーって、ムチャクチャレベル高いよなあ。
 特に背景に顕著で、一場面にしか使われないのが惜しいと思うくらいに美麗で。
 こんなに綺麗な背景グラフィックを見てしまうと、他社製品のヘチョイ背景が泣きたくなってくるくらいだ。

 ゲームの内容は……きめ細やかで丁寧、悪く言えば冗長で退屈(^^;
 うーん……とってもクオリティが高いはずなのに……どういうわけか、心に残る台詞が無い。
 期待していた、蛭田昌人氏じゃないみたいだし。

 コンプリートしたら、キチンと文章を載せてみたい。


 『DiaboLiQuE』は、結構前の作品で。
 評判良くて、いつかやろうやろうと思いつつも、のばしのばしにしていた作品。
 中古で激安だったので、買ってしまった(^^;

 18禁だけれど、エロ目的では買わないほうがいい……とか、制作元のアリスソフトが言うくらいなんだから、そのシナリオには期待できそう。


 『ぼくの夏休み』は、都会育ちの少年が、親戚の”田舎”に預けられて、そこで夏休みを過ごすというお話。
 虫を捕まえたり、魚を釣ったり、畑で野菜をとったり、またそこでの友達を作って……とか。
 ノスタルジーに浸れるゲームらしい。

 クーラーのガンガン効いた部屋で、幼少期の夏の日々に思いを馳せるのって、贅沢で良いかもしれない(笑)。


 先日、書いた『Kanon』二次創作ムービー(singei工房)が、かなりの出来だったことを思い知らされる。

 アレが気に入って、”MAD MOVIE”を探してみたら、結構見つかった。
 それをいくつかDLして見てみたのだけれど、先のsingei工房の作品に比べると、どうも鼻に付く所が多くて。
 改めて、singei工房の作品が、センスの面で優れていたことを思い知らされた。

 MAD MOVIEっていうと……やっぱ、起源(笑)はマッドテープなのだろうか。

 アレとはじめて出会ったのは、高校生の時だった。
 当時流行っていたアニメやドラマ、特撮を、数コマずつ切り張りして、無理矢理つなぎ合わせたような感じのもの。
 とにかくムチャクチャで、その狂いっぷりにゲラゲラ笑わされた記憶がある。


 著作権とかやばいので、色々ファイルで分割されてたり、偽装されてたりするのが普通なので。
 それにともなって、様々なファイルやソフトをDLするようになった。

 ……なので、ちょっとウィルスが心配だ(^^;
 私と、ICQ・IRC・メールなどでファイルをやり取りする人は、キチンとウィルスチェックよろ!w;


2000.06/27 [ 1…78.2kb ]
「…ラムザ おまえは何を手に入れた?」
(『FINAL FANTASY TACTICS』 ディリータ・ハイラル)

……The End………じゃねっつーの(怒)
 1997年に発売した、『FINAL FANTASY TACTICS』(以下『FFT』)。
 発売日に購入し、やり始めたものの、第三章後半で、バランスの悪さに平行し、挫折。
 そのまま放置していたのですが……。

 今月の上旬に、ふと思い立って、最初からプレイし直す。
 前回と違って、インターネットの攻略系サイトを見て、それを頼りにキャラ育成。

 キャラ育成の面白さと、戦闘のバランスの悪さも相まって、MAXの99レベルにまで育て上げる。

 ……そいでもって、ようやく、エンディングに辿り着けました。
 ラスボスは、楽々撃破。
 一回攻撃を喰らったくらいで、後は一方的にボコボコにしますた。

 それでいて、数ステージ前の雑魚的相手に、何度か全滅していたり。
 バランス悪いね、ホント……。

 そいでもって、エンディング。
 う〜ん……普通のゲームって感じだったなあ……。

 いままで、大量の時間を使ってきたことを思い出しつつ、スタッフロールを見ながら思いに耽る。

 ……と。

 スタッフロールが終わった後、最後の最後で、オヴェリア姫と、王になった梟雄ディリータのふたりが登場。

 背を向けるオヴェリア姫に、ディリータは花束を持って話し掛ける。
「やっぱりここにいたんだな。みんな探していたぞ」

 オヴェリア姫に歩み寄りつつ、ディリータは持ってきた花束を差し出す。

「ほら、今日はおまえの誕生日だろ? この花束を…」

 振り返ったオヴェリア姫が握る短刀が鈍い光を上げる。
 油断していたディリータ王の胸に、オヴェリアの短刀が刺さった――。

 パサリと、地面に落ちる花束。

「…そうやって、みんなを利用して!
 …ラムザのように、いつか私も見殺しにするのね……!」

 ディリータは、無言で短刀を引き抜き、それをオヴェリアの胸に刺し返す。
 ぐったりと、花束の上に崩れ落ちるオヴェリア姫。

 物言わぬ姫を見下ろし、ディリータは数歩よろめく。
 そして、空を見上げ、

「…ラムザ おまえは何を手に入れた?
 オレは……」

 画面は上へとスクロールして、ふたりの姿が画面の外に消える……。

 ……The End。


 ……待てコラw;

 バッドエンドなら仕方ない……と思って攻略系サイトを調べてみると、エンディングはヒトツしか無いらしい。
 ってことは、このエンドしかないっちゅうことであり。

 もしも、エンディング前のシナリオで、この場面が出るなら、まあ、悲劇として我慢できるものの。
 なんで、最後の最後にこんなシーンを見せられて終わらにゃならんねん?(怒)

 確かに、ディリータは多くの人間を利用し、彼らの死を糧に、英雄として王にまで登り詰めた。
 親友であるラムザ(主人公)を利用していたのも確かだろう。

 しかし、妹を平民であるという理由で見捨てられ、さらに貴族(かつての仲間)に殺されたことで奮起し。
 数々の策謀の末、血塗られた道を経て王にまで登り詰めた。

 そんな彼が、果たしてどうしようもない悪政をしくだろうか?

 王となったディリータの伴侶となる(予定?)のオヴェリア姫は、彼の策謀を幾度か目にして。
 親友や自分さえも利用するディリータに、短刀を突き刺した。

 しかし、今更そんなことをして、なんになるのだろうか?
 王となったディリータが、特別悪政を行ったという記述は無かったし。
 オヴェリア姫の台詞に「利用して……」とあったことから、結局は他人や自分を利用し、自分も見捨てるのでは、という理由だけで行動を起こしたのだろう。

 結局は、視野の狭い、まるで発作的とも取れるオヴェリア姫の行為。
 そんな突然のことで、いままで積み重ねてきた物を無に帰せられるディリータ。
 そして、数十時間も掛けてクリアしたプレイヤーに、最後の最後でそれを見せつける開発チーム。

 なんじゃそりゃって感じで、The Endの表記を見た後、長い間脱力。

 いままで数十時間も掛けて行ってきたことを、全て無駄だったとでも思わせないのだろうか?
 少なくとも、私はそうとった。

 ゲーム中のサウンドノヴェルも、所詮はオマケだし。
 もう、二度とやるものかと、封印を決意しました。


2000.06/30 [ 1…81.5kb ]
「女の子はね、男の子よりも早く大人になるんだよ……」
(『夏祭り』 橘みやの)

……こういう気の利いた台詞が散りばめられているだけでも、価値があると思う
 『夏祭り』DISKDREAM)、ALLコンプリート。CG達成率 100%。

 シナリオ、キャラクター、グラフィック(メイン)、音楽、そして雰囲気とも、水準以上の出来だと思います。
 このゲームを作り上げたチームの前作『エンドレスセレナーデ』も、結構良い作品。

 だけれども……。

 前作と違って、アドベンチャータイプになったせいか、今ひとつシナリオに集中できず、何度となく挫折してしまった。
 また、攻略系サイトを参考にしないと、全クリアするのに物凄い労力が必要で、そこら辺も減点要素。

 前作と同じサウンドノベルタイプにして、じっくりと文章読みに集中できるシステムだったら、もっと楽しめたと思う。

 また、登場するメインヒロイン……いや、シナリオのある全ヒロインが、すでに主人公と知り合いであることから。
 再会→交流→互いの想いを告げる・障害・結ばれる
 ……とか、そんな感じで、サクッと物語は進行し、一時間ちょっとくらいで終わってしまうのも物足りない。

 それでも、思い出話などを交えつつ、グッと心を惹かれるような台詞やエピソードが散りばめられていて、退屈させない。

 幼なじみの「橘みやの」の台詞「女の子はね、男の子よりも早く大人になるんだよ……」とか。
 同じく幼なじみの「一乃原真由」を後ろから抱きしめ、雪の降る中で告白するシーン。
 「四方薫子」先輩との、閉鎖的な恋愛。

 素敵なシーンがあって、シナリオライターの非凡さを感じられた。
 シナリオライターは、「JUN」って人らしい。

 ……んでも、設定的に無理があることもあって、ちょっと鼻についたことも(^^;

 グラフィックは、メイン級は美麗。
 ところが、サブキャラはあきらかにキャラデザが違って、ヘチョイのでゲンナリw;

 音楽は、前作の『エンドレスセレナーデ』と似ている物が多くて、残念。
 惹かれる曲もいくつかあったけれど。

 あと、祭りのざわめきや、虫の声とかがCD-DAなのは新鮮だった。
 手抜きなのかもしれないけど(笑)、でも、雰囲気は良く出ていて良い感じ。

 身勝手評価は、五点満点中、三点ってトコ。
 悪くは無いし、好きなところは結構あるけれど、人にはあまり薦められないなっていう感じ。

 このチームの次作なら、発売日に買っても良いと思う。

 ……んだけど、『夏祭り』が出てから結構経っているし。
 キャラデザの人が違うメーカ(新規参入?)で別作品を手がけている様子から、もしかして分裂かなにかしたのかな?(^^;


 エルフの『リフレインブルー』プレイ中。
 一時間ほどプレイしていたら、退屈になって、セーブして中断してしまう。

 んで、おもむろに『Kanon』をリプレイ。
 佐渡真琴の四週目。

 最初から楽しみはじめ、真琴意外の文章を飛ばすようにつとめ、およそ三時間ほどでエンディング。
 四週目だというのに、まったく退屈せず、ノンストップでプレイしてしまった。

 ……この差はなんだ?(笑)

 うーん……真琴と秋子さんのサイドストーリーを描きたいな……と思って。
 HP『かのんSS−Links』で、秋子さんの項を見てみる。
 ……しっかし、秋子さんのSSって、なんでこうもギャグ物が多いんだろうか(笑)。
 タイトルを見て、いかにもな物を避けつつ、真琴関連のSSをいくつか拾い上げ、流し読みしてみる。

 その中に、自分の描きたいこととほとんど同じことを書いているSSを発見し、断念。
 う〜……見なきゃ良かった(^^;